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  • 黒と三毛とオイラ

たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ

黒と三毛とオイラ

最終更新:2009年09月26日 02:46

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 ふと、あまりの息苦しさに目が覚めた。
 そしたら、目の前でふにふにと動く2つのしっぽ。

 …なぜ?


                       ■                        ■


 まだ寒い夜のこと。

 バイト帰りのオイラは、ちょっとだけ駅から離れた住宅地を家に向かって歩いていた。
 大学入ってワンルームマンションでの優雅な一人暮らし。すっとぼけた恋人もいるし、まぁ何の不満もないわけで。けっこう楽しいキャンパスライフってヤツを送ってる。

 住宅地って言っても、駅の近くって言ったって一本入ればなんとなく街灯があるくらいだから、日付が変わっちゃってる今くらいの時間だとけっこうコワイっていうか、不気味。
 すたすたと急いでたら、ふと…。

「「にゃー…」」

 後ろの方からか細い声が二つ。
 ぴたりと止まったオイラの足。
「「にゃぁ?」」
 振り向きたいような、振り向いたらいけないような…。

 足を動かそうとしたら…。

「「にゃ…」」

 弱弱しい泣き声。
 あぁ…もうだめ。

 そのままの姿勢で、首だけを動かして、
「んがぁっ!」
 意味なく気合入れて振り向いたら、電信柱の下にダンボールがぽつーん。
「「にゃぁ」」
 中には子ネコが2匹。黒と三毛。ちっこいカラダを寄せ合ってじっとオイラを見つめていた。
 黒い方がうるうるとオイラを見つめて、
「…にゃぁ…」
 ってすがるように呼びかける。
 三毛の方は…なんていうの? ちょっと睨むような感じでオイラを見上げてる。
「にゃぉ…」
 『拾ってくれよぉっ』って感じで。

 どっちもかわいい。
 連れて帰ってあげたい。
「くぅーーっ! どーしろってゆーんだよぉ!」
 だけどオイラのところは当然動物ダメだし…。

「「…にゃぁ」」
 ニ匹と目があって、オイラの足は釘付け状態。
 ぶるぶると小さく震えて、励ますように時々擦り寄って舐めあったりしてる姿が胸にきゅんとくる。

 と、そこに後ろから足音。
「ヤグチ?」
「あっ! カオリ」
 オイラと同じマンションに住む美大に通ううちゅぅ…。
「宇宙人じゃないってば。勝手にエイリアンにしないでよ」
 だから、そーゆーとこが宇宙人なんだってば…。
「あんたホントにナマイキよ」
 えーっと。カオリさーん。
 そうじゃなくってさ。
 カオリはじっとオイラの顔を見ると、
「あー。目があっちゃったらさ、しょーがないって」
 そう言って、にっこりと微笑んだ。
「ちょっと? カオリ?」
「うん。かわいいよね」
 カオリは電信柱の下のダンボール前にしゃがんだ。
「「にゃあ」」
 二匹がカオリ向かって呼びかける。
 よしよしと撫でてやると、二匹ともうれしそうに目を細めた。

 …。
 ダメだ…。ダメだってば、オイラ。

 カオリはよいしょとダンボールを持ち上げると、
「ほい」
「はいぃ!?」
「なによ。あたしに嫉妬したくせに」
 って、むぎゅとオイラに押し付けた。
「ほら」
 言われてダンボールを持つと、黒と三毛のほんっとにきれいな瞳が、戸惑うオイラを映してて…。
 ポンとカオリに肩を叩かれた。
「あたしも協力するからさ。ね」
「ぁぁ…。うん…」
 カオリにダンボールを持ってもらって、黒と三毛を抱っこした。
「…ぁっ!」
 がりがりじゃねぇか…。
 なんだよぉ!
「わかった。オイラ、面倒見るよ」
 オイラが、いっぱい愛してあげるからね。
 カオリがオイラの頭を撫でてうなずいた。

 こうして、二匹はオイラの家族になった。

 黒い方は…。
「なんかけっこうおっとりしてるかと思えば、妙に負けず嫌いで…。甘えんぼでさぁ」
「で、ちょっととぼけたところがおもしろい」
 イシカワみたいだよねって、カオリ。
 ちょっと三毛と比べたら声高いかなぁっていうのも、なんかね。
 ちなみにイシカワ、梨華ちゃんはオイラの高校の後輩。
 三毛の方は…。
「ちょっと時々目つき悪くて気が強いけど、なにげに黒より甘えたさんだよねぇ」
「オイラの膝の取り合いになるときもあるんだよね」
 ついでによく食う。
 フジモトみたいだねって、カオリ。
 ちなみにフジモト、ふじもんもオイラの高校の後輩。

「黒がリカで、三毛がミキか」
「ちょっと! 勝手に名前付けないでよ! ってか、なんで知り合いの名前付けるんだよ!」
「だって、それ以外浮かばないもん」
「だからってさぁ!」
「ほら。リカ。ミキ」

 で…。
 結局2匹はそのまま、その名前でなついてしまった…。

 そんなこんなで、オイラの楽しい毎日は続いている。


                         ■                     ■


 しっぽがふにふに。
 カラダはなんか、両側からのしかかられてるような感じ。そう。それで目を覚ましたんだよなぁ。

 なんとなく頭が冴えてきて、ふと、思った。

 リカもミキもオイラのベッドに入ってきて寝るわけで、基本的にまっぱで寝るオイラの肌に感じる感触は、ふわりとした毛じゃなきゃいけないわけだ。
 なんかあったかくって、妙に安心するぬくもり。
 それはいいんだけど、人肌なのは…なぜ?

 重いのを振り払って強引に起き上がってみる。
「んぅ…」
「んー…」
「ひぁっ!?」
 なっ…なんだぁ? この声!?
 ベッドから這い出るとそっと布団をはいで、電気をつけた。

「あああああっ!」

 ベッドに人!

 ペタンと座り込んだ。足にチカラが入んなぃ。

「ふっ…ふじもん!? 梨華ちゃん!?」

 壁にくっつけたベッドの壁側にふじもん。
  オイラがいたところを挟んでふじもんと向かい合って寝てる梨華ちゃん。

「ちょっ…なんで!?」
 狭い部屋の中のどこにも2匹の姿がない。
 そのかわりに梨華ちゃんとふじもん。

 しかも…。
「なんだよ…これ…」
 梨華ちゃんのオシリのちょっと上についてる黒いしっぽにそぉっと触れてみた。
「んー…」
 むうって顔をしかめる梨華ちゃん。
 指に触れたしっぽはホンモノ。子ネコのリカのしっぽが体にあわせて長くなった感じ。
 布団をはいだから寒いのか、ぴょこっと顔を上げるとにじにじとふじもんに擦り寄った。むぅとふじもんも顔を上げてカラダを寄せると丸まってひしと抱きしめる。

 …やべぇ。

 …エロい。

 じゃ、なくって…。

 しっぽ…ホンモノだよ。ってことは…。
 今度はふじもんの頭についてる三角の耳に触ってみた。
「んん…」
 ぱしぱしって…。
 やわらかい感触。

 …。

  猫耳としっぽをつけた梨華ちゃんとふじもん。

  すーっとオイラの血の気が引いていく。

「んう…。まりちゃん?」
「はぁ!?」
 目をこすって梨華ちゃんが起き上がった。きょろきょろと辺りを見回して、ぱっとおいらを見つけると、
「あっ。いたぁ」
 ふんわりとうれしそうに微笑んだ。

 やべ…。ちょっと待て…。声まで一緒って…。

 すると、ふじもんも起きたらしい。
「りかちゃん?」
 ふぁ…て、あくびをして体を起こすと、むぎゅっと後ろから梨華ちゃんに抱きついた。
 梨華ちゃんが甘えた顔でうれしそうにすりっと頬をふじもんに摺り寄せる。
「あのねぇ。まりちゃんがいなかったから、どーしたのかなぁって、思ったの」
「そっか」
「でも、ほら」
 って梨華ちゃんがオイラを指差す。
「ほんとだ。ねぇ、まりちゃん。ねようよぉ」
 っていうか、やっぱり声も一緒かよ…。
「え…。あぁ、うん。あの…二人は…?」
 そしたら、二人ともびっくりしたように目を丸くした。
「なんで? まりちゃん?」
 マユゲがぐぅっと下がって悲しそうにオイラを見る梨華ちゃん。
 そんな梨華ちゃんに抱きついたまま、ぐっと身を乗り出してむうっと膨れるふじもん。
「ミキたちのこと…わかんないの?」
「え…わかんないって…。ホントに…リカとミキ……なの?」

 こんなこと「はいそうです」なんてよっぽどじゃなきゃ受け入れられないでしょ? ふつー。
 だって、リカとミキはネコだったはずで…。

「だって…」
 何気なく指をさしたオイラを見て、二人は顔を見合うときょろきょろとお互いのカラダを観察。
「あっ。まりちゃんとおんなじだ!」
「ミキたち、ニンゲン!? ニンゲン!?」
 「わーい!」って、ぱぁって笑顔が広がる二人。
 そのままベッドにコロンと転がってキャイキャイと嬉しそうにじゃれあってたりなんかするんだけど…。

 うぅ…。刺激強すぎ。
 そう…今更ながらじゃないんだけど…二人ともまっぱだし…。

 ひとしきり転がって、ぎゅうっと抱き合ったまま、ふじもんを上に乗っけてる梨華ちゃんが首をかしげた。
「でも、まりちゃん…しっぽないよ」
「ほんとだ。みみもないね」
「うん…」

 じいっとオイラを凝視する二人。
 ちょっと…コワイ。

 ふん…とふじもんがうなずいた。
「まっ、いっか」
 オイ…。
「うん」
 梨華ちゃんもこっくりとうなずいた。
 ちょっと待て…。
 それはそれでいいようなよくないような…って、オイラ放置かよ!

 もそもそと布団を引き寄せて目を閉じる二人。
 時計を見ると午前2時を過ぎたくらい。
 こんな夜中に何やってんだよ。オイラ…。
 なんなんだよ。急に…。
 人間みたいな姿になっちゃってさぁ…。
 しかも知り合いにそっくりで…。
 なのに、知り合いじゃなくって…。

 あそこにいるのは子猫だったリカとミキ。
 いや…違う。子ネコのリカとミキ。

 しかも…なんでまっぱなんだよぉ。
 マンガみたいなんだから、どーせだったら服着てたっていいじゃん…。
 女同士なんだからって思うんだけど、それじゃなんか割り切れない何か…。

 とりあえず、あそこにいるのはリカとミキなんだ。
 子ネコの、オイラが拾ってきた…子ネコの、ね。
 はぁ…とため息。
 そしたら、
「まりちゃん?」
 リカがこっちを見ていた。
「ね。おやすみなさいしよ?」
「いっしょにねよぉ」
 リカの上に乗っかったままミキがひらひらと手招きする。

 かわいいよなぁ。
 かわいいよ。
 人間の二人ももちろんかわいいんだけどさぁ。
 人間の二人も知ってるだけに、なんかなぁ……。
 おねだりされて、甘えられてさ。
 なんかオイラ…すっごいイケナイことしてる気分。

「ねぇ~ぇ。まりちゃん?」
「まぁりぃちゃん」
「あぁ。わかったよ。だから、ちょっと待ってて」
「「はぁ~い」」
 っていうか、こんなに素直な返事、あの二人からじゃ『よしっ! ヤキニクおごってやるぞ!』っていわない限り、絶対に聞けないよなぁ。
 なんかしみじみ。
 タンスからTシャツとパンツを出して着替えた。
 いや…だってねぇ。恥ずかしいでしょ…。なにを今更ってゆーんじゃなくって、ね?
 ほんとはまっぱで寝たいけど、まぁ…しょーがない。
 あと2枚Tシャツと下着を出すと、
「ほら。二人とも起きて」
 ベッドで丸くなってる2匹…じゃなくて、2人を起き上がらせた。
「ほら。これ着て。風邪引いちゃうから」

 着替えに悪戦苦闘すること20分。
 あぁ…オイラ明日、1限に授業入ってんだよなぁ…。
 しっぽはとりあえず穴を開けてあげた。
 下着…とりあえず何枚か買っとかないと…。出費かさむなぁ…。
 ま、それは働けばいいことだし。2人のためだし、いざとなったら美少女大好きなカオリに泣きつけばいいか。

 ま、それはいいとして……。
「まりちゃん」
 着替えたリカが難しい顔してシャツの胸元を引っ張ってる。唇をなんとなく尖らせて上目遣いでちろリと見つめると、
「…ちょっとキツイ」
「へ!?」
「うーん。なんかね、むね、ちょっとキツイ」
 じーっと自分の胸元を見つめるリカ。
 くうっ…。オ…オイラだってナイスバディなんだぞっ!
 けど、声も姿も同じなんだから、当然体系もおんなじなわけで…。 リカの方が背が高いし、憎らしいことに出るとこは出てる。だから当然といえば当然。
 ミキも裾を引っ張って唇をタコにしてるし…。
「まりちゃん。これみじかい。ついでにキツイ」
「キツイ…って、ミキは胸ないだろ!?」
 ぺタッとした胸。短いはともかく、キツイってなんだよ! つい口調が荒くなる。
「ひどっ! リカちゃん! まりちゃんがいじめるぅ」
 むぎゅってリカちゃんの胸に顔をうずめるミキ。
 くぅ…うらやま……。コホン。いやいや…そーじゃなくって。
「いじめてないってば。いいじゃん。形きれいなんだから」
 じゃないだろっ! オイラぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
 リカはよしよしって頭を撫でながら、
「そーだよ。リカはぁ、ミキちゃんのすきだよ?」
「ほんとぉ?」
 埋めた胸の中から顔を上げるミキ。
 うぁぁぁ…。ぅぉぉぉぉぉっ! なんか空気がショッキングピンクなんですけどぉっ!
「ほんとっ」
 ハートマークついてるし。梨華ちゃんがこの口調だったら絶対ふじもんに「きもい!」ってつっこまれるぞ!
 っていうか、あの二人。案外二人っきりの時はこんなだったりして……。
 リカがちゅって、ミキの唇にキスをした。
 えへへへへって笑って、
「ミキもっ!」
 って、キスをお返し。
 んで、二人で幸せそうに微笑みあって…。

 くそぉ…。またオイラ放置かよぉ…。

 リカはミキのTシャツのすそをいじりながら、
「でも、なんかぴちぴちだね。これ」
 って、オイラの方を見る。
「うーん」
 言われると、胸のあるないはともかく、たしかになんか窮屈そう。
「あー。まりちゃんのほうが…ちっちゃいんだね」
「…あっ。そうかぁ」
 ミキがぽんと手を叩いた。
「そーゆーことかぁ」
「…うん。そういえばそうだ」
 オイラはちっこいから大概Sサイズで間に合っちゃうけど、ニンゲンになったリカとミキはオイラより10センチは大きいんだから、そりゃあキツイよな…。
 パンツは伸びるけどTシャツはねぇ…そうもいかない。
 ミキはベッドの上に立つと、ほらって裾を引っ張った。
 引っ張っても裾からパンツ見えてるし…。
「あー。わかったよ。明日にはちゃんとしたの用意しとくから、今日はそれで我慢して」
 しかたないカオリにシャツもらおう。大は小を兼ねるって言うし。
 けど、ミキはぺたんと座ると、
「やだ。キツイからぬぐ」
 って、Tシャツを脱ぎ捨てた。
「リカちゃんもっ。ほら」
「うん」
 んしょんしょとリカもTシャツを脱いだ。
「ふぅ。これ…どーしよ」
 リカがパンツに手を掛ける。
「あー! それまで脱ぐのはやめてぇ!」
「「ん?」」
 揃って首を傾げてオイラを見る二人。

 沈黙すること約1分。

「いいんじゃない?」
「そだね。ジャマじゃないし」
 ほっ…。
 としたのも、つかの間。
「まりちゃんもそれぬごーよ」
 リカちゃんがスゴイことを言う。
 ミキはよっこいしょとベッドから降りると、
「うわっ! ちょっと!」
 オイラをお姫様抱っこしてベッドに運ぶと、ぽんっとリカちゃんの膝に座らせた。
「ちょっ! おいおいっ!」
「まりちゃんもぬいじゃえ。ジャマでしょぉ」
 ミキがオイラのTシャツを脱がしにかかるから、必死に裾を引っ張ってガードしたら、えいってリカが後ろからくすぐってきた。
「ははっ! やっ! やめっ!」
 リカの手を押さえようと裾から手が離れた。
「よいしょっと!」
「わっ!」
 見事な連係プレイで奪われたTシャツ。

 くそぉ。おまえらずるいぞぉ…。

 ニコニコ上機嫌な二人。
「じゃ、おやすみなさいしよ」
「うひょ!」
 きゅうって後ろからリカに抱きつかれて、背中に感じる胸のやわらかさ。
 パターンってミキにリカもろとも押し倒されて、ひしって抱きつかれて、さらに細いきれいな足が絡みついてくる。
「ちょっ!」
 まるでお気に入りのぬいぐるみ状態なオイラ。
 ぎゅうって前と後ろから抱きつかれて、二人はっていうと、顔を寄せ合ってもうユメの中。

 ドキドキ…。

 どうやって寝ろっていうんだよぉ。
 電気ついたままとか別にしてさぁ…。

    *

 当然、眠れるわけがない。
 寝言やら、寝息やら、もぞもぞ動くから何かと思えばその…胸触ってきたりとか。
 これで寝れたらすごいって!

 なんとか二人の間から脱出して着替えて、ふぅと一息。
 あぁ…まだ6時だよ…。
 ふぁ…ねむ…。

 オイラ一人分が抜けた狭いベッドはポコッと膨らんでて、リカとミキがぴたってくっついてすーすー眠ってる。
 あーあー…。しあわせそーな顔しちゃってさぁ…。

 いいよねぇ。
 コドモみたいな寝顔がかわいくて、なんかな。自然に笑っちゃうよ。

 さぁて、朝ごはんでも食べるかな。

 気がつけばそろそろ家を出る時間。
 カーテンを開けたら青い空。
 もそもそって布団が動いて、ぴょこって顔を出すリカとミキ。
 カバンを持ったオイラを見て、
「まりちゃん。おでかけ?」
 ってリカ。そしたら、ミキが、
「がっこーいくんだよ。がっこー」
 って教えてあげると、
「そっかぁ。おべんきょーしにいくんだぁ!」
 って。そして、またキャッキャッて「がっこー! がっこー!」って。
「何で知ってんの?」
 って聴いてみたら、
「「だって、でんわではなしてるじゃーん」」
 …だそうです。

「れぽーとおわんねーとか」
「しけんはんいどこだっけーとか」

 オイ…。

「「いってらっしゃーいっ!」」

 なんでニンゲンになったかわかんないけど、いいよね。
 朝、『いってらっしゃい』てさ。

 さぁ! がんばるぞっ!

「よっ! カオリ」
「オス。ヤグチ。なに? ずいぶんごきげんじゃん」
「へへっ。まぁね」

 帰ったらネコに戻ってるかな?
 それともそのままかな?

 なんだかんだと、
『『おかえりなさぁ~いっ!』』
 を期待してるオイラ。

 これってもしかして奇跡ってヤツ?
 楽しい毎日がもっともっと楽しくなるんだって思ったら、神様にありがとうなんて言ってみた。
 きっと二人はまだ布団で寝てるんだろうな。
 よく晴れていい天気。
 今日も昼寝日和だからね。 


(2004/6/14)
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