【名前】緑川なお
【出典】スマイルプリキュア!
【性別】女
【年齢】14歳
【名ゼリフ】「いぎゃァァァァァァァァァッツツツァァァアアアァァァァァァアアアァ!!!!」
「うん…っ!!」
【支給武器】クラッカー@スマイルプリキュア!、薬草@バンダイロワイアル
【本ロワでの動向】
緑髪のポニーテールが特徴的な少女。
真面目な性格をしており、曲がったことが嫌いな性格をしている。
家族構成は両親弟が3人妹が2人と大家族である。
その正体はキュアマーチと呼ばれるプリキュアであり正義の味方である。
緑川なおもバンダイロワの参加者として召集される。
スタート地点はA-2の草原であった。
放送によるゲーム解説を終え、ゲームが始まるとなおは対主催者として動き元の世界に生還することを決意する。
早速支給武器を確認すると、支給されていたのはクラッカーであった。
ハズレ武器にガッカリしていると、たまたまそこを通りかかった
ヒイロ・ユイを発見。
なおは仲間作りのつもりで軽い冗談の会釈のつもりで耳元でクラッカーを鳴らす。
だが、彼
ヒイロ・ユイには冗談が通じず、敵対行為とみなされる。
そのままヒイロ・ユイの右腕はなおの右モミアゲを掴むなりぶち抜いてしまったのだった。
突然の出来事に驚くなおにヒイロ・ユイはある種なおのこの先を決定づけた決まり文句「お前を殺す」を言い放ったのだった。
あまりの迫力になおは怯え、その場から逃げだしたのだった。
そのまま森の中を歩いているとロボットのような風態の参加者を発見。
堕悪魔刃頑駄無である。
なおは今度こそと、後ろから彼に声をかけようとすると右肩にサソリを乗せているのを目視。
虫が大嫌いななおは本能のまま絶叫し、自身と大層な魔界獣であるグレッシュを虫扱いしたことで魔刃の怒りを買う。
なおの右腕を切り落としたことで怒りを収め、直接殺すまでもない弱者とみなして魔刃はそのまま去るが、なおは右腕から溢れ出る血を止めることで頭が一杯であった。
支給一式にあった包帯を巻いて止血するも、斬られた時にグレッシュの毒が盛られたことをなおは知らなかった。
魔界のサソリ毒による痛みに苦しみながら移動すると、広い地上遺跡跡に出る。
その遺跡跡では
土方十四郎と
山岡士郎が争っており、すっかり疑心暗鬼になっていたなおはテイバッグをこっそり奪おうと接近。
しかし運悪くも山岡の避けた土方の剣がなおの右目に突き刺さる。
地面に倒れ右目を抑えていると今度は山岡に「邪魔だ」、と言われ蹴りとばされ、そのまま近くの崖から落ちてしまう。
微妙に角度のある崖だった為衝撃は抑えられたものの、地面に激突した際にアバラ骨が半壊してしまうことになる。
その痛みに身体をくるめ悶えていると、そこを
ジョーカー化してマーダーになったばかりの
剣崎一真に発見され斬りかかられる。
反射で飛び避けるが、剣の射程内から左手指は避けきれず左手の小指と薬指を斬り落とされる。
あまりにも痛々しい姿にこの時点ではまだ正気が残っていたのか一真は動きを止め、その隙に死に物狂いでなおは逃走。
逃げている途中放送が流れ、
星空みゆきの名が呼ばれなおはショックを受け立ち止まる。
そのとき我にかえり、自分のバッグが無いことに気づく。水もパンもバッグの中の為空腹を満たすこともできず、
身体が頑丈なプリキュアに変身しようとするが、デコルもバッグの中だと気付き落胆する。
鞄を取り返そうと引きもどすとエリア中央を陣取っていた火山が噴火する。
一面に広がる溶岩と火事。なおは逃げ遅れてしまい落ちてきた火の粉が顔にかかり顔の左半分を火傷してしまう。
また、川の手前に辿り着くが行く路を火が遮る。焼死よりはマシだと判断しそのまま突撃し右足に重い火傷をしてしまう。
川を越え火から逃れるものの、未だ固まらない溶岩によりエリアが一時二分されバッグをとりに行くことが不可能となってしまった。
火から逃れる必死走りで体力を使い果たし胃が限界を迎えてしまう。
発見した湧水で喉を潤すも、空腹により倒れてしまう。だが、そこに
海原雄山が通りかかる。
海原はあちこちから収集した上物の果物を抱えており、なおの胃はつい音を鳴らしてしまう。
なおは海原の裾につかまり食べ物を乞う。しかし、彼の癪に障ったのか海原はなおの顔面を蹴り上げてしまう。
その結果なおの鼻の骨が全壊し鼻血が止まらなくなってしまう。
なんとか鼻を押さえ血が止まるも詰まった血のせいで鼻呼吸ができず湿気の酷い森の中で口呼吸を強いられてしまう。
最後の力を振り絞り移動すると
コーウェンの食べ残したお好み焼きを発見。
地面に落ちていて泥まみれであったが、なおにとっては11時間ぶり、正確には22時間ぶりのご飯である。
泥など一切気にせず、血で汚れた手で一気に食してしまう。
胃も一時難を逃れることになるが、そのお好み焼きはコーウェンの口から感染した
インベーダーウイルスの蝕われていたのだった。
なおは知らず知らずの間にウイルスの体内侵入を許し、この後少しずつ記憶が消えてしまうことになる。
その後の放送で
日野あかねが呼ばれ、最初はまるで他人な反応であったが我に返り仲間の死にショックを受けつつも疑問をもつ。
頭の違和感を感じながらも移動をすると
沖田総悟と遭遇。最初は剣を突き付けられるが沖田ミツバに似ているという理由で保護。
しかし沖田は兎も角Sであったため、初対面であるなおに対して支給された食用蝉を差し出す。
しかしなおはなりふり構わず、感謝の言葉を述べながらうれし涙を流しながら笑顔でそれを食してしまう。
沖田も予想以上の反応に少し引きつつも魅かれていく。
その後酷い右足の火傷に気づき冗談混じりでなおをバッグの中に入れると中にあった鉛筆が左耳に突き刺さり左耳の聴力を失ってしまった。
既に色々な傷があったり、餓死直前から救ってくれたこともありなおはそれを許す。その反応に沖田は更に魅かれていた。
その後移動をすると再び
山岡士郎と遭遇。なおはウイルスのせいで記憶を失っており初対面のように挨拶をした。
彼もまた当時必死でかつ遺跡周辺が暗かった為はっきり見ていなかったこともあり認識上初対面ということになった。
山岡はなおの酷い傷に同情し親父直伝蘇生切りを施すも、失敗してしまい背中から血が溢れ出る。
すかさず乱入してきた
海原雄山と
小松のコンビにより無き事を得るが背中に大きな傷を遺してしまう。
そのままエリア移動をしているとゼロシステムを発見。沖田のS心によりなおは無理矢理中に入れられる。
なおは精神抵抗の甲斐無くゼロシステムの仕様に飲まれてしまい、発狂してしまう。
ゼロシステムから出て来るなり奇声をあげたまま走り去ってしまう。沖田はそのまま追跡をする。
しかしなおの走った先に落ちていた
黄瀬やよいのバッグを蹴りあげてしまいAIDAに感染した彼女の支給武器を登場させてしまう。
なおはそのままAIDAに侵され、その場に倒れうずまってしまう。
サソリ毒、インベーダーウイルス、ゼロシステム、AIDAと身体に累積された有害毒がその時奇跡の化学反応を起こしてスパーク、なんと全ての毒素が裏返って無毒となったのだ。
しかしその浄化の際に体中の筋肉が暴走し熱がオーバーヒートしてしまい体中から痛みが溢れ出る。
奇声と言えるほどの悲鳴をあげるなおを追いついた沖田は抱きしめる。沖田の胸の中で楽になったなおはそのまま眠ってしまう。
しかし無毒の代償は大きく元の世界での友好関係や家族関係の記憶を丸々失ってしまう。
尚、AIDAとは投票落ちしたはずの.hackの出典であるが、序盤話で武器が通ってしまい持て余されていたため、この中和は問題なく通った。
なおは沖田におぶられ眠りながら移動をしていると、沖田は
大道寺知世と遭遇。
沖田は
土方十四郎の
木之本桜の死体への冒涜を目撃していたため彼女に代理として謝罪をする。
そして知世と情報交換を終えた頃になおは目覚める。彼女の傷に知世が驚いていると、そこに
剣崎一真が乱入。
その闘いは死闘であったが、知世や沖田の活躍によりなんとか彼を追い払う。
しかし途中で一真の不意打ち兼動揺攻撃により両足を斬られてしまったのだった。
足を失いもう二度と歩けないショックの中で、失意のまま知世と別れる。
しばらく移動すると溶岩が固まったことに気づくと遺跡跡に落としていたなおのバッグを取りに戻ることになる。
その移動の際山上から下で仲間と移動をしていた
青木れいかを発見する。
れいかはプリキュアに変身して移動しており、なおはそのプリキュア特有の奇抜な服装の彼女を変な眼で見てしまっていた。
当然、なおには仲間に関する記憶が無いとなれば、もうれいかに関する記憶も無い訳で、
悪い人の可能性を考えもう怪我したくない為声をかけずに「誰、あの人…?変な服だし関わりたくない」と呟きその場から去る。
因みになおはこの間に放送されている
黄瀬やよいの名前にも完全に無反応であった。
遺跡跡に到着するなり鞄の無事を確認。沖田は鞄を一つに纏めた方が効率が良いとし、中を詰め移す作業を行う。
その途中デコルも取り出されるが、沖田はおもちゃかと勘違いし投げ捨てる。なおもその場面を見ていたが記憶が無い為何も反応は無かった。
薬草をなおのポケットの中に入れ道具の詰め移しが終わると主催者軍の雑魚共であるレギオン軍団が現れ攻撃を仕掛けて来る。
彼女たちは対人用であり、幸いインペラトールなどのMSにはのっておらず、なおは沖田から預かった銃を構え応戦。
途中で右腹部を貫かれるが薬草を食し無き事を得る。
そのままレギオン軍団を全員倒し、ほっと一息ついて休憩をしていると中央の火山の方から衝撃波が響く。
その衝撃波は対主催者と主催者による最後の衝突であり、決着の衝突であった。
沖田は衝撃波の原因を確かめるためなおを待たせて近くの高台の方へ移動する。
なおは銃を握り締め沖田の帰りを待っていると、体が少しずつ光に包まれていっている事に気が付く。
その光は生還の動きであった。そのまま光に包まれた体は散り生還していく。
その反応は生還だと気付いたなおは沖田に感謝も、最後の挨拶すらしていないことの未練を心に刻まれ、不本意のまま生還してしまう。
深夜の元の世界に生還なおは即座に病院に運び込まれ、重要治療を受ける。
その世界では学校の仲良し五人組のうち四人が行方不明、一人が重傷で還ってきたと話題になっていた。
なおは記憶が無い為、家族や弟妹に対して何も思わず、友達の家族に対しても冷たい反応であった。
なおはマスコミに何処にいたのか、何があったのか聞かれ正直に答えるも、その経験は常識を逸脱しており狂人扱いされてしまう。
医者からはテロ軍団からの拷問により、記憶が自己改ざんされたと勝手に診断される。
また沖田総悟という男を探してもらうも、なおの求める沖田という男はその世界には存在せず頼れる人がいない状況となってしまった。
だれも信じてくれないし、こんな体ではこれから十分に暮らすこともできない。
家族の記憶を取り戻すことも無く、沖田という男も存在しないこの世界では、生きていても、意味が無い。
深夜個室の病室でそう判断したなおは果物ナイフを喉にあてた。
ひとおもいに貫こうとすると、個室の扉が開く。
「なお、お久しぶりでぃ」
そこにいたのは彼の世界から無理矢理この世界へやってきた
沖田総悟であった。
なおはナイフを投げ捨て、沖田に抱きついた。
沖田はそのままなおに語りかけた。
「俺が一生お前を守りぬく。」
「え…」
「俺と結婚しねぇか」
「でも、わたしこんな体だよ!?左手しかないし、しかも指も足りない!それに顔もボロボロ…」
「そんなん関係ねぇんだ、俺と結婚しろ。」
「…………
うんっ…!!」
なおは、最後の最後に幸せをつかみ取り、
エピローグ後半ではその後の人生が書かれていた。
三人の子に恵まれ幸せな家庭を築いていて、苦痛の代償を取り戻すように生きていたなおであった。
緑川なおは本ロワにおいて51人の参加者から5人しかいない生還者の一人であり、
緑川なおは本ロワ、いや妄想ロワにおいて最も悲惨な経路をたどった参加者であった。
また緑川なおと
沖田総悟は妄想ロワ初の恋愛成就コンビでもある。
なおの話が投下されるたびに住民は次どこを削られるか予想し、作者はその上を行こうとしたせいでこのうになったという。
また、こんな酷い傷を背負っていてなお生きているのは
ヒイロ・ユイに殺害宣告されたから、らしい。
最初に
司馬懿サザビーや他のプリキュアたちと出会えていたら、こんな悲惨なことにはならなかったのかもしれない。
(が、最初に会っていたのがなおだったら司馬懿は綺麗にならず、結局は捨て駒として利用されただろうという説もある。)
また没ネタで終盤レギオン軍団の生き残りにより更に酷い事をされる話が投下されたが、あまりにも惨過ぎると住民全員から叩かれなかったことにされている。
支援絵リストに掲載されている緑川なおの支援絵はR18Gにつき観覧注意のこと。
最終更新:2013年07月18日 00:06