【名前】せんとくん
【出典】ゆるキャラ(平城遷都1300年記念事業)
【性別】男
【名ゼリフ】
「こっから先のせんとはもう、ユルないで」
【本ロワでの動向】
童子の顔に鹿の角、仏風の衣装。平城遷都1300周年記念事業のシンボルとして生み出され、物議を醸した名物ゆるキャラ。のちに一週回った人気を獲得し、奈良県のマスコットキャラクターとなる。
5歳の誕生日を過ぎ、奈良県PRに相変わらず大忙しのところを、このロワイアルへ呼び出されたようだ。
公式プロフィールで「性格:打たれ強い」とある通り、いきなり放り込まれた過酷な環境にも挫けることなく、主催の打倒とロワからの脱出、そして奈良県PRを決意。
年齢や設定的にはまだ子供であるが、奈良の地を守護してきた阿修羅や十二神将、四天王などといった神仏の使命を現代に受け継いだ存在である彼は、精神力だけでなく意外な身体スペックをも誇っており、得意とする「十二の型(ポオズ)」は、「止水」「涅槃」「念仏」「寂歩」「蓮華座」「雀躍」などの十二種の身体の型を極めたもので、自らの心と相手の心の動きを同調させることによって、あらゆる状況への柔軟自在な対応を可能とするものであった。
このように、心身合一のもとで真っ当な対主催として活動を開始したせんとくんであったが、誕生の際に話題となった異様な外見が、ここでも自身の首を絞めた。
微妙に低い頭身、そして何よりその濃い顔と、坊主頭にじかに生えた鹿の角。他の参加者からは、関西系口調と甲高い声色も相まって「なんか不気味」と警戒され、ほとんど単独での行動を余儀なくされてしまう。
また、精神は強靭ながら、好奇心旺盛かつ勢いに任せすぎるところがあり、開始から扇動系マーダーとして動いていた
フランシス・ボーモンに、巧みな話術でウォルター・デ・ラ・ボア・ストレイドの悪評を吹き込まれ、さらには強面連中の中心に柊つかさがいるのを目撃したために、彼女を助けようと不良チームに攻撃を仕掛ける場面もあった。
空回りし続けた対主催であるといえるだろう。
それらの残念要素のほかに彼の特徴をあげるとするなら、「お色気担当」。
アイデンティティでもある頭の角、これがくせもので、激しい戦闘の中で相手の衣服にひっかかって破いてしまうパターンが頻出した。
神仏属性のくせに煩悩の種を……と言いたいところだが、これで服を破かれたメンツが……
- 野原ひろし(マーダー)
- 織田信長(マーダー)
- クマ吉(変態)
……ちっとも嬉しくない。
クマ吉に至っては、戦闘していたのは前者二人と同じマーダーであるブラックロックシューターちゃんだったのに、居合わせた変態コンビの片方へラッキースケベの矛先が向くという理不尽さ。
これには年下趣味のない横島も「いくらなんでもあんまりじゃ」と嘆いていた。
(ただ、裏を返せばこれらの事実は、せんとくんがキルスコアの高い強マーダーとの戦闘を幾度も生き延びているということを示してもいる)
因縁の相手は
ふなっしー。
同じゆるキャラであるということで親愛の情を覚えており、彼がマーダーと化した事を知った時には、自分なら止められる、止めねばというある種の使命感に駆られていた。
実際、序盤に出くわした際の戦闘では十二の型で終始有利に戦いを進め、後少しで無力化できるところまで来ていたものの、一瞬の隙を突いて逃げられている。
それからもふなっしーの足取りを追い続け、中盤においてとうとう再び相まみえたが、その時ふなっしーはすでに、
松井さんとの接触によって発狂した状態であった。
心の壊れたふなっしーの動きはタガが完全に外れており、呼吸とリズムが全く読めなくなったことから十二の型を破られ、せんとくんはあっけなく殺されてしまう。
スペックは高かったものの、やはりロワの状況下において他者との交流のなさは致命的であった。
奈良県のPRがろくにできなかったことが、何よりの心残りでもあるだろう。
なお、名台詞として挙げたセリフは、マーダーとの戦いの中で十二の型を解放した際に放った言葉であるが、読み手からはその意外な格好よさを称賛されながらも、「お前元々ぜんぜんユルくないだろ」という総ツッコミを受けている。
最終更新:2013年11月22日 01:35