【名前】 窓付き
【出典】 ゆめにっき
【性別】 女
【年齢】 不明(恐らくは10代前半~半ばと思われる)
【名ゼリフ】
【AA】
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【人物】
フリーゲーム「ゆめにっき」の主人公。作中で一切セリフが存在せず、公式からの説明は非常に少ないため彼女がどんな人間であるのか、どんな考えを持っているのか等は一切不明である。
現状わかっていることを列挙すると。
- おさげの髪型とぼんやりした顔の幼い少女。
- 何故か部屋から出ようとしない。
- 非常に個性的な夢を見ており、現実ではそれを日記につけている。
- エンディングでは飛び降り自殺をする。
うん、全く分からん。
このように謎の多いキャラであり、ファンの間でも引きこもり説、監禁説、事故による植物人間説など多くの説が浮上している。
混沌ロワにおいては非常に内向的、かつ現実に絶望して夢に逃避しているというキャラ付けがなされている。
ちなみに「窓付き」という名前も本名かどうか不明。ただしゲーム中のステ欄には窓付きと表記されている。
【本ロワの動向】
原作終盤、飛び降り自殺する直前から参戦。
開始早々、ここが夢の中ではなく現実であることに気付き絶望、支給されていたナイフで自殺を試みる。
が、そこで現れたのは神峰翔太。咄嗟にナイフを振りかぶる手を掴み、頑なに言葉を発さない彼女の心を「視」てその心中を察する。
神峰「辛い、苦しいと思ったことにも逃げずにぶつかっていけば、変わるかもしれねぇ。まだあきらめるには早い」
その言葉は図らずしも、現実から逃避していた窓付きの心に響く。
希望を語る神峰の言葉を信じ、窓付きはもう一度「生きて」みようと決めるのだった。
とはいえ二人は一般人、誰かと戦う術など持っていない。
故に二人は神峰の読心能力を使い、殺し合いに乗った人間を避けて行動することに決める。
そうして行動を開始するも、書き手の陰謀か運命の悪戯か、明確な対主催方針を取る参加者とは一人も出会うことがなかった。
二人が出会いかけた参加者を羅列すると。
- アーカード(説明要らずの無差別マーダー)
- ネウロ(一応対主催ではあるが決して善良とは言えないドS魔人)
- ラハール(一応対主催。しかし言ってることと思ってることは物騒極まりない)
- 野原みさえ(明らかに頭おかしい上に一人殺っちゃってる)
- ハザマ(どうしようもない悪人)
- ランス、クマ吉、ガロン、モグ波(行ったらやられる、性的な意味で)
いずれも劣らぬ危険人物ばかり。誰一人まともな人間が存在しない。
そんなこんなで結局二人は長い間単独で行動することを強いられていた。
だからといってイベントが不足していたのかと言えばそうではなく、心身ともに衰弱しかけている窓付きを神峰が事あるごとに心配し、そんな神峰の打算のない優しさに窓付きが戸惑ったり、窓付きを元気づけようと空元気を出す神峰に思わず吹き出したり、途中立ち寄った喫茶店で楽しくお茶したりとこれなんてラブコメと言いたくなる情景を連発していた。
そうして長い間ロワの清涼剤を務めていた二人であったが、ここにきてとうとうある出会いを果たす。
十叶詠子。現代の魔女にして最悪の破綻者。
どうしようもなく狂い果てた彼女を前に、その心を「視」てしまった神峰は恐慌状態となり、一時的に発狂すらしてしまったのだ。
錯乱し白目さえ剥いた神峰と、そんな光景を目の当たりにしてもなお変わらない笑顔でこちらに近づいてくる十叶。それはあまりに恐ろしくて、今すぐここから逃げ出したくて。
それでも、窓付きは勇気を振り絞って叫んだ。
窓付き「これ以上近づかないで!お願いだから、私の大事な人を奪わないで……」
それは明確な拒絶。今まで自分の主張を何一つ持たなかった少女が初めて放った意志。
それを受けて十叶は残念そうにその場を去り、残ったのは二人だけ。
窓付きは未だ心神喪失状態にある神峰を連れて、違う場所へと移動するのだった。
何処か休める場所にたどり着き、窓付きとようやく平常心を取り戻しつつあった神峰は休憩を取る。
そんな中、神峰は窓付きに先ほどの礼を述べた。
心神喪失状態にあっても神峰は窓付きの言葉をちゃんと聞いていた。今まで自分の言葉をほとんど話さなかった彼女が自分のためにあそこまで必死になってくれたのだ。
ありがとう、そう告げる神峰に、窓付きもそっと微笑みを返して。
そこに突如、一つの人影が現れた。
突然の事態に神峰は慌てる。自分は今まで誰の心も察知してはいなかった。それにこの人物の心はあまりに「平坦」過ぎて善悪や敵意の有無の判別がつかない。
どうしたものか、そう神峰が思い悩んでいると。
人影がナイフを取り出し、吸い込まれるように神峰の胸に刺さった。
その時には全てが遅かった。あまりの衝撃に悲鳴すら喉から出ない。
その人影―――潮田渚は返す刃で窓付きにも凶刃を向けようとするが、胸を刺されたはずの神峰が渚にしがみ付き、そして叫んだ。
逃げろ、俺のことはいいから、と。
その言葉がキーとなり、窓付きは弾けるように後ろへ駆け出す。渚も慌てて後を追おうとするも、神峰の最期の抵抗に手こずり、窓付きの逃走を許してしまうのだった。
恐怖、困惑、そして罪悪感。それらの感情がない交ぜになり自分でも何を思っているのかわからない。そんな状態で窓付きは只管に走り続けた。
幸か不幸か他の参加者には一切出会わず、やがて体力の限界に達した窓付きは倒れ、そのまま気絶してしまう。
再び戻ってきた夢の中の世界。しかし今回はいつもと様子が違っていた。
そこで窓付きを待っていた者、それは夢の中の殺人鬼「フレディ・クルーガー」。
もはや窓付きに抗する手段は存在せず、フレディの持つ鉤爪にその身を晒す。
……思えば、ここに来てからもいつもと何も変わらなかった。
出会う人間は自分勝手で危険な者ばかりだった、直接会ったのは少ないけれど、心を読む神峰がそうだと言うのだから間違いはないだろう。
それで勝手な思いに振り回されて、大事な人まで死んじゃって。結局私は一人きり。
やっぱり、こんな世界なんて―――
再度湧き上がった、しかし前のよりも更に深い絶望を胸に、窓付きはその短い生涯に幕を閉じたのだった。
最終更新:2014年12月04日 23:04