【名前】剣崎一真
【出典】仮面ライダー剣
【性別】男性
【支給品】デュエルカード(インフェルニティデッキとサイドデッキ)@遊戯王5Ds
ブレイバッグル・スペードのラウズカード一式・コモンブランクカード@仮面ライダー剣
【台詞】
「ウソダドンドコドーン!!」
「見ていて下さい!俺の!変身!」
「ナズェミデルンディス!」
「運命と戦う!そして勝ってみせる!」
【人物】
(0w0)、頭脳明晰、文武優秀、皆に愛され、希望をふりまく善人タイプ。努力を努力と思わず、人並み以上の能力を発揮する天才系
…と色々アレな設定だが、良くも悪くも真っすぐな性格で純粋すぎる性格から優しさとエゴの戦士と評され、
滑舌の悪さからオンドゥル語と呼ばれる喋り方をしていた為ネタキャラ扱いされるが人々を守りたいと言う意志は本物である。
ディケイドの剣崎?知らん、そんなの事は俺の管轄外だ…剣崎真琴なんてプリキュアやっている人は妹ではありません。
【ロワでの行動】
最終話後、アメリカに渡った時の参戦。
ジョーカーになったときに捨てたブレイバックルとスペードのカード一式を支給され
懐かしく思いながらも、名簿を見て知り合いや親友の名前がないことに安堵する。ジョーカーになっても人を守りたいと思い続ける
彼にとって殺し合いを否定し、バトルロワイヤルの打破を目指し対主催として行動する。そして単独行動する彼にブレドランが
襲撃をかけてきた、最初は殺し合うつもりはないと言う剣崎だがブレドランは説得に応じず攻撃し、
自分がこのバトルロワイヤルの勝者になると宣言する。
その言葉を聞き逃すことが出来ない剣崎はブレドランを倒すことを決意して、仮面ライダーブレイドに変身しブレドランに挑む
ラウズカードは支給されていたもののラウズアブゾーバーが支給されていなかったことでジャックモードと
キングモードに変身出来ないが
ジョーカーであるスペックとアンデットとの戦いで磨き上げられた戦闘技術でブレドランを圧倒、
ライトニングブラストでブレドランを倒した。
(最もブレドランは生きてゾフィー隊長に支給された命@ウルトラマンのせいで復活するのだが)
初遭遇の相手こそあれではあったが、他の参加者と接触すべく行動していると
五代雄介、
アーチャー、ケンシロウと
正義の味方達と出会う、3人とも剣崎が人ならざる存在であると気がつくも、皆が殺し合いにのらずバトルロワイヤルの打破を
目的としていることを知り、情報交換を行い、そして自身の持つ正義や渇望を語り合う。
剣崎「俺は助けたい。1人でも多くの人を。人を、誰かを守るために、俺は……仮面ライダーになったから」
アーチャー「綺麗事、絵空事、理想論……どれがお好みかね?」
五代「いいじゃないですか!せっかく理想を思い描くなら、綺麗な方が絶対にいい!」
ケンシロウ「久し振りに、人間に会った気がする。たとえ、その肉体が人のもので無くとも」
アーチャー「……その通り、だな。眩しいな、君達は。羨ましいよ」
全ての人を守りたいと言う剣崎にアーチャーは皮肉を言うが五代が剣崎を擁護し、ケンシロウも久々に人間を見れたと
剣崎に肯定的で、アーチャーもジョーカーと言う不死であり異形の存在になっても理想を語る剣崎に対し羨望と感じた。
いずれの再会を誓って別れたが、同じ仮面ライダーであった為か剣崎と五代は暫くその場に留まり語り合った。
グロンギとアンデット、一条と始、ライダーになった理由、みんなを守りたいと言う意志、そして運命と戦って勝って見せる…
初対面にも関わらず似たもの同士な為か二人の間に友情が生まれる。
長い時間語り合った後二人も先ほどのアーチャーとケンシロウと同じようにいずれの再会を誓い別れた…
その後に起きる悲劇をまだ知らないまま…
次に出会ったのは
鬼柳京介率いる対主催のチーム・サティスファクション、そこで剣崎は五代と同じ仮面ライダーである左翔太朗と
出会い当然のように意気投合する。そして
カズマに対しては「カズマが3人いてややこしいなー」と軽口を叩き合う。
そしてリーダーの鬼柳にはラウズアブゾーバーが支給されており、剣崎は鬼柳の魂でもあるインフェルニティデッキだった為
交換と言う形を取る。
ライダーブレイドがカードを読み取って力を得ると聞いた鬼柳がとりあえずカードを読み込めるか試してみようと誘い、
それを剣崎がのる形でアブゾーバーにカードを読みこませてみたらしっかり認識した
…のだがよりによって「融合」だったせいでラウズカードだけでなくデュエルモンスターカードまで剣崎に融合して
ジョーカーやフォーティーンと言うよりそれ以上にやばいナニカになりかけていた。
すわ暴走かと思われたが偶々近くにいたヘルカイザーこと丸藤亮(と
神崎蘭子)が駆けつけ
彼が「融合解除」のカードを使い「融合」を打ち消したのでなんとか惨事は起きずにすんだが
ホッとしたのも束の間、ヘルカイザーから衝撃的な言葉が出る。
―――五代雄介が何者かによって暴走、すでに殺しを行った。
信じられなかった、あんなに人を傷つけるのを嫌だった五代が今や殺し合いにのっていること、
そしてかつて理想を語り合い共感したアーチャーやケンシロウを殺害したと言うのだ…
聞き捨てならないと亮に喰ってかかる剣崎だが亮からはそれは現実の出来事だと告げられる。
剣崎「ウソダ…ゴダイザンガ…ソンナコトヲ…ウソダドンドコドーン!!」
剣崎は叫ぶと鬼柳達の制止を振り切って五代を探すべく駆けだした、嘘であってほしいと願いつつ
そして会場の雪原でついに剣崎は五代と再会する…確かにその姿は一度見たクウガに似ていた。だが
全身を包む黒い闇とかつての赤ではなく漆黒の瞳とジョーカーに匹敵する禍々しいオーラ…
ヘルカイザーの言った言葉は本当だったショックを受ける剣崎、そして五代は残された最後の良心から剣崎に自分を討つように言われる。
五代「剣崎さん…頼みます…俺を殺して下さい…」
剣崎「そんな…俺には出来ない…」
かつて世界か、親友かのどちらかを取るかの答えに自分もジョーカーとなることで親友と世界の両方を取った
彼にとってそれはあまりに酷な発言だった。なんとか五代を戻そうと説得するも五代は無言で首を横に振る
…それでもとすがる剣崎に五代は叫ぶ
五代「笑顔や人々を守るのが仮面ライダーだろ!…なら答えは一つだろ!剣崎一真…いや仮面ライダーブレイドォォォォォォォォ!!!」
そう叫ぶとクウガが剣崎に襲いかかる。そして剣崎は友の託した願いを聞き届けることを決断する、心は痛い…
だけどその願いを無碍にするわけにはいかない!究極の闇と化した彼が他の罪なき人々から笑顔を奪わせない為に…
そして親友が放った決死の頼みを
剣崎「分かりました、五代さん…なら見ていて下さい!俺の!変身!!」
剣崎は仮面ライダーブレイドに変身して挑む、しかしアルティメットの力は凄まじくブレイドを圧倒する。
生半可の力ではクウガを倒せない…ジョーカーとなってマーダー化するかもしれないというリスクを承知で
ブレイドの最強体であるキングフォームにフォームチェンジしてここに「二人だけのライダー大戦」が勃発する。
クウガの超発火能力をトリロバイトアンデットのメタル能力で防ぎつつ、各種ラウズカードを使用しながら、
キングラウザーとライジングタイタンソードと斬り結ぶ、そして双方とも剣が弾き飛ばされると今度は互いに拳で殴り合う。
剣崎は泣いていた戦うことの痛みに、それは体の傷の痛さではなく心が傷つく痛さだった。
ブレイドの拳がクウガに命中するたびにクウガから噴き出る真っ赤な血、それが剣崎の心と拳をさらに傷つける。
親友を傷つけ殺す為に奮う拳とこんなことでしか解決できない現実に…
互いのクロスカウンターによって吹き飛ばされ、剣崎は離れた隙をついてキングラウザーを拾い上げ、
クウガを倒す為にスペードの10、J、Q、K、Aのカードを読み込ませることで発動出来る最強の技「ロイヤルストレートフラッシュ」
を放つ、そしてクウガも自身の最強技である「アルティメットキック」でブレイドを葬らんとする。
拮抗する双方…しかしアーチャーとケンシロウとの戦いで受けたダメージがここにきて影響を与えたのか
クウガの力が少し弱まった、そしてその勢いでブレイドの剣はクウガの要であるアークルを砕いた。
倒れたクウガ…五代に駆けよる剣崎、五代は泣きじゃくる剣崎に礼とサムズアップをすると静かに目を閉じた。
決断したとはいえ親友を手にかけたことにショックを受けた剣崎はその場に茫然と佇んでいた…その姿は
キングフォームの副作用で異形の存在であるジョーカーになっていた。これからどうすればいい?
俺はどうすればいい?と言う疑問と五代を殺してしまった自分に対する嫌悪感で混乱している彼はまだ動けなかった。
突然いなくなった五代を心配して彼を探していた
坂田銀時がジョーカーとその隣で倒れ伏す五代の姿を見て
「五代が化け物に殺された」と勘違いし、自身の所属するSOS団に伝えた為に真偽を確かめるべく
トゥバン・サノオと綿月依姫等が雪原に向かった。そしてジョーカーである剣崎を依姫が発見し、
五代と豊姫の仇(五代が豊姫を殺したことを知らず、ジョーカーが豊姫を殺したと判断した為)として斬りかかる。
突然の襲撃に驚く剣崎、待ってくれ、話を聞いてくれと懇願するが依姫から見て穢れた存在と言うべきアンデットであり
その上位とも言えるジョーカーとなった彼の言葉に耳を傾けることもなく(頭に血が上っていた面もあった)
制限で神卸しが使用できなくても卓越した剣技で戦意がない剣崎を一方的に追い詰める。
しかしここで追いついた坂上覇吐が剣崎に戦意がないことを見抜き乱入し剣崎を庇うように依姫を止める。
こいつには戦意も悪意もない、ならせめて話ぐらい聞いてやってもいいんじゃねぇか?と、そうしているうちに
同じく騒ぎを聞きつけたチーム・サティスファクションの面子もやってくる。
融合騒動でジョーカーの姿を見ていた鬼柳はすぐさま「融合解除」のカードを使用して剣崎を元の姿に戻す、
そして剣崎は暴走した五代を倒した事と五代から託された願いについて語る…一同は一通り納得するも剣崎の扱いに関して議論するが…
鬼柳「剣崎って言ったな。俺達チーム・サティスファクションに入らないか?」
鬼柳は剣崎を勧誘する、かつて満足する為だけに多くの人を不幸な目に合わせただけでなく
大切な仲間を殺そうとした彼にとって諸事情があれど親友を殺してしまい気落ちした剣崎を見捨てられなかった。
この発言に依姫は危険と猛反発するが。カズマや翔太朗も剣崎を擁護し、覇吐や竜胆もそれに同調する。
鬼柳「お前はそれで満足なのか?」
剣崎「満足…」
鬼柳「五代って言う男から託された願いをそのままにして満足出来るのか?それでその願いを託した五代は満足出来るのか?」
そうだった、このまま朽ち果てては願いを託した五代や散ったケンシロウやアーチャーに何と詫びればいい?
相川始に人として生きるよう願いを託したのに自分は託されたのになにも出来ないままでいいのか?
…そして剣崎は鬼柳から差し出された手を握った。
かくしてチーム・サティスファクションに入った剣崎は鬼柳や翔太朗に支えられつつ徐々に立ち直りつつあった、
そしてゾフィーの襲撃でSOS団は崩壊し生き残りの対主催達は別行動を取るものの、出会った縁と言うべきか
覇吐、竜胆、マリィ、依姫の4人がチーム・サティスファクションに加入する、無垢な存在で善の象徴ともいえる
マリィは兎も角、例え異形と言う存在になっても心根に強い意志を持つことを見抜いた覇吐や竜胆も剣崎には好意的であった。
依姫だけは剣崎を敵視していた。どの生物の始祖と言うわけでもなく破壊的素質を持つジョーカーと言う存在は
月人である彼女にとって妖怪と言う存在に近い穢れとして見ていたのだ、そして何かあれば剣崎をすぐ討てるように。
そして、
藤井蓮、
皐月駆、リーゼロッテ・ヴェルクマイスターと言った対主催が次々合流して一大勢力を形成する中
自身の野望の為に優勝を目指す神州王が死者を蘇らせて参加者を襲いかからせるゾンビ騒動を勃発させる。
当然チーム・サティスファクションも迎撃にあたる。
満足同盟の一同もゾンビ駆除に乗り出し、剣崎は翔太朗とともにゾンビを倒していたが、剣崎は最悪の光景を見る。
ケンシロウと五代雄介…アーチャーは英雄と言う器であり肉体が消滅し魂は英雄の座に戻った為ゾンビとして蘇ることはなかったが
それでも正義を語り合った知り合いと再び現れた親友の無残な姿に剣崎の心を容赦なく揺さぶる。
動揺して攻撃が出来ない剣崎…しかしそれでも二体のゾンビは剣崎の所にやってくる、だがその二体のゾンビは
剣崎にその手をかける前に依姫の一刀によって剣崎の目の前で切り裂かれる、この行動を剣崎と一緒に戦っていた翔太朗が依姫を咎める。
翔太朗「おい、あんた!いくらなんでもそれはないだろ!」
依姫「脅威(穢れ)を祓っただけ、問題はない…貴方もしっかりしなさい!」
翔太朗が咎めるも依姫は聞き流すと、ゾンビを次々と屠っていた。やるせない気持ちもなりながらも剣崎は心配する
翔太朗に「大丈夫」と言いゾンビを屠っていく。そして事の発端たる神州王は二機のデモンベインと
大十字九郎とアル・アジフの犠牲によって倒されゾンビ騒動は終結した。
そしてゾンビ騒動が終わった後、蓮が因縁の相手であるハイドリヒの下に向かったので慌てて追いかける、
しかしそこで見たものはジョーカーによって暴走した禍々しい…そうかつて闇に落とされた五代と似たような存在と
化した藤井蓮の姿だった。嘲笑するジョーカーに怒りを覚えるがそれよりも彼を止めるのが先だと、
真っ先に突入したカズマを追うように翔太朗と共に仮面ライダーに変身して蓮を元に戻すべく必死に説得する。
―――彼を絶対に止める、五代さんの時のような悲しみはもう御免だ!
時間操作の能力を有する蓮に対抗すべく剣崎はタイムスカラベのカードを使用して拮抗する。
しかし蓮の背中から生えた翼のような剣の一撃は重くジョーカーの身体能力を持ってしても拮抗するので精いっぱいなのだ…
それでも剣崎の目に諦めはなかった、必死に蓮を説得する。
しかし蓮は説得を受け付けないバーサーカーの如く暴れ、その声は響くことなく刃は後衛に当たっていた依姫に向けられる
一瞬の隙をつかれ依姫に向けられる神すら断つことのできる刃…その刃を剣崎はメタルトリロバイトのカードを読み込み
自身を盾にすることで庇う。
剣崎「ガハッ!」
翔太朗「剣崎!」
依姫「貴方!なんて無茶を!」
剣崎「俺は大丈夫です…」
メタル化の力を使っても刃を受け止めるのが精一杯であり、それどころかライダーの装甲を切り裂き
剣崎自身の体を傷つけ噴き出す緑色の血…致命傷を負っても剣崎は蓮に必死に呼びかけるが蓮の創造である
アインファウストフィナーレがタイムスカラベの効力を圧倒し始め時間の檻に閉じ込めかける満足同盟
このまま全滅かと思いきや、坂上覇吐が立ち上がる。
―――いっちょ、主役同士始めるか
そして新旧二人の主人公は覇吐の勝利と言う形で幕を引く…もとに戻った蓮と新たに加わった
カズマ・アーディガンと
東風谷早苗を
剣崎はいや、満足同盟の皆は温かく迎える。その後もマーダーであるブラックロックシューターをはじめとするマーダーとの戦いを制し
残るマーダーは沈黙を守り続けているダークザギただ一人となった。
疲れをいやす為に満足同盟は温泉に入る。蓮は大怪我を負わせた(ジョーカーの能力や依姫の神卸しで治癒した)剣崎に謝罪するも
剣崎は笑って許すどころか蓮に元に戻れて良かったと喜んでいた。男同士裸で語り合う中ふと見ると覇吐がいない
…気になって覇吐を探す剣崎だが、覇吐はこっそりと女湯を覗いていた。
剣崎「ヴァヴァキザン!ナゼミデルンディス!」
覇吐「げ!剣崎!叫ぶな!」
竜胆「覇吐!貴様ぁ!」
女性陣「ノゾキ死スベシ!慈悲ハナイ!」
そんなこんなで生き残った対主催達はついに集結して主催についての会議を行う。神座と言う存在とそれを巡る争いの歴史
黒幕と思われる座につく王であるカール・クラフト・メルクリウス…自身が戦ってきた相手とはあまりに壮大すぎる展開に
翔太朗共々驚く、そして蓮は座の破壊を決断する…と言うことはマリィが消滅する、それに対して大切なものを失う怖さを
理解している剣崎は一言言おうかと思ったが、マリィの決意を見るとこれは自分がどうこう言える立場じゃないと認識し、蓮の決定に頷く。
そして会議が終了し覇吐が決戦前の宴を提案し一同は束の間の休息を楽しむ、かつて仲間のみんなとやったドンチャン騒ぎを
思い出す剣崎であったが、剣崎や翔太朗を丸でヒーローを見た子供のようにキラキラした目でみる東風谷早苗がやってきた。
早苗「二人とも仮面ライダーなんですよね!」
翔太朗「ああ、そうだが!」
早苗「感激です!子供の頃よく見てました!こうやって、変身って!技の一号!力の二号!力と技のブイスリャァ!って!」
剣崎・翔太朗「(え?誰よそれ)」
早苗「光太郎さんに続いて仮面ライダーに出会えるなんて感激です!」
カズマ(W)「さ、早苗さん、二人とも困っているから!」
早苗「は!私としたことが、つい夢中になっちゃって!」
と生き生きした早苗とそれを抑える苦労人みたいになっているカズマと会話した後、他の参加者に絡みだした
早苗を追いかけるカズマを見送ると入れ替わるように、リーゼロッテ・ヴェルクマイスターが剣崎に声をかける。
リーゼロッテ「操真晴人や仁藤攻介と言う魔法使いの仮面ライダーを知らないか?」
剣崎「いえ、知らない人達です…知り合いなのか?」
リーゼ「まぁ二人とも私から見れば魔法は未熟で、希望を常に語る青二才でもあったが…
大切な仲間だ。所で仮面ライダーは皆、希望を語り常に誰かを守ろうとする存在なのか?」
剣崎「全てのライダーがそうとは限らないかもしれません、けど、俺は義務とか使命とか、そういうものじゃない
そこにいる人達を守りたいと言う思い…その意志と人を愛しているから俺はライダーになった」
リーゼ「そうか…それでその体になって後悔はしてないのか?」
剣崎「みんなと会えないのは辛いけど、それでもこの決断を後悔していない…だから俺は運命と戦う!そして勝ってみせる!」
リーゼ「…仮面ライダー、か…お前達のような存在と早く出会っていたらあるいは…」
剣崎「あ、あの…」
リーゼ「いやなんでもない、過ぎた話だ」
一瞬羨望のような表情を浮かべたリーゼロッテは剣崎に話に付き合ってくれてありがとうと礼を言うと去った、
そして最後に依姫が剣崎を尋ねる。
依姫「あの時は申し訳ない、話も聞かずに斬り付けて」
剣崎「いいえ、気にしてませんよ、今こうして誤解が解けて一緒に戦っているじゃないですか、それで十分ですよ」
依姫「あなたと言う人は…五代と同じね、仮面ライダーって言う人は皆そうなのか?」
剣崎「さっきリーゼロッテさんにも似たようなことを言われましたよ。俺は義務とか使命とか、
そういうものじゃないそこにいる人達を守りたいと言う思い…その意志と人を愛しているから俺はライダーになった。
だから運命と戦う!そして勝ってみせる!」
依姫「(私達にとって貴方の存在は穢れと言ってもいい、だけど…違う、その美しい輝きは決して穢れに飲み込まれていない)
…そう、これを…」
剣崎「これは桃ですか?」
依姫「月の桃、地上では決して味わうことの出来ない逸品」
剣崎「あ、あのいいんですか、こんな貴重なものを」
依姫「大丈夫よ、都に戻れば沢山あるから」
剣崎「じゃあ、いただきます…美味しい」
依姫「でしょう」
そんなほほえましいやり取りをしている二人は周りからカップルのように見えた模様である。
そして宴会も終わり、主催本陣へと突入する対主催達…ここで最後のマーダーであり「悪の作法」に則り正義に打倒されるべき
最後の悪として、壁として立ちふさがる。『邪悪なる暗黒神 ダークザギ』が現れた。本来なら50mの身長をもって圧倒出来るが
あえて対等の戦いを望み、仮面ライダー
アーク@仮面ライダーキバと同じ3、2mへと身長を縮めていた…
が実力は本物で強者であるロールシャッハを圧倒して倒す。
―――さぁ、私が最後の壁だ。正義を語る者よ。見事巨悪である私を打倒して本懐を遂げよ!
高らかに宣言する、そして剣崎は一人立ち向かおうとした。真の最終決戦の為に藤井蓮、坂上覇吐、久雅竜胆、マリィ、皐月駆、綿月依姫は無傷無消耗の状態で目的である神座に突撃しなければならず、他のリーゼロッテやカズマ、鬼柳や翔太朗や早苗は万が一の為の護衛役としてついて貰わなければならない、ならば自分が命を賭けてでも皆を守り抜かなければならない…
何故なら剣崎は満足同盟の皆を愛しているからだ…しかし…
―――俺もいくぜ
同じ仮面ライダーである左翔太朗も剣崎と同じように前へと進む。
翔太朗「仮面ライダーは助けあいだろ?」
と気さくに語りかける翔太朗、それに頷くと剣崎はキングフォームに、翔太朗はサイクロンジョーカーエクストリームに変身する
俺も続くぞと蓮を二人は制止する。
剣崎「安心しろ、蓮。ここは俺達が道を切り開いてやる。」
翔太朗「ああいう相手はむしろ俺達の専門分野だ」
二人「だから見ていてくれ…俺達の!変身!」
しかし最強フォームをもってしてもダークザギは二人を圧倒していた。ブレイドが放つロイヤルストレートフラッシュも
エクストリームが放つビッカーチャージブレイクも彼に有効打を与える事が出来ずに、逆に彼の一撃のパンチやキックは
容赦なくダメージを与えて来る。
援護しようとするリーゼロッテだが攻撃の余波を防ぐだけで精一杯であり、鬼柳も自分のカードを剣崎に渡そうとする…
だが手札0でないと効果を発揮しないインフェルニティは常時手札があるブレイドと相性が最悪な為、渡すことも出来ない。
二人は攻撃を受けて蓮達の所に吹き飛ばされる、そしてそこではカズマと蓮が言い争っていた。
二人を助けようとする蓮にカズマが二人の意志を踏みにじるのかと…度重なる攻撃でボドボドになりつつも二人は笑顔で蓮に語りかける。
剣崎「心配するなよ、俺たちは決して負けはしない」
翔太朗「当たり前だ、正義は必ず勝つ、物語の
お約束だろ?」
剣崎「蓮、よく聞け…一人で背負うな、戦っているのはお前ひとりじゃないんだ」
翔太朗「みんな一緒に戦っている。全員が命を賭けて自分に出来ていることをしているのが見えないか?」
年上として二人を諭すように優しく語りかける、そしてその言葉を内心抱えながらも頷く蓮を見て剣崎は満足する
そして心配して声を賭ける依姫や早苗やリーゼロッテ達に対しても仮面越しの笑顔を見せる。
竜胆「お前達も立派な…新の益荒男だ…だから…勝て!」
竜胆からの激に剣崎は皆にかつて五代が自分にしたようにサムズアップをする、必ず勝つと
…切り札は自分達の中にある!運命と戦い、そして勝てと!
剣崎「大丈夫だ!俺たちは負けない!俺たちはあいつに勝つ。だから蓮、みんな―――」
翔太朗「おまえ…いやお前達は…」
―――必ず黒幕どもを倒せ!
そして二人は最後の力を振り絞ってダークザキに立ち向かう―――
その時奇跡が起きた…
翔太朗「これは風都の風?」
剣崎「カードに絵柄が…」
早苗「私の風祝の…現人神…としての…いや勝利を願う人としての力です!」
カズマ(W)「俺には祈ることしかできねぇ…だから頼む…勝ってくれ!」
東風谷早苗の奇跡を起こす能力が風を起こし、その風が翔太朗をサイクロンジョーカーゴールドエクストリームと変身させ
コモンブランクのカードに本来あるはずのないカードの力が書き込まれる…負けるわけがない、剣崎は5枚のカードを読み込む
―――スペードA、ハートA、クローバーA、ダイヤA、ケルベロスA
『ファイブカード・クリスマス』
―――行くぞダークザギ!そして主催者共!さぁ!お前達の罪を数えろ!
二人の命を賭けたライダーキック『ファイブカード・クリスマス』『ゴールデンエクストリーム』がダークザギから放たれた
『ライトニング・ザギ』を圧倒し、ダークザギに突き刺さる…トドメをさすことは出来なかったが、
その隙をついたトゥバン・サノオによって討ち取られる。
全ての力を出し切り、満身創痍となった二人は満足そうに見つめながら、やってきた蓮に役に立つと
重醒剣キングラウザーとプリズムビッカーを託し、仮面ライダーとして笑顔のまま果てた―――
そして蓮に託された二刀は黒幕であるメルクリウス戦において蓮の二刀として使用され、
ガイアメモリとの不死者(アンデッド)のカードで作られたキングラウザーの組み合わせは蓮の諧謔流出となり
文字通りELEMENTSにあった歌詞、神さえも切り裂くことになった。
エピローグでは剣崎と言う存在がいなくなりバトルロワイヤルはジョーカーである相川始の勝者となって
ダークローチによって世界は滅びに向かう…はずであったが蓮の流出でアンデットは成仏し、統制者は干渉も出来なくなり
そしてジョーカーでありアンデットである相川始も流出の影響か、剣崎の意志のお陰でもあるのかただの相川始と言う人間
として生きていけるようになった。
そしてライダー剣の世界にやってきた藤井蓮は剣崎の親友や知り合いである相川や橘や上条や虎太郎や栞に烏丸に剣崎が死んだこと
ともうアンデット同士でのバトルロワイヤルは行われないことを告げる。
最初は剣崎の死と言う事実に激昂して3人の元ライダーは蓮に掴みかかるも、烏丸のとりなしもあって徐々に落ち着き、
相川や橘から礼を言われる…そして建てられる剣崎の墓に蓮は墓を供えた…すると
剣崎「蓮…」
近くのベンチに剣崎がほほ笑みながら座っていた…最初は驚く蓮だったがその剣崎は幻覚であった。
蓮「剣崎…俺も戦うさ、運命と…そして勝ってやるさ」
剣崎一真は一回放送で脱落が常であり、住人も予想していたが大きく外れ、終盤脱落するも黒幕打倒に貢献するなど大活躍をして
ファンを大喜びさせた。
最終更新:2014年07月18日 22:46