Royal Guard
第4話 救急戦隊ゴーゴーファイブ
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匿名ユーザー
待ってろよ。ごーふぁーい。生きてろよ。ごーふぁーい。
絶対、そこっにーたーどりーつーく。
大大災害。大大混乱。
ってなわけで、船内は大根もったドサクサ妖精がとびまわってます。
そりゃ乗っていた船がよくわかんないことになって、こんなのに乗せられたら仕方ないか。
ガンバスター一個分の超豪華客船から約束された勝利の剣の盾にされてそうなボロイ箱舟に強制移籍だもんね。
そして実はエルも内心、やっちゃったかなーって思うところもある。
姉の存在をちゃっかり忘れていたことだ。
ついさっき思い出した。
アルのこと、部屋に残したまんまだった。
まぁ、あいつのことだから大丈夫だとは思うけど。
1423だから。エルよりHP高いし。
ちなみに。エルは1432です。
……って、こういう場合はHPより幸運の方が大事?
………。
……。
…。
ま。いっか。
なんていろいろ考えていると、あきらかになにもなさそうな島が見えてきた。
うわーー。アレ。絶対無人島だって。
だって。ほら、建物とか見えないよ? 森だけだよ?
だと言うのに、それを見た人たちは喜びの声を上げていた。
「ひゃほー。陸だー!」
「やったー。これで助かるぞー!」
「一時はどうなるかと思ったわ!」
あんたら。脳みそある?
あんなとこいったって、サバイバルゲームですよ。スニーキングミッションですよ。武器も食料も現地調達ですよ。蛇なんか食べれませんよ。
っていうか、なぜあの島に向かってるんですか。この船!
いや、まわりに並走してる船も向かってるし…。
実はアレがカバリア島だったりしたら大笑いだよね。
まぁいいや。この速度ならあと30分くらいはこのままだろうし、軽く寝ようかな。かな。
船の中に入ると、目に飛び込んできたのは白だった。
ぼふっ。
「ぐあ」
なんか中途半端にかたいものに頭突きをした感覚と、変なうめき声が聞こえた。
「あ。さっきの月光仮面」
グレートサイヤマンともいうかもしれない。
「ナヌ」
エルの顔をじーーっと見つめて、きがついたらしく、ぽんと手を打った。
「ああ。さっきの甲板でぼーーっとしてた……」
きっと、最後は美少女とつながるのだろう。
「わたしは、ガズエル」
気分をよくした私は、先に名乗った。
普段は自分からなんて絶対しないけど。
まぁ、たまにはいいかな。
「ふむ…オレは、Lee。漁夫のLeeだ」
名乗られたら名乗り返すという礼儀はもっているみたいだ。
そして、転校生のごとくファーストネーム⇒フルネームというコンボで名乗りをあげた。
「ふうん…じゃあ、りーやだね」
Leeさんとか漁夫さんじゃしっくりこないし。
「オレは狼少年か」
そうそう。ただ響きが某狼に変身する少年まんまという。
……って、ネタ通じた?!
あなどりがたし…りーや。
「そういえば。さっき急いでいたみたいだけど、なんかあったのかな?かな?」
「ん…あー…あれは……」
なにやら口ごもる。
視線も泳いでいるし。
これは明らかにあやしい。
「?」
純粋な少女のようなまなざしでりーやを見つめる。
もちろん。内角38度で首をかしげるのも忘れない。
黄金率っていうやつだ。
「うっ…あーーー……」
よし。おとした。
これで口をわらない男などいようはずもない。
敵将! 討ち取ったり!!
「…種死の再放送……」
と、ぼそりと言った。
………。
……。
…。
「GYAAAAAAAAAAA!!」
やっちまったにょーーーーーーー!!
見逃しちまったにょーーーーーーー!!
今回はアスラン君がグフにのってシンに堕とされるヘタレ萌えシーンがあったのにぃ!
ガズエル一生の不覚にょ!!!
アルのせいでこってり忘れてたにょ!
ちっくしょう…今年で定年だからって容赦してやった恩も忘れやがって………!!
「おちつけ」
「はっ」
りーやの声で正気にもどった。
口調がハイブリッド猫耳娘になったりオヤシロモードになっていたみたいだけど気にしない。
「でも、テレビがなかった」
と、その場にorzになってしまった。
そっか。さっきの船だったら部屋にテレビあったもんね。
こっちだとなさそうな雰囲気だ。
「かわいそ、かわいそなのです」
なので頭をなでてあげた。
「じゃ、エルは寝るんで。また後であそぼー」
「ああ。また」
「ばいぶー」
床にぶっ倒れているりーやを避けて、なんとなく奥のほうに行ってみた。
船の中は、ちょっと古めの旅館みたいな感じで、木造建築だった。
廊下は一本で、左右に部屋があるのはいい。
だけどなんでふすまなのか。
いくらエルとはいえ鍵がないところで寝るのには抵抗がある。
100Vの電圧をかけて、0.1μAくらいしか流れないくらい抵抗がある。
……今、計算した人は手を挙げなさい!
ノ。
はいはい。自作自演乙。
こうしている間に私の睡眠時間はけずられるのであった。
ちなみに。島に着くまでの間によさげな場所がみつからなかったので、睡眠をとることができなかったというのはまた別の話。