ほたるび祭り、祭り中の会話です。
(お誘い成功のみ、失敗会話は検証中。検証してくれた方がいれば書き足しお願いします)
通常の会話は、各人の祭りの中にあります。
プリシラ
主人公「
プリシラ、向こう岸にホタルがいっぱいいるよ。見に行かない?」
「わあっ、ホントだ!いっしょに行こ、アレスくん(アリスちゃん)!」
「わああ……!ホタルがこんなにいっぱい!」
主人公「きれいだね。」
主人公「あ、プリシラ、ちょっとじっとしてて。」
「うん。」
主人公「……やっぱり。ホタルが集まってきてるよ。」
「ええっ!?」
主人公「ほらほら、動かないで。ホタルが逃げちゃうよ。」
「う、うん……。」
主人公「きれいだな……。」
「……!」
「あ、アレスくん(アリスちゃん)。」
「アレスくん(アリスちゃん)の近くにも集まってきたよ。」
主人公「本当?」
「うん。アレスくん(アリスちゃん)の周りにもホタルが舞って、夢のお城みたい……。」
(この景色を、ずっとずっと覚えていられますように……)
ルーシー
主人公「
ルーシー、向こう岸にホタルがいっぱいいるよ。」
「おー!ホントだー!」
「よ~し、捕まえるぞー!ホラ、アレス(アリス)も手伝って!」
「ホタル、これだけいるんだから一匹くらい捕まえるよね!えいっ!」
「はっ!」
「ダメだ~。意外とすばしっこい……。」
主人公「じっとしてたら、勝手に集まってくるんじゃない?」
「なるほど。じっとね!」
「……。」
主人公(じー)
「……。」
「わーっ!もうムリ!」
主人公「あっ!」
「あああ……せっかく集まってたのに、逃げちゃった~!」
主人公「でも、一匹だけいるよ。」
「え!?どこどこ!?」
主人公「ルーシーの頭に。」
主人公「光る髪飾りみたいだ。とっても似合ってるよ。」
「え……。」
「わああああ、なんでそういうこというかなぁー!?」
主人公「ルーシー!?最後の一匹が飛んでいっちゃったよ!?」
「キミのせいでしょうがー!」
フーカ
「アレス(アリス)!ガウガウ!(アレス(アリス)!みてみて!!!)」
「ガウガ、ガガウガウ!キラキラ!ピカピカ!(ホタル、つかまえた!キラキラ!ピカピカ!)」
主人公「フーカはホタル好きそうだなあ。」
主人公「フーカ、ホタルがもっとたくさんいるところに連れていこうか?」
「ガウガウガガ?ガウ!(もっとたくさん?いく!)」
「ガウガ!ガオガ!!(ホタル!キレイ!!)」
「ガウガガウ!ガウ、ガガウガウ!(こっちにも!あっ、あっちにも!)」
「キラキラガウガー!ガオーン!(キラキラいっぱい!ガオーン!)」
主人公(大興奮だ!)
主人公「フーカ、あんまり動くとホタルが逃げちゃうよ。」
主人公「少しじっとしてよう。そうしたらきっと、集まってくるよ。」
「ガウガウ!フーカ、ガウガウガガウ!(まかせろ!フーカ、かくれるのとくい!)」
「……。」
主人公(カサリとも音を立てない……、ホントに隠れるのがうまいなあ)
主人公(あ、ホタルがフーカの鼻に!)
「はっくしょん!」
「ガウガー!
キラキラ、ガウガウガウガウガガ!(あああー!キラキラ、せっかくあつまったのに!)」
主人公「も、もう一回やってみよう!今度はもっと集まってくるかも!」「ガウウ……(わかった……)」
「フーカ、ガウガ、ガウガガウガウガウ!(フーカ、こんどは、もっとカンペキにかくれる!)」
主人公(僕(私)がフーカを見失っちゃったらどうしよう……)
スカーレット
主人公「
スカーレットさん、ホタルはどうですか?」
「ええ。今年もたくさん来てくれたようで、何よりです。」
主人公「向こう岸にもっとたくさんいましたよ。一緒に行きませんか?」
「えっ……。」
「そ、そうですね!なぜそんなに集まっているのか調査しなければ!」
主人公「きれいな景色ですね。」
「はい。不審な気配もないようです。」
「しかし、こうも薄暗いと、何か見落としているのではと不安になります。」
「私のミスで、もし町のみんなに何かあったら……。」
主人公「スカーレットさん、肩がこわばってますよ。ちょっと力を抜きましょう。」
「しかし、Seed隊員として!」
主人公「町のことは僕(私)も見てますから。スカーレットさんは、少しゆっくりしててください。」
「アレス(アリス)さん……。」
主人公「僕(私)、スカーレットさんにも、このきれいなホタルを楽しんでほしいんです。」
主人公「しばらくたったら、交代しましょう。」
「ありがとう、ございます……。」
「……。」
主人公「……。」
「ホタル、きれいですね……。」
主人公「でしょう?」
主人公(スカーレットさんが安心できるように、僕(私)がしっかり見張ってなくちゃ!)
ベアトリス
主人公「
ベアトリスさん。……ベアトリスさん?」
「あら、アレス(アリス)さん、ごめんなさい。」
「この風景に見とれてしまって……。」
主人公「向こう岸にもたくさんホタルがいますよ。お連れしましょうか?」
「はい。お願いしますわ。」
「きれい……、」
「時を忘れてしまいそうです。」
「ずっとこの夜が続けばいいのに……。」
「……。」
主人公「あ……。」
主人公「ベアトリスに、たくさんホタルが近づいているよ。」
主人公「……まるで光のドレスみたい。」
「あら……まあ。」
「ふふふ、こんなステキなドレス、王宮の舞踏会でも着られないですね。」
主人公「とってもきれいですよ。ベアトリスさん。」
「ありがとう、アレス(アリス)さん。」
「……わたくしと踊ってくださいますか?」
主人公「ええ、喜んで。」
ルドミラ
「アレス(アリス)~っ!!!!!」
主人公「わあっ!?」
「アレス(アリス)、向こう岸にホタルがいっぱいいるのよ!」
「怪しくてとってもスイ~トな場所で二人っきりにならない!?」
主人公「う、うん……」
「ああ……こんなほの暗い場所でアレス(アリス)とふたりっきり……!」
「…って、アラ?全然暗くない。」
主人公「すごい、ルドミラさんにどんどんホタルが集まってくるよ。」
「ええー?なんでなんで???」
主人公「ルドミラさんからお花のいいニオイがするから集まってきてるんじゃないかな?」
主人公「すごくきれいだよ。」
「えっ?」
「も、もう一回言ってくれる……?」
主人公「す、すごくきれいだよ、ルドミラさん。」
「きゃ……きゃあああーん!」
「アレス(アリス)!アタシ、もうアレス(アリス)だけいてくれれば……。」
「ああっ!ダメだわ!リグバースのみんなもいてほしいわ!」
「そんな。アタシ、選べない……!?どうしたら!?」
主人公「大丈夫だよ、ルドミラさん。」
主人公「僕(私)はいなくならないし、町のみんなも僕(私)は守るから!」
主人公「だから、ルドミラ。安心して。」
「あ……ああ……、」
「アレス(アリス)ー!?もう、大スキッ!」
主人公「わあっ!」
マーティン
主人公(あれ、
マーティン、また何か考え込んでる)
「……ん?アレス(アリス)か。どうした?」
主人公「向こう岸にいっぱいホタルがいるので、一緒に見に行きたいなって思って……。」
「オレでいいのか?」
主人公「マーティンさんと一緒がいいです。」
「そうか。オレで良ければ、つきあおう。」
「たしかに、すごい数のホタルだな。」
主人公「きれいですね……。」
主人公「あれ?マーティンさんのところに、ホタルが集まってますよ。」
「ああ、ひょっとしてこれのせいかもしれない。」
主人公「瓶……ジュースですか?」
「
セシルが持っていけというんでな。二本ある。」
「飲むか?」
主人公「いただきます!」
主人公(ゴクゴク)
主人公「はー、おいしい。ホタルもきれいだし、最高ですね。」
「ああ。」
「……昔、セシルと両親と一緒にこうやってホタルを見たことを思い出す。」
「父さんがジュースを持ってきてくれて、それを飲みながらホタルを見るんだ。」
「家に帰ってからも、セシルと一緒にホタルの話をしていた。」
「ホタルを連れて帰りたいって言ったら、父さんが困った顔をしていたな。」
主人公「ふふ。かわいいですね。」
主人公「子供の時の二人が目に浮かぶようです。」
「……今はかわいくなくて悪かったな。」
主人公「ふふっ、そんなことないのに。」
主人公「……でも、どうしてこのジュース ホタルが近づいてくるんでしょうね?」
「急に真面目な顔になったな。」
「甘味を出すのにミツを使っているらしくて、それが好物らしい。……それから、そんな顔オレ以外にするなよ。」
セシル
主人公「セシルくん、見て。向こう岸にホタルがいっぱいいるよ。」
「ホントだ!誰もいない所にあんな大量のホタルが……」
「よーし、いっぱい調査しなくちゃ!アリス(アレス)さん、一緒に行こうよ!」
主人公「ホタル、いっぱいいるね。」
「そうだ。ボク、いいものもってきたんだ!ほら!」
主人公「ジュース?」
「うん。ジュースをここに置いて……」
「二人でちょっと離れよう!」
主人公「わあ、ホタルがいっぱい集まってきた。」
「このジュースにはミツが入っていて、ホタルが好きなんだって。」
「大成功だね!」
主人公「キレイだね……。」
「うん……。」
「あれ……。」
(ボク、なんかドキドキしてる。アリス(アレス)さんがこんな近くにいるからかな……?)
リュカ
主人公「
リュカさん。」
「おう、なんだ?」
主人公「向こうにホタルがいっぱいいるんです。見に行きませんか?」
「フン……いいぜ。俺もちょうど静かな場所に行きたかったんだ。」
「おお!すげえスポットじゃねえか。良く見つけたな、アリス(アレス)!」
主人公「リュカさん、なんかテンション高いですね?」
「夜はオレ様の時間だからな!」
「フフフ……ホタル……いや、月光の使者たちが俺を中心に、集うというのか……!」
「何か新しい力に目覚めそうだぜ!」
どんな力ですか?・月の使者……オマエはあの時の……
▼どんな力ですか?
「そうだな、オレは月光の使者により、更なる闇の力を手にした。」
「夜を支配して空を駆け、どんな鍵のかかった窓からでも侵入する!」
「眷属(けんぞく)よ、待っていたぞ!」
主人公(生き生きしてるなあ~)
▼月の使者……オマエはあの時の……
「なにっ!?まさか、あの時の盟約に従ったというのか……。」
主人公「ふふっ、安心して。ほら、私(僕)にもホタ…月の使者がこんなに。おんなじだよ。」
「同じ……そうか。そうだったのか。」
主人公「ふふふふ。そして、これは秘密にしていましたが……。」
「私(僕)には隠された力があるのです!」
「くっ……!」
「負けねえ……!どっちが多く月光の使者を集められるか、勝負だ!」
主人公「望むところです!」
むらくも
「ふー。」
主人公「
むらくもさん、ちょっと疲れてますね。」
「ああ、仕込みを張り切りすぎちまったな。」
主人公「眠気覚ましに、少し歩きませんか?向こう岸にホタルがたくさんいるんです。」
「アリス(アレス)と散歩か。そいつはいいな。」
「んじゃ、ちょっくらホタル観賞といくか。」
主人公「ホタル、きれいですね。」
「おう、絶景だな!」
「……っと。」
「うおっ!」
主人公「むらくもさん、何してるんですか?」
「いや、ホタルに触らないようにだな……。」
「こんなにもろくて壊れやすそうなんだ。」
「うっかり俺が触ったりしたら、危ないかもしれないだろ?」
主人公「じっとしてれば大丈夫ですよ。」
「うーむ。」
「……。」
主人公「ほら、むらくもさんの周りにホタルが近づいてきましたよ。」
「ぐぐ……動かないでいるってのも、キツいな……。」
主人公「でもキレイですよ、むらくもさん。光るツリーみたいです。」
「そうか?」
主人公「はい。」
「……。」
「……そ、そんなに見つめないでくれ。照れるじゃねえか……。」
ラインハルト
「ああ、問題ない。ベアトリス様にも、今日はゆっくりしてくるよう言われたのでな。」
主人公「じゃあ、少し向こう岸まで行ってみませんか?ホタルがたくさんいるみたいなんです。」
「わかった。喜んでエスコートしよう。」
主人公「うわー、ホタルいっぱいいますね!」
「ああ、夜だというのにだいぶ明るいな。」
「王宮の舞踏会を思い出す。」
「もっとも、出席されたのはベアトリス様で、私は壁際に立っていただけだが。」
主人公「でも、ラインハルトさん、踊れそうですよね。」
主人公「よかったら教えてもらえませんか?」
「ああ、私でよければ。」
「ではお手をどうぞ、姫。」
主人公(え、姫役!?)
「私の手に、あなたの手を重ねて。立ち位置はこう。」
主人公「は、はい。」
「では、参ろう。まず、右へ行って……、」
「それから左へ……。」
主人公(わわ、ほんとに踊ってるみたいだ)
主人公(ホタルもいっぱいだし、ホントに舞踏会みたい……)
「アリス(アレス)どの、視線は私へ。」
主人公「!!!」
「そうそう、上手いぞ。」
主人公(うわぁー。ちょっと恥ずかしいかも……!)
ルーカス
主人公「
ルーカスさん。」
「おや、なんでしょう。」
主人公「向こう岸にたくさんホタルを見つけたんです。一緒に見に行きませんか?」
「おお。これは嬉しいお誘いですね。喜んでご一緒しましょう。」
主人公「すごい数のホタルですね……。」
「リグバースは水がキレイですから。ホタルたちも気持ちがよいのでしょう。」
「ここでなら、良いものをお見せできそうです。少し目をつぶっていてください。」
主人公「え?はい。」
主人公(……あれ?何か、歌が聞こえるような……)
「もう目を開けてよいですよ、アリス(アレス)さん。」
主人公「わあ……!ホタルがハートの形に?」
「少しだけ、ホタルにお願いを聞いてもらったのです。」
主人公「すごい。とてもきれいです。」
「喜んでいただけてよかった。」
「来年もその先も、何十年先も……」
「あなたと一緒にホタルの舞を楽しめるよう、願っていますよ。」
主人公「……はい、ルーカスさん。ありがとうございます。」
シモーヌ
主人公「
シモーヌさん。」
「おお、アレス(アリス)。楽しんでいるか?」
主人公「はい。ホタルのいっぱいいそうな場所も見つけましたし。」
主人公「よかったらシモーヌさん、一緒に行きませんか?」
「おやおや、私が誘われるとはな。私で良ければ、一緒に行こう。」
「今年もホタルは沢山いるな。」
主人公「ええ、とってもきれいです。」
主人公「シモーヌさんは、毎年リグバースでホタルを見てるんですか?」
「ああ。前は
エルシェと一緒にホタルを追いかけていたぞ。」
「エルシェがじっとしていると、ホタルが集まってくるからな。」
「それを待ち構えていて、私がビンでホタルを追いかけるんだ。」
主人公「なるほど。それはなかなかの作戦ですね。」
主人公「……でも、追いかけて捕まえたホタルはどうしたんですか?」
「みんなに見せたあとはすぐに逃がしていたよ。」
「ある時からエルシェが付き合ってくれなくなってね。」
「……だから、ここに来たのも久しぶりなんだ。」
主人公「そうなんですか。」
「ああ、というわけでアレス(アリス)!」
「久しぶりにやってみたくなった。ビンを持ってきてるから、しばらくじっとしててくれ。」
主人公「えええー。」
ジュリアン
「はー。」
主人公「
ジュリアン?そんなに落ち込んでどうしたの?」
「な、なんでもないよ!アレスくん(アリスさん)こそ、どうかしたの?」
主人公「向こう岸にホタルがいっぱいいたんだ。ジュリアン、一緒に見に行かない?」
「えー……まあ、いいけど。」
「あーあ、ひなといっしょにきたかったなー。」
主人公「誘えばいいのに。きっと来てくれるよ。」
主人公「ひなちゃんだってもしかしたらジュリアンが誘ってくれるのを待ってるかも知れないよ?」
「えっ。」
「そ、そうかな?ひなも、オレをまってるとおもう?」
絶対そうだよ・たぶん
▼絶対そうだよ
「そうかな……。うん、そうだよね!」
▼たぶん
「たぶんかよー!」
主人公「ひなちゃんの気持ちは、ひなちゃんにしか分からないよ。」
主人公「だから、聞いてみるしかないんじゃない?」
「やっぱりそうなるのか……。でも、そうだよな。」
「よしっ!らいねんこそ、ひなをさそうぞ!」
「たぶん!ぜったい!」
主人公(できるのかなあ)
エルシェ
主人公「エルシェさん、向こうにホタルがいっぱいいますよ。見に行きませんか?」
主人公「えーと、手を引いていきますから!」
「んー……。」
「じゃあ、よろしく~。」
主人公「ホタル、きれいですね、エルシェさん。」
「そうだね~。」
「じっとしてると向こうから集まってくれるから、楽ちん。」
主人公「ほんとだ。エルシェさんの周りにホタルがいっぱい……。」
主人公「エルシェさん、すっごく神々しくて、女神様みたいです。」
「……えええ?」
「いいよ、そんなの~。おせじは言わなくても……。」
主人公「あ、もっと集まってきました。」
「ええー?なんでぇ?」
主人公「もうちょっと見てていいですか?」
「い、いいけど……。」
「今回だけだからね。」
みささぎ
主人公「みささぎさん。」
「はい、なんでしょう、アレス(アリス)さん。」
主人公「向こう岸に、きれいなホタルがいるんです。二人で見に行きませんか?」
「あら、二人で、ですか?」
「ひながヤキモチをやきそうですけど、少しだけなら、お付き合いさせてもらいます。」
主人公「わあ、思ったよりたくさんいますね。」
「ええ。とってもきれい……。」
「昔、夫といっしょに、ホタルを見に行った時のことを思い出します。」
「きれいだよ、と夫が言ってくれた声が、今でも耳に残っています……。」
今もきれいですよ・その時ひなちゃんは?・その時むらくもさんは?
▼今もきれいですよ
「まあ。そんな、気を使ってくださらなくていいのに。」
「でも……ありがとうございます。ふふふ。でも、夫はホタルに言っていたんですよ。」
▼その時ひなちゃんは?
「その時は、ひなはまだいなかったんです。」
「今、あの子はどうしているんでしょうね。ふふっ。」
▼その時むらくもさんは?
「ああ、むらくもは……。」
「あの子は、仲間とバカさわぎをやって、スモウ大会を開いたりして、」
「壺を1つと、お皿を3枚割りましたね。」
「思い出したら腹がたってきました。まったく……。」
「って、あら失礼。オホホ。」
ひな
主人公「ひなちゃん。」
「あ、アレスくん(アリスちゃん)~♪」
主人公「向こう岸にホタルがいっぱいいたよ。一緒に行ってみない?」
「いっしょに?ひなとふたりで?」
主人公「うん。」
「わーい!いく!」
「ひな、ママといっしょにホタルみたことあるんだよ。」
主人公「そうなんだ。きれいだった?」
「うん!」
「ホタルがきれいだったのはおぼえてるの。」
「あとね、ママ、ひなとてをつないで、あたまナデナデしてくれたの。」
主人公「そっか……。」
主人公(ナデナデ)
「えへへ~♪」
ランドルフ
主人公「
ランドルフさん!向こうにホタルがいっぱいいますよ。」
主人公「一緒に見に行きませんか?」
「ほっほっほ。このたくさんの人の中から、私を選んでくださったのですか。」
「私でよろしければ、喜んでお供しましょう。」
「ほっほっほ。今年も素晴らしい数のホタルです。」
「おや。アレス(アリス)さんにホタルが集まってきてますな。」
主人公「ほんとだ。なんででしょう?」
「心の優しい人に集まると聞いたことがありますよ。」
主人公「それなら、ランドルフさんにも集まりそうですけど。」
「それが……ふわふわ飛んでいるホタルを見ると、つい昔を思い出してしまって。」
「不規則に飛ぶホタルを捕まえる修行をよくやったもので……。」
主人公「それは逃げるかもしれません……。」
「散らすのなら得意なのですが。」
主人公「へ?」
「はああっ!!!」
主人公「わっ!?」
主人公「す、すごい……あれだけいたホタルが全部いなくなりましたよ。」
「うーむ。やはり私はホタルを楽しむには向かないようですねえ。」
ユキ
主人公「ユキさん。向こう岸にきれいなホタルがいっぱいいますよ。」
「あらあら、本当?」
「それはぜひ見てみたいわ。連れていってくれる?」
主人公「はい!一緒にいきましょう。」
「なつかしいわぁ。ほたるび祭りの日には、よくランドルフとデートしたのよ。」
「今でもデートするけれど。うふふ。」
主人公「ステキですね。」
主人公「お二人はどんなデートしてたんですか?」
「そうね。二人でホタルを見に行って、ランドルフがホタルを捕まえようとして……」
「でも、ランドルフが近づいたとたんにホタルがみんな逃げちゃうの。」
「彼、とってもがっかりしてたわ。」
主人公「きっとユキさんにホタルを
プレゼントしたかったんですね。」
「ふふ、そうね。」
「でもホタルのプレゼントなんてなくても、私はじゅうぶん楽しかったのよ。」
「ランドルフが動くたびに、彼の周りにホタルが舞い上がって……」
「ランドルフの横顔が、ホタルの光に照らされて……とってもステキだったわ。」
主人公(メロメロだなあ)
主人公「僕(私)もいつか、ユキさんとランドルフさんみたいな夫婦になりたいな。」
「ええ、あなたならきっとなれるわよ。応援してるからね。」
主人公「はい!」
テリー
主人公「ホタルがいっぱいですね、
テリーさん。」
「ああ。毎年どこから飛んでくるのか?謎は尽きないな。」
「向こうにももっといっぱいいましたよ。見に行きませんか?」
「ん?オレと行ってもつまらんと思うがね。」
「まあ、せっかくのご指名だ。行ってみようか。」
「おお……幻想的だな。」
主人公「キレイですね……。」
主人公「どうしてホタルは、この浜にこんなに集まってくるんでしょう。」
「うーん。うまいメシがあるからとか、集団お見合いとか、いろんな説があるが……。」
「そうそう、カップルに寄ってくるって話もある。」
主人公「えっ!?」
「恋をしている人の出す甘い香りに惹かれて集まってくるらしい。」
「まあ、俗説だがな。」
でもロマンチックですね・真実を確かめないんですか?
▼でもロマンチックですね
「ああ。オレにはもう関係のない話だが……。」
▼真実を確かめないんですか?
「確かめない方が面白いこともあるだろう?」
「おっ?」
「アリス(アレス)の周りにも、ホタルが集まってるぜ。恋をしているのかい?」
主人公「か、からかわないでくださいよ。」
「ははっ!」
ハインツ
主人公「
ハインツさん。向こう岸にホタルがいっぱいいますよ。」
「おおー、何かいいこと起きそうだね。行ってみようか~。」
「すごい数のホタルだねえ~。これだけいたら、アレもいるかな?」
主人公「アレってなんですか?」
「超レアな巨大ホタル!見つけると金運がアップするんだってさ。」
ホントですか?探してみましょう!
▼ホントですか?
「いや、ウソなんだけどねー。」
主人公(やっぱり!)
「まあ、そもそもこれはホタルに見えて、ホタルじゃないんだよ。」
主人公「えっ。」
「ホタルに似たナゾの何かなんだよー。」
「あ、これ裏情報だから、誰にも言わないでね?」
主人公「そういうことは先に言ってくださいよ。」
「ふふふー♪」
▼探してみましょう!
「おお、そうそう。そうこなくちゃー。」
「実はキミの頭の上に止まってるんだけどさ。」
主人公「えっ!?」
「ホイ!捕まえた。じゃーん!」
主人公「わあ、ホントに大きいですね。光も倍くらい強くて……。」
「そしてリリー―――ス!」
主人公「あっ。」
主人公「そんな、すぐに逃がさなくても!」
「神秘的なものは、よく見えないからこそ価値があるんだよ~。アレス(アリス)。」
主人公(珍しくいいこと言った……)
ドグ
主人公「ドグさん。向こう岸にもホタルがいますよ。」
「ン?向こうにもホタル……ですかネ?」
主人公「そうですね。」
「向こう岸のホタルを見に行きませんか?」
「あア。行ってみるとしよウ。」
「おオ、こいつは壮観だナ。」
「昔、マーティンとセシルが迷子になった時モ、このくらいたくさんのホタルがいたナ。」
主人公「マーティンさんたち、迷子になったんですか?」
「ああ。ふらりバラバラに、それぞれ迷子になったんダ。」
「お互いにホタルを見せてやりたくて、ホタルを探しに行って、迷ったらしイ。」
「すれ違うことはあるが、あの二人は、いつもお互いを想いあってル。」
主人公「ステキな兄弟ですよね。」
「お前さんも兄弟がほしいカ?」
主人公「え?えっと、どうでしょう。」
「お前さんにも、兄弟や姉妹がいたかもしれナイ。」
「思い出を取り戻さなくて、いいのかイ?」
主人公「はい、それは、大丈夫です。」
主人公「僕(私)には、リグバースのみんなが居ますから。」
「そうカ。」
「……これからも、マーティンたちを頼ム、アレス(アリス)。」
主人公「はい!任せてください!」
パルモ
「アレスくん(アリスさん)!フォタルを楽しんでいマスカ!?」
「これだけのフォタルの美しい波動ウェーブ……全身の全力で受けとめねばならないのデスよ!!」
主人公「(……フォタル?)は、はい。実は向こう岸にもきれいなのを見つけて……。」
「オオー!それはグッドニュース!さっそく見に行きマショウ!」
「オオオオー!グレート!めくるめく創作意欲が稲妻スパークリングデース!」
「早くこのアイディアを書き留めなければ!リュカ、手伝ってくだサイ!」
「……っと。ここにリュカはいないんデシタ……。」
主人公「パルモさんは、リュカさんが大好きですね。」
「ええ!お寝坊であくびがカワいくて、とっても大切な弟子デス。」
主人公(大工の仕事と全く関係ない……!)
「あの子の空間認識能力と人の思考の裏をかく発想は、脱帽ものデス。」
主人公(急に難しくなった!?)
「そうそう、あれはリュカが工房に来たばかりのことデシタ……!」
「私はその年初めて、リュカをフォタルび祭りに連れて行ったのデス。」
「あの子は興味のないフリをしつつ、」
「片手でフォタルを捕まえようとして失敗していマシタ。」
主人公「……。」
「私が見ていることに気づいたら、真っ赤になって逃げてしまったのデスが……。」
「やはり、まだワタシを怖がっていたのデショウか?」
主人公「え、ええと、そうですね……。」
主人公(この話を聞いたことは、リュカさんには黙っていよう……)
レディア
主人公「
レディアさん。向こうにホタルがいっぱいいますよ。」
「そう。」
主人公「え、えーと、一緒に見に行きませんか?」
「……あなたと二人で?」
「まあ、いいけど。」
主人公「ホタル、きれいですね……。」
「そうね。」
「眠る前、お姉ちゃんといっしょにこういうモノを見たような気がするわ……。」
主人公「眠る前?ってことは、封印されて化石になる前ですか!?」
主人公(いったいどれくらい昔なんだろう……)
主人公「……そんなはるか昔と同じ景色を、僕(私)は今、レディアさんと一緒に見ているんですね。」
主人公「ちょっと感慨深いです。」
「……ふぅん。」
「そういえば、今はあなたがいるんだったわね。」
「ヒトはいつも、あっという間にいなくなってしまうけれど……。」
「もう少し、ここであなたをお姉ちゃんと見守るのも、悪くないかもね。」
最終更新:2022年02月14日 18:32