【名前】芥川龍之介
【性別】男
【出展】文豪ストレイドッグス

【架空学園3におけるロール・設定】
おそらく出展元との解離が激しいキャラ。
基本的に冷酷非情且つ攻撃的な性格の持ち主。常に自他共に厳しく厳格で、他者を寄せ付けない言動が多い孤高さの持ち主。
自身の黒外套を黒獣や刃へ変形させる異能力「羅生門」を操る。
かつて妹がいたが失っている……までは原作と同じ。

この世界では千葉解放戦線@翔んで埼玉の一員である。

千 葉 解 放 戦 線 @ 翔 ん で 埼 玉 の一員である。

大事なことなので二回言わせていただいた。



学園ではクラスメイトの接点は極めて希薄であり、仲の良い生徒はいない様子。
原作(厳密には劇場版)では仲が良好でありそうな中也でさえ「チビ猿」呼ばわりし、逆に中也からは「陰険野郎」と言われるなど険悪。

その過去はバーニッシュと手を組んだ埼玉解放戦線の一部過激派が暴走して結構な死者を出したことがあり、その際に妹が死亡。
埼玉への恨みから千葉解放戦線入りし、エージェントとして東京に潜伏している。
(ちなみに埼玉よりは幾分マシだが、かつて千葉も東京から下に見られている程度には差別対象だったが、同盟だった埼玉を裏切ることで地位が多少は良くなった経緯がある。
だが、通行手形が撤廃されていないなど、やはり差別は残っている様子)

なお、千葉出身者であるためか、「X Japan」や「家政婦は見た」などの千葉から生まれた著名人による作品が好きで、特にふなっしーには基地外と言えるほどの情熱を持つ。

なんというか翔んで埼玉の阿久津翔のポジションに立っている気がする。



余談だが、実在する芥川龍之介は千葉ではなく東京出身である。
まあ、設定をある程度は改変できる架空学園ロワだからその辺りは許してくれ。


【今ロワでの動向】
殺し合いに巻き込まれる形になってしまった芥川だが、特に仲間でもないクラスメイトが死のうが、彼にはあまり関係なかった。
それよりもエージェントである芥川はこの殺し合いが東京のお偉いさんが企画したものであると推測を立てた。
なぜなら知事には及ばないとはいえ鬼龍院財閥の令嬢である娘の皐月などがいる時点で、主催である田無の裏には絶大な権力を持った「何か」が蠢いてると見れるからだ。
そして優勝と引き換えに「千葉の通行手形撤廃」という千葉の悲願を叶えるためにマーダーになることを決めたのだった。
そうすれば千葉は潤い、死んだ妹も報われると信じて……

芥川は黒外套の代わりに大漁旗を纏い、マントを翻すヴァンパイアのように会場へと歩み出した。大漁旗マントさえなければ普通にカッコいいのに……


まず初めの獲物として頼子と杏寿を発見し、さっそく襲撃することに。
なお大漁旗をマントにしていたセンスには頼子と杏寿はあまりのダサさに引いていたが、芥川はそんな視線など気にしない。
2VS1と数の上では一見不利でこそあったが、芥川は豊富な戦闘経験を持っていたことと杏寿が戦闘には素人であったこともあり、逆に押していく。

途中頼子の指示で杏寿が仲間を呼ぶために戦線を離脱したが、芥川は焦ることなく頼子の殺害に専念する。
すぐに頼子を殺して杏寿を追っていた方が早いと判断したためだ。

そうして戦いは佳境になり、お互いが最強の技を放たんとした時……
その戦いは頼子の背後から忍び寄ったジキル(ハイド)が彼女の首を掻っ切ることで肩透かしを食らうくらいにあっさりと終わりを告げた。
頼子はダイイングメッセージ代わりに使い魔のミケが消える前に拡声器で他の対主催に自分やジキルが殺し合いに乗っていることを伝播しようとしたが、そうはさせるかと羅生門の黒獣に喰わせてミケも消滅させた。

学園では優等生だったはずのジキルが殺し合いに乗るのは意外だったが、芥川にしては殺す対象である以上の価値はない。
口に出した内容からして、どうやら杏寿もこのジキルが殺したようである。
ならばお互いにやることは決まっているという風に、芥川とジキルは戦いだした。

だが、芥川は先の戦いで少なからず消耗している上、まだまだ序盤で殺すべき相手が沢山いる状況であることを途中で思い出し、頭が冷えたところで両者一旦戦いを打ち切りへ。
互いに手を引き数が減ってきた頃合いに再戦することに約束し、二人は闇の中へと消えていった。


ジキルに横取りされた形になったが、一度に二人も死に、ジキルが奪い損ねた頼子の支給品を手に入れる形になった。
その支給品を確認する際、芥川は思わずしかめっ面をした。
中に入っていたのは、甲冑鎧……羅生門を使う自分には基本的に荷物が重くなるだけの無駄装備、であるが、決してハズレ支給品ではない。
問題は一緒に入っていた――しらこばと付き草加せんべいの方であった。
芥川は取っては自分の忌み嫌う埼玉の臭いがする名産品など、言語道断であった。
鎧の方も埼玉の臭いが染みついてしまい、もはや芥川にとっては無用の長物以上の何かだった。

では、鎧とせんべいを捨てようか……と思ったその時、芥川の脳裏に悪知恵が芽吹く。
何かを思いついた芥川は埼玉臭さがする支給品を捨てることをやめ、臭いに耐えながらも羅生門を使って、鎧とせんべいを掛け合わせて工作した。
これが一体、何に使われるのかは後にわかることになるだろう。


埼玉臭に耐えて一仕事を終えた芥川が次に発見したのはタケルと野獣先輩のコンビであった。
こいつらは異能も持たない簡単に屠れる一般人に過ぎないと見なし、襲撃を仕掛けた。
しかし、芥川にとって誤算だったのは、タケルはゴーストハンターであり、実力を隠していたこと。
さらに野獣先輩は確かに異能を持たない一般人であったが、支給品の力により仮面ライダーメテオへの変身を可能にし、変身中は強敵になるということ。
芥川は自身の失敗を認め、予想外に強い2人に今はまだ分が悪いと判断して撤退する。
また、この2人は埼玉人じゃないため、モチベが上がらず、無理して今すぐ殺す必要もないと考えたためでもある。


なんとか逃げおおせたものの、失敗を犯した芥川。
タケルと野獣先輩はおそらく自分が殺し合いに乗った情報を拡散するだろうし、徒党を組んだ連中に包囲されるような厄介な事態になる前に参加者を屠りたいと考えていた。


その時、芥川は自分が隠れている寺に向かっている麗・ロゼ・響・婚后・ヴァレリア・要の一団を発見する。
いくら芥川とはいえ6人をいっぺんに相手にするのはリスクが大きすぎるが、幸い向こうはこちらに気づいていないようなので、せめて情報だけでも集めようと寺の天井に隠れた。

すると一つの事実を知ることになる。
麗・ロゼ・響は隠れ埼玉県人であるということ、この芥川にとっては最優先抹殺対象であった。
妹を埼玉県民に奪われた怒りを思い出し、すぐにでも三人を殺しに行きたい衝動に駆られるが、流石に無策で突っ込むのは自殺行為。
だが、むざむざと見逃したくない芥川であったが、ここで転機が訪れる。
ふと、外を見ると明らかに殺し合いに乗っていると思われるリリカ・教師のエレンが寺に入ろうとしているのだ。
仮に二人が芥川の思った通りのマーダーならば、次に起こる混乱に乗じて集団を一網打尽にできるチャンスであると睨み、襲撃を決行する。

なお、五人は「東京」が隠す埼玉や千葉どころか日本中に危険が及ぶウィルスの存在を話し合っていたのだが、筆談であったため殺意マシマシの芥川がそこまで気づくことはなかった。

考察に夢中で致命的な隙を晒していた要を黒獣に食い殺させ、殺害。
同時にリリカとエレンも寺に入ってきて乱戦となり、対主催パーティは分断。
芥川が相対したのは響・麗・ロゼの隠れ埼玉県人の三人であると、奇襲は成功であった。

そして始まる、因縁の千葉VS埼玉。
漸く殺したい存在に会えたことに芥川は戦意高揚させた。

その戦いは寺中が滅茶苦茶になるほどの激戦であり、なおかつカオスであった。
「埼玉グナムキック」やら「埼玉スター斬」やら「羅生門・千葉北の大波」やシュールな技名が飛び交いつつ、かつ、本人たちは至って大真面目なので読者の腹筋を破壊しまくったとのこと。
並行して行われたヴァレリア&婚后VSエレン先生VSリリカが過去回想込みのガチシリアスだったので、なおさら混沌ぶりが引き立つことに。

しかし6人から半分に減ったとはいえ、それでも1VS3で数の不利は同じ。
片や戦いの素人であった頼子・杏寿戦とは違い、3人とも戦いなれている。
ならば芥川はピンチか? と思いきや、ここで芥川は秘密兵器をディパックから取り出した。
それは先の工作で作り出した改造甲冑鎧であった。

芥川「貴様らを倒すためとは言え、非常に不本意でこれを使わせてもらう」

そうやって芥川は何故か『草加せんべいアーマー(しらこばと付き)』を装着。
気を抜いたら埼玉の匂いに飲まれる、埼玉県人以外の者からすれば呪いの装備を纏うというツッコミどころしかない珍展開を披露した。

しかし、埼玉県人たちからすれば草加せんべい(しらこばと付き)が人質にされたも同義であり、芥川に攻撃をすることは信仰する埼玉を裏切るも同然の踏み絵。
満足に攻撃できず逆に追い詰められていく埼玉の三人……※当人たちは至って真面目です
なお、感想スレでは「助けてくれ、どこから突っ込めばいいんだ」というお言葉もあったとかなんとか。

とはいえ、これでせっかくの獲物に逃げられても意味がない。
そこで言葉による挑発で埼玉県民たちの怒りを買い、ミスを誘い込むことにした。
具体的には「ダサイタマ」やら「クサイタマ」と埼玉県民なら怒りを覚えそうな言葉を使い、それでも麗とロゼは比較的冷静だったが、不良の響は挑発に乗ってしまい、怒り狂った力任せで照準も甘い拳に対し、カウンターとして「羅生門:I'LL KILL YOU」なる技で彼女の心臓をえぐり殺害する。

※I'LL KILL YOU:X JAPANのYOSHIKIが高校時代に初めて作詞した曲

響の死亡、そしてこれまでの消耗から麗とロゼもいよいよ毒牙にかける時がきた。
まずはロゼほどは強くない麗に対し羅生門・顎で埼玉県人をもう一人地獄送りにせんとした。



ここから、芥川の命運は徐々に尽きていく。




麗を穿つはずの羅生門は、突如乱入してきた百美に庇われ、文字通りの意味で死守されて失敗。
さらに百美が持っていた石が偶然、甲冑についていたせんべいを砕いてしまい、しらこばとの加護がなくなってしまった。
ダメ押しに一瞬の動揺を突かれ、ロゼの刀に芥川の右腕が切断されてしまった。

まずい。調子に乗り過ぎたか。
そう思った芥川は、麗とロゼにいずれ報復することを誓いながらも、撤退する道を選んだ。


だが、タケル・野獣先輩の時のように今度は逃げきれなかった。
正確には麗とロゼは死にゆく百美を看取るために追ってはこなかったのだが、先ほど奇襲に利用したハズのエレンが、駆動鎧の機動力を活かし、血の跡を追ってきたのだ。

エレンは戦闘の素人であり、駆動鎧によるスペック底上げがあるとはいえ、傷ついた芥川でもなんとかなるハズであった。
だが、偶然にも彼女の武器のバットがお守り代わりにしていたふなっしーストラップを破壊したことで事態は一変。
これまで比較的冷静だった芥川がキレ散らかし、まるで先ほど罵倒挑発を行って頭に血を登らせた響と同じ状態に陥ったのだ。

これにより芥川の弱点として千葉絡みのモノは攻撃できないと知ったエレンが反撃開始。
千葉県民である市原悦子主演の「家政婦は見た!」DVDを盾にされ、決定打を出せなくなってしまう。
そう、先ほど埼玉県人たちに行った仕打ちと同じことを芥川は偶然にも受ける羽目になったのだ。

それでも羅生門を使い、右腕がなく、失血で意識が何度か遠のきそうな中で必死に足掻く芥川。
全ては千葉の悲願である「千葉通行手形の撤廃」そして妹の仇たる埼玉県人を根絶やしにするため……

しかし、ここでエレンは寄りによって千葉の名産品である落花生を投げつけた。
それ対し、避けるか無視するば良いものを芥川は羅生門に条件反射的にキャッチさせてしまった。
その行動が仇になって防衛に穴ができ、エレンの持つシギル「ホームラン・イェーガー」が直撃。

芥川は羅生門で必死に防御するも、それは無駄。
なぜならその異能は「バットに当たった対象を重さに関係なく遠くに吹き飛ばす能力」……すなわち、仮にバットのダメージは耐えても、当たった瞬間、禁止エリアに叩き込まれて首輪爆発で死ぬことを意味する。
芥川がそれを知った時には手遅れであった。
禁止エリアのラインはとっくに突破し、吹き飛ばされた勢いから制限時間以内に戻ることもできない。


「僕(やつがれ)はいったいどこで間違えた……」


空中にて首輪が爆発して最期を迎える寸前の芥川の呟きであった。
彼の疑問の答えに答える存在は空の中にはいなかった。
半分壊れたふなっしーストラップは答えない。
左手の中に握る落花生は答えない。
今は亡き妹は答えない。

千葉は、彼の忠義に何も答えてくれない。
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最終更新:2024年01月19日 22:13