『不気味に笑う裏の顔』
(キャラ) アリア、モンキー・D・ルフィ、ロロノア・ゾロ、ナミ
ナミは動けなかった。
体の感覚が、首から下にない。指一本、瞼一枚すら、思い通りにならない。しびれ薬だ——そう気づいた時はもう手遅れだった。
目だけが動く。
その目でナミは見ていた。
ルフィが倒れている。ゾロが倒れている。二人とも、動かない。胸が上下していない。
「ルフィ……ゾロ……」
声だけは、出た。
返事はなかった。
死人は沈黙するのみだった。
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始まりは、穏やかだった。
渋谷の無人の飲食店を彷徨っていた三人に、少女が声をかけてきた。貴族の娘らしい上品な装いで、柔らかな笑みを浮かべた、どこか儚げな少女。アリアと名乗った。
「一緒に食事をしませんか。こんな状況ですもの、一人でいるより、心強いかと思って」
警戒すべきだった。
だが、少女はあまりにも善良に見えた。ルフィは何も疑わず、ゾロも特に気にしなかった。ナミだけが僅かに引っかかりを覚えたが——料理の匂い、そして空腹が勝った。
それが、命取りだった。
致死性の毒は、料理に丁寧に仕込まれていた。ルフィとゾロには毒薬を。ナミには、しびれ薬を。
あまたの強敵を倒してきたルフィたちが、戦いの場すら与えられず、少女の悪意の前にあっけなく逝った。
【モンキー・D・ルフィ@ONE PIECE 死亡確認】
【ロロノア・ゾロ@ONE PIECE 死亡確認】
アリアの表情が、変わった。
柔らかな微笑みが消え、その下から現れたのは——まるで別人のような邪悪な笑みだった。
「ああ、もったいないことをしたわ」
アリアはルフィの傍らにしゃがみ込み、興味なさそうに見下ろした。
「どうせなら、こいつらもしびれ薬にして拷問してから殺せばよかったわね」
「なんで……なんでこんなことするの!」
ナミの声に、怒りが滲んだ。体は動かない。それでも、声だけは精一杯張り上げた。
アリアは首を傾けた。不思議そうに、まるで当然のことを聞かれたかのように。
「なんで?」
くすりと笑う。
「地方から来た下民でしょう、あなたたち。家畜と同じよ。拷問しようが殺そうが、好きにしていいじゃない」
「っ……!」
言葉が出なかった。怒りと悲しみが、ナミの胸を塞いだ。
アリアは立ち上がり、ナミを見下ろした。
そして拷問が始まった。
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どれほど時間が経ったか。
アリアは乱れた髪を整え、衣服を直した。口元に、また柔らかな微笑みが戻ってくる。さっきまでのものとは、まるで見分けがつかない笑顔だった。
足下には無残な姿になった航海士の骸が転がっている。
【ナミ@ONE PIECE 死亡確認】
「さて」
アリアは夜の街を見渡した。
まだ参加者はいるはずだ。善良そうな顔をして近づけば、また同じようにできる。
造られた仮面(かお)で そっと近づいて信じるモノを 闇に落とす。
下民は、いつだって疑うことを知らない。
だから無様に死ぬことになる。
繰り返される悲劇、不気味に笑う裏の顔。
アリアは歩き出した。善人の仮面(かお)をしたまま、夜の渋谷へ静かに消えていった。
【アリア@アカメが斬る】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、毒薬・しびれ薬、不明支給品×1~3
[思考]:善人を装い下民を罠にかける。
1:下民を拷問してから殺害する。
2:直接戦闘は避け、毒で仕留める。
最終更新:2026年07月02日 19:13