○宰相府兵器工廠
(再利用)地下工場
宰相府の工場群は地下に作られている。砂塵や昼夜の温度差などの対応コストより地下工場の方が安いためこうなった。完全無人化されており、生き物が入る前提になっておらず、生物は基本的に殺される。
空調も完備
宰相府の工場群は精密機械も扱う関係で広く作られ、砂が入らないように工夫されている。三重のダストクリーニングシャワーや埃センサー、掃除ロボの運用などである。空気も直接取り込まずに空調設備で対応されている。
広い工場でなければ
工場は大きくないと使い憎い。将来的な増産もそうだし、ラインの組み替えにも作業スペースはあった方がいい。そのため兵器工廠は大きなスペースを取っている。
兵器工廠とは
国営の兵器工場を兵器工廠という。わざわざ難しい言葉を使うのは国営民営をはっきり区別するためである。
民間工場では兵器は赤字
兵器というものは、流出されても困るし技術移転されても困る。しかし、困る困るで禁止していくと民間工場は利益を出せなくなる。宰相府も最初は民間工場で航空機を作っていたがすぐに官営工場になってしまった。
多数の民間工場を従える
兵器工廠は赤字であるが、国営なら赤字で良いというわけでもない。当然赤字を減らす努力がなされていて、この場合は外注、民間工場を多数使用することで解決している。重要でない部品やセキュリティ面で比較的軽視出来る分は民間工場に成算を依頼し、重要部品と最終組立のみを行うのである。
民間比率は80%
現在兵器工廠は80%の部品を民間に頼っている。これは3Dプリンターの使用率と同じである。これらの全部は町工場に発注される。
厳しいセキュリティ
兵器工廠はセキュリティ面で万全を求められる。このため日時セキュリティ面の強化が行われており、遠隔操作や乗っ取りが出来ないように物理的、電気的な接続方法を局限して運営している。
○無人工場
無人工場
人がいない工場を無人工場という。無人工場は同じものを作り続ける分にはいいが、別のものを作ろうとすると人間を使う場合と比較してライン変更のコストや手間が大きい。
無人工場のメリットデメリット
無人工場を使う利点の最大は昼夜連続操業が出来ることと、ミスが少ないことである。反面設備投資が大きく、ライン変更もコストがかかる。しかし大量生産ではメリットが大きくなる。
熟練工を使わない
無人工場の良いところが貴重な人的資源である熟練工を使わない事である。熟練工は育てるのに時間が掛かるためにラインをおいそれと増やせないが無人工場はそれができる点にメリットがある。
有人工場との棲み分け
無人工場はメリットもあるがデメリットもあり、完全に有人工場を代替できるものではない。このため少量多品種成算は有人工場で、大量少品種成算は無人工場で行われる。
有人工場とのアクセス
有人工場から無人工場へ、あるいはその逆のパターンではピックアップロボが活用される。これを用いることでスムーズに両者が連携できる。
○産業用ロボット
産業用ロボット
産業用ロボットとは工場労働者に変わって作業を行うロボットである。主としてセンサーと腕(アーム)からなる。
掴む、回す、動かす、置く
産業用ロボットの腕(アーム)は掴む、回す、動かす、置くの四動作を組み合わせて行う。プログラム通りに正確に動作し、精度も高い。
組立用途のロボット
産業ロボットの多くは腕(アーム)を使った組立や塗装、溶接業務に使われる。削る、曲げるなどの加工は産業用ロボットで出来ないわけではないが使わない。もっといい機械がある。
ベルトコンベアとの組み合わせ
産業用ロボットはベルトコンベアと組み合わせ、何台も並べて工程を分割する。両側に並べることも途中で別れるベルトコンベアを使ったり、逆に合流するベルトコンベアを使うこともある。
より高い精度のセンサー
産業用ロボットの正確な作業を担保するのがロボットとセット運用されるセンサー類である。腕がどんなに良くても、センサーが弱いと部品の組み上げ精度は落ちる。
ピックアップロボ
産業用ロボットは長年腕ばかりで足を持たなかったが、近年部品を探して持ってくるという用途のピックアップロボが大量生産されて運用されている。集められた雑多な部品を整理して必要なところへ届けていくのである。
○工場間物流
工場間物流とは
工場と工場の間を繋いで部品を輸送することを工場間物流という。工場間物流が弱いと工場の性能は生かすことが出来ない。
ロボットトラック
自動運転車によるロボットトラックは二四時間の運営が出来るだけでなく、人件費の大幅な節減にもなる。工場間物流では巡回ルートが変わらない関係でロボットトラックを使用する。
在庫管理はITで
工場間の部品数チェックや発注などは自動化されており、一定数量になったら自動で発注が行われるようになっている。
人力を使いたくはないが
工場間物流はコスト面で人間を使わないに越したことはないが、有事、非常事態では致し方なく人力を使うように定められていて、そのための自動発注システムも作られている。
定時運行の努力(混雑予測)
工場間物流を最適化すると僅かな遅れで運用成績が下がる。これを防ぐための交通の混雑予測などは工場間物流の根幹をなす基礎的で重要なデータになっている。
(再利用)○宰相砂漠の砂
宰相砂漠の砂
宰相砂漠の砂は鉄を多く含む場所やケイ素ばかりの場所、希少元素を含む場所など沢山ある。これは古代文明の名残であってこれらの砂はそのまま資源として再活用されている。
(再利用)○資源砂
資源砂とは
宰相砂漠で取れた砂を選り分けて均一化したもの。3Dプリンターの出力材料に使われる。無尽蔵の原材料と喜ぶ部分もあるにはあるが、原材料費が安い関係で商売としてはあまりうまくいっていない。過去に乱高下や需要予測の失敗による倒産などがあって、不安定供給が続いた。とはいえないと困るので今では国営工場で大量生産して安価に、しかし儲けが出るように売って専売化している。
最終更新:2017年09月10日 14:46