『野球やろうぜ!』
(キャラ)翔ゲイ、レザーフェイス
「ウオオオオオオ!!!!!!」
人の皮で出来たマスクをかぶった男がチェーンソーを振り回しながら何かから逃げている。
彼の名はレザーフェイス。アメリカの田舎の洋館で大量のティーンエイジャーを惨殺した狂人だ。
「どうして逃げるんだい?ここがどこか聞いてるだけじゃないか?話をしようよ」
野球帽を被り金属バットを手に持った大柄な東洋人が笑いながらゆっくり距離を詰めている。
野球帽に描かれているチームは優勝常連の有名なチーム。恐らくメジャーリーガーだろう。
日本人で有りながら身長193cm、体重95kgの規格外の筋力・瞬発力・パワーの全てが人間離れしたアスリート。
その彼が瞬間的に走り出し一気に距離を詰めてきた。
「ウオオオオオオ!!!!!???」
50-50
50本の盗塁を果たし50本のホームランを打ったその脚力はアメリカ人の若者にイキっていただけの殺人鬼に容易に追いつく。
逃亡を断念したレザーフェイスはけたたましい音と共にチェーンソーを翔ゲイに向けて振り回した。
本来樹木を伐採するための回転のこぎりを人間に使用する蛮行。
だが翔ゲイは特に異に介さず金属バットを迫りくる刃に向けて振りかぶった。
火花の散る音と共にはじかれるチェーンソーの刃、そしてそのまま休まずバットで回転する刃を数発ミートする。
すると瞬く間にチェーンソーがバラバラに解体し砕け散りレザーフェイスは驚愕した。
野球選手がホームランを打つには時速数百キロで飛んでくるボールに対する精密なミート力を必要とする。
年間50本のホームランを当たり前のようにたたき出す翔ゲイにとってチエーンソーのウィークポイントの殴打など
ハエを叩くより容易なのだ。武器を失ったレザーフェイスはその場でうなだれ膝をついた。
「ふう、ようやく大人しくなったね。そろそろ話は出来そうかい?」
「グルルル…」
翔ゲイは一流のアスリートで合って殺人鬼ではない。戦意を失った殺人鬼の命を奪う気などないのだろう。
だがその行為が致命的な油断となった。
「グルアアアアア!!!!」
レザーフェイスはそのすきをついて隠し持っていたナイフで顔を突き刺した。
殺人が肯定されるデスゲームの場では殺人の場数が物を言うというのか?
だが勝ったと思ったレザーフェイスは違和感を覚える。
刺した肉愛の中身の感触がないのだ。
「……やれやれ、まだまだ改善点があるなこりゃ」
レザーフェイスが振り向くと遠くから今ナイフで刺したはずの翔ゲイがゆっくりと近づいてくるのが見えた。
その手にはグローブがはめられている。理解不能な事態に混乱するレザーフェイスをしり目に翔ゲイは投球フォームを取る。
アメリカには悪魔のてのひらという謎の砂漠地帯があるという。遭難した場合生き延びるのは難しいが
帰ってきたらスタンドを会得できる聖なる場所だ。世界大会の敗退で練習不足を痛感した翔ゲイは極秘メニューで
ドッペルゲンガーの遠隔操縦スタンドの発現に成功したのである。これが二刀流だ。
将来的にはチーム全員が翔ゲイと化すであろう。恐るべしバランスブレイカーである。
そして本物の翔ゲイはレザーフェイスの顔面に向けて時速180kmの豪速デッドボールを投げつけた。
レザーフェイスは反応する間もなく頭部を粉砕され血と脳症をぶちまけ絶命した。
打撃による近接攻撃と投球による遠隔攻撃によって有事の際にあらゆる場所で対応可能なのが一流の野球選手である。
二人の翔ゲイは両手を左右に揺らし勝利のダンスを踊った後本体がスタンドを消去し一人に戻った。
「さて、ここがどこか聞きそびれたな。次の試合までに帰れるといいけど」
そうぼやきながら翔ゲイは支給されたおーいお茶のペットボトルを飲み干しその場を後にした。
ペットボトルのラベルにはこう書かれている。
振り向けば いつもそこに お茶がある
翔ゲイ(カルフォルニア在住)
【レザーフェイス@悪魔のいけにえ 死亡】
【翔ゲイ@丸太小屋コピペ(ド●ャース)】
[状態]:普通
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×1~3
[思考]:元の世界に帰る
1:ここはどこだろう?
[備考]
※WBC開幕中におーいお茶のスポンサーをしていました
最終更新:2026年06月17日 23:22