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『未来は決まっていない』


(キャラ) 黒部ナノカ、T-3000





黒髪のツインテールを揺らしながら歩く少女がいた。
軍服を模したような衣装を着たこの少女。
肩にはライフル銃を背負っていた。

彼女の名は黒部ナノカ
この世界から脱出する方法を探してさまよい歩く。
灰色の瞳からは強い決心が宿っていた。
何としてでもこの世界から帰らなければならない使命が

「やあ、お嬢さん」

するとスーツ姿の男が現れ、ナノカに声をかけた。
年齢は40代、ナノカとは親子ほど歳の離れた中年だった。

「……何?」

ナノカは警戒心の籠もった瞳で男を見つめた。
男は涼し気な表情で両手を上げながら穏やかな笑顔を向ける。

「ここから脱出するために、協力者を探しているんだ。君もよければ、私に力を貸してくれないかい?」

「他を当たってちょうだい。私は誰とも組むつもりはないわ」

あくまでナノカは単独行動の方針だった。
他者を迂闊に信じ、裏切られるリスクを回避するために

「信用できないのも無理はないさ。だけどお嬢さん一人では身を守るのは限度がある。そう思わないかい?」

「問題無いわ。私には武器がある」

男は小さく息をつき、一歩だけ近づいた。
その動きにナノカがわずかに身を硬くする。

「武器があるのは立派だ。だが、この場所は危険で溢れている。一人で歩いていては、いつか必ず限界が来る」

そう言いながら、男は右手を差し出した。
握手を求めるような、ごく自然な仕草だった。

「まずはここからでもいい。私を信用する必要はない。ただ、少しだけ話を聞いてくれないか」

ナノカは男の手を睨んだ。
警戒心が消えることはない。
だが、この男が何を企んでいるのか、少しでも情報を得ておいた方がいい。
そう判断した彼女は、拒絶の意思を込めてその手を払いのけようと指先を伸ばした。

指が、男の掌に触れた瞬間。

世界が、歪んだ。

ナノカの意識は、否応なく引き摺り込まれた。

それは別の世界の記憶だった。



ナノカの目の前にいる男と同じスーツ姿の男が、若い男女と向かい合っている。
その背後から、厳つい顔の老人がショットガンを構えていた。

銃撃音

男の胸が撃ち抜かれ、血が飛び散る。
だが流れ出た血液が黒い粒子となって肉体へと戻っていく。
死んだと思われていた男は何事も無かったかのように起き上がった。
男は血の気の引いた顔でゆっくりと立ち上がり、静かに口を開いた。

「私は人間でも、機械でもない。もっと先のものだ」

冷たい、しかしどこか説得的な声が響く。
再生した体を見せつけるように、男は一歩前に出た。



幻視は、ほんの数秒だった。
だが、ナノカの脳裏には、男の「中身」が明確に刻み込まれていた。
指先が離れ、現実が戻る。
ナノカは反射的に一歩下がり、ライフルの銃口を男に向けた。
灰色の瞳が、今まで以上に鋭く細められる。

「……あなた、一体何なの」

声は静かだったが、明らかに敵意を含んでいた。
男は差し出した手をゆっくり下ろし、相変わらず涼し気な表情のままだった。

「どうやら、君はただの人間じゃないらしいな」

男——T-3000は、わずかに口角を上げた。

その言葉を聞いた瞬間、ナノカの指が動いた。
ライフルの銃口が男の額を捉え、躊躇なく引き金が引かれる。
乾いた銃声が空間を裂き、弾は正確に男の脳天を撃ち抜いた。
頭のてっぺんから後頭部へと貫通する風穴が空き、黒い粒子と一緒に肉片が飛び散る。
男の体が大きくのけぞり、その場に崩れ落ちた。

……はずだった。

数秒の沈黙の後、床に倒れていた体が、ゆっくりと動き出す。
撃ち抜かれた頭部から、まるで時間が逆流するかのように黒い粒子が集まり始め、風穴を埋め尽くしていく。
男は何事もなかったかのように上体を起こし、膝を突いたまま顔を上げた。
再生しきった額には、すでに傷一つ残っていない。

「……いい狙いだ。だが、それじゃ足りない」

T-3000は静かに立ち上がり、スーツの埃を払うように軽く身を震わせた。
その表情は、先ほどと変わらず涼し気なままだった。

ナノカは息を詰まらせながら、もう一度ライフルを構え直す。
この男は、普通の武器では倒せる相手ではない。
ナノカはライフルを構えたまま、左手をゆっくりとポケットに滑り込ませる。
指先が、一枚のカードに触れた。

「……左遷」

低く呟くと同時に、カードを抜き出して男に向けて掲げた。
カードの表面が淡い光を放ち、空間が歪む。
T-3000の足元に、渦のような力が生まれた。

「これは……」

男がわずかに眉をひそめた瞬間、光が炸裂する。
次の瞬間、T-3000の姿は跡形もなく消え去っていた。
ただ、風だけが虚しく吹き抜けていく。
ナノカの持っていたカードは粒子と共に消失し、深く息を吐き出した。
銃口を下ろし、周囲を警戒しながら一歩、また一歩と後ずさる。

「……助かった、わね」

灰色の瞳から、わずかに緊張が解ける。
だけど彼女の心に安心感は無かった

(でも、すぐに追跡してくる可能性もある……)

ここに留まっているのは危険と判断したナノカはすぐさま移動を開始するのだった。

【黒部ナノカ@魔法少女ノ魔女裁判】
[状態]:疲労(小)
[装備]:ライフル銃@DBZ
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×0~1
[思考]:元の世界に帰る。
1:一人で行動する
2:スーツ姿の男を警戒
3:この場から離れる

※参戦時期は後続の書き手に任せます。

【ライフル銃@DBZ】
ライフル銃の男が持っていたライフル銃
性能は普通の猟銃並




どんな手を使ったかは知らないが自分の正体に気付いた人間を始末出来なかったのは失態だった。
だが、問題は無いだろう。
自分はどんな姿にでもなれる。
他の参加者を殺害し、姿を変えてしまえば何度でも誤魔化しが効く。

T-3000

その正体はスカイネットによってターミネーターにされた未来世界のジョン・コナーである。
人格も記憶も当時の彼を宿しているが、今の彼は人類の英雄ではなく
最強の敵となってしまっていた。

【T-3000@ターミネーター:新起動/ジェニシス】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×2~3
[思考]:最後の一人になるまで勝ち残る。
1:善良な振りをして人間達の仲間に加わる。
2:黒い服の少女は始末する。

※参戦時期はT-800に倒された時期から参戦です。







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最終更新:2026年08月04日 00:19