Do-sei ~ Yui ~ Ui ~
「あっ、見えて来たよ!どせい君!」
「そうですね」
ついに目的地の姿が見えた。
ずっと歩いて来て、さらには大変なことも起きた。
疲れはというと、かなりたまっていた。
どせいも唯もあまり運動は得意って訳ではない為に、休みたい気持ちもあった。
だから塔という目的地を決めて、そこで休む予定だ。
唯は行くぞっ!と思うだけだが、どせいは推定の上だ。
建物とはいえ、塔に近づく者はそういないだろう。
中央付近のホテルとかコンビニ………上に位置する城………。
ジョーシンは集まるかどうかだが、前者3つ……ここは集まりやすいと言えるかもしれない。
それに塔はあまり広くない為に集まる場所とされないはず……。
いるとしても一人ということが考えられる。
………その一人に警戒して、唯を守ればいいだけか。
うん、簡単……凄く簡単だと思う……思いたい。
何があっても唯は守る……そう決めた私に怖い物は、あまりない!
相手が力任せでなければいいんですがね……。
やはり、自分が死ぬのも嫌ですからね。
「早く行こうよ~どせい君~」
唯は私の手を掴んで引っ張るようにして足を急がす。
はは……幸せですね……。
こう、唯に手を掴まれてるって思うと……現実なのかって思う。
夢ではないのかと……いや、夢ならそのほうがいいか…。
……そう、ここは殺し合いをしてる場所……危ないんだ。
……こう仄々した時間も今だけかもしれない。
「ええ、急ぎましょうね!」
唯の足のペースに合わせて、唯と一緒に塔に急いだ。
理由はない。
ただ、唯に従う為に急ぐだけだから。
自分は理由なんて知らないままでいい。
そうやって、急ぎ出した途端に、声が聞こえてきた。
第二回放送………それが始まったのだ。
色々あったなぁと思いながら、放送を聞いた。
禁止エリア情報をメモし終えると、死亡者発表となる。
既に一回放送で流れは把握している。
軽音部の皆が呼ばれないようにと、唯もどせいも願いながら死者発表は開始した。
「―――松田桃太―――」
(ああ……第一回放送後に襲ってきた人ですかね。
いつの間に死んだのでしょうか?)
「―――ルパン三世―――」
(知ってますけど、会ってませんね……。
まぁ、結構の実力を持った人だからここで死んで逆にうれしいか?)
「―――ワリオ―――」
(力自慢の金とニンニクが好きなゲームキャラクター……。
願いごとをかなえるに扇動されて殺し合いに乗っていたと思う。
………よかった)
「―――夜神月―――」
(ま た デ ス ノ か !
頭脳最強なのに……どうしたんでしょうか……?
まあ、キラと名乗って悪人を殺してましたが……
ここでは良くないことしてたかもしれませんね)
「―――ロイ―――」
(剣士か………よくわからん)
「―――メタナイト―――」
(メタ……スマブラでは一番の強キャラですが……
果たしてこの殺し合いでどう動いていたか……)
「―――木吉カズヤ―――」
(知らない……いや、忘れた)
「―――デデデ大王―――」
(私を救って命を無くした………私のせいで……)
デデデの名前を聞き、思い出す。
山で起きたあのことを………。
本当は自分は死んでいたのに……助けられてしまった。
………こんなのでいいの………?
「―――カービィ―――」
カービィの名前……唯も思い出したかのように、少し下に顔をむける。
……が、直ぐに前を向いた。
やっぱり心が強いなぁ……。
……カービィも私のせいで死んだんだよな……。
「―――蒼紫のカズヤ―――」
(カズヤさんか………いや、知ってるんだけど………
そこまで悲しみって訪れないもんなんですね……
るぱんさんの死よりは悲しいですけどね)
「―――囲炉裏―――」
(囲炉裏組の人か……いや、組長ってところか………。
一体何があって死んだか……)
「―――ビリー・ヘリントン―――」
(兄貴ですね。)
「―――前原圭一―――」
(ひぐらしの人物……ああ、そういえばアニメの人はけいおん!以外にもいたんだっけ
名簿をもう一度見ようかな)
「―――マルス―――」
(あまり気にするようなことはない)
「―――TDNコスギ―――」
(Fuck you)
「―――諸葛亮―――」
(孔明……いや、こんなはやく死ぬ人なのか……?
まてよ……これは孔明の罠では?)
「―――リンク―――」
(ハイラルの勇者か……死ぬのはやいですね)
「以上の17名だ!」
「多い………多いんですが……?」
何でこんなに死者が増えてるか……。
これは人に会いたくないですね!
殺し合いに乗ってる人物が増えたか……。
とりあえず、死者は確認できたっと。
どせいは名簿を用意し、死者の名前に線を引くことを終える。
これで残り40人……まだ危ないですね……。
気をつけないと……こっちの方に人がいませんように………。
「皆は呼ばれなかったぁ……ちょっと安心」
唯はそう言う。
確かに……今回の死者に軽音部員はいない。
これは喜ぶべきか……?
死者の数から喜べないんですけどね……。
「唯、気をつけましょうね。死者の数は凄く多いですし、警戒を解かないようにね」
「りょ~かい!」
やっぱり唯の動作は可愛い………。
よし!全国の唯の婿の為に頑張ろう!!
何があっても死なせない……!
「ついに着きましたね…」
やっと、塔の入口まで来ることが出来た。
本当に疲れた……。
はやく中にはいって休もう!
「入ろっ!」
「はい」
私達が中に入ると、そこで見たのは………。
また自分がよく知るキャラクターがいた。
相手の身体には血がついておる……。
つまり、危険人物と言える訳であって……。
唯を殺す可能性もあるんだけど……とてもそう思えなかった。
だってその人物は……。
「お姉ちゃん!!」
「あっ!う~い~」
唯の妹の憂。
感動の再会なんだけど………。
私は警戒を解くことができなかった。
不思議と……嫌な予感がする……。
姉妹の関係を裂くような気が……。
「大丈夫だった!?憂」
「うん!咲夜さんがいたからなんとか」
「咲夜さん……だってー……!?」
どせいは驚いた。
咲夜……会ったことはないものの、知っている人物。
実は心の中で推理していた。
そこから、まず殺し合いに乗ってると思う人物を挙げると……。
――
十六夜咲夜――彼女の名が出てくる。
そんな危険人物かもしれない人といたのか……。
……いや、考えすぎなんでしょうね。
「どせい君!その~……どうしたの~?」
唯は私を心配して声をかけてくれる。
咲夜さん……か……。
どうなんでしょうね。
「あ、ああ………その咲夜さんさ、どんな行動をしてましたか?
教えてくれれば、こちらの情報も伝えますよ」
「あ、はい!えっとですね……」
情報交換が始まる。
この場においての情報を得るのは実に有利に導くことだから。
嘘もなく、お互い真の情報を与えた。
憂からは、咲夜のことや、塔のことを伝え、
どせいからは、松田のこと、山での悲劇を伝えた。
「松田さん……そんな状態に……」
松田桃太……憂が一番初めに会った人物だ。
彼は咲夜によって狂気にされてしまい……そして殺害された。
かなりの不幸人物だ。
そしてカービィ達が自分が原因で死亡したことに……憂も悲しみを持つ。
姉と仲良くしてた参加者が死亡したのは妹からでも悲しいものだった。
「……え、えっと……とりあえず、この死体はどうしましょうか…?」
どせいは塔を見て死体が2つあるままなのは嫌と思っていた。
居心地が悪い。
人が死んでる傍で休憩はし難い。
「あ……そうですね。片付けておいた方がいいですよね……」
「そうそう憂さん」
「えっ」
憂は驚いた。
自分の名前はまだ言ってないのに知っていることに……。
彼―――確かどせいさんですね。
うーん……多分、私のこともお姉ちゃんが紹介したのかな~。
きっとそうだよね。
「何故、服に血が……?」
「あ……これは……」
服に血がついていることを思い出す。
そう、自分の服には血がついていた。
何故か?それをどせいさんに言っていなかった。
嘘を吐かずに話すしかないんだけど……。
私が人を殺してるって言ったら………。
「憂が人を殺す……そんなこと、私は考えてないですから……。
でも一応聞きたいですね。これは自ら人を殺して浴びた物か…?
他人が殺して浴びた血か……?それとも襲われてこうなりましたか?
………まぁ、憂は殺し合いなんかに乗ってないって信じますよ。
もし乗ってたら……私は既に殺されてますものね……。」
無駄にドSが入り込み、憂を追い詰める。
言うのは簡単なのに……勇気がなかった。
……言えば、お姉ちゃんが私から離れる気がして……。
それは嫌だから……私はそんなの嫌だから……。
こんなの……お姉ちゃんと二人で生き残ってしまえばいい気もした。
いや、二人だけじゃない。咲夜さんとかのような善人も……。
どせいさん………彼は善人ではない。
彼のせいでお姉ちゃんの大事な人は死んだんだっけ……?
それが本当なら……私はどせいさんに罪を与えないとならないけど……。
私も人を殺した。だから……。
「………私が殺しました。咲夜さんの命令でもなんでもありません。
逃げるところを私が仕留めただけなんですよ……」
真実を伝える。
お姉ちゃんは驚いていた。
どせいさんも少しがっくしとしていた。
何故かなんて知らないけど………。
「そうですか……んじゃ、つまり憂も殺し合いに乗ってると思って良いのですかね?
私はそう思いたくないですよ?けど、妹が姉を襲う展開は見たくないですからね。
きめたんですよ。唯を命懸けても守るって……。
憂……憂だって守りたかったけどね……。殺し合いに乗ってる人を守ることはできません。
もしかすれば……隙を狙って私を殺しにかかることも有り得る。
唯も襲う可能性もありますよね?まさか……そんなことないと思いたいんですが…」
どせいさんは私達の何なんでしょう……?
お姉ちゃんを守るって決めてるからって信用は出来ない人だ。
私がお姉ちゃんを襲う?何を言ってるんでしょうか……?
関係を知らないような人に言われたくない。
「そういう貴方も人を既に二人殺していて………。
私が一人殺して、貴方は二人……。
数じゃあ、貴方の方が多い……。貴方が殺し合いに乗ってるんじゃないですか?
それに、私がお姉ちゃんを襲う訳ないですよ。
………貴方は知りませんけど。」
「う、憂ぃ!どせい君!?喧嘩はダメだよっ!」
唯が止めにかかる。
これにはどうしようもない。
憂が私を殺しに来るのはもう推定できますから……。
私から憂を殺すことは出来ない。
殺しても唯が悲しまない人なら………すぐに殺れるんですがねぇ……。
「唯が言うなら、これは一旦やめることにしましょう。
私も少し疲れたので休みますよ。
勝手に唯を連れて行く真似はしないでくださいね」
どせいはそう言い残して外に出て行った。
塔の中には姉妹二人が揃って残っている。
「お姉ちゃんごめんね……」
「いいよいいよ~。あっ、あれでもどせい君は良い人だから……憂も仲良くしようね!」
「うん!」
お姉ちゃんと二人でずっと何をしてきたかわからないけど……。
あの人……どせいさん……。
彼は何を考えているかわからないけど………。
………お姉ちゃんを騙している気がする。
………あの人は危険なんだ……それをお姉ちゃんは気付いていないから……。
私があの人を止めないとならないですね……。
お姉ちゃんが寝たら……勝負です。
「お姉ちゃんも疲れたよね?寝ていいよ。私が外を見てるから」
「んじゃ~お言葉に甘えて~」
唯は地面に倒れ込み、目を閉じる。
早く……寝て欲しい……。
急いで彼を倒さないと……。
(あぁ~……憂との関係は最悪ですね~……
これは襲って来るのも考えられる。
疲れてるけど……寝ないようにしよう。
最悪……憂を殺すことになるのでしょうか……?)
どせいは悩んでいた。
憂との関係……無駄に押すようにして接した。
………だけど、それも仕方ない。
彼女だって……人を殺した存在。
このゲーム……生き残るのは一人だけ。
私ははやく抜け出して放送をしたいだけなんだ。
無駄に人を殺すことはしないけど……。
生き残るのは一人……か……。
だから、いずれ唯だって……斬らないといけない。
それが私に出来るのでしょうか……。
………これは憂との勝負に勝ってから考えよう。
とりあえず、私の敵は近くにいる。
それを倒さず、他の敵に当たりに行くのは死にに行くと同じ。
憂を倒してから……また、敵を倒せばいい。
そして最後に……唯を勝たせるか斬るか……きめたらいいんですよ。
塔にて、二人の決闘は間近。
そこへ第三者は現れるかわからないものの……。
そして、その中心人物の唯……彼女が目を覚ました時にどちらを味方するか?
B-3 どせい☆人@ニコ生放送主
状態:健康 深い悲しみ 心構え 疲労(中)
装備:普通の服とジーパン
道具:支給品一式 マイク@現実 赤風船@スーパードンキーコング コイン@スーパーマリオシリーズ
ガチャピンの着ぐるみ@現実
1、リスナーさん達が放送を待ってるから生き残って放送をする
2、何をしようが唯を守り尽くす
3、唯の友人を探す。それの邪魔もしない!
4、罪滅ぼしをしたら自殺……でも生き残りたい。
5、憂を倒してから、他の敵も倒そう。
※憂と情報交換をしました。
※唯を最終的にどうするかを悩んでいます。
B-3
平沢唯@けいおん!
状態:健康 疲労(小)
装備:なし
道具:支給品一式(地図と名簿だけ)
0、ちょっと疲れたなぁ……寝よう!
1、軽音部の皆を探し出す
2、可愛い人と甘いお菓子を探すよ~
3、どせい君がちょっと心配?
4、憂と会えてうれしい!
B-3
平沢憂@けいおん!
状態:健康 服に血
装備:エプロン 咲夜のナイフ1本
道具:支給品一式×3 スーパースコープ@スマブラ バルブハンドル@バイオハザード他
ポテトチップス@現実 シャーペン@現実 バイオリン@情熱大陸 Wiiハンドル@Wii みかん?@サザエさん
1、咲夜さんは本当はいい人だと思います。
2、知人が現れるまで咲夜さんと行動したかったけど……生きてくださいね……。
3、お姉ちゃんと会えて良かった。
4、どせいさんを倒す!
※月のデイバッグを回収しました
※どせい☆人と情報交換しました。
※どせい☆人を危険人物と思っています。
※デスノートはビリビリにやぶれて使えなくなりました
※ロンギヌスの槍はどこかへいってしまいました
※塔の中にロイとワリオの遺体があります
※塔からちょっと離れたところに月の遺体があります
最終更新:2011年03月20日 20:51