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  • あずきバーと甘い香り

たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ

あずきバーと甘い香り

最終更新:2009年09月27日 04:34

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 ガチャ!

「およっ?」

 バイトもなくって、学校もお昼で終わってちょっと街をぶらついて帰った暑い夏の午後。
 アパートの鍵を開けたら開かなかったドア。

「んー」

 来てるのかな?
 みーんみんみんって、セミが鳴いてて、外はなんかもう少し夕暮れチックな色してて、太陽の光がなんか金色。

 ガチャ。

「ただいまー」

 玄関にはサンダル。
 よいしょと靴を脱いで中に入ったら…。

「んー。おかえり」

 テレビの前であぐらかいて相変わらず丸まった背中をあたしに向けたまま、うちわ片手にぶーんって扇風機に吹かれてるおねーちゃん。
「来てたんだ」
「んー」
 そっけない返事。
 はたはたと揺れてるうちわ。なんか張り付いてるようにも見える黒のタンクトップ。
「まきー」
「んぁ?」
「おなかすいた」
「うん。わかった。先にシャワー浴びてくる」
「んー」
 バッグを置いて、とりあえずさっさと着替えを持ってお風呂を行く前に、ちらりと振り返った。
 大しておもしろくないんだろう、なんとなく着いてるだけのテレビからにぎやかな笑い声。その前ではたはたとうちわを揺らしてぼんやりと座ってるおねーちゃんはたいくつそーだった。

    *

 シャワーから出るお湯が気持ちいい。
 今年の夏も暑いわけで、やっぱりそれは夏だからなわけで、しょーじきかったるい。
 おねーちゃんはちょー寒がりだけど暑いのもダメらしく、いっつもくてーっとしてる。

 おねーちゃん。
 ごとーとは血の繋がらないおねーちゃんは、最初あったとき本職のヤンキーかと思った。
 というのは、軽くじょーだんで、いや、あながちそうでもないんだけど、それはそれ。
 ともかく、まさか知り合いが身内になると思ってなかった。
 だって、おねーちゃん、藤本美貴はごとーのガッコのセンパイだったから。
 早生まれのおねーちゃんと親友の梨華ちゃん、その梨華ちゃんのダンナさんでやっぱ親友のよしことはよくつるんでたりするわけで……。

 『なんだって』

 お母さんが誰かとお付き合いしてるのは知ってたけど、まさか…ねぇ。
 お店の常連にガッコの先輩のお父さんが通ってるなんて思ってもなかったし、お母さんも言わなかったし、ミキティ…おねーちゃんも言わなかった。

 『知ってた…わけ、ないよねぇ』
 『当然でしょ。美貴だって驚いてんだから』

 だよねぇ…。

 むー、と目をつぶって顔にひたすらお湯を当てる。

 『ねぇさ、どうしよっか』
 『何が?』
 『何がって、ミキティ、今日からごとーのおねーさんなわけじゃん』
 『うん』
 『やっぱさ、おねーちゃんとかって呼んだ方がいいのかな?』
 『すきにすれば』
  そのときのおねーちゃんはそっけなかったけど、なんかほっぺ赤くって、なんかやっぱ素直じゃないんだねーと、ごとーはちょっとほほえましく思ったり、イトオシク思ったり。
 『わかった。すきにする。おねーちゃん』
 そのあとベシッて肩をはたかれた。

 でも、そうしてたらおねーちゃんはあたしのことを“まき”って呼ぶようになって、ごとーは胸きゅんだったりするわけで。

 だって…さ。うん…。

 ちなみに、外では“ごっちん”"ミキティ”なんだけどね。
 いやって、ほら。めんどーなのよ。説明が。ごとー、まだ“後藤真希”なんで。

 ざーってシャワーから流れ出すお湯。
 パチパチ当たって、なんか気持ちいい。

 今、ごとーは家を出て料理の専門学校行きながら一人暮らし。
 時々勉強もかねてお母さんのやってる居酒屋のお手伝いとバイトの毎日。
 おねーちゃんは福祉の専門学校通ってるんだけど、まだ家は出てない。なのに、よくあたしのところに来ては『おなかすいたー』とか『ハラへったー』とか言って転がってる。
 おねーゃん曰く、
『夫婦水入らずでいさせときゃいーじゃん』
 だって。まぁ、そーなんだよね。だからごとーも学校って理由で家出たわけだし。
 そういえば…気がついたらおねーちゃんの服とか荷物とか増えてきてんだよね…。

 ま、いいんだけどさ。

 って、あ、そっか。そうだ。ゴハンつくんないと。

 キュッ。

 シャワーを止めると、なんかえらく静かになったように感じた。

    *

 あちー。
 けど、シャワーを浴びてなんかすっきり。

 部屋に戻ったら、さっきとおんなじカッコのままテレビの前でぼんやりと背中丸めてあぐらをかいてるおねーちゃん。
 とりあえず冷蔵庫を開けて、お風呂上りのお楽しみ、あずき…。

「んぁっ!?」

 ないっ!
 なぜなぜなぜなぜなぜっ!?

 っかしーなぁ。
 たしか昨日までは3本残ってたはずのあずきバー。消えた…。しかも箱ごと…。
「おねぇ…!」
 冷蔵庫を閉めて振り返ったあたしの目に飛び込んだもの。それはテーブルに転がってるあずきバーの箱。
「ん?」
 不機嫌そうに振り向いたおねーちゃんの口に……。
「あずきバー…。ちょっ! それっ!」
 駆け寄ると、テーブルの上には袋と食べ終えた2本の棒が散らばってる。
 後ろからのしかかって、がしっとあずきバーを持ってる手首を掴んだ。
「んだょぉ。いいじゃん…。暑いんだもん」
 かったるそうに目を細めるおねーちゃん。
「もぉ! これって最後の1本じゃん! あー! 楽しみにしてたのにぃ!」
 そしたら、ったくしょーがねぇなぁ…なためいきをついて、ほれってあずきバーを口元に突き出した。
「…」
「ほら。食え」
「って、それ…ごとーのなんだけど」
「美貴が食べてるから美貴もんでしょ」
「……」
 あぁ言えばそーゆーか。
 まぁ、でも……ちょっとドキドキ……。
「…食べないなら…」
「あぁーっ! 食べる食べる!」
 引こうとしたおねーちゃんの手首を掴んであずきバーを思いっきりかじる。
「あっ!」
 あたしの一口におねーちゃんがハジメテ大きな声を上げた。
 だって、食べたかったんだもん。ってか、これ、もともとごとーのだし。
「んはっ。おいし」
「あーーーっ! てめー食いすぎだっつーのっ!」
「いやん。そんな言葉遣いしちゃダーメ」
「きもい声だすんじゃねーよっ」
「あはっ。おねーちゃん、こわーい」
「…」
 横目で睨んだままあずきバーをかじるおねーちゃん。
 ぶーんってのったり首を振って回る扇風機の風を受けながら、おねーちゃんの背中にひっついてだっこすると、愛しのあずきバーを食べるおねーちゃんを眺める。
「…暑い」
 最後の一口を飲み込んで、棒をしゃぶりながらおねーちゃんのドスの効いた一言。
 だからもっとぎゅっとした。
「…真希?」
 おーおー。眉間にシワ。
「なにさ」
「暑い」
「あっそ」
「…真希」
 口調が更にきつくなる。
 寄りかかるように抱き寄せると、肩に顎を乗っけた。
「いいじゃん。おねーちゃん、ごとーのあずきバー食べたんだし」
「は? 何言ってんの」
「楽しみにしてのにさ。ぜーんぶ食べちゃうんだもん。いいよね。これくらい」
「やだ」
「やだって言ってもやだ。放さない」
「放せ」
「やだ」
 ぎゅって力を込めて、首筋に顔をうずめて……。えっ!?
「…おねー…ちゃん?」
「…」
 耳には抑えた息遣い。目の前には、おねーちゃんにはちょっとゆるいタンクトップの襟元から覗くちょっと平らちっくな裸の胸元…。
 ゴクッ…。
 思わず息を飲んだ。
「おねーちゃん…」
「…なに?」
「あずきバーはいいよ。しょーがないもん。でも……」
 おねーちゃんがちらっとあたしを見た。そうだよね。ちょっと…イラッときてる。あたし…。
 腰の辺りで回していた腕を緩めると、左腕でしっかりと抱き寄せて右手をするするとカラダの線を辿るように上に滑らせた。
「…真希!?」
「おねーちゃん…わかってる?」
「…なによ」
「…」
 わかってない。
「っぁ…!」
 包むように右手で小さな胸を包んだ。
「なんで?」
「だからっ、何よ!」
 苛立つおねーちゃんの耳にそっと唇を寄せる。
「つけて…ないよね」
「…ぁ」
 ぴくって震えた。
 そして、あたしから顔を背けたおねーちゃん。
 添えているだけの右手にちょっとだけ力を込めたら、ふっと息を詰めて唇を噛んだ。
「ねぇ、カギ、かかってなかった」
「…だから?」
「だから…って…。おねーちゃん、オトコじゃないんだよ? 襲われたらどーすんの?」
 ぞっとする。考えたくない。無自覚すぎるよ…。
「…」
「こんな下着みたいな薄いカッコしてさぁ。家だからって安全だって言い切れる!?」
「いいじゃん。外でしてるんじゃないんだから」
 拗ねたような言い方。ちらちらとばつが悪そうにあたしを見るけど、それでイライラが収まるわけじゃない。
「でも、おねーちゃん、今みたいなカッコでコンビニとか行くじゃん」
「別に…近所じゃん」
「…」
「オトコみたいだからわかんないって」
「違う…」
「真希?」
 おねーちゃんの戸惑ったような瞳。まっすぐに見つめ返した。
「違うよ。外だから中だからとかじゃなくって…なんで? 心配させるようなことしないでよっ」
「…真希?」
「おねーちゃん、かわいいんだからさぁ…。そんな無防備なこと…しないでよ…」
「…」
 ぽんって頭に乗っかったおねーちゃんの手。
「心配しすぎ」
「だって…わかんないじゃん」
「だからって…」
「だって、すきなんだもん」
 その手を取って口付けると、そっと首筋に顔をうずめた。
「すきなんだもん…」
「…」

 だから、考えちゃうんだよ?
 だから…閉じ込めたくなるんだよ。

 腕の中に…ずっといて?

「おねーちゃん」
「…ん?」
「あずきバーは、いいよ。許す」
「許す?」
「だって、あれはあたしのだもん。けどね…」
 ちょっとだけ顔を上げて、うずめてた首筋に唇で噛むようにキス。
「真希っ!?」
 ぴくって震えて少し強張ったカラダをゆっくりとさすりながら、うなじにキスを繰り返す。
「やっぱ許せない。鈍感なおねーちゃんに教えてあげる」
「ちょっ…んっ!」
「あたしがこんなにすきだって…こと」
「ひぁっ!」
 つーとうなじ舌で舐め上げたら、肩をすくめたおねーちゃん。
 胸の上に置いてた右手で逃げないように頬を包んだ。
「…真希?」
 少し潤んだ瞳が不安げに揺れてて、それにどきっとして…。だから、そっと唇を寄せたら、ゆっくりと閉じたまぶた。

 重なった唇。
 冗談とかじゃれてとかじゃない本気のキス。

 何度も何度も唇をやさしく食んで、舌で辿って…。
 そのたびに小さく震えて、零れる吐息。

 うだるような部屋の暑さで張り付いた前髪をそっと払うと、おでこにもキス。
 ゆっくりと開いた瞳がぼんやりとあたしを見つめてる。
 鼻先に口付けて、もう一度唇を重ねた。
「んっ…」
 うっすらと開いた唇に舌を差し入れて、深く深く繋がって、ゆっくりとじっくりと舌を絡めながら愛撫する。
 歯の裏、舌、舌の付け根のあたりとか。
 なんかぴちゃとかくちゅって音がすっごくどきどきと心をあおって、あたしもおねーちゃんも熱くなる。
「んっ…ふ…」
 軽く吸って、唇でやんわりとしごきながらおねーちゃんの舌の感触を楽しんでたら、きゅって腕を掴んできた。
「っは…。…はぁ…」
 きらっと光った透明な糸。
 唇をもう一度押し当てて、やさしく頬を撫でたらふと目が合って、なんか慌てて逸らされてそっぽを向かれた。
「おねーちゃん?」
「…」
 桃色に染まった肌。大きく肩を揺らして吐き出す息も熱っぽい。
 頬から指先ですーっと首筋を辿ったら、また小さく震えて、たどり着いた胸をやんわりと揉んだら、
「はっ…」
 零れた声。艶っぽくって甘い甘い響き。
 薄いタンクトップの上からそっとてっぺんを押してみた。
「ひぁっ…!」
「固くなってる」
「ちっ…ちがぅっ…!」
「何が?」
「え…ぁ…」
 赤くなってた耳がぱぁってまた一気にぐっと赤くなって、はむって咥えたら熱かった。
 その熱がなんかきもちよくっておいしくってはむはむと耳たぶを噛んだら、ぴくぴくって体が震えて、
「…ん…ぁ…」
 色っぽい声、悩ましげなカオ。だからわざと音を立てて耳の穴をくすぐってみながら、胸も指先で布の上からひっかいたりくるくるとかすめるように辿る。
「っく…。やめて…。まき……やぁ」
 ぎゅって手首を掴まれた。でも、ちっとも力は入ってなくって、それがよけーに心をくすぐる。
 だって、おねーちゃん、あたしの手の中で踊ってる。
「や。おねーちゃん、悦んでるじゃん」
「そんなこと…ない」
「だって、ほら」
 きゅってつまんだら、ほら。ね?
「ふぁぁっ!」
「かわいい」
 そしてまた焦らすようにくるくるともてあそぶ。

 カラダは素直なのに、ココロはなかなかそうはいかない。
 わかってはいるんだけどね。なんかじれったい。
 首筋にキスを落として、そのたびに小さく小さく華奢なカラダが震えて、
「んっ…ぁ…」
 鼻にかかった甘い甘い声が零れて…。
 直接触りたいなぁって思って、タンクトップに手を掛けたら、今更ながらに気がついた。
「ねぇ、このタンクトップ…」
 いったん手を止めて腰に手を戻して抱っこしなおす。
 ほっとしたのか、おねーちゃんのカラダから力が抜けて、胸に感じる重みとぬくもりについついぎゅっと抱きしめる。暑いんだけど、熱いから心地よくってたまんない。
 おねーちゃんはゆっくりと呼吸を落ち着けると、ちらりとあたしをみてなんかもじもじとうつむいた。
 黒のこのタンクトップ…これって…。
「あたし…の?」
 こくりとうなずくと、またちらりとあたしを見て、そしてポツリ。
「だって…におい…するから」
「…」

 …熱い。
 なんか…いっちゃいそうなくらい…熱い。

「おねー…ちゃん?」
「なんか…そばにいるみたいで…あんしんする」

 ぎゅって、胸を掴まれた。
 どうしよ。もぅ、このひとしか見れないよ。

「だったら……なんで?」
「だって……はずかしい。それに…」
「それに?」
 うつむいたまま、どこかためらいがちにゆっくりとおねーちゃんが口を開いた。
「姉妹…じゃん」
「でも、血は繋がってないよ」
「…そう…だけど…でも……」
「ん? でも?」
 言葉と一緒に吐息が耳を掠めて、またぴくっておねーちゃんが小さく震えた。
「でも……女同士だよ……」
「関係ない」
「…真希?」
「ねぇ、いや? あたしのこと」
「え…。ぅうん」
 コドモみたいに小さく首を振るおねーちゃん。
 しっかりと不安そうに揺れてる瞳を見つめた。
「ねぇ、よしこと梨華ちゃん、うんと悩んだの、知ってるよね」

 やっぱりフツウの恋愛じゃない。
 だからすごくギクシャクしたり、遠くなったり、時に険悪になったり…。
 でも、それだけ真剣で、想いは深くて、やっぱりすきで…。

 すきだから苦しくて、すきだから憎たらしくて…。
 でも、すきだからやさしくなれて、すきだから守りたくて、すきだからそばにいたいと思った。

 伝えた想いと伝わった想いが作った二人の自然な距離感とやわらかい空気。

 そこにある二人が相手を想う、あたたかい気持ち。

「…うん」
「でも、いいよね。あの二人」
「…うん」
「ごとーも、あーなりたい。愛して、愛されて…。心から」
「……」
「すきなんだもん」
「…」

 それ以上の言葉、ないんだよ。
 それ以上のキモチはたくさんあっても。

 すきだから。

「すきなんだもん」

 微笑んだあたしに唇を寄せて、キスをくれたおねーちゃん。
「ありがと」
 そしたらえへってちょっと照れくさそうに笑って、だからキスを返して、ぎゅって抱きしめた。
「もっと…おねーちゃんが知りたい。そして触れたい。そしてね…愛したい」
「…」
 ふとうつむいて、きゅって唇を噛んで、そして舐めて、顔を上げたおねーちゃんの唇がそっと耳に触れた。

「…じゃぁ……美貴って…呼んで?」

 掠れた甘い声。
 熱い吐息。  ドクン。

 目の前が…くらっていった。

 ふだんはなんかどっかこにくたらしーっていうか、ちょっとふてぶてしい感じのときもあるのに、ね? こんなに甘えて、恥らって…。
 わかってたよ?
 すっごく女らしいんだって。本当はね。けっこー梨華ちゃん以上にもしかしたら乙女ちっくなんじゃないかって。
 だから、だからなに…なんかね、アタマが沸騰した。

 よいしょって美貴を抱き上げると、
「美貴…」
 口付けて、そっとベッドに運んだ。

 タンクトップを脱がせて、きれいな桃色に染まった肌を見つめる。
 そしたら恥ずかしそうに笑うから、そっと首筋にキスを落として、感触を楽しみながら指先や手のひらで焦らしながら、改めてカラダのきれいなラインを確かめる。
 ささやかな胸のふくらみに口付けて、起き上がった乳首に吸い付いて舌で転がしたら、
「んっ…ん! …ぁ…ぁっ」
 零れた声は甘くて、なんかきゅんって。
 声が聞きたくて、夢中で舐めて、指でもう片方もいじる。
「っあ! …や! ……んっ…ぁぁっ!」
「もっと…もっと感じて?」
「ん…あ…まき…」
 ぐってシャツを掴まれた。
「はずか…しいよ」
 潤んだ瞳がふとあたしを捉えて、そしてさっと離れる。
 シャツを掴む手。
「うん」
 手を包み込んでそのままシャツから放させると、着ているもの全部脱いだ。
 ベッドの下に放り投げたら、すうって美貴の指が肌に触れて、ぞくっとカラダを走った快感。
「きれい…」
「ありがとぉ」
 なんかちょっとくすぐったくなって、えへへって二人して笑いあって、えいって抱きしめた。
「いい?」
 短パンに手を掛ける。
「…やぁだ」
「えー。あたしだけ?」
「ふふっ。だってはずかしいんだもん」
「ずるーい。いいもん。脱がせちゃうから」
 きれいな足をなぞりながら引き下げると、ベッドの下に落とした。
「ふふっ。きれい。かわいいよ…。美貴」
 桃色に染まったカラダ。
 ちょっとふっくらとしてきて、ぽこっとでたおなかがかわいくて、おへそをちろっと舐めたら、
「はぁんっ…」
 とろけた高い声。
 ぽよんとしたおなかに頭をのっけてぽむぽむと感触を楽しんでから、唇でやわらかさをたんのーしつつ下へ下へ。
 そっと足を開かせて、きれいな足とか付け根にキスをするたびにぴくっぴくって震える。
「ふふっ。もっと、キモチよくしてあげる」
「まき…?」
 不安そうな瞳に微笑みかけながら、散々焦らして濡れたそこにそぉっと指を這わせた。

「っはぁぁっ!!」

 指に絡みついた蜜で光る指先。
 そっと顔を近づけると、舌を絡めるように濡れた指先を舐めた。
「おいし」
 かぁーーーっと赤くなって、そっぽを向いたからほっぺにキスをして、溢れ出して濡れているそこを指でなぞると、少しだけ入り口を浅くかき回した。
「ひっ! ぁあ! っん…! や…ぁぁあっ!」
 小さくカラダを捩じらせるのがたまんなくかわいい。
 そっと指を離すと、今度は美貴の口元に。
「ね、舐めて?」
「…ぇ?」
「ね? ごほうび…あげるから」
「…」
 じっと見つめたまま、美貴の舌が恐る恐るあたしの指をなぞる。
「ん…」
 舌の感触にゾクゾクして、あたしもあふれ出す。
「ふふっ。ありがと」
 そして、体の横に投げ出された右手を取ると、そおっとあたしの真ん中に導いた。
「っは…」
 指先が触れて、甘い快感がびりっと頭のてっぺんまで走った。
「…動かして…っん…は…ぁ」
 恐る恐る動いた指があたしのカラダに甘い刺激を走らせる。
 そっと指を離れせると、ちょっとだけ舐めてから、美貴の唇へ。
「あたしの味」
 そしたら、
「ふふっ。へんなの」
 そう言って笑うと、絡めるように指をしゃぶって、
「おいし」
 はにかむように笑った。

 そこからは、もーあんまし覚えてない。

「じゃあ、もっとほしい?」
 小さく帰ってきたうなずき。
「あたしも…もっと、ほしい」

 あたしが美貴のを舐めて、いじってなぶって…。
 で、美貴があたしのを…。

 なんかね、どっかたどたどしい舌の動きがね、なんかね、あはっ。かわいいの。
 ホントに天国いっちゃう?
 なんて思っちゃうくらい。

 おいしかった。
 なんかね、うん。甘いの。そんな感じ。味とかどうとかっていうより、キモチの問題。

 たっぷりと味わって、そのあとは一緒に…ね。

 あたしと、美貴のとを少しの隙間も出ないようにしっかりとキスさせて…。
 それだけで感じる。だけどね…。
「みき…。もっと…感じて」
 ゆっくりと腰を動かして…。

 頭真っ白になるくらい、だんだんと激しくなって…。

「あっ! あっあっあっあっぁっぁっぁぁああっ! んっ…はっ…まきぃ…っ!」
「ふっ…は…みき…っ…んっあっんんっ…ぁあっ! っあ…ぁ…みきっ…みきっ…」

 弾けて…。
 気がついたら、美貴の胸の上。

 なんか甘い甘い声が耳に残ってて、カラダもなんかふわってしてる。
 ただ、ぬくもりが気持ちよくって、まだ惚けたままの美貴にキスをしたら、ふわって腕に包まれた。

 なんかざわざわとテレビのどーでもいいようなトーク。
 開け放ったままの窓から見える空はなんか青くて、どっか金色がかってて、夕方で。
 ぶーんって回ってる扇風機の風は生暖かい。

 それでも、なんかうんとすごく幸せ。

 ごろって転がって、おねーちゃんを抱き寄せた。
「おいしかった」
「…へへっ」
 あたしの首筋に顔をうずめてはにかむおねーちゃん。
 髪に指を滑り込ませて、梳くように撫でると、うっとりした顔のまま目を閉じた。
「なんかどっちがおねーちゃんかわかんないね」
「いいじゃん。どっちでも」
「んぁ?」
「だって…すきなんだから」
 ぼそりと呟いて、ぎゅって抱きしめられた。

 すきなんだから。
 すきなんだもん。

「そうだよね。十分だよね…」

 生ぬるい風とくだらないテレビの音。
 そしてたまらなくやさしいぬくもり。

「…いいにおい」
 あたしの首筋に鼻先をうずめて、幸せそうに微笑むおねーちゃん。
 ぎゅっと抱きしめた。

 けだるいはずの夕暮れは、なんだかどうしようもなく穏やかだった。

    *

  シャワーを浴びて戻ってきたおねーちゃんはなんか不機嫌そうだった。
 というか、いつもに戻っただけか。

 パスタオルを首にかけて、がしがしと頭を拭いてるおねーちゃんはなんかかわいい。
 一足先に入ってからゴハンの用意をしていたごとーは、ちょうどそれをテーブルに持ってくところだった。
「できたよ」
「ん」
 ぺたぺたと足音を立てながら小さなテーブルの前にちょこんと座ると、
「はい。めしあがれ」
 ごとーお手製の愛のこもった冷やし中華(しょうゆダレ)を置いた。
「ん。いただきます」

 そしてもくもくとお食事タイム。
 こういうときのおねーちゃんって、ちょっとオトコノコっぽいって言うか、かわいい。
 なんか眺めてるのが楽しくて、そしたらあんまりハシの進んでないあたしに気づいたらしい。
「…」
 じーっと見てるから、
「あげる」
 って、すっかり空になったお皿と取り替えて、ついでに麦茶もたしてあげる。
「…いいの」
「うん。もーおなかいっぱい」
「ふーん」
 そしてまたもくもくと食べるおねーちゃん。

 かわいいよね。
 なんかさ。それだけでおなかいっぱい。胸いっぱい。

 ずずーっと麦茶をすすりながら、
「ホントにいいの?」
 って聞くから、にっこりと笑って言ってあげた。
「うん。さっきちょっとだけあずきバー食べたし、それにね、もっと…甘いもの食べたから」
「へ!?」
「ね、美貴」
 そして、ぽかんとしてる唇に、えいって唇を押し当てた。
「おいしかったよ」
 そっと耳元で囁いたら、また真っ赤になったおねーちゃん。
 げほげほ咽てるから、とんとんって背中を叩いてあげて、なんかそしたらなんかムラッと来たから後ろから抱きしめた。
 一瞬暑いって睨まれたけど、そこはなにげに甘えたさんなおねーちゃんだから、おまけに素直じゃないから本当はうれしいんだし。
 ほら。すっかり寄りかかって、ね?

 窓の外には夕焼け小焼けの赤い空。
 ちょっと早い晩御飯。
 のんびりのんびり過ぎていく夏の午後。
 みんみん鳴いてたセミも泣き止んで、近づいてくるのは静かな夜。
 そして、甘い甘い時間。

 そしてそして、ごとーとおねーちゃんが一緒に暮らすことになるっていうのは、それから一週間後のお話。


(2005/9/4)
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