イロヒニアの日記



第一の書


129年クサー月5日

天気:晴れ
気温アーティファクトの目盛り:5手3指

今朝、市場で冒険者から古代の書を買った。彼は、その文書をとある洞窟のがれきの下で見つけたといい、20ゴールドを要求してきた。何とか値引きし、18ゴールドまでまけさせた。ちょうどよい金額だろう。

その文書には、古い手書きの文書と魔法の記号がかかれており、非常に興味深い。一見するとエスリア起源のもののようだが、確証はない。文書の大半は何かの暗号のようにも視える。早く解明したいものだ。

お昼にクッキーが用意したパイナップルソースのチキンを食べてから、胸焼けがひどい。

メモ:クッキーには、パイナップルソースはもう止めてくれと伝える。


129年クサー月8日

天気:強風
気温アーティファクトの目盛り:1手8指

なんて運が悪い日だ。クッキーの体調が悪い。きれいなグラスと皿は全て使ってしまったから、自分で皿を洗わないといけないってことだ!そんな下品な雑用をしなければならないなんて・・・。
例の文書にはいろいろと期待している。全ての文字を見られるようにするために、封印のルーンをいくつか解除しなければいけなかった。だが残念なことに、まだ暗号が解けない。ルーンを解除すれば、暗号も解除できると思ったのだが。
サイリサイアムのアカデミーから年会費の請求書を受け取った。金の亡者どもめ!

メモ:残っていた最後のエルフの赤ワインを空けてしまった・・・。


129年クサー月9日

天気:涼しく快適
気温アーティファクトの目盛り:1手3指

クッキーはまだ寝込んでいる。皿は洗ったが、文書を研究する時間がなかった。

メモ:皿を洗うとき、水を沸かすのに魔法や杖などの魔力は使わないようにする。
メモ:やけどクリームを新しく買う。


129年クサー月12日

天気:雨
気温アーティファクトの目盛り:2手1指

まだ暗号の解読はできていない。相当強固な暗号のようだ。さらに、文自体も古代語の方言で書かれているように見える。これでさらに解読は難しくなった。私のアルカナ語の知識はとうにさび付いている。ガルハリスの暗号解読法を試したい・・・だが、出だしの呪文が思い出せない。ガルハリスの本が図書館にありさえすれば!
待ち望んでいた「魔道士・ドルイド向け通販カタログ 129年夏編」が届いた。

メモ:クッキーに、図書館の本をアルファベット順に整理するよう頼む(このままでは仕事にならない)。


129年クサー月15日

天気:穏やか、曇り
気温アーティファクトの目盛り:2手4指

クッキーが、地下室の扉の下に挟まっていたガルハリスの本を見つけた。その代わりに、「動物変身への異なるアプローチ」という題目の、我が弟子ウォルターの論文を挟んでおいた。きっと許してくれるだろう。
ついに暗号の解読を始めることができる。だが、やるべきことはまだたくさんある。ガルハリスの暗号解読法が非常に難解であることをすっかり忘れていた。魔道士・ドルイド向け通販カタログで、新しくカラスのぬいぐるみを注文した。今バーゲン中で送料が無料なのだ。クッキーが古いカラスを処分してくれるだろう。

メモ:クッキーに、新しくエルフの赤ワインを注文するよう伝える(安い銘柄なら2.95ゴールドくらいしかしないが、この私を持ってしてもお金だけは作り出せない)。


129年クサー月18日

天気:穏やか、後に強風
気温アーティファクトの目盛り:1手3指

母が訪ねてくる。クッキーに母の誕生日が近づいたら教えてくれと頼んでいたのに、忘れていたようだ。最近は使用人の質も下がっている。母の目の前で、クッキーを叱り付けておいた。にもかかわらず(それが原因だったのかもしれないが)、母は依然としてむっつりしていた。クッキーも怒っているようだ。まったくついてない日だ。女性とは理解しがたい。

メモ:母とクッキーに花を買う。


129年クサー月25日

天気:穏やか、後に強風
気温アーティファクトの目盛り:1手3指

新しいカラスが届いた。すぐに古いカラスは捨てた。新しいのはすごくよく出来ているのだ。

母に新しく花をプレゼントし、母の持病についてたわいもない話をした。全て元通りだ。

アカデミーからまた手紙が来た。今年、新しく弟子が来るらしい。使えないボンクラではないことを祈ろう。

メモ:クッキーに地下からテキストブックを持ってこさせる。


129年ティアボア月3日

天気:快晴、涼しく快適
気温アーティファクトの目盛り:7指

ついに暗号を解読できた!!
36時間かけて、やっと書物全体の暗号を解読できた。思ったとおり、非常に古いエスリアのアルカナ語で書かれていた。だが、その結果には失望した。書物に書かれていたのは、魔法で暗号化された文書の解読法だったのだ。18ゴールドと果てしない労力の結果わかったことは、ガルハリスが暗号解読法を確立するより前に、誰かが同じ事を見つけていたという事実だけだった。
さらにできることがあるとすれば、アカデミーにこの書物を売り払うくらいだ。もしガルハリスが生きていれば、彼に売ってもいい。

新しい弟子は来週やって来るらしい。

メモ:クッキーに屋根裏を掃除するよう伝える。
メモ:クッキーに、「動物変身への異なるアプローチ」を図書館に戻し、代わりにガルハリスの本を地下室の扉に挟んでおくよう伝える。



第二の書


129年ティアボア月12日

天気:強風、雨
気温アーティファクトの目盛り:9指

新しい弟子がやって来た。小柄で、少し頭が弱いナイチルという男だ。彼は、最近都市部で見かける典型的な若者で、帽子を前後ろ逆にかぶり、オーバーサイズのズボンをはいている。いろいろと問題を起こしてくれそうだ・・・。

サイリサイアムから大切な客人が来ると聞いた。エルツマーグス・フィオノアがナイチルの住まいを確認しに明日到着するのだ。だが、彼が本当に確認したいのは、私のワインセラーだろう。

メモ:「ナイチル」、弟子の名前は「ナ・イ・チ・ル」だ!
メモ:クッキーに、ワインを外の小屋に隠すよう伝える。


129年ティアボア月14日

天気:肌寒い
気温アーティファクトの目盛り:3指

フィオノアが出発した。思ったより短い滞在だったので、ワインを移動させなくて良かったかもしれない。

新しい弟子の指導をはじめた。ナイチルは愚かなだけでなく、扱いにくい。最も単純なルーンさえマスターできないとは。さらに3日の猶予を与えるが、それでも理解出来ないならサイリサイアムに送り返すつもりだ。こんな愚か者に時間を費やすなんて甚だばからしい!

キッチンの窓が壊れたので、隙間風が寒い。

メモ:ワインをワインセラーに戻す。


129年ティアボア月15日

天気:雨
気温アーティファクトの目盛り:6指

風邪を引いたようだ。起きたら熱があり、喉が傷んで頭痛もひどい。

ベッドから起き上がれず、ほとんど寝て過ごしてしまった。クッキーは、私の背中の「古傷」を掻きたがっていた。そこに何が付いていたのかはわからないが、腐ったゴートチーズのような臭いを放っていた。何か変なものが体にくっついたままになるくらいなら、死んだほうがマシだ。クッキーの機嫌は良くない。


129年ティアボア月16日

天気:快晴

まだベッドから抜け出せない。症状は悪くなる一方だ。まともな思考ができない。喉が渇いた。そのせいでとても疲れたように感じる。私はこのまま死んでしまうに違いない・・・。
私が死んだときの手はずをクッキーに伝えておいた。彼女は笑い、誰かわからない男のことをつぶやいていた。
まぁいい、すぐに後悔させてやろう。


129年ティアボア月17日

死が着実に近づいているのを感じる。愛しきアンカリアよ、永遠なれ。


129年ティアボア月19日

天気:晴れ
気温アーティファクトの目盛り:1手8指

熱は下がった。すがすがしい気分だ。
クッキーは、私が死ぬと言っていたのは、ただの冗談だったことを信じようとしない。女性とはなんて単純な生き物だ。男が言ったことなら何でも信じてしまう。

今日は一日中弟子を指導した。なんて疲れる仕事だ。何故アカデミーは執拗に出来の悪い子ばかりを私に押し付けようとするのだろうか?

メモ:クッキーにキッチンの窓を修理するよう伝える。


129年ティアボア月21日

天気:晴れ
気温アーティファクトの目盛り:1手3指

また弟子が魔法のカードゲームをしているのを見つけた。カードゲームとやらは伝染病のようだ。多くのアカデミーの学生が暴動に走るのもうなずける。

新しいホムンクルスが必要だ。今まで使っていたものは塵になってしまった。3年も使っていたが、母の兄弟役としては少々年寄りすぎた。呪文書を見つけなければ、詠唱法がよく思い出せない。私も老いたものだ。

マジックユーザーマガジンに、寝室と書斎の次元を引き伸ばす呪文に関する記事があった。決して簡単な呪文ではないが、もしうまくいけば・・・。

メモ:ホムンクルスを作り出す呪文書を見つける。


129年ティアボア月25日

天気:肌寒く、強風
気温アーティファクトの目盛り:1手1指

無能な弟子がほうきを操ろうとし、ほうきが入っているクローゼットごと動き出すという事件があった。クッキーは叫びながら逃げ回っていた。

弟子を厳しく叱っておいた。

メモ:クッキーにチョコレートと花をあげよう。


129年ティアボア月27日

天気:肌寒い
気温アーティファクトの目盛り:4指

クッキーの機嫌はなおらなかった。チョコレートをつかんで私に投げつけてきた。彼女は、弟子が家を出て行かないと二度と戻らないと言っている。とにかく、1週間ほど待ってみよう。女性というものは、時間を置くと機嫌がなおることがあると聞く。

弟子はおとなしくなり、何としても気に入られようとしている。

ようやくホムンクルスの呪文書が見つかった。図書館を早く整頓しなければ。すぐに召喚を開始した。3日ほどかかるだろう。

メモ:クッキーに・・・いや、彼女はいないんだった。


129年ティアボア月31日

天気:とても寒い
気温アーティファクトの目盛り:1指

クッキーがいなくなって6日が経った。弟子に皿を洗って家を掃除するよう命じた。このところ干物しか食べていない。このままではいけない。

新しいホムンクルスの召喚が完了した。
真っ白だ!(次はもっと色を加えたほうがいいだろうか?)

次元の引き伸ばしに取り掛かった。その結果、図書館の東棟は5倍の大きさになった。最初に足を踏み入れた時は迷ったくらいだ。この呪文で部屋の次元を引き伸ばすと、出口がどこにあるか非常にわかりにくくなるようだ。

メモ:図書館に出口案内を設置する。



第三の書


129年ティアボア月31日

天気:とても寒い
気温アーティファクトの目盛り:1指

魔法による部屋の次元の引き伸ばしはとても有意義だった。一日中図書館で過ごし、さらなる拡張性を見出した。新しい空間を有効活用するために、本棚を設置しなければ。
だが、とても興味深い副作用を発見した。T-エネルギーが自然発生したのだ。汚染度を確認しなければ。

クッキーが戻ってきた!神に感謝しよう。今回はチョコレート代に相当費やしたが、ちょうどきれいな下着がなくなったところだったので、よしとしよう。

弟子が成長している。来週からは炎の魔法を教えてもよいだろう。

メモ:本棚!


129年ヤル月3日

天気:肌寒い
気温アーティファクトの目盛り:6指

本を読んでいたら、T-エネルギーに汚染されたゴブリンに攻撃された。運よく手元に杖があったが、なかったらどうなっていたことか。図書館を再度調査しなければ。やはり改造するべきではなかったのかもしれない。

赤ワインが届いた。すばらしい!


129年ヤル月5日

天気:穏やか
気温アーティファクトの目盛り:1手

T-エネルギーに汚染されたゴブリンが日に日にうっとうしくなってきた。多少荒っぽい方法で対処しなければならないかもしれない。多次元への影響なしに、呪文を逆転させることはできない。状況は芳しくない。
弟子にメッセージを持たせてアカデミーに送った。ひょっとすると、インナー・サークルの誰かならば、この自体を収拾する方法を知っているかもしれない。

新しい本棚を注文した。とても高かった。この世は金の亡者どもで溢れているようだ。

メモ:クッキーに、新しい本棚用の部屋を図書館に作るように頼む。


129年ヤル月12日

天気:雨、穏やか
気温アーティファクトの目盛り:1手4指

弟子がアカデミーから戻ってきたが、何ら解決策は得られなかったようだ。今朝、図書館でまた酔っ払って混乱したあげくに眠りについたと思われる3匹のトロールを発見した。彼らが昨日食べたと思われるものがアルカナ・マジカ大百科全巻にまき散らされていた・・・。
もし次元の裂け目を見つけることができれば、安定の呪文をいくつか唱えるだけですむのだが・・・。

メモ:クッキーに、大百科にかかったトロールのゲロをきれいにふき取るよう頼む。

メモ:ドライアドの香水樹を注文する。


129年ヤル月14日

天気:肌寒く、曇り
気温アーティファクトの目盛り:1手4指

なんてことだ!クッキーが掃除中に、T-エネルギーに汚染されたネズミに遭遇してかじられてしまった。ネズミは始末したが、クッキーはひどいけがを負った。
クッキーには3日間休むように伝えた。おそらく傷は癒えるだろう。

図書館に通じる扉を封印した。最上級の強力な封印の呪文を使用しておいた。

弟子を再びアカデミーに帰した。ここはもはや安全ではない。


129年ヤル月17日

天気:曇り、朝方に霧
気温アーティファクトの目盛り:1手2指

クッキーが仕事に戻ってきた。彼女はT-エネルギーに汚染されたメイドとなってしまった。別になんら不都合はない。むしろ、前よりも仕事の能率が上がり、重いものでも運べるようになった。そして何よりも口数が少なくなった。一番うれしい進化だ!
だが、正直なところこの一連の出来事をどう判断すればよいのか私にはまだわからない。

少し時間を置いて、また図書館に行ってみる必要がありそうだ。


129年ヤル月22日

天気:晴れ、肌寒い
気温アーティファクトの目盛り:7指

クッキーが市場で些細なトラブルを起こした。彼女のT-エネルギーに気づいた町の衛兵が、彼女を殺そうとしたのだ。幸いなことに、衛兵を説得してやめさせることができた。

図書館に入り、次元の裂け目を探す準備をした。これ以上問題を放置できない。

メモ:クッキーを二度と市場にやらない。


129年ヤル月24日

天気:肌寒く、強風
気温アーティファクトの目盛り5指

準備は整った。明日、図書館の扉の封印を解き、裂け目を探して修復するのだ。生きては戻ってこられないかもしれない。

万が一のために、遺書を記しておいた。
遺書は封筒に入れて暖炉の上においた。


129年ヤル月25日

天気:肌寒い
気温アーティファクトの目盛り:3指
今から図書館の扉の封印を解く。



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最終更新:2011年07月23日 22:50