【世界観】
「この作品の世界観は、最新の宇宙論によるマルチバース……無数の平行宇宙が存在するという理論に基づいている。
その平行宇宙には望遠鏡では観測できない宇宙の外側に存在する我々の宇宙とそっくりの宇宙『レベル1』、そんな宇宙が
泡状の形状で無数に存在する『レベル2』、量子レベルで宇宙が分岐し、すぐ隣に別の自分が並行して存在するという『レベル3』、
さらにあらゆる数理的構造に対応した宇宙が存在すると考えられる『レベル4』が存在し、この作品におけるアナザースペースはレベル2に相当する。
ちなみに「大怪獣バトル」サーガなどの従来のシリーズで語られてきた別世界をレベル3に相当すると考えれば、
相互に矛盾は存在しない。」……ハイパーホビー2011年1月号、「
ウルトラマンゼロ 超決戦!べリアル銀河帝国」の解説
またここで語られている「レベル3」は本作以前の映画、「大決戦!超ウルトラ8兄弟」において「自分と同じ人間の居る世界が
無数にあって全く違う人生を送ってる」と登場人物の口から説明されたり、
「地球は
ウルトラマンの星」というインタビュー、解説本では「多世界解釈を採用し、その世界は無数に存在する」という主旨が記述されてるため
「レベル3」は無数に存在すると考えられる。
また、以下の本や映画にこのような設定がある。
マルチバース……「宇宙は一つだけでなく、いくつもの宇宙が並行して存在する。遥かな旅の果てに高熱の水素ガスで出来た宇宙泡の壁を超えると、
宇宙一つ一つが泡のような形状で無数に浮かぶ超空間が出現する。光の国の全エネルギーをもってしても、ここに送り込めるのはたった一人だ。
(『
ウルトラマンゼロ 超決戦!べリアル銀河帝国 超全集』より原文ママ、 以下この本は超全集と呼ぶ)」
上記説明や動画を見ればわかる通り、別の泡のように浮かぶ宇宙(劇中ではアナザースペースと呼ばれる。ここでは「レベル2」に該当する。以下泡宇宙と呼ぶ)や
アナザースペースが浮かぶ超空間に移動するには光の国の全
ウルトラマンのエネルギーを集結させてやっと一人送り出せる程度である。
(光の国の
ウルトラマンで単独で別の泡宇宙に移動できるのは
ウルトラマンゼロの強化バージョンであるウルティメイトゼロのみ)
しかしこれ以前には別の光の国の
ウルトラマンが「レベル3」の宇宙にホイホイ行っているため(惑星チェイニーの存在する宇宙等)、
これらの宇宙は光の国の存在する泡宇宙、すなわち「レベル2」の内部にあると思われる。
よって、ウルトラシリーズの世界観は、「レベル1」→「レベル3」→「レベル2」→「レベル4」の順に展開してゆくと思われる。
よって世界観を計算する。
レベル3……多世界解釈によって別の自分が並行して存在する世界が無数にある(1次多元)
レベル2……それが泡のように無数に浮いている(2次多元)
レベル4……さらにあらゆる数理的構造に対応した宇宙が存在する(どんなのか不明なので単一宇宙を足すだけにとどめ2次多元+単一宇宙)
さらにこれら以外に、全ての宇宙とつながっている「怪獣墓場」が存在する。
怪獣墓場……死んだ怪獣や宇宙人の魂が行き着く場所。
ウルトラマン第35話に、背景に恒星が多数確認できるため単一宇宙並
よってレベル4までの合計と怪獣墓場を足して2次多元+単一宇宙×2。これがウルトラシリーズの世界観である
【設定】
また、このストーリーはTVシリーズの以前の話ということで、怪獣たちもまだ進化の途中ととらえ、姿かたちもやや原始的に変更。
しかし、もともとのデザインが素晴らしすぎるため、少々の変更に留まってしまったことには少し後悔が残ります。
(ウルトラマンSTORY0 文庫版8巻あとがきより原文まんま)
円谷プロダクション監修の本でTVシリーズより前の話と明言されているので、世界観は繋がっている
なおウルトラシリーズはTVシリーズは多世界解釈ですべて世界観が繋がってる扱い(『
ウルトラマン全戦士超ファイル』に世界観がまとめられている)なので、いかなるものを指そうが問題ない
作成:vol.127
最終更新:2022年06月28日 23:12