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「優しさに飢える少女」(2011/12/04 (日) 20:28:09) の最新版変更点
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**優しさに飢える少女 ◆IRxFfnsX8c
逃げられた。
老人――といってもこいつも男だが――を見捨てて逃げ出した、男。
しかもきっと戦いに乗っている。攻撃してきたし、男なんてそんなものだ。
最初の男と同じ。
一息ついた。
男たちを、戦いを広める愚かな男を。
優しい王様の治める、優しい国のために。
ティオはそれに思考が支配されていたが、首輪から不快極まりない男の声が突如響き思わず身構える。
首輪を掻きむしり外してやろうとする。
しかしその手が止まった。
――――ガッシュ・ベル。
この嫌味な声は確かに、ガッシュの名を呼んだ。
他にも何か言っていたが耳には入らない。
「何で、ガッシュの名前を……」
「それは、ガッシュくんが殺されてしまったからさ」
背後から何でもないことのように声をかけてくる。
ブックだ。
「ガッシュ……殺された…………?」
「そう。この会場にいる悪い奴にね」
悪い奴。それをブックは強調した。
ティオの見開いた虚ろな眼に再び狂気の光が宿る。
「これでガッシュくんはもう王様になれなくなってしまった……君が王様になるしかない」
「ガッシュ……ガッシュ……!」
「王様として、人間を、その心を殺していくんだ」
「ガッ、シュ……」
聞いているのかいないのか、ガッシュの名を呼び続ける。
――――これでいい、これで。
「ガッシュ、わたしたち2人で優しい王様になるって、約束したじゃない……!」
そして、何かが弾けた。
ティオの姿が変化していく。
「いやあああァァァァァァァ!! ガッシュ、ガッシュ!」
熱い。痛い。苦しい。悲しい。
ガッシュもこんな風に思いながら死んでいったのかな――――
ティオに最後に残った僅かな心は、儚く、押しつぶされていく。
――――後に残ったのは、心を持たない、パートナーと協力する魔物の子ですらない、単なる化け物だった。
表には出さないが、ブックは笑いが止まらなかった。
いとも簡単にティオの心は消えてしまった。
ガッシュが勝手に死んでくれたので、キッカケを用意してやる必要すらなかった――ここは最高だ。
心を消し去るなんて、簡単なことなのだ。
ティオは“人”ではない。単なる実験台であり手駒だ。
このまま戦い邪魔者を潰し、人の心を消していく。
“願い”が叶うのもそう遠くはない。
「ウウッ……グッ……」
「では、行こうか。病院あたりが良さそうかな? ああ、少し離れて歩いてね? ボルキャンサーのように隠れているのが理想的だね」
【D-2/一日目/朝】
【ティオ@金色のガッシュ!!】
[状態]:狂戦士(バーサーカー)の術により狂化・外見にも変化
[装備]:
[道具]:基本支給品、ヨキの弓矢(9/10)@waqwaq
[思考・状況]
基本行動方針:???
1:……ガッシュ……
※魔法が使えるかどうかは不明です
【ブック@ブレイブ・ストーリー~新説~】
[状態]:ダメージ小 、心の力消費小、
[装備]:契約の玉@ブレスト、ジュリー(銀嶺)@ブレスト、双眼鏡@現実、
ボルキャンサー(フルボッコ・ブック怖い怖い怖い怖い)@(仮面ライダー龍騎)(周囲に隠れています)
[道具]:基本支給品、青酸カリ@バトルロワイアル、魔本(ティオ)@金色のガッシュ!!、
[思考・状況]
基本行動方針:人の心と生命を殺していく
1:ティオを利用し人間を殺す
2:ガッシュ達魔物の子に興味
3:ボルキャンサーは鉄砲玉として利用したい。
|[[☆北岡秀一☆]]|投下順|[[立ち上がれども]]|
|[☆北岡秀一☆]]|時系列順|[[立ち上がれども]]|
|[[ニートの異常な恐怖~また俺は如何にして働きたくねえと思うようになったか~]]|ティオ|[[Dear My Friend]]|
|~|ブック|~|
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**優しさに飢える少女 ◆IRxFfnsX8c
逃げられた。
老人――といってもこいつも男だが――を見捨てて逃げ出した、男。
しかもきっと戦いに乗っている。攻撃してきたし、男なんてそんなものだ。
最初の男と同じ。
一息ついた。
男たちを、戦いを広める愚かな男を。
優しい王様の治める、優しい国のために。
ティオはそれに思考が支配されていたが、首輪から不快極まりない男の声が突如響き思わず身構える。
首輪を掻きむしり外してやろうとする。
しかしその手が止まった。
――――ガッシュ・ベル。
この嫌味な声は確かに、ガッシュの名を呼んだ。
他にも何か言っていたが耳には入らない。
「何で、ガッシュの名前を……」
「それは、ガッシュくんが殺されてしまったからさ」
背後から何でもないことのように声をかけてくる。
ブックだ。
「ガッシュ……殺された…………?」
「そう。この会場にいる悪い奴にね」
悪い奴。それをブックは強調した。
ティオの見開いた虚ろな眼に再び狂気の光が宿る。
「これでガッシュくんはもう王様になれなくなってしまった……君が王様になるしかない」
「ガッシュ……ガッシュ……!」
「王様として、人間を、その心を殺していくんだ」
「ガッ、シュ……」
聞いているのかいないのか、ガッシュの名を呼び続ける。
――――これでいい、これで。
「ガッシュ、わたしたち2人で優しい王様になるって、約束したじゃない……!」
そして、何かが弾けた。
ティオの姿が変化していく。
「いやあああァァァァァァァ!! ガッシュ、ガッシュ!」
熱い。痛い。苦しい。悲しい。
ガッシュもこんな風に思いながら死んでいったのかな――――
ティオに最後に残った僅かな心は、儚く、押しつぶされていく。
――――後に残ったのは、心を持たない、パートナーと協力する魔物の子ですらない、単なる化け物だった。
表には出さないが、ブックは笑いが止まらなかった。
いとも簡単にティオの心は消えてしまった。
ガッシュが勝手に死んでくれたので、キッカケを用意してやる必要すらなかった――ここは最高だ。
心を消し去るなんて、簡単なことなのだ。
ティオは“人”ではない。単なる実験台であり手駒だ。
このまま戦い邪魔者を潰し、人の心を消していく。
“願い”が叶うのもそう遠くはない。
「ウウッ……グッ……」
「では、行こうか。病院あたりが良さそうかな? ああ、少し離れて歩いてね? ボルキャンサーのように隠れているのが理想的だね」
【D-2/一日目/朝】
【ティオ@金色のガッシュ!!】
[状態]:狂戦士(バーサーカー)の術により狂化・外見にも変化
[装備]:
[道具]:基本支給品、ヨキの弓矢(9/10)@waqwaq
[思考・状況]
基本行動方針:???
1:……ガッシュ……
※魔法が使えるかどうかは不明です
【ブック@ブレイブ・ストーリー~新説~】
[状態]:ダメージ小 、心の力消費小、
[装備]:契約の玉@ブレスト、ジュリー(銀嶺)@ブレスト、双眼鏡@現実、
ボルキャンサー(フルボッコ・ブック怖い怖い怖い怖い)@(仮面ライダー龍騎)(周囲に隠れています)
[道具]:基本支給品、青酸カリ@バトルロワイアル、魔本(ティオ)@金色のガッシュ!!、
[思考・状況]
基本行動方針:人の心と生命を殺していく
1:ティオを利用し人間を殺す
2:ガッシュ達魔物の子に興味
3:ボルキャンサーは鉄砲玉として利用したい。
|[[☆北岡秀一☆]]|投下順|[[立ち上がれども]]|
|[[☆北岡秀一☆]]|時系列順|[[立ち上がれども]]|
|[[ニートの異常な恐怖~また俺は如何にして働きたくねえと思うようになったか~]]|ティオ|[[Dear My Friend]]|
|~|ブック|~|
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