【名前】魂魄妖夢
【性別】女
【出典】東方Project
【支給品】はやぶさの剣@ドラゴンクエストシリーズ
【台詞】
「はい!親分!」
「黙れ、そして聴け! 私は魂魄妖夢……悪意を断つ剣なり!!」

【人物】
外見は白髪短髪少女の半人半霊(人間と幽霊のハーフ)で人間である彼女の本体に人魂みたいな幽霊を纏っている。
主の西行寺幽々子の下で剣術指南役兼庭師をやっているが、肝心の剣術は未熟真っ盛りらしい。
能力は「剣術を扱う程度の能力」で楼観剣と白楼剣を扱う二刀使いである。

性格は一生懸命だが報われる事は少なく、初登場の妖々夢では誰振り構わず取りあえず斬りつけるとただのDQNだったり、
間の抜けた性格だったりブレブレであったが、最近は真面目だけど間抜け気味だが落着き気味である。
後、半分お化けのくせにお化けが苦手とみょん。…イザーク言うな

【本ロワでの動向】
妖々夢の辻斬りDQN設定ではなく最近の徐々に落ち着いた状態での参戦である。
まずは名簿を見て咲夜等の知り合いの名前を確認するが主の幽々子の名前があることにほっとしながら
帰還を優先とする行動をとるつもりであったが、だが最初に出会った人物によってその思考を捨てることになった。
とりあえずは会場を散策していたが、師でもあり祖父でもある魂魄妖忌に似た気を感じる。
名簿に祖父の名前はなかったがまさかいるのか?そう思ってその気の中心に恐る恐る近づくが、
そこにいるのは妖忌ではなく一人の男が背を向けて立っていた。最初は気に押されていたが意に介して妖夢は声をかけようとしたが…

ゼンガー「何奴?」
妖夢「(感付かれた!気配は消していたはずなのに)」

背後に回って、気取られぬようにしていたがすでに妖夢がいることを察知されていたのだ。男から向けられた殺気に一瞬恐れるが、
妖夢はゼンガーに敵意はないことを伝え、そして…

妖夢「私は魂魄妖夢といいます、貴方は名のある剣士をお見受けしました」
ゼンガー「我が名はゼンガー、ゼンガー・ゾンボルト。して魂魄妖夢よ、この殺し合いの場で俺との死合を望むか?」
妖夢「いいえ!ゼンガーさん、いいえ師匠!私を弟子にしてください!」

いきなりの弟子入り発言、一瞬ゼンガーはたじろいだがすぐに了承しここに斬れぬものはあんまりないと断てぬものなしなる
師弟コンビが結成された。しかしぱっと見、おっさんと少女という色々と危ないコンビに見えた為にゼンガーにロリコン疑惑が
読み手達の間に挙がっていたが…αではなくOGからの参戦であるからソフィアと言うちゃんと伴侶が、
だけどOGではフラグが殆ど立って無い!ナンテコッタイ…でも年齢は妖夢の方が上だったりもする…精神年齢?察してください。

そして彼らが行っていたことは、ロワそっちのけでひたすら修行していた…もう一度言うけど修行していた。
何せ師弟コンビの登場話では特訓や技名決めで1話使い倒すことがほとんど当たり前であった。

ゼンガー「踏み込みが足りんぞ、妖夢!」
妖夢「はいっ!親分!」

最初はゼンガーのことを師匠と呼んでいたが、徐々に親分と呼び慕っていく妖夢、薩摩示現流という今まで習っていた剣術ではなく
はやぶさの剣と言う示現流の一撃必殺とは相性最悪な二回連続攻撃という特性に振り回されたものの、
一刀で済ませばそれでよし!という無茶苦茶なやり方で妖夢は着々と成長していく。
しかし掛け声の「チェストー!」が妖夢の場合だと「チェリオー!」になっていたのはご愛嬌

白兵「む、今あのチェリオの声が聞こえたと思ったが。奇策師の声ではないし気のせいでござるか」

修行のお陰か他の参加者とあまり絡むことはなく、なんと終盤まで出会った参加者は偶々疲れをいやす為に銭湯に向かった時に
同じように銭湯に向かっていた対主催組のトキィ組と遭遇したぐらいで妖夢はコーヒー牛乳を飲んでいた。
それ以降は他者が関わることがなく、アラガミを喰わなければ生きていけないと言うシオに対して
シュライバーがアラガミ狩りを請け負ったお陰でゼンガーに支給された神機が怯え

ゼンガー「む?」
妖夢「親分どうかしましたか」
ゼンガー「神機が怯えている……?」

ぐらいで読み手から「お前らロワに参加しろよ」と散々突っ込まれていたぐらい二人だけで物語は進んでいた、
しかし終盤にゼンガーの知り合いであるハーケン・ブロウニングが殺し合いにのったと情報を得たことで(誤報であったが)
ハーケンを討つべくついに動き出す。

ハーケンに出会うも誤解はなんとか解けるが、そこに襲いかかってきたのは剣豪を求め二人に襲いかかってきたシルベストリ、
ゼンガーは妖夢を下がらせ一騎打ちを行うがそこに強マーダーであり心を許した四条貴音がフェイスレスによって殺されたことによって、
人間をさらに憎むようになったピサロが襲いかかる。妖夢はピサロに挑むが、ピサロとの実力の差は凄まじく圧倒され、はやぶさの剣を折られてしまう。だがシルベストリとの戦いで消耗しているゼンガーが妖夢を守るかのようにピサロの目の前に立ちふさがる。

妖夢「親分!」
ゼンガー「俺を信じろ、妖夢!言ったはずだ、我に断てぬものはなし、と!」
ピサロ「人間がぁぁ!」
ゼンガー「黙れ!」
ピサロ「!!!」
ゼンガー「そして聞け!我が名はゼンガー・ゾンボルト、魔王を断つ剣なり!魔王ピサロ!冥府への案内つかまつる!」

ゼンガーとピサロの一進一退の戦いは壮絶な相討ちと言う形で終わる。敬愛する師の死に慟哭する妖夢だったが
ゼンガーは最後まで妖夢を叱咤する。

妖夢「親分!親分!死なないでください!私は…まだ親分から学びきって…」
ゼンガー「聞け、妖夢、俺の教えたのは剣の型…強さの入り口にすぎん…真の強さを身につけられるかはお前自身の心にかかっている…」
妖夢「はい!親分!」
ゼンガー「だから戦え、魂魄妖夢!生きる為に!敵ではなく己と!」

そう吠えるとゼンガーは静かに息を引き取った。しかし妖夢はもう涙を流さなかった、戦う為に生きる為に彼の志を継ぐ為に…
そして生き残った対主催達はAが残した地下鉄に集結、そこで妖夢は他の東方参戦勢で唯一生存している十六夜咲夜と出会う、
互いの無事をひとまずは喜ぶ、そして一時の休息を取る。その中で凶月咲耶が刀のない妖夢の為に支給されていた一振りの日本刀を
渡される。やっぱりこれが一番しっくりくると妖夢は喜んで受け取った。

そして殺し合いを行わせた主催を打倒すべく彼らは本拠地に突入するが、その光景は正に絶望的だった、
空を埋め尽くす天使の軍勢と4大天使とエンジェルチルドレンと彼らの配下である兵達…圧倒的戦力差、それでも妖夢は刀を抜いて挑む。

                  「あえて我らに挑むか!それもよし!」
                    「我ら家鳴将軍家十一人衆が」
                       「相手に立とう!」

主催配下である家鳴将軍御側人十一人衆が先手を切って襲いかかってきた、そして妖夢はその一人呂桐番外と対峙する。
番外が持つ毒剣・鍍の特殊効果「猛毒刀与」で自我を失い人格が崩壊していた、だが妖夢は冷静に立ち向かう。
親分の剣は悪を断つ剣、ならば自分の剣は悪意の断つ剣となる!そして番外の悪意を断つべく奮われた一刀は番外を一刀両断する。

そして次に現れたのはバトロワに参戦したのは自分の科学の為と公言する科学者宝条、「クァックァックァッ」と
特徴的な笑い声をあげながら妖夢に「実に面白い、新たなサンプルに使えるな」と言う、
妖夢は外道に内心怒りを覚えながら宝条は進化の秘宝を使って最終進化形態宝条Xとして妖夢等対主催に襲いかかる…だが…

宝条「この私の研(ry」
妖夢「黙れ、そして聴け!私は魂魄妖夢……悪意を断つ剣なり!!」

かのゼンガーの台詞と悪を断つ剣のBGMをバックに妖夢は咆哮した、そして刀を構え宝条に斬りかかる…
その刀はかつてゼンガーが使っていたプロジェクトクロスゾーンで使っていた霊式斬艦刀、
そして妖夢自身の霊力がその刀を包み一刀の巨大剣となる。

―――駆けろ!突きぬけろ!誰よりも早く!そして親分にいつか胸を張って並び立てるように!

             ―――剣・魂・一・擲「雲耀の太刀」

短いながらもゼンガーと共に磨き上げた己の剣、かの四生剣「衆生無性の響き」すら超える速度と威力をただ
一振りの刀に籠めて振り下ろすあらゆる悪意を断つ至高の『一刀』

妖夢「チェリオォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!」

その一刀は宝条をその身と悪意を一刀両断した。

妖夢「私に断てぬものは殆どない…」

主催の一角を倒すことに成功したものの、戦局は圧倒的不利であった、そして対主催達は決断する。
男が盾となり女達を逃がすと…幸い脱出の手段を見つける事が出来た為に、ここから先は男達の役目だ、お前たちは逃げろと言う。
だが妖夢は反発した、いや妖夢だけではない戦えるアリサやサーニャやイリヤもそして戦えないはずのアナスタシアも輝子も…

ハーケン「やれやれ。強情だな、サムライガール。ここは俺に任せてもらいたいもんだがな」
妖夢「そのハイカラな呼び方はやめて下さいと、再三言ってますよね!?それから、なんと言われようとも私も残りますよ。
   悪意を断つ剣として……!」
ハーケン「フゥム……そうだな、俺はあんたに、バッドラックの始末を頼みたいんだがな」
妖夢「ばっどらっく……?」
ハーケン「ソーリィ、ナデシコガール。つまり……悪いツキや流れってやつさ」
妖夢「……ずるい人だ。私が、引き受けざるを得ない言い回しを……」
ハーケン「悪いな。これも大人の処世術ってやつさ。で、返事は?」
妖夢「心得ました。帰途に就く方々に憑き纏わんとする悪運や悪霊の全て、この私が断ち切ります。ハーケン殿、ご武運を」

煮え切らないまでもハーケンや甲斐刹那やロ・マンなどの説得を受けついに女達は撤退を決める、だがこれで終わらすつもりなどなかった。

ハーケン「サンクス、サムライガール……Ah,違うな。ありがとよ、ヨウム。任せたぜ」
天使兵「奴らを逃がすなぁ!!」
ハーケン「それじゃ、別れの挨拶代わりに……」
妖夢「餞の言葉に代えて――」
ハーケン「トルネイド・フォーメーション!」
妖夢「逸騎刀閃!」
ハーケン「お前達を、阻む者無し。往け!!」
妖夢「はい。私たちに、断ち切れぬもの無しです!」

妖夢はOGサーガのゲストキャラ、はっきり分かるんだよね(こんらん)

そして脱出地点まで生き残った女達と護衛の為(これまた散々説得された上に渋々)同行したポルナレフとソーマだが
断ちふさがるかのようにオラクル細胞を取りこんだ結果アラガミ化した安心院なじみが襲いかかる、
そしてポルナレフとソーマも彼女達を守るべくなじみを迎え撃つ。

そしてあと一歩と言う所で最後の悪意が立ちふさがる、それはこのロワの元凶であり硯学の王『発明王』であり
外なる神の一柱チクタクマン(ニャルラトホテプの一つ)そして数多の世界に多くの災厄をまき散らした男トーマス・アヴァン・エジソン
彼はこのロワの元凶である事を告げ、感情も表情も見せないまま生き残り達をあざ笑う彼に妖夢等は激怒する、
布都等の知り合いやそして今尚敬愛する師匠であるゼンガーを嘲る彼に、その悪意を断つべく刀を振り落ろそうとする妖夢だったが、
突如放たれた銃弾が放たれた。

凶月咲耶、愛する兄を失っただけでなく自分を命に代えても守りぬいてくれたAも彼女の目の前で果てた…
そしてAが残した黄金銃から放たれた、皆がまだ見ぬ明日を求める強い意志を乗せた銃弾がチクタクマンを貫く…

―――例えなにがあっても諦めない

彼女等の意志を受け止めたエジソンは敗北を認め去った、こうして男性陣は皆行方不明なる中女性陣は無事元の世界に戻れることになった。

妖夢「申し訳御座いません幽々子様、暫く白玉楼をあけてしまい…」
幽々子「いいのよ妖夢、気にすることはないわ…疲れているでしょう?今日は休みなさい」
妖夢「いえ、でも…」
幽々子「明日から溜まった仕事、お願いね」
妖夢「みょん…」

こうしてバトルロワイヤルを切り抜けた妖夢の変わらない日常がはじまる、しかし、変わらないわけではなかった。
鍛錬の時に妖夢は持ち帰った斬艦刀を奮い今日も道場には「チェリオー」の声が響き渡り、
そして異変解決する時には楼観剣と白楼剣の代わりに斬艦刀片手に向かい元凶と出会ったときに妖夢は咆哮する。

妖夢「黙れ、そして聴け!私は魂魄妖夢……悪意を断つ剣なり!!」

終盤までゼンガーとの間でひたすら稽古していた彼女であったが、そしてよく二次で使われるみょんネタがなく、
同じく生還した十六夜咲夜が(イクシオンサーガのせいで)ギャグキャラになったが、
終始シリアスで身体・精神ともに大きく成長したキャラとなった…チェリオ?いいんだよ、こまけぇことは気にスンナ!

尚番外SSのソチオリンピックでは相変わらずゼンガーの下で剣修行をしていたという。

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最終更新:2014年07月12日 21:47