自己行動非確定とは
確定ロールに慎重になるあまり、自分の行動や状況を「〜したかもしれない。」「〜したろうか。」と書くPLをたまに見かけます。
このように行動や状況を曖昧にすることを「自己行動非確定」と呼び、RP村では厭がられるもののひとつにあげられます。
RP村ではPCの行動は他者が確定するわけにはいかないので、曖昧な行動に関しては「〜したのであれば、〜する。」という仮定文でしかリアクションできません。
仮定文の応酬は歯切れが悪く、展開が滞るので、自己行動非確定ロールは避けるようにしましょう。
誰かが助けを求めて大声をあげた場合、[その悲鳴は聞こえたろうか。] などと書くPLがいますが、これも「自己行動非確定」です。(「自己状況非確定」というべきかもしれませんが)
誰か特定の人に来てもらいたいのに自分が反応したらいけないのでは…などといった心配から、相手に確認を求める意味で書いていることが多いようですが、そのような気遣いは不要です。
相手が「助けを求めて大声をあげた」と書いているなら、「誰が聞いてもいい」というアピールです。
特定の人に来て欲しいなら、その相手の名を呼ぶといった工夫をするはずです。
「聞こえたから行く」「聞こえたけど行かない」「聞こえなかった」など、状況の確定も行動の確定も自分で判断して描写しましょう。
また、相手が不在で相手の状況への反応がわからないまま、物語を進めたくて「相手が〜したのであれば、〜する。」という仮定文による未確定状況 (あるいは誘導) を使用するPLもいますが、仮定文では物語は確定しないため、進みません。
結局、相手待ちになります。
待てるなら待ってみる、先へ進めたいなら相手の行動を「徹底して描写しない」ことによって (
RP村文章ガイド 「不在動かし」とは参照) 自由にさせつつ自分で確定できる範囲で進めましょう。
相手の反応によってこちらの行動も変えたいという理由で自己行動非確定ロールを使用したがるPLもいますが、相手ありきの依存的設定はRP村向きではありません。
自分の状況を確定できるのは自分だけです。
逆に、自分の状況は積極的に自分で確定する、というのがルールです。
下手な遠慮はせずに、PLとしてやるべきことをやりましょう。
RP村文章ガイドに戻る
最終更新:2012年11月11日 18:44