短編集『全ての事実』(視点系)

短編集『全ての事実』(視点系)
私はとても異質で、戦闘気乗りにして、空中管制機乗りでもある。 私は腕前からして、銃撃戦とかでも切り抜けることが出来た。 『矜持(ぷらいど)』が高いと私は言われています。 ルイ「よぉ、スカイイーグル。」 スカイ「あなたでしたか。ルイさん。」 私は、あの兄に憧れて軍へ入りました。 それからの空中管制機の修行中、腕が一人前のパイロット並みと言われました。 しかし私は断りました。 そして、隊へ入るときに、ある部隊に会いました。 それが『ファイティング隊』。 『矜持(ぷらいど)』が高い隊でも勇名だと言います。 ルイ「あの時は驚いたな。カー坊が会ってから本当にカー坊がいる隊に来たんだから。」 仮想訓練では、『緑色の悪夢』撃墜を経験。 戦争中、有名な空中管制機の方々がいましたね。 兄の死と同じ終戦記念日。ここでは負傷者が出たりしました。 が、種族の技術は上と認識させられました。 スカイ「ですが、死者は…。」 ルイ「ああ。あの新人一人を入れておくだけで十分だった。」 当時のあの部隊は、一人死者が出ました。 それ以来八人で頑張ったといいます。 最大合計十人。それだけだと中隊と言えましょう。 ルイ「アルフっていう奴も凄まじいな。」 スカイ「私語が多かったですね。」 ルイ「だろ?」 今は別の方がその部隊を引き継いでいます。 いつかはまた戻る者たち。 それでも、嬉しいこともあったでしょう。 けれど、私はいつも自分を責めていました。 あの日から、ずっと。 私の兄が戦死した、あの日から。 そんな暗闇から抜け出せたのは…間違いなく、カー坊さんでした。 ルイ「カー坊は、自分をあの時からずっと責めてたんだ。自分が殺したんじゃないか、って。」 彼女も同じくして、私の兄が戦死したのを悔やんでおりました。 助けられなかったと、彼女は辛く、そういいました。 けれど、あの悲劇を知っていて、私に語ってくれました。 私は辛かったけれど、それでも良かったです。 死んだその人の亡骸があった事だけは…。 ルイ「けどさ、平和になってどうなんだい?」 スカイ「いえ、平和だと感じられますね。」 ルイ「カー坊曰く、マリオたちが未熟に見えるって言ったんだとよ。」 スカイ「でしょうね。」 ルイ「本人の前で言うかよ普通。」 マリオ「…カー坊は化物なんだ。」 と、突然やってきたのはマリオさん。 あろうことかある人からも未熟と言われたそうです。 スカイ「…カー坊さんは、まだ未熟だと言います。」 マリオ「え!?あのカー坊が!?」 スカイ「本当の力を扱えないのだそうです。」 ルイ「マジで!?」 マリオ「その、力って…。」 スカイ「以前やった時にわかったんだそうです。まだあの力は使えない、って。」 それでも必死に頑張っているカー坊さん。 それを追いかける者たち。 ファルコンさんは一番近い位置にいるってカー坊さんは言いましたが…。 スカイ「…私にも、矜持(ぷらいど)がありますからね。」 私の矜持(ぷらいど)は本当に高いと言われます。 まだサンダーヘッドさんより低いですが。 彼は本当に矜持(ぷらいど)が高いんですよ。 届きませんから絶対に。 スカイ「マリオさんたちにもある矜持(ぷらいど)が、世界を変えたのですから。」 それは間違いないでしょう。 ファルコンさんも高いでしょうけど。(笑 スカイ「…ですが、問題が起きた時は通達してくださいね。」 マリオ「お、おう。」 ルイ「了解。」 私だけではない問題はあるでしょう。 私は私なりにがんばっているのですから。
終わり。 今回は視点系。『スカイイーグル』です。 あの音楽が似合う過去ですな…。

最終更新:2010年04月19日 03:17