【名前】ヴァレリア・リスティ・ド・シェルバネスク
【性別】女性
【出典】あいりすミスティリア!

【架空学園2におけるロール・設定】
欧州生まれの吸血種族・ヴァンピールの少女。故郷を抜け出して学園に留学、好奇心旺盛な彼女はすぐさまクラスメート達と馴染んでいた。
特に清少納言ことなぎこさんとは波長が合うようで、二人でJK文化を謳歌していた。またオカルト部との交流があり樫野杏寿や安栖頼子、リリカ・フェルフネロフとは仲が良い。
原作同様にベアトリーチェとは先生と生徒の間柄で、厳しい指導を受けてはいるがその意味を理解していたヴァレリアはベア先生によく懐いていた。

余談だが、この世界では鬼と侍が戦っていた過去があるが、種族として日本の鬼と欧州のヴァンピールはたぶん関係ないと思われる。
あとヴァレリアの祖父は過去に鬼狩りの女サムライと出会ったことがあるという。もしかしたら御伽噺のようにヴァレリアに聞かせていたのかもしれないし、その事で留学先を日本にしたのかもしれない。
さらに女サムライの主がヴァレリアに瓜二つだったとか……おじいちゃん、もしかしてその血縁者と結婚していない?


【今ロワでの動向】
大好きなベア先生が見せしめで殺されてしまったことで、ヴァレリアはロワ開幕早々に泣きじゃくっていたが、須藤要と合流後は彼と同じ対主催の道を進む。
しばらくは要と一緒に行動していたが、放送後にロゼ&立花響と遭遇し襲撃を受けることとなる。
正確には二人のターゲットは要に集中していたのだがヴァレリアは彼を見捨てずに一緒に逃走、また二人の説得も試みたが全く言葉が届かず、猛攻により徐々に追い詰められてしまう。
だがトドメを刺される前に麻美麗&婚后光子が参上し、暴走する二人をなんとか制止してくれたため戦闘終了となる。
自然と大きなチームになった彼女らは情報交換を行い、「雛見ザワイタマ」という病症の危険性について共有する。

しかし一難去ってまた一難、次の放送の後に強襲を仕掛けた芥川龍之介の攻撃により要を瞬時に消されてしまう。
さらにエレン先生&リリカも乱入、混戦の最中に様子がおかしい親友のリリカを止めるためにヴァレリアは彼女と一対一の勝負に挑む。
頼子や杏寿を失い優勝狙いに墜ちてしまったリリカの本音を聞きてヴァレリア自身も色々な想いを抱いていたものの、親友に凶行を止めて元に戻すためにヴァレリアは心を鬼にして彼女と対峙した。
想いと想いがぶつかり合うアクロバットな空中戦は、途中で一瞬の隙を見せたリリカにヴァレリアが友情パンチをクリーンヒットさせたことで決着。
狂気が抜け落ち罪の意識が芽生えかけたリリカを「もういいんだよ」とヴァレリアは諭し、泣き崩れた彼女を抱きしめたのであった。

確かな友情がそこにはあった、だがその光景に虫唾を走らせる隠者が近くに潜んでいた。
突如としてヴァレリアは横から蹴り飛ばされ、続いて唐突に姿を現した変なスーツの人物によりリリカを連れ去られてしまう。
すぐさま追いかけ辿り着いた先は禁止エリアとの境界線に位置する崖の上、そこで誘拐犯が馬場芳郎であることを知る。
馬場はリリカの首輪爆破を示唆し、「大事なお友達を助けたいなら、服を脱げ」というゲスな要求をヴァレリアに突きつけてきた。
相手はあからさまに下品な目付きであり、そんな屑野郎の前で裸体を晒すというのは少女にとって恥辱極まりない事ではあるが、ヴァレリアにしてみればそれ以上に友達を見捨てることなんて出来ないので躊躇いなく自分の衣服に手を掛けた。
それにただ黙って言うことを聞くだけではない。脱衣で注目を集める隙に吸血コウモリのコーとモリーを秘密裏に馬場の背後に配置、リリカを救出する隙を伺っていたのだ。
しかし、リリカの命が懸かっているため行動は慎重にならざるおえず、絶好な機会も訪れないまま下着姿まで脱衣が続いてしまった。
為す術もなくパンツも脱ぐしかなくなった、そのタイミングでジール(静謐のハサン)が馬場を強襲した事により事態が急転する。
馬場とリリカに向かって投げられたナイフは間一髪命中しなかったものの、予期せぬ攻撃に馬場が驚いたところでヴァレリアは作戦を実行、無事にリリカを解放することに成功した。
ただしゴタゴタの合間に馬場は逃げてしまい、首輪爆破の指令はジールに変更されてしまった。だがジールは「馬場は毒で死ぬ」と言い切り、巽の事をヴァレリア達に託して自分の死を受け入れ爆死した。
ジールに対して複雑な想いを抱くヴァレリアではあったが、最終的にはクラスメートがいなくなる事に寂しい想いを抱くのであった。


その後、婚后さんと合流したヴァレリア達はジールの遺言に従い巽がいる施設に向かった。
しかし内部には見るも無惨に引き裂かれた郁子の遺体だけしか残っておらず、巽とジキルの姿はなかった。(ちなみに凄惨な光景に衝撃を受けた三人は当然気分を悪くした)
そこへ巽たちの凶行と行き先を知る時峰空志郎が登場。一緒にハイドと巽を止めよう、という時峰の提案に乗って一緒に行動を取ることとなる。
そして図書館に到着し、そこで捜していたジキル&巽、途中ではぐれてしまった麗とロゼ、さらに天空寺タケルの計五人と遭遇する。
だが彼らと対話をする前に図書館の大扉をぶち破る乱入者が現れる。駆動鎧を纏い狂気に飲まれた教師、エレン・ベーカーであった。
絶対的な殺意で場を支配するエレン先生を前に、利害も何もかも後回しにして全員が応戦するものの、何故か不運が重なり誰一人として攻撃を通せなかった。
実はエレン先生はスタンド能力も身につけており、風水の位置を巧みに利用した絶運で全員を圧倒していたのだ。
加えて様々な異変や犠牲などが重なり味方の状況も悪化する一方、最悪全滅まであり得る事態に追い詰められる最中、ヴァレリアは事態打開のために覚悟を決めてリリカにお願いをする。

 「これ以上誰かを失いたくないし、もうあんな姿のエレン先生を止めたい。
  でも今のままのあたしじゃ相手すらできない……だからお願い、リリカ!貴女の血を吸わせて!」

駆動鎧と渡り合うには吸血による身体強化が必要である。吸血行為は自己に課した禁忌を破る事になるのだが、もう仲間を失いたくない、今の危機を覆すにはこれしかないとヴァレリアは思いリリカに決意を伝えたのだ。
それに対してリリカは何の迷いもなく快諾。感謝と謝罪の気持ちに揺れながらヴァレリアは彼女の首筋に噛みついた。
そしたら人外魔境の群馬県民であるリリカの血は凄まじく、ヴァレリアが予想していた以上にパワーアップを果たしたのだ。
具体的には聖装が『月夜に浮かぶ紅狩人』に変化し、また自分の血液を自在に操る術も習得、『赤く輝く刀』を形成出来るほどに力が漲っていた。
同時期に覚醒したタケルと共に負傷者たちを避難させたあと、ヴァレリア達は妄執に囚われたエレン先生と対峙する。
厄介だった凶の方角からの攻撃をタケルの「厄除けの結界」で防ぎ、さらに風水の乱れでエレン先生の優位性が失なわれた隙をついてヴァレリアは突貫。
脅威となるホームランバット攻撃も投石で空振りさせる機転で躱し、渾身の攻撃で駆動鎧を無力化→タケルのライダーキックのコンボが決まったことでエレン先生を撃破した。

そのままヴァレリアはタケルと一緒に鬼狼化ハイドが暴れる戦場に駆け付け、ロゼの奥義とタケルの術発動の時間稼ぎのための援護に回る。
全員の一致団結によりロゼの一撃が届き、ハイドが力尽きたことで大波乱の連続であった図書館戦争も終幕となった。
だが、あまりにも犠牲が大きかった。この動乱で麗、リリカ、エレン先生、愛ちゃん先生、ジキル、時峰と多くの命が消えてしまった。
特にさっきまで一緒にいた親友のリリカが自分の知らないところで命を落とした事にはヴァレリアも相当応えたようで、図書館に集まった全員が休んでいる間に一人で抜けだし人気のないところで涙を流したのであった。


主催者の施設、もといグラン学園ロボの決戦では人質である古手梨花の救出チームとして前原圭一、狩野朱歌、アスラン・ザラと共に行動する。
理科室らしき場所でカプセルの中で眠る梨花を発見したが、そこで主催者の一人の田無美代子もとい鷹野三四と対面する。
鷹野の変なファッションに「年齢は考えた方が良いよ」をツッコミを入れるが、それとは別に彼女の戦闘能力はチート級であった。
ヴァルゴ・ゾディアーツの空間操作能力に加えて英霊・清少納言由来の宝具『 雛 見 沢 大 災 害 』(エモーショナル・エンジン・フルドライブ)というオリジナル大技まで使用。
宝具の特攻でアスランとシュカが一時行動不能になり、なんとか耐えられたヴァレリアも鷹野の追加攻撃で戦線復帰できない程に重症を負ってしまう。
身体も碌に動かせなくなったヴァレリアだが、その時何故か杏寿の召喚儀式の光景を走馬燈のように思い出し、無意識のままに自分の血で魔法陣を描いて呪文の詠唱していた。
―――そして、一縷の奇跡が起きた。黄金に輝く魔力の奔流が生まれ、目の前に新たな人影が姿を現したのだ。

 「……貴女が、私の御主人様(マスター)……!? ……そう、だよね。『ワタシ』のこと、覚えてないもんね」
 「え、あ……え?」
 「サーヴァント、セイバー。真名、■■■■・■■。召喚に応じ、ここに参上」

召喚された少女は全く見覚えのない人物だった。なのにヴァレリアはどことなく懐かさを覚えていた。
その英霊は顕現できる時間がほんの僅かしかないと説明し、『ワタシに魔力を注ぎ込んで、宝具を打つように命じて』とヴァレリアにお願いしてきた。
自分は夢でも見ているのだろうか?と現実と理解が曖昧な状態のヴァレリアであったが、彼女の言葉は信頼に置けると無意識に理解し、言われるがままに想うがままに強く念じた。

 「――を以って命じる。セイバー、宝具を開放して!」
 「――御意」

開帳された宝具『■の呼吸:櫛風沐雨』の一撃から生まれた糸口により、その後の圭一による鷹野撃破への貢献となった。
ただ、宝具を打ち終えた時点でセイバーは光となって散り去った。その間際に彼女は何も言わず、ただヴァレリアに微笑みを浮かべていた。
最終決戦の記憶は所々あやふやではあったが、ただセイバーの勇姿と笑顔はヴァレリアの心に確かに刻まれたのであった。


皆の力でバトルロワイアルを打倒し学園生活に戻ったあと、ヴァレリアは誰も居なくなったオカルト部を再建した。
最初は一人だけの部活動だったが後に新しい部員と顧問の先生も加わり、ヴァレリアは部長として頑張る日々を送っている。
ちなみに新オカルト部のメンバーは全員異種族である。過去に人でないと迫害を受けていたようだが、学園の方針変化やヴァレリアの献身もあり今は面白可笑しく学園生活に馴染んでいるそうな。
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最終更新:2024年01月19日 22:15