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MPLS
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ryu7k
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MPLS(Multi-Protocol Label Switching)
MPLSと従来のルーティングとの違い
MPLSでは、従来のルータの動作とは異なり、あて先IPアドレスを見る代わりに、「ラベル」と呼ばれるパケットに付けられた目印のみを見てフォワーディングを行う。それと同時に、どのIPアドレスがどのラベルを使うかの情報を配布する。各ルータはルーティング・テーブルと共にラベル・テーブルを学習する。つまりMPLSでは、従来のルータの動作に加え、新たにこのラベル情報を配布し学習する動作が加わったのだ。
ルータに入ってきたパケットには、まず最初にあて先IPアドレスとラベル・テーブルを参照してラベルが付けられ、後はラベルのみを見てフォワーディングが繰り返され、目的地まで到着したらラベルが外される。結果的に、MPLSによりフォワーディングされるラベル・パケットの道筋を、1本のパス(道)のように扱うことができる
MPLSの役割とは?
当初のMPLSは、ラベルを用いてフォワーディング動作を簡略化することにより、従来のルータの高速化を目指す技術であった。現在では、レイヤ3スイッチと呼ばれる製品を見れば分るように、ハードウェアの進化によるIPパケットの高速なフォワーディング技術が実現され、MPLSがこの役割を果たすことは重要でなくなった。
トラフィック・エンジニアリング
では、現在MPLSはどのような目的で使われているのだろうか? その1つが、IPネットワークにトラフィック・エンジニアリングと呼ばれる機能を提供することだ。代表的な使い方として、IPネットワークに明示的なルートを提供する機能が挙げられる。通常、RIPやOSPFなどのIGPを用いた場合、あて先IPアドレスへの経路はルータのホップ数、各リンクのコスト(帯域幅に基づいて計算)を足して、一番少ない経路が最短経路として選ばれる。ところが、選択された経路があるリンクに片寄ることで帯域幅の使用効率が悪くなり、最短経路を選んでしまっては不都合な場合がある(図3)。
RIPやOSPFなどのIGPを用いた場合、ホップ数やコスト値の最も少ない経路が利用されるため、経路の偏りによる帯域不足が発生することがある
このような場合、片寄りを回避する目的で明示的な経路を指定して迂回する機能が求められる。MPLSにより、従来のルータでは難しかったパケットの道筋の操作を簡単に実現し、さらにリンクの使用効率も高めることができる。
MPLSでは明示的に経路を指定することが容易だ
VPNサービスの提供
もう1つの目的が、IP-VPNに代表されるVPNサービスの提供だ。キャリア内に共有型のIP/MPLS網を構築して、ユーザーごとに論理的に分割されたVPN網を提供する。ユーザー側は、MPLSを意識することなく従来のルータをそのまま使用することができ、さらには異なるユーザーで同一のIPアドレスを重複して使うことができる
〆リュ