【名前】檀黎斗
【出典】仮面ライダーエグゼイド
【性別】男
【年齢】30
【キャラ解説】
逮捕された父・正宗からゲーム会社「幻夢コーポレーション」を引き継いだ若きCEO。
物語当初は電脳救命センターの創設者として仮面ライダーたちをサポートしていたが、その正体は主人公・永夢にバグスターウィルスを感染させてバグスターが蔓延するきっかけになった「ゼロデイ」を引き起こした元凶である悪の仮面ライダー・ゲンム。
ゲームマスターとしての立場から自身を“神”と称し、自身が関与しないガシャットやそれを制作可能な者の存在を許さず、更にバグスターを自身の真の目的を達成するためのただの道具だと言い切る冷酷な狂人。
本性を現した後は永夢たちと敵対し苦しめるが、敗北しパラドの手によって一度死亡。
しかし次章突入後にバグスターとして転生復活を果たす。
更には命のデータを使うことで残りライフ99と、死んでもライフが尽きるまで復活できる特殊能力も手に入れた。
自身の主導権が永夢やポッピーに握られていることや、自身の作ったゲームである仮面ライダークロニクルが自分の手を離れて暴走していることもあって、クリアまではCRの協力者となることになる。
事件の元凶でありポジション的には鎧武の戦極凌馬に似た悪の仮面ライダーでありながら、後半以降は主人公たち正義のライダーに終始協力する珍しい存在である。
いちおうフォローすると悪人であることには違いないのだが、仮面ライダークロニクルを作った目的自体は「みんなに楽しく遊んでもらいたいから」であり、常に死に直面するゲームをやることは裏を返せば生の実感を常に得られる「満たされない人々に夢と冒険を与えられる」。
仮面ライダークロニクルはゲームオーバーになると命を落とすが、これは乗っ取ったバグスターたちに手を加えられたらしく、仮にそうでないとしてもプレイ開始前に命を落とす危険があることをしっかり警告されており、ゲームをやるかやらないかは完全に自己責任である。
ちなみに人類に復讐がしたいバグスターによる製品版では警告の部分が削れてしまっている。
ゲーム作成までの過程は最悪であるが、少なくとも特定の人々にはありがたいゲームには違いなく、永夢たちとは違う目線の「人の生き方」の考えの持ち主であると言える。
また、善性のバグスターであるポッピーピポパポの正体は母親を死なせないためにバグスターに転生させた娘であり、本編でも彼女を守ろうとする行動を取っている。(本人は否定)
さらには、彼自身の暴走も仮面ライダークロニクルを支配したい(=ユーザーの命を管理できる)父親・正宗が意図的に仕組まれたと思わしき部分が見られる。
吐き気を催す邪悪ではあるのだが、ただ邪悪なだけで終わらない魅力を持つ悪の仮面ライダーである。
……と書くとシリアスっぽく見えるが、実情は「ダディ」「矢車兄貴」「名護さん」すら軽く凌ぐシリーズ屈指のネタキャラでもある。
本性を解禁した後は演じる岩永徹也氏の迫真の演技によるエキセントリックすぎる言動や、死亡後からの某配管工をリスペクトしたとしか思えない土管コンティニューという斜め上すぎる復活方法など視聴者の腹筋を何度も破壊した。
参戦時期はバグスターとして転生し、CRに協力以降であると思われる。
ちなみに別世界線である
混沌ロワ3及び
オールリピ2ではバグスターとして転生直後、殺し合いに巻き込まれることによってすぐにポッピーらの手から離れた状態になってしまったため、本編とは違う完全な悪のライダーとして永夢たちを苦しめた。
【あらすじ】
スタンスは裁定者気取りで神である自分を殺し合いに巻き込んだ主催に裁きを下すために対主催。
なお自分が何故ここに連れてこられたのか彼は理解できていない(罪の自覚がない)。
そして天才・神を目指すもの仲間として
夜神月とコンビとなる。
社長「ブゥハハハハハハ! ブウウウウウン!」
月(テンション高くてうるさいなこいつ)
ついでに月のスタンスは脱出優先ついでに犯罪者達を裁くスタンスの月だが檀黎斗に振り回されてばかりで全く犯罪者を裁けなかったりする。
土管復活など月をツッコミにした漫才みたいなやり取りを道中で繰り広げるが、一方で天才的頭脳とゲームクリエイターとしての嗅覚は本物であり、普通の参加者ではまず篠ノ之束の研究所を発見する。
しかし(自分以上にアクが濃すぎて)束に相手にされなかったので「殺し合いから脱出したら束の世界に行き彼女の発明より素晴らしい自分のゲームを普及させ自分が上だと証明する」という野望を抱く。
それを聞いた月はちょっと白目になった。
研究所を後にした後に、土管繋がりで元ネタのマリオと出会い、虫の息の彼から危険なマーダー(アンジェロ)のことを知り、討伐に出かけるが、途中で日高とDBによるホモマーダーコンビが襲来。
ジュエルシードによる超強化23cmに掘り殺されて命と後ろの処女を失うが、月がしゃぶりを要求されたところ……
日高「ぎゃあああああああああ!!」
社長「よくも神であるこの私に最大限の屈辱を与えてくれたなああ!!」
社長、土管復活からの烈風正拳突きによる渾身のフィストファックとライダーキックによって日高の後ろも前も粉々にし、爆死させる。
その後、主催戦が開幕し、執行人となったAKYSと戦うが相性が悪かったのか、なんと素手でゾンビゲーマーを圧倒した挙句、クリティカルエンドですら「カスが、きかねぇんだよ」とそのまま正拳突きの一撃で撃破されてしまう。
残機もなかったためにゲームオーバーに陥ってしまい、消滅してしまった。
せめて天才仲間であり理解者であった月だけでも脱出装置に乗せて退避させようとするが(ガシャットを持たせた彼を逃がすことで遠い未来で復活を目論んでいることもある)、脱出装置に向かう途中で闇落ちマーダーと化していた遊星にぶち当たってしまう。
なんだかんだで天才同士の理解されない孤独と、神に至りたい気持ちを共有できたことから友情を感じ、月は社長の犠牲を無駄にしないために応戦。
月は消滅直前の社長に触れたことでその残滓を取り込みバグスターウィルスに感染したことから適合者となり社長の残したドライバーでライダーに変身する。
だが月が戦闘慣れしてなかったこともあり、敗北。
それでもただでは死ねるかと、ライフゲージが0になる直前で拳銃(よりによって松田が使ってたものと同一)で遊星のデッキを撃ち抜き、報復だけは成し遂げた。
エグゼイド世界の
エピローグは、正史ではハイパームテキやセーブ機能などのクロノスに対抗するための手段を生み出した社長が完全消滅してしまったためCRは敗北、正宗の野望が達成されてしまうワースト・バットエンドを迎えた。
黎斗自身は裁かれるべき悪に違いなかったが、それでも世界には必要な存在にも違いなかったのである。
【本ロワの動向】
リピロワ2017にてコンティニューならぬニューゲームを開始した黎斗。
犯罪者ロワでの敗北は痛かったが、それでもめげずに0からやり直す気持ちで殺し合いに対主催として挑む。
名簿に憎きAKYSに日高、束など
犯罪者ロワから数名と同時に、いちおう協力関係が取れそうな永夢がいたことで反逆の目処を立てて行動を開始する。
始めに出会ったのは神を称するマーダー
Deus。
互いに神を自称して反目しあい、すぐに戦闘に発展。
黎斗はゲンムに変身するもなぜか全ての攻撃を弾かれ、一方的に攻撃を食らっていき
オリロワ6参加者のように
Deusを本当に神として恐れ……なかった。
ライフはいつの間にか0になっているのに死ぬ気配がないのだ。
黎斗ならぬ新壇黎斗は死ぬと土管から再生できる(数に限りはあるが)が、それがない。
制限のために使用禁止にされているにしても、ゲームオーバーになって消滅しないのはおかしいのだ。
そこから黎斗は
Deusが神ではなく、幻術か何かを使ったペテン師であることを見抜く。
Deusがやはり神ではないとわかった瞬間、ライフは一気に回復……否、最初から大して減っていないことに気づいた。
敵の正体を暴くためにあえて攻撃を続けた黎斗だが、ほんの僅かに
Deusに攻撃が入り、敵を大いに焦らせた。
やはり相手は神などではなく
犯罪者ロワにもいたスタンド使いに似た能力者に過ぎないと嘲笑う黎斗と化けの皮が剥がれ始めて余裕を失う
Deus。
そこへ対主催である女子高生魔法使い・舞菜が黎斗に加勢し、彼女は既に
Deusと戦い「自分を人に神だと誤解させるように進化した人間」であることを知っていたため、
Deusはやむを得ず撤退した。
戦闘後、凄まじいテクノロジーを秘めたガシャットと本物の魔法に感激した双方は対主催として協力体制を取ることになる。
黎斗「君の魔法はこの私の才能を刺激した、誇りに思うと良い」
舞菜「正直言って黎斗の」
黎斗「その名前はもう捨てた。今の私は新壇黎斗だ!」
舞菜「そ、そう……新黎斗のライダーガシャットだっけ? それのほうが魔法みたいで凄いわよ」
黎斗「当然だ。私は神なのだからなぁ! ヴァァァアアアアアアアハハハハハハハ!!」
舞菜(もしかして新しく物を作って自慢してる時の私って皆からはあんな風に見えてるのかな……何だか恥ずかしくなってきた)
この常時ハイテンション社長がバグスターになる前にやっていた所業を知らなかったこともあるが、舞菜は黎斗の性格に引きながらも発明家としては純粋に尊敬していた。
黎斗としては舞菜の魔法への興味と、舞菜のような異能者はいるわ魔法はあるわ魔人はいるわロボットはあるわな、まるでゲームみたいな世界である
オリロワ6世界に興味津々であった。
二人は永夢やミリアたちを捜索する途中、黎斗は自分を殺めた憎っき仇であるAKYSを発見する。
私怨によって舞菜の静止を押し切ってAKYSとのリベンジマッチを挑む。
まるでAKYSが自分のことを知らない素振りを見せたことにも神(自称)の怒りは一層高まった。
だがAKYSと彼に迫真空手を教わった弟子の正嗣は手強く、苦戦する。
一方でAKYSが自分が前に戦っていた時より弱くなっており、纏っていた雰囲気も違うことに気づく。
首輪による制限を受けているにしても何かおかしい感じであったが、そこへ正嗣によく似た顔を持ったマーダー、マサツグ様が乱入する。
スーパーパワーを得たマサツグ様だったが、ロワの影響で凄まじい執念で迫真空手を身に着けていった正嗣にボコボコにされてトンズラするハメに。
社長もガシャットもろくなものがなく、形勢不利とみて撤退する。
撤退の判断は形勢不利なこともあったが、目の前のAKYSが素振りではなく自分のことを全く知らない様子を見せていることや、正嗣と同じ顔をしたマサツグ様が現れたのを見て何か察した。
そして舞菜が平行世界の住人であることを思い出し、正嗣が二人いたように
犯罪者ロワで戦ったAKYSとここにいるAKYSは平行世界の別人ではないかということに気づくのだった。
AKYS・正嗣コンビから距離を取った黎斗と舞菜は放送を聞くことになる。
その際、舞菜はディスメラの死を知ることになった。
ディスメラとは度重なる不運からマーダー堕ちし、テロリストへの私怨でミリアを一度は殺してしまった女であるが紆余曲折で改心し、自分に謝罪をした。
そして紛争で命を落とした恋人との子供を不幸にしないために人殺しに走らずに真っ当に生きることを約束したハズだ。
それがなんで命を落としてしまったのか……私との約束は……父も母もいない子供はどうするの、子供を置いていく親なんて最低のクズじゃない、と舞菜は涙を禁じ得なかった。
舞菜の話によりディスメラは少なくとも性癖以外は善人寄りの女で、母として子供には多大な愛を向けていたことを悟った黎斗は、舞菜を励ますつもりでこう言った。
「私怨で人を殺す屑じゃなくて、人のために命散らす馬鹿として死んだと思えばマシなんだろうかな。
……真実はまだわからんが子供にはそう伝えておけ」
ディスメラとは一度も顔を合わせていないが、なぜか庇ってやりたくなった。
それは他の全ての者を道具と見なしつつ、母親にだけは例外的に別格の感情を持っていた黎斗なりの優しさだったのかもしれない。
次に黎斗と舞菜はシャークネードで身動きが取れなくなるため、仕方なく鮫が入ってこない施設に退避。
殺した鮫の腹の中から偶然にもガシャットを発見するが故障していた。
そこで黎斗は修理がてらに舞菜と共同でこのガシャットを主催も予期していない特別製のガシャットに作り変えることにする。
黎斗が持っていた哺乳動物の毛、舞菜が持っていた何かの念が込められたらしい竹刀をガシャットに組み込んでいく。
完成すれば最高傑作になるであろうと自負するほどのガシャット……だがそれは完成を待たずして使われることになる。
シャークネードが晴れた直後にルシファーひでと交戦し苦戦している永夢・フェイト・ミリアの三名を発見したからだ。
最良の実験対象と愛すべき妹のピンチに黎斗と舞菜は颯爽と駆けつける。
社長「ヴァーハハハハハッッッ!!!苦戦してるようだな宝生永夢ゥ!!」
永夢「なっ、あなたは…!?」
社長「ここで君を失っては困るのでなぁ、神の恵みを有り難く受け取るがいい!」
永夢目線では社長がバグスターとして協力者になる前、殺し合いに巻き込まれる前から
混沌ロワ3で行方不明になるまで敵だったので一度は混乱する永夢だったが、ここは社長を信用してガシャット使うことに。
その名も『クロスワールドマイティアクションXガシャット』!
そのガシャットはエグゼイドに転移能力と同時に、フォームチェンジという形で各世界の『猛者』の力を行使できる!!
―――――斬!!
ひで「あーいったい痛い痛い痛い!!い、今の動きはおじさんの!?」
更に『キャラクターチェンジ』を押す
エグゼイド「ラァ!!」
ひで「ヴォエッ!お兄さんやめちくり~」
ミリア「今の動きって……
ヒグマーマン!?」
エグゼイドは一瞬にしてひでにとって天敵である虐待おじさんを模した白と黒の剣聖型フォームと、
ヒグマーマンを模したモコモコした毛皮が特徴の力特化型フォームに変身し、ルシファーひでを追い込んでいく。
キメワザはフェイトが生み出した魔力を竹刀に纏わせ、執拗にひでのケツをしばくという
酷過ぎる必殺技でひでを爆発四散させた。
「アアアアあああああもうやだああああああ!!ダイナマイッ!!」
『会心の一撃!(意味深)』
その光景に女子三人だけじゃなく流石の社長も引いてた様子。
元ロワでホモと尻関連で痛い目を見たしな!
何はともあれ無事に合流できた社長一行と永夢一行。
まさか敵だと思っていた社長が少し先の未来で協力者になっていることを知って驚く永夢であったが、そこは社長が対主催のスタンスを貫くつもりであったことと永夢の優しさもあり、そこまで険悪な雰囲気にはならなかった。
一方で情報交換の折に本来なら適合者でないと使用できないガシャットをフェイトやミリアが使っていることを知り、黎斗は自分なりの考察を披露する。
黎斗「参加者諸くぅん! 何故君達が適合手術を受けずガシャットを使う事ができたのか
何故違う世界のアイテムが使えるのか
何故死ぬと消滅するのくわァ!
その答えはただ一つ…
アハァー…?
参加者諸くぅん!君達が…バグスターウイルスに感染しているからだぁぁぁぁ!!
アーハハハハハハハハハアーハハハハハハハハハ!!!」
フェイト「(先生の顔が能面みたいになってる……)」
ミリア「…なんか発明品自慢する時の舞菜に似てるかも」
舞菜「そ、そうかな…(目逸らし)」
バグスターウィルスが感染している人間は死ぬと消滅してデータになる。
その弊害の代価として全ての参加者はガシャットを使用することができる。
そしてミリアやフェイトなど、一度死んでいる参加者が復活できたのも黎斗と同じくバグスターとして復元転生したと見るのが黎斗の考察であった。
となるとこの会場世界は黎斗自身が作って正宗やバグスターに歪められた死のゲーム「仮面ライダークロニクル」に侵食されている可能性もある。
もし考察が合っていれば自分が生み出したゲームを悪用する輩がいるとして必ず抹殺すると決めるのだった。
そのためにも秘密兵器の完成とエグゼイド究極形態であるハイパームテキの制限解除は必須項目であると。
黎斗「クロスワールドマイティアクションXガシャットの完成に、ハイパームテキの制限解除。他にもすべき事は山積みだ。
永夢ゥ!この私の才能を貸してやろう!だから君も神への敬意を示し協力するんだァ!!」
永夢「は、はぁ…。(未来の僕達はこの人に相当苦労してるんだろうな……)」
無駄なハイテンションぶりに呆れる永夢たちを尻目に、自称神は主催への反抗の手段を整えるべく開発に取り掛かる。
ところがそう思い通りにもいかない事態が発生する。
機動要塞を奪った本気おじさんことファヴニルが自分を倒さないと核兵器を各地にバラまくと宣言したのだ。
この事態に永夢達も本気おじさんを阻止しに行こうとするが、今の装備で向かうのは無謀だと黎斗は止める。
何よりも距離が離れすぎていてバイクを走らせた程度ではとても間に合わず、クロスワールドガシャットの転移能力を連続使用しても辿り着く前にガシャットがオーバーヒートしてしまう。
どうするべきかと悩む社長たちの前に偵察に出ていたフェイトと舞菜がとある施設の地下で超巨大ロボを発見したというのだ。
その名は真ゲッタ……じゃなくて菌・バイキンロボ!!
これの飛行能力と戦闘力ならば機動要塞に時刻までにたどり着き、破壊できるというのが黎斗の見立てだ。
黎斗は巨大ロボの操縦経験がある(嫌がっている)永夢に(同情しつつうも)乗り込ませようとするが、バイキンロボは三人乗りでパイロットが足りない。
そこで黎斗はクロスワールドガシャットに新たに備わった変身能力を解禁する。
第三の変身は永夢のみならず周辺の者を混沌3のエースパイロットに変えるものであった。
カスケードレインジとフォックスアイを足して二で割った姿になったエグゼイド。
速水厚志とマクギリスを模した金に青のメッシュを入れた髪色にウォードレスを纏うフェイト。
白銀武の髪色にマグノリア(混沌3独自設定で神宮寺まりもに類似)の髪型に変化し衛士強化装備を見に包んだミリアがそこにいた。
三人はさっそくバイキンロボに乗り込み、機動要塞に向かう。
社長と舞菜は遅れてバイクでバイキンロボの後を負うのだった。
社長と舞菜がたどり着いた時にはバイキンロボによってアンパンガーも機動要塞も撃墜されていた。
だがバイキンロボもまた、アンパンガーよりも強くなっているファブニルの素手によって大破させられる。
幸い大破する前に永夢たちは脱出しており、直接戦闘力が低い舞菜とミリアを下がることに。
また、元ロワにおいてフェイトと縁を持ったジャックが、因縁の敵であるファブニルを倒すために乱入、彼女はマーダーであったが一時的に共通の敵を倒すために対主催に協力する。。
ロボがもうない以上、エースパイロットの能力は意味がない。
黎斗は永夢に第四のキャラチェンジを使うように要請した。
第四の力は決闘者の力、オッドアイズドラゴンを纏ったかのようなユウギオーフォームであった。
だがファブニルという男は事前にガシャットを取り込んだ上に相手が強いほど「まだだ」と自分を高めていく男。
四人がかりでも苦戦を強いられる。
しかしこの時、
犯罪者ロワでも猛威を振るったファブニルを倒すための勝算が黎斗の中にはあった。
戦いの最中で命と引き換えにジャックがファブニルに傷をつけ大きな隙を生み出す。
そしてそこにフェイトがサンダーレイジを放つ……がファブニルはいつもの如く「まだだ」と耐え凌ぎ自分を高めようとし……
黎斗(確かに肉体は精神によって「まだだ」出来るだろう、だが…機械は、容量制限のあるものは「まだだ」が出来たか?)
いつものように「まだだ」しようとして取り込んだガシャットが限界を迎えてスパークした。
敵の明らかなパワーダウンを感じこの勝機を逃すまいと、エグゼイドとゲンムは必殺のキックをお見舞いしようとする。
だがファブニルも意地となって攻撃を妨害しようとし、先に放たれたゲンムの攻撃をゲンムごと破壊(黎斗自身は直後に土管コンティニューする)、続いてエグゼイドを討とうとするが、フェイトが盾となったことによって阻止に失敗し、オッドアイズのブレスを纏ったキックがファブニルをとうとう貫き、爆散させたのだった……
……だが代償は大きく、エグゼイドの盾となったフェイトも命を落としてしまう。
フェイトとは関わった時間は短いが、聞くところによると彼女は親の狂愛に翻弄され裏切られた存在。
ベクトルは違うが親の善き面と悪い面も味わった黎斗にとっては共感できなくもない存在だった。
そんな少女が命を落としながらも、親の人形でもないただの少女として恩人のために命を捧げられることを満足して逝くところは、冷血漢であるハズの黎斗も空気を読んだのだった。
GAME OVERの音声と共に、永夢の腕の中で消滅するフェイト……しばらく拳を強く握り涙する永夢であったが、黎斗が何をするまでもなく、涙を拭って立ち上がった。
永夢「行きましょう。戦いはまだ終わってない。ミリアちゃん達とも合流しないと」
黎斗「フッ。言われるまでもない!」
ところが事態は悪い方向へと進む。
後にミリアと合流したのだが、舞菜がいないことに気づく。
舞菜は隠れている内にディスメラを殺したラングセンの存在に気づき、追いかけていってしまったのだ。
そして他の対主催コンビと共に一度はラングセンをカラミティ・メアリ共々追い詰めるが、ここでメアリが魔女化し形成が逆転。
対主催コンビは殲滅され舞菜も負傷した挙句にラングセンに攫われてしまい、自分だけが命からがら逃げることができたのだという。
すぐにラングセンを追いかけようとする永夢だったが、黎斗はそれに待ったをかける。
自分も含めてボロボロである上に魔女化したメアリや、センチネルとして銃弾数発程度では死なない体を手に入れたラングセンの相手は危険であり、まずは傷を治してからだと提案する。
舞菜の無事に関しては永夢とミリアと同じく不安であったが、人質を取って逃亡したということはすぐに殺せないという意味であり、多少の猶予は残されていることを意味している。
ミイラ取りがミイラになることや医者の不養生はまずいという言葉が永夢にも響き、なんとか説得することができた。
三人はラングセンの足取りを追うと同時に、傷を癒せる場所を探す。
そして道中で対主催の最後の拠点であるドバーランドにたどり着く。
アクシズ教団、けもフレファン一行、鉄華団、アイドル組にサーヴァントたち、鰤魔理沙と多くの対主催が一堂に会す。
ここで黎斗は一度は戦った正嗣と再開するが、やはりここにいたAKYSは自分の知るAKYSじゃなかったことを知る。
また、生前のディスメラと縁が会った鉄華団から、彼女が仲間を庇って死んだことが教えられる。
やはり「人を殺す屑」ではなく「人を守って命を落とす馬鹿」であったことを知り、舞菜や彼女の息子を少しは喜ばせる材料ができたと黎斗は微笑んだ。
そして捕虜として投降してきた放送担当のBBにより主催の目的と正体が明かされる。
黎斗の読み通り、殺し合いの会場はライダークロニクルに侵食されており、参加者全てにバグスターウィルスが注入または元ロワでの死亡者はバグスターとして蘇った存在であることがわかった。
そして死亡した際の魂はデータという形で主催本拠地にいる泉かなたに吸収される。
BBの次に放送担当として出てきた泉かなたの正体は殺生院キアラもとい、全平行世界の魂を取り込むために力を蓄えた人類悪ビーストⅢ。
さらに彼女に協力していたのが浄化杜首領、本物のTDNと黎斗の父親である壇正宗であった。
この壇正宗はここにいる黎斗と同一の世界線の人物であり、黎斗なきエグゼイド世界をCRの技術力が頭打ちになったことをきっかけに仮面ライダークロニクルで滅ぼしたのだという。
その際、黎斗の母であり娘でもあるバグスター・ポッピーも消去されたのだという。
それでも飽き足らなかった正宗は
オリロワ6世界のテロリストである浄化杜組織職員にいた平行世界の壇正宗との縁もあって、主催入りし、キアラが滅ぼした後の並行世界にもライダークロニクルを広めて全ての命を管理しようと目論んでいるのだという。
正宗とキアラの行いは自分の作ったゲームを悪用し、ゲームのあるべき姿であるプレイヤーに喜びを与えることをさせず、管理者権限によって自由を奪う最悪の行為。
奴らの思惑によって仮面ライダークロニクルはクソゲーどころかゲームとも呼べない代物に成り下がったのだ。
黎斗に他の対主催のような正義の心は持ち合わせていなかったが、仮面ライダークロニクルを作り上げた親…製作者の責任として殺し合いで汚れきった子供(ゲームコンテンツ)を終わらせなくてはならないと、今まで以上に躍起になるのだった。
引いては自分と同じかそれ以上の技術力を持つエンブリヲと共同でバグスターとして蘇った参加者や、視聴者からの思念エネルギーが無いと存在を維持できない例のアレ参加者の延命手段を開発する。
参加者の魂を一時的にガシャットに保管し、会場から脱出した後に新しい肉体や義体を与えるというものである。
バグスターとして復活できた成功例である黎斗と、ホムンクルスを作り上げたエンブリヲだからこそできる手段であった。
善意で行ったエンブリヲと違い、黎斗は単に帰る宛や生き残る手段がない例のアレ参加者などの士気を上げるために行ったのだが、目的はどうあれ生きる道を示してくれたことには想像以上に感謝されたようだ。
神としてもチヤホヤされることは喜ばしいことであった。
また、BBの口から舞菜はラングセンに囚われたがまだ無事であることがわかり、ミリアを大いに安心させた。
黎斗としても主催に組みしたラングセンを倒して舞菜を救い出したいところであった……彼女にあった時から彼の中でインスピレーションが沸きたち、生還後に面白いゲームを作ってプレゼントするつもりなのである。
そのためにも舞菜を始めとするプレイヤーにはなるべく多く生きていて欲しかった。
一方、課題であったエグゼイド最強フォーム・ハイパームテキの解除だけは間に合わないと判明。
どう計算してもキアラが人類悪として完成する方が早いという見立てである。
仮面ライダークロノスこと正宗に思いつく限り対抗できる最良の手段であるが、後回しにするしかなかった。
せめて最高の攻略方法とまではいかずとも、二番目に使える代物として倒したファブニルが奪取したオリハルコンをクロスワールドガシャットに入れることにした。
五番目の変身は少なくとも人類悪として完成したキアラは倒せないが、少ない可能性であってもクロノスに対抗できる手段には違いなかった。
後は神である自分の技術力と永夢たちの実力次第である。
そして始まる最終決戦。
前哨戦として現れたのが
犯罪者ロワにて因縁ある篠ノ之束。
しかし彼女は強力な兵器を手に入れたことによる慢心によって単独でキアラに挑むが敗北し、自我を奪われた戦奴隷と化していた。
その奴隷も相性が悪いエンブリヲが乗るロボディ(異能を無力化できる)によっていとも簡単に爆散してしまった。
クリエイターとしては間違いなく優秀だったが、強力なアイテムさえ手に入れれば何もかも攻略できると思い込むのはゲーマーとしては二流だった。
黎斗的には彼女の自我が残っている内に屈服させたかったので、それができなくなったことはとても不満であった。
オルガの立てた作戦によって主催本部各所で激闘を繰り広げる対主催。
そこで黎斗・永夢・ミリアの三人は主催幹部の一人である正宗と対峙する。
審判者気取りで攻め込んだ参加者たちを絶版しようとする正宗は仮面ライダークロノスに変身する。
時すら支配できるクロノスに対抗できるのは、クロスワールドガシャットを装備したエグゼイドと多数の命を使ってコンティニューすることが許されたゲンムのみ。
他の対主催はどんなに力があってもクロノスに対抗することはできなかった。
ヒグマジャスティス、ギャクタイセイバー、エースパイロッツ、デュエルユウギオー、どのキャラクターチェンジでもクロノスのポーズ&リスタートの前では相手にならない。
黎斗は永夢の盾としてライフを急速に減らしながら守るが、首根っこを掴まれポーズの力で永遠に死が訪れず「終わりがない死」を味あわされそうになる。
殺されかける寸前に正宗は
犯罪者ロワで共に行動した
夜神月の世界がどうなったのか伝えられる。
無論、死神以外の特殊な点ないデスノート世界はキアラの軍勢に抗えるハズもなく、
パイロットロワ火星と同じように滅ぼされたのだという。
月がやがて支配していたかもしれない世界を、ろくな正義もなく滅ぼしたことに怒る黎斗。
自分もゲーム一つ作るために幾人もの屍を作ったが、それでもゲームで喜んでいる人々を作るためであり、黎斗の面白いゲーム作りは絶対譲れない狂気であった。
キアラや正宗は世界を滅ぼすか支配するだけで、喜ぶ人間など皆無である。
そんな奴らが神として君臨するなど黎斗はとても認められなかった。
だが自分の実力ではクロノスを倒すことはできないを理解していた……自分で、は。
仲間である黎斗を殺させまいと永夢はフェイトが遺したバルディッシュを握り、第五のフォームを解禁する。
オリハルコンの記憶から読み取った『クリストファー・ヴァルゼライド』を模した『ヒーローオブライト』フォーム。
閃光の戦斧という異名を持つバルティッシュと光の英雄と呼ばれたヴァルゼライドという光づくしのフォームである。
光より速い戦斧により黎斗は救助されるが、ハイパームテキを持たぬエグゼイドに何ができるものか、と正宗は攻撃を加える。
ところがエグゼイドは傷つきはするものの倒れはせず、むしろポーズ&リスタートすら「まだだ」と凌駕し、無効化してしまったではないか。
ヒーローオブライトの力は単に早くて強いだけではなくエグゼイドである永夢の気合と根性によってどこまでも強くなるファーム。
ハイパームテキが完成しそれ以上強くなる必要がない究極形態に対し、無限の成長性を持ちハイパームテキ未満の実力者なら屠れる可能性を持った光輝の形態なのだ。
正宗「ば、バカな!何故クロノスの能力がきかない!」
黎斗「ヴエーハハハハハハハハハ!!!見たか檀正宗ぇ!神の英知の結晶を!!」
正宗「くっ、そんなモノは認めない!絶版だぁ!!」
永夢「檀正宗!あなたの野望もここで終わりだ!!」
追い詰めたつもりが逆に追い詰められる正宗。
しかしここで、ラングセンの手によって暴走したシャークネードが襲いかかってくる。
元々対キアラ用に作られた鮫は三次元人の狂気を注入されて時を操るパワーすら打ち破る性質を持っていたため、パワーアップした永夢ですら捌ききれない。
大量の鮫が一行を喰らわんとした時、離れた位置で暴走したシャークネードを止めるべく浄化に奮闘していたアクアと舞菜が目に入る。
ラングセンに捕らえられた舞菜であったが命からがら逃げ出したものの、鮫の暴走を止めるため、そして黎斗や妹を守るために死ぬ覚悟で魔力をアクアに注ぐことにしたのだ。
……結果、舞菜は消滅しアクアも大量の鮫の中に飲み込まれていったが、一部浄化されたシャークネードが一行を飲み込むことはなかった。
姉を失い悲しみで崩れ落ちるミリア、助けられなかった事を強く悔やむ永夢。
社長も序盤からずっと共に居た協力者だけあって自分なりに悼んでいた。
舞菜が死ぬ寸前に何か喋っていたのが見えたのでおそらく、人を守るために命を散らす馬鹿になってしまったことを最愛の妹へ謝罪していたのだ、と黎斗は推測する。
そこへ正宗は悪魔の提案をする。
正宗「おっと、『正規の手段』つまり最後の一人まで殺し合った場合のみ、今までの死者を再生できる手立てがあるのだがそれを無視するつもりかね?」
キアラはこの殺し合いにおけるゲムデウス。
倒せば全ての生還者が助かると同時に死者を生き返せる方法は永遠に失われる。
遠まわしに死者を人質に取ることで時間稼ぎ、あわよくば仲違いを狙う正宗だった。
確かに今からでも主催に従って殺し合いを再開すればポッピーや月、舞菜やフェイトは生き返るだろう。
しかし……それを最初に否定したのは黎斗でも永夢でもなくミリアであった。
姉の命は人殺しで蘇って良い程安くはない。
死では分かてない舞菜と自分の絆を舐めるなと激怒し、正宗に銃を向けるミリア。
永夢もミリアと同じ意見であった。
ここで殺し合いに乗っては死んでしまった仲間やフェイトを泣かせてしまうと。
黎斗はというと、神は施す側であって施しを受ける存在ではない。
神と友を安く見積もり侮辱した正宗を絶対に赦す気はないと、絶版宣告をするのだった。
そして直撃するエグゼイドのガンマレイ・クリティカル・ケラウノス。
正宗が爆発して果てたことによって、黎斗の親子間の因縁はようやく消えたのだった。
他所でも撃破されるTDN、浄化杜首領(テツヲ)。
だがキアラはまだ残っており、合流したエンブリヲと魔理沙からこなたが正気を取り戻したかなたとたった二人でキアラと戦っていることを伝えられ、ミリアをエンブリヲに預けてクロスワールドガシャットの力で転移する永夢と黎斗。
そこでは新たなメルトリリスとなったかなたとこなたがおり、キアラは撃退したが殺しきれずに異次元に逃げようとしていた。
ここで倒さなれば力を取り戻して世界を滅ぼしてしまう。
どうすれば良いんだと悩む一行に、かなたの中にあるメルトの霊基が提案する。
かなた(メルトリリス)を弾丸にパラディオンを使えと。
しかしパラディオンは発射台担当のリップがいないと放てない。
そこで永夢はクロスワールドガシャットでメルトの霊基を読み取りキャラクターチェンジで自分がリップに変身することを提案する。
さすればパラディオンは使えるようになるがそれだとかなたが犠牲になる。
医者として使用を渋る永夢だったが、黎斗はかなたの肉体が度重なる無茶によって崩壊しかけていることに気づいており、そして彼女の娘のために献身したいという言葉もあって永夢に使うように強く願うのだった。
娘のために命を捧げられる姿は黎斗も純粋に共感し「私も、母だけでなく父もおまえのような存在なら良かったのにな」と評する。
かなたを砲弾に放たれたパラディオンは見事にキアラを撃ち落とし、鮫の餌食にした。
悪は滅んだのである。
泣き崩れるこなたを支える永夢。
そして我らが社長は心の中で月や舞菜に勝利報告をしつつ……限界を超えて酷使された故障したクロスワールドガシャットを見て。
黎斗「私のガシャットがぁああああああああ!!…うっ!」
GAME OVER
ショックのあまり本当にショック死して残機が減った。ちなみに残り残機は2。
馬鹿なことやってないで脱出しますよと永夢に突っ込まれ、脱出艇に乗り込む黎斗たち。
しかし脱出艇に行く手を阻む最後の壁として未だに暴走中のシャークネードがいた。
あれだけの数の鮫に噛まれれば脱出艇にしているアンパンビウムすら轟沈する。
それでも神は諦めなかった。
ロワの最中では作ることができなかったエグゼイドのハイパームテキをとうとう作り出すことに成功したのである。
三次元人の狂気に当てられて神すら食い殺す魔のサメが、ハイパームテキエグゼイドによって蹴散らされていく光景に黎斗は仲間たちと共に興奮を覚える。
そして黎斗は生還を果たすのだった。
エグゼイドエピ 黎斗side『異世界からのGame master!』
キアラによる殺し合いは終わったが仮面ライダークロニクルのデータは各世界に流出してしまった。
黎斗はゲームマスターである自分の手を離れ無断で流出した仮面ライダークロニクルのデータへの対処をするため、そして他世界の技術や異能を取り入れ、消滅したポッピーを復活させる為に神は異世界に旅立つことを永夢とミリアに告げる。
混沌3世界の黎斗は行方不明で正宗も健在だが、ゲムデウスやクロノス攻略のために必要な技術は残しており、よほどの不運がなければ後の世界でも問題ない…むしろヌルゲーになるはずだ。
少なくとも自分がいないせいで滅んだ犯罪者ロワエグゼイド世界の悲劇は回避できるだろう。
ミリアには自分が作り上げたゲームをプレゼントした。
黎斗「大海ミリア、君にこのガシャットとゲーム機を与えよう。
『ウイッチクラフト』は見習い魔女が様々な魔法や機械を開発していき一人前の魔女へと成長していくゲームだ。
本来ならば
大海舞菜に渡したかったのだが、ああなってしまった以上、君に渡しておいた方がいいと思ってね。
さあ、神の恵みを有難く受け取れぇ!」
ミリア「は、はい……」
永夢「バグスターウイルスに感染してないでしょうね?」
そのゲームは舞菜にあったことで着想を得たゲームであり、黎斗なりに舞菜がいなくなったミリアを励ます手段でもあった。
落ち込んだ時はこのゲームをやって姉である舞菜のことを思い出して生きる力にして欲しいというのが黎斗の望みである。
旅立った神を自称する壇黎斗の、その後の細かい足取りは不明とされている。
だが同
エピローグ内のラストに束のいなくなったIS世界にて、姉を失って悲しむ箒を流行りのゲームで一夏たちは励まし、悲しみを上回る喜びで立ち直る様子が描写されている。
「殺し合いから脱出したら束の世界に行き彼女の発明より素晴らしい自分のゲームを普及させ自分が上だと証明する」
それは黎斗が
犯罪者ロワで抱いていた野望であり、どうやらこれだけは達成できたらしい。
最終更新:2024年01月21日 22:21