『不屈の精神』
(キャラ)小峠華太
「なんだ…一体どうなってやがんだ…?」
俺の名前は小峠華太、突然殺し合いに巻き込まれ困惑している天羽組の武闘派だ。
極道として生きている以上、常に生きるか死ぬかの状況下に置かれている、それはそうなんだが…
(俺は天羽組の敷地内で市合達に備えていたはずだ…一体何処なんだここは…?)
そう、俺達天羽組は今まさに神城組との戦争中、しかも市合と安芸が舎弟を連れ天羽組に襲撃を掛けようとしている
無論そんな状況で組を離れられる訳がない…だが…
(くそ…どうしろってんだよこの状況…)
主催らしき女から告げられた殺し合い…恐らく俺をこの場所に連れてきたのも奴なのだろう、どんなからくりなのかまでは分からねぇが…
「はっ…まるで漫画みてぇな展開だな…」
あまりに急すぎる出来事に俺は苦笑いするしかなかった
(だが奴は命の授業を始めるとか言ってたな…)
その時俺はふと主催の女が言っていた言葉を思い出した
"命"…無論それは大切な事なのだろう、俺も幾度となく別れを経験してきた
小峠の兄貴!俺、銃の扱い上達しましたか?』
『直さなくちゃ行けねぇところもあるが上出来だ』
天京戦争で亡くなった北岡…
『華太!もっと強くなりたきゃ飯を食え!そうすれば俺みたいにでかくなれるぞ!』
『はい!いっぱい食って冨樫の兄貴みたいになれるよう頑張ります!』
同じく天京戦争で亡くなった冨樫の兄貴…
『華太、どんな時でも心だけは折れるな
心を強く持っていればどんな苦境も乗り越えられる…そういうもんだ』
『はい!俺はあまり強くないですが心だけは誰にも負けません!』
羽王戦争で亡くなった工藤の兄貴…
『華太、お前ならいつかは組を背負っていける男になれるはずだ』
『はい、阿久津のカシラみたいに組を引っ張っていけるカッコいい漢になりたいです!』
『お前ってやつは本当に好きだわ~!』
同じく羽王戦争で亡くなった阿久津のカシラ…
『華太、どんな時でも視野だけは広く視るんだ、そうしたら活路ができる…絶対にな』
『はい、南雲の兄貴みたいに視野を広くもってどんな事も対応できるよう頑張ります!
…そういえば兄貴、昨日女性とデートと言ってましたがどうだったんですか…?』
『…それは勿論、上手くいったさ…うん…上手く………ひいぃぃぃぃん!!絶対にいつか彼女作ってやるー!!』
『…今夜は付き合いますよ、兄貴』
『ありがとうな~華太~』
同じく羽王戦争で亡くなった南雲の兄貴…
『俺もいつか小峠の兄貴みたいになれるように毎日必死に頑張ります!』
『言うじゃねぇか、中々に厳しいぞ?それでもついてこれるか?』
『勿論です!俺も気合いだけは人一倍頑張ってるので!』
天城戦争で亡くなった宇佐美…
――――――
今だって思う…兄貴達や舎弟達に会えるのなら会いたい…
受け入れられなかった現実を変えれるなら変えたい…その気持ちは勿論ある…だが、失われた命はもう二度と戻らない
あの女は"人は命に感謝しない"だとか"予期せぬ死を自分には関係ない、遠い世界の出来事"だとかほざいてたがな…
こちとら極道なんだ…常に生きるか死ぬかで暮らしてる上に、今までも大切な仲間の死を何回も経験してんだ…そんな奴をこの殺し合いに呼ぶなんてな
「何処のどいつだか知らねぇが…俺はそこまで落ちぶれちゃいねぇんだ…天羽組の小峠華太を舐めるなよ…」
そんな理由でこの殺し合いに呼ばれたと思うとそれはもはや俺に対する冒涜だ
野郎の思いどおりになるつもりはない、殺し合いには乗らねぇ…とはいえ、もし向こうが殺りにくるというのであればその時は抗う
向こうにどんな都合があるかは分からねぇが、はいそうですかと軽々しく命を差し出す程、俺は優しくないんでな
「組内に戻りたいのは山々だが、この状況下はどうしようもねぇ」
何の抵抗もさせず俺をここに連れてこれるようなやつだ…恐らく簡単に帰れる事はないだろう
俺はそう考えるとデイバッグというのに目を通した
「そういや支給されてるんだったな、殺し合いの場だ…何か武器になりそうな物は…な!?」
その時、俺は一つの支給品に目が止まった…
その支給品は、とある人物が使用していた武器…
「こ、この鎌は…」
刃の部分が異様に丸みを帯びた特徴的な見た目をした鎌…俺はそれに見覚えが…いや、知らないわけがない
その武器はかつて…南雲の兄貴が使用していた山鎌だったのだ…
よりによって俺に支給してくるとはな…
「ははっ…主催さんよ…これは俺へのせめてもの詫びのつもりか…?」
主催がどういう意図で俺にこの山鎌を支給してきたかは分からない…
だが俺に溢れた感情は…
怒りだ
「それとも嫌がらせか…?俺に支給したらどんな反応するかどうか楽しんでんのか…?
人の気持ちを弄びやがって…いいぜ…そっちがその気なら殺ってやるよ…あのクソ女だけは絶対に許さねぇ…」
死んだ兄貴の武器で俺の事を弄びやがって…後悔させてやるよ…
(!…ダメだ、冷静になれ…じゃないと周りが見えなくなっちまう…南雲の兄貴に教えられたじゃねぇか)
俺は何とか平常心を保とうとした
この殺し合いの場で冷静になれなくてどうする、冷静に…視野を広げて行動する…それが南雲の兄貴の教えだ
「親っさんや兄貴達、舎弟達もいるのか…もしかすると神城組の奴らも…」
俺が巻き込まれているということは天羽組の面々、そして敵対組織である神城組が巻き込まれている可能性もあるためこの点は視野に入れておく
「とりあえず、移動するか…ここで止まってても何も始まらねぇ」
そうして俺は宛もなく移動を始めた
この先何が起こるかも分からずに...
【小峠華太@ヒューマンバグ大学】
[状態]:健康、主催への怒り(大)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、山鎌@ヒューマンバグ大学、不明支給品×1~2
[思考]:基本行動方針:殺し合いには乗らねぇ
1:一先ず移動する
2:あのクソ女(主催)は殺す
3:親っさんや兄貴達や舎弟達、もしかすると神城組の奴らもいるのか…?
【支給品紹介】
【山鎌@ヒューマンバグ大学】
南雲梗平が愛用している武器。
最終更新:2026年06月21日 16:31