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2020年1月11日
ガチャロワ、開催。
ガチャガチャの景品キャラを除くとほぼソシャゲロワとも言える名簿で、第三のゲームロワとも言えた。
……が、二票さえ多くのキャラが集まらず、苦肉の策として全通しにした結果140名というオール系でもないのに膨大な名簿・久しぶりとも言える投票なしで結末を自然な流れに任せるルール・加えて把握困難で妄想ロワと極めて相性が悪いゲーム系ロワの宿命なのか、ほぼエターに近い形で終幕。
だがそこはアドリブに定評がある妄想民であり、ソシャゲの負の一面である「サービス終了」というバッドエンドで強引なりにも話を纏めた。
ちなみにメタ的事情が大きいとはいえ主催戦そのものに到達できず、主催が一切合切露出しなかった初のロワでもある。


2020年2月8日
年代別ロワ、飛び休開催。
2017年から続く魔の二月のジンクスを越えられず残念ながらエターになってしまった。
それも主催は出てないが辛うじて結末自体はあるガチャロワと違い、こちらは主催戦も結末もない完全なエターである。
ルール面では限定的な状況以外では極めて相性が悪く、語りの努力が結果に結びつきにくい「自然な流れ」制の結末・飛び休では捌ききれないキャラの量などが語り手のモチベを削いでしまった原因として挙げられているが、それ以外の要因として「2月」が妄想ロワで語るには苦しい時期なのだろう。

(あくまで憶測の粋を出ないものの)
2月は学生なら受験、企業なら繁忙期真っ只中でリアルが忙しくなる時期であり、妄想ロワで遊んでいるどころじゃない人も多く出る。
2016年までは人数の多さ・聖杯戦争ロワでパロロワコンテンツそのものが一時的に回復してなんとかなったが、今は当時ほどの勢いはない。
したがって2月、特に飛び休の場合はロワを開催しない方が良いという意見さえ出ている……

2020年2月22日
架空学園ロワ3、開催
前回の架空学園までと違いオリロワのキャラも参戦可能、先生枠追加、生徒は高校生設定となった。
語り途中でしたらばが重くなったため一時緊急避難所で語り、さらに翌週土日の延長も行われた。
土日再開までは補完が常であったが、ここでは殺し合い前の生徒達の前日譚的な日常パート語りを行った。
結果としてこれが世界観を深く掘り下げるようになり、「差別」を中心に話が展開。
主催戦にて一部キャラの贔屓語り・自演での擁護などの問題は発生し、危うく中断の危機もあったものの、語り手たちの熱意により無事に完結。
ハッピーエンドを迎えた。

2020年3月20日
パラロワ、開催
初日はそれなりにレスの勢いがあったが、2日目になってから急ブレーキがかかったように勢いがなくなり、最終的な総レス数も少なめになってしまった。
結末としては参加者・主催者共に全滅のバッドエンドとなった。
2日目になって急に勢いがなくなった理由としては、参戦作品が偏り過ぎた(仮面ライダーシリーズやFateシリーズやジョジョシリーズなど)こと、参加者間の誤解フラグが多すぎて回収しきれなかったことなどが挙げられた。

2020年5月2日
GW企画オールジャンルロワ3、開催
途中何度かスレが荒れたのもあるが歴代最高のレス数を記録したロワとなった。コロナウイルスの影響下で長期休業の鬱憤が溜まっていたのを加味しても、補完語りも含めてほぼ1スレ(5000レス相当)分という前代未聞の消費率からもその勢いのほどが伺える。
スナイプ主による語り前の事前に主催の取り決め、問題発生時の舵取りの主導のおかげでトラブルを乗り越えられ、骨太で熱のあるSSが連投されたのも進展に大きく寄与してくれた。
また、過去の妄想ロワでいつも鬱な結末を迎えたりズガンされたりや空気だったりしたキャラや原作で扱いが悪いキャラが超アツい活躍を見せたりなど、いい意味で予想出来ない展開が繰り広げられまくるゴールデンウィークに相応しい超大型企画となった。

2020年6月20日
番外企画・妄想聖杯戦争、開催
企画主判断によりあえて主催を入れても8騎16人しかいない、超少人数ロワである。
だが、やや長めに期間を設けた点を入れたこともあって功を成し、丁寧に話を作られて結果は大成功であった。
普段のロワと違い、同じ殺し合いでも話の毛色がだいぶ違い、しっかりと展開を考えるために長い時間が必要だったのか脊髄反射でレスすることを要求される時もある通常語りには不向きだが、番外企画ならば来年以降もやりたいという意見も出ている。
妄想ロワにおけるバトロワ以外のオリバト企画としては快挙と言っても過言ではない。

2020年7月21日
テラカオスロワがスナイプされた……のだが……
荒らしを容認しかねないルールにより他語り手から非難殺到。開始前からスレが荒れてしまう。
投票の結果、リコール対象となってしまった。
そして後述のオリシティがスナイプされることになった。


2020年7月23日
オリシティロワ、開催
オリ系かつジャンル系というふた捻りされた妄想ロワ。
オリキャラの投票や参加数などは十分な数であり、
特殊なフィールドでのロワであったが架空学園などの類似した気風での成功例もあり、期待感は高かった。
しかし、いかんせん開催期間が長く、また幕間の時期に行われた設定語りなどが入り組んでいて複雑であったり後の展開を考慮しているのかあえて伏せてあるような部分が多く(しかも事情があるのか多くが終了まで拾われない)。
結果として中弛みしてしまいそのまま企画のモチベーションは上がらず打ち切りのような終わり方となってしまった。
今年で度々問題化している誰も語れない状態のままキラーパス的に放置する現象(通称:飽きたら丸投げポイ)が如実に現れており、ここに上げてない不確定なものを含めると反省点の非常に多いロワとなってしまった。
さらにぶっちゃけてしまうと、前回のジャンル系オリロワの走りであるオリ学園は名前に反して「学園要素」をほとんど無視することでロワとしては成功したのに対し、こちらは「街要素」を出すことで逆に足を引っ張られてしまい(特に終盤)興醒めしたという意見さえ出ている。
オリロワに縛りやデフレを与えてしまうジャンル系は合わないのでは?という意見が見られた。
バッドエンドならば語れたという意見もあり、正史にならない故にリピロワに還元されないifルート語りが次の年に番外企画スレで行われたが、結局完結には至らなかった(ただし、こちらの方が話が無理なくまとまっており、その方面に関しては元ロワよりはマシである)。

残念な結果で終わってしまった……かに見えたこの企画だが、ここで生まれたキャラは後述のリピ2020、そして次の年のオルカ2では元ロワ以上に活かされ、二つのロワを大いに盛り上げる要因の一つとなり、その二つこそオリシティ真の完結と言われた。
つまり、後日譚的コラボ素材としては極めて秀逸だったことが後からわかった。
オリシティに限ったことではないが、このように元ロワに粗が多くても、コラボでは輝くロワのキャラも多く、企画爆死=必ずしもそこで終わりではないことを教えてくれた。

2020年8月8日
警泥ロワ、開催
直近のオリシティにおける度重なる延期による影響なのか、それとも題材の問題なのかアイデア・モチベ共に続かず、こちらも打ち切りに近い形で終了してしまった。
いちおう生還エンドではあるが、中身を見ると事実上のエターに近い形である。



このロワ以降、今年の多くの反省点から様々な変革プランが成されることになる。

①グレーゾーンの荒らし・レスバ・暴走語り・自作自演(注:この場合は自己リレーを指すものではなく他者のふりをして自分を擁護する行為)など毒吐き管理人氏では対処できない内輪揉め問題への対処のため、専用の妄想ロワ掲示板『架空のパロロワを妄想して語る掲示板』の新設・本格移転

②需要ある題材、より最善なルール、そして荒らしによるスナイプ対策のため、題材とルールを提示し、投票によって一定数獲得したロワのみがスナイプ権を得られる『スナイプ権制』の実装。

③これまで通りの年10回以上のロワ開催はモチベ・アイデア・体力が持たないため一年での開催数を減らし、二月と九月、飛び休の時はロワ語りは中止するか特別企画に置き換える。


①は実際に10/16に完全移行、毒吐き掲示板から独立となる。
②は後述の安価ロワ2の時に仮実装され、その後も試験的に導入。試行錯誤が繰り返されている。
③はまだ予定段階であるが、少なくとも来年二月はロワ語りではなく聖杯大戦が予定されている。


2020年9月19日
番外企画・スーパー妄想大戦、開催
要するに「妄想版スパロボ」をやる企画であり、パロロワではなくオリキャラを交えた大型クロスオーバー企画とされた。
が、パロロワと違い物語の縛り、テンプレートが存在しなかった自由度の高さが完全に仇となり、ほとんど登場人物紹介だけで期間終了を迎えてしまった。
元より大型クロスオーバーというのは二次創作の中でも極めて難しいものであり、それこそ正規商品のスパロボや仮面ライダーなどの公式作品ですら賛否の激しい出来になりがちのものである。
(更に付け加えるならば、上述した「他作品の登場人物が出る話だけで作品が終わる」というのはクロスオーバーものの二次創作界隈ではかなりありがちな話である)

妄想大戦は結果として、スレ住民に多重クロスにおけるパロロワのテンプレート(倒すべき巨悪の存在、殺し合いの強要によるドラマの作りやすさ、閉鎖空間であることの選択肢の少なさなど)の優秀さを思い知らせることになった。


2020年9月21日
番外企画・妄想ロワ交流会、開催
笑ってはいけないロワと同じような、妄想ロワにおいて殺し合いをしない番外企画。
これまでの生還者・死者・対主催・マーダー・主催・その他関係なく不思議なパーティーに招かれたというのが基本設定。
懐かしのキャラも多数登場し、この企画でしか許されないような様々なクロスネタも盛り込まれている。
ギャグ・感動だけでなく途中から登場した「不遇団」とのバトルさえもあり、このバトルも誰も傷つかない喧嘩として盛り上がる。
過剰なage・sage・暴走語りもありはしたが、振り返りにてそれらも補完されてだいたい払拭された。
これまで企画を繋いできた妄想民のための企画であると言っても過言ではあるまい。


2020年10月31日
安価ロワ2、開催
版を移しての初ロワとなる。安価1同様イプ主の丁寧なルール説明の下で安価バトルが行われた。
参加作品も安価1同様既存ロワより珍しいものが多く、参戦キャラも新規参戦が大半というラインナップとなる。
一時期は語りの難航が生じたものの、期間延長もあって綺麗にまとまり完結。
対主催やマーダー、主催の戦力バランスもとれており、シリアス・鬱・熱血各要素が絡んだ末のラストは……
まだまだ妄想ロワでも十分遊べる証左となったロワだろう。


2020年11月21日
アニロワ7、開催
開始前に主催の人数のことで少し混乱が起きるもスナイプ主が現れたことでなんとか主催の人数が決まり、無事開催することができた。
…が。いざ語りが始まると明らかに前のレスを読んでいないであろう語り、明らかに元のキャラを把握していない語りなどが散見された。
その結果語り内容が矛盾の連続となってしまった他、クオリティに拘り過ぎるあまり重要性の低い要素まで修正を強要する声が上がり進行が停滞。
最終的に80人中50人以上の参加者が結末を語られないまま、そもそも主催戦すらままならない状態で語り期間が終了してしまった。

これまでは大規模でもたびたび成功してきたアニロワでのこの惨状は、一つ前の安価2がかなり纏まった語りで荒れる要素もほとんどなかったこともありスレ住民に衝撃を与えた。

しかし、良語りもそれなりにあり完全な失敗ロワとは言い切れない。

2020年12月12日
リピロワ2020、開催
前年度の反省を踏まえて、年末の多忙な時期と重ならないように一週間ほど早く、そして延長を含むと三週間という長いスパンをもって開催された。
話を纏め上げるためにかなり難航した部分(特に主催戦)もあるものの、その難航に見合った高クオリティのシナリオが捻出された。
語りの流れの中でテーマは「罪と罰」が軸に取り上げられ、参加者が過去に犯した罪に対して殺し合いの中でどう向き合うか、それぞれの償い方や行動に対する因果がどのようにめぐってくるかが焦点となる。
ある意味、全参加者が一度は殺し合いを経験してるリピロワだからこそ映えるテーマであるとも言える。

因果応報自体はロワでは珍しくないのだが、今回はより深く掘り下げられているため展開にカタルシスがあり、「これまでの所業を考えたらこの死は納得」「悲しいと思う部分もあったが鬱には感じない」等の感想も出ていた。
シナリオ上の死にキャラがほとんどいないのも快挙と言える。
また、エターかお世辞にも円満には終わっていない多くのロワの完結編とも言われており、メタ事情でこれまで謎だったロワ主催の裏事情や真実が大きく補完され、各ロワの深みが増した。
その裏設定は判明しただけで終わりではなく、そこから更にリピロワを加熱させることに。
2020年を締めくくるに相応しいロワとなった。

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最終更新:2022年06月27日 19:04