『――私は。 見逃すことはできない』 『ベヴェルであの子らに出会った時。 絶望の色、我が海の底の色をした、 濁った瞳を目にしたあの時』 『私は決めた 我らは決めたのだ』 『あの色は二度と、 この世にあってはならない』 『ベヴェルの地獄など、 二度と、誰の瞳にも映させるものか!』 『思い出すがいい! 私と我が“軍団”の総員よ! あの醜き鋼鉄の塊こそが“我々”だ! 憎むべき、誇りを捨てた“我々”だ!』 『復讐である! 我らの遺したベヴェルのいくさ火、 ここで残らず、すべて断ち切るぞ!』 『我らはベヴェルの古強者! 二度とあの地獄を顕さぬためならば、 命掛けると誓った誇り高き騎士である!』 『総員、決死戦用意!』 『――決死攻撃!』