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[[作品紹介ページ]]>>[[設定紹介ID:suLI7Lkw0]]>>[[HONOBONO2紹介]]>>[[ほのぼの世界ver2 設定]] #openclose(show=世界観){  地球及び太陽系が舞台となる。  亜人と呼ばれる人ならざる者達が人間以上に存在し、他惑星から来星した者も混在する世界。  それ以外は現代と大差ない。 ****ヒト  所謂人間。霊長類ヒト科。  かつては竜や鬼とも対峙し、自然環境をぶち壊してきたはた迷惑な存在だったが、亜人が介入したことで少しだけマシになった。  人口の割合的には亜人と五分で、亜人は彼等の生活基準に則りながらも、独自の価値観を崩すことなく日々を送っている。 ****亜人  人ならざるもの。  祖先はどれも竜や鬼、妖怪(超獣)と言った伝説と謳われた常軌を逸した生物達であったが、人間の自然破壊が顕著になった頃から環境的な問題で個体数が激減しはじめ、更には人間との衝突で更に数が漸減し、遂には絶滅の危機に追いやられた。  そこで、過半の種族との協和性を得るため、生活を共にすべくヒトに近い姿へ進化していったのが亜人である。通称「文明進化」と呼ばれる高等進化である。  彼等は進化すると同時に力も等しく失っていったものの、DH化合物を僅かに含んでおり、身体能力では人間の二倍程度のものを誇る。  嗜好以外は人間と変わりない社会生活を営んでいる。  文明進化を行わない、所謂生粋の亜人である「月人」や「玉兎」も存在し、彼等は謂わば宇宙人に該当するが、基本的に亜人の管轄に入る。  また、亜人は全性愛の性を持ち、両性具有の為同性同士で子孫を作る事が可能であり、実際同性夫婦は異性夫婦より絶対数が多い。無論、現実で言う同性愛のみや異性愛のみの嗜好を持つ者も存在し、そう言った性嗜好を持つ者を「偏性愛者」と呼ぶ。  基本的に男性女性の区別が非常に曖昧で、男は勿論女性も自分のキャリアを重視する傾向にあり、家庭を築くよりも資産を蓄えたり生甲斐を全うし続けることを至上とする人が多い。 ****超人  大凡、亜人の1000万人にひとりの確率で、身体の構成物質に下記のDH化合質を多く含んで誕生する突然変異個体。  何トン~何十トンという腕力に、それに耐えうる骨格、数百年を生きる驚異的な寿命、自在に祖先の力を表に出せる潜在能力を持つ。  政府には容認されているが、一般社会にその存在は全く知られておらず、超人の誰もがその力を秘密にしている。  密かに超人達だけで構成される「超人の会」なる組織があり、ユニティ連邦国中の超人に圧力を掛け、隠蔽している。  筋細胞の九割以上の代謝活動を意図的に低下させることで、最大筋力をヒトや亜人並に抑え留めることができ、これにより彼等はその強大な力を隠し通している。  動物でも存在し、その場合は「超獣」と呼ばれるが、非常に危険な為存在しても政府が即時駆除している。 ****生活水準  長期の星間移動を可能とする発達した月人の技術力が地球にも普及して以降、あらゆる方面で科学が著しい成長を見せているが、どこでもドアなど、魔法の様なものは存在しないややレトロフューチャー。  所謂“近未来系”の世界だが、緑溢れる田舎町もかなり残っているというかなり異観なところ。  また、舞台となる地球は比較的平和であるが、社会の有様は亜人の介入で現代のそれが安定した程度に過ぎず、資本主義が基本の社会となっている。  また、この世界の太陽系には、太陽に類する小さな恒星が無数に存在しており、木星や火星などのあらゆる惑星が地球と類似した生命の生活域にある。 ****人種差別  当然、地球という環境の整った惑星に移住してきた月人達は、ヒト、獣人、変種ヒト(魔法使い)と言った地球生来の種より豊富な知識と労働力を得てして地球を開拓し、外交的且つ太陽系中の惑星の中心として認識させるまでに至ったが、それまでの道のりは移民、差別問題により大荒れであった。  地球を他惑星と外交的にする考案に政府が合意してからというもの、亜人の優れた技術者、労働者が地球本来の種の仕事を奪い、左遷させたことで反感を買い、亜人と地球型亜人、ヒトとの間には今だ深い溝ができている。  最近はようやくその意識も薄れてきたが、そのレイシズムは今だ一部の主流となっている。性質の悪いことに対象が地球外のものである為、一部言えど当然規模は大きく、代々レイシズムを至上とする教育を施している家庭、地域もある。} #openclose(show=惑星){ ****月  現実の月と異なり、地球に非常に近く、太陽の恩恵を受けている。気温は低い。 ・月国   花宮耶が支配する国家。独裁政治国家である。  数千年前に地上との交流を行い始め、お互いに貴重な、または新しい物資を大量に売買し合えるという利害の一致で友好関係となる。  社会形態が大きく異なり、老人や浮浪者に対する処遇から福祉社会の色が濃い地上に比べて鬼畜としか言えない程経済困窮者や弱者は政府からの支援を期待できない。死ぬ者は死ぬべくして死ぬ社会だが、人口の八割を占める亜人が、月人と玉兎という性別において全く差の無い種族の為、政治からなにからなにまで国自体は非常安定している。ただ、最低限の処置として、動ける低取得者や孤児は正規軍に回収、養成され、最低限の教養と国家へ尽くす為の義務と力量を与えられる。無論その資金は税金から取られる。   地上に水が殆ど存在せず、地下水を吸い上げてダムを作ったり小さな川を作ったりしている。その為地上から見上げても灰色の大地にしか見えない。ただし、その分取れる水は非常に綺麗な純水の為、地上からも重宝されている。   地上の様な文化保護条約が存在しない為、ガンガン資源を作り、ガンガン近未来的な橋なり道路なりを建造している。ライフサイクルコストを気にする必要も無い。 } #openclose(show=ユニティ連邦国){  円状の巨大な大陸、月地大陸一帯を国土とする共和国。月の真下にある。 東西南北に分かれる。 ****中央地区   そのまま中央地区。東西南北に分かれる大陸の中では最も小さいが、人口密度は最高。 ・中央月地連盟本地  月との大規模な通信、物資売買、または入国(入星?)等が行える場所。各地の責任者が集まり会議を開く際にも使われる。町としての役割も果たしており、月人や玉兎の人口が特に多い場所である。 ****北部   寒冷地。北海道的な。 ****東部   中央地区と同様、四季の存在する。そこまで現代科学が行き届いていない感がある。 ・イーストモナーク州 オルゴン市   ジャック、マーシャ達が住む町。  緑が多く、比較的月の近代的文化を受け入れずにありのままの姿で存在している。所謂田舎である。しかし、テレビやネットには馴染みがある。  イギリスを彷彿させる貴族や大地主が仕切っていたクソッタレ時代もあったが、今現在ではやはり中央から仕切られている。  独特で味のある町として文化保護区域に指定されており、その田舎っぷりを堪能する為に来る人も多い。 ****西部  カオス。東南北と比べてかなり人口密度が高く、様々な種族が入り乱れている。 ****南部  暑い。でかい沖縄。 } -------------------------------------------------------------------------------- ***種族紹介  変種ヒト、獣人系以外は太陽系の他惑星で生まれる。基本的に全ての種族が人型である。 #openclose(show=地球産の種族){ ・ヒト  地球でそれなりに数のある生物。知能は普通。 平均寿命は100歳前後。  性別が定まっている数少ない種であり、彼等のモラルや精神衛生の問題を危惧して、公共施設は男女別に別けた造りが基本となっている。 ・獣人  所謂妖怪の類である“超獣”が文明進化したもの。  高い身体能力に人の知識を持つ種。 変種ヒトや他同胞と共に地上を開拓してきた。  姿は種にもよるが、牙爪や体毛が偶に確認される程度。  平均寿命150歳。 ・竜人  獣人種の一派。  外観は所謂“ドラゴニュート”であり、爬虫類系の獣人もこちらに含まれる。高い身体能力を持ち、若い期間が長い。  髪の色や性質が豊富だが、いずれも超人しか本来の力は使えない。  平均寿命150歳。 ・鳥人  獣人種の一つ。  稀に羽毛が確認されるが、その名称に反して飛行能力は持たない。この種の超人のみがその力を持つ。 ・ヒト(変種)  ヒトの変種。  外観はどこを取ってもヒトそのものであるが、体質的には亜人と同様の生体高分子持ち、長らくルーツが謎になっている種。一応ヒトから派生した変種ということで認識されている。  ヒトに比べて高い身体能力、雌雄同体、個体により異なる「魔力」と呼ばれるエネルギー体を体内に安定した状態で発生、保持させるなど、蓋を開けてみれば全く違う生き物。  彼等は携帯型魔力操作機器「マギア」により、血中などの体液から体内を循環する魔力を摘出して発することができる。しかし、本当にエネルギーを出す「だけ」なので、なにかしらの兵器的運用を望む場合、専用のガジェットが必要になってくる。  優れた知性も相まって化学や医学方面でも活躍を見せている。  長い時間を掛けて地上を開拓してきた種族で、月人との友好関係を結んだのも彼等である。  平均寿命100歳} #openclose(show=鬼){  地球産の亜人であり、昔は邪悪や暴虐の象徴として恐れられていたが、月人等の外交的理由から表社会に現れ、一人間としての人権を与えられている。  普段は人間となんら変わらない姿をしているが、若い期間が長く、比較的長寿。 ・羅刹  非常に大柄な鬼。  抜きん出た怪力を持つ種族。超人でなくても人間の二倍近い。  基本的に穏やかで争いを好まない種族なのでこちらから友好的に接すれば向こうも普通に接してくれる。個体数は非常に少ない。 ・修羅  比較的数の多い普通の鬼。  戦闘力は総じて高く、軍隊などからの採用率が高い。性格は好戦的な者が多い反面、気質は陽気である。 ・夜叉  羅刹に次いで個体数の少ない鬼。 羅刹と同等の深い歴史を持つ。  非常に身軽で、世間ではアスリートとしての活躍が目立つ。 } #openclose(show=月){  月に住む亜人達 ・月人  月に住まう人型の異星人。  最も知能が高く、宇宙船やあらゆる科学の開拓に精を出している。その知能もさることながら、鍛錬を積んだ個体は人間の二倍近いパワーを誇る。玉兎と共存している。 ・玉兎  月に多く住まうヒト型の亜人。 兎の様な尾と耳を持つ。  基本的に素直で穏やかな種族。ウサ耳であること以外はそこまで他の亜人と変わらない。 獣人とは全く違うルーツと進化を遂げている。  大きな肉厚のウサ耳は聴覚を補佐するのではなく、頭部皮質と呼ばれる大容量のメモリーデバイスとしての役割がある。これは月人がリードする社会での淘汰を逃れる為の進化である。} -------------------------------------------------------------------------------- #openclose(show=物質){ ・新元素  新元素の総称。主に気素、定素、軟素、流素、モルニウムと言った、既存の元素や化合物になんらかの違う性質を持たせた様なものが大半を占める。その為幾つかの定義の幅を増やした。 ・定素  炭素と似た新元素で、周期表では14族に位置し、結晶は同質量当りモルニウムと同等の靭性とモース硬度を持つ。  炭素、ケイ素と同じ価電子数、ニッケルを凌ぐ束縛エネルギーを持つ為、炭素並みに多様な分子の骨格として密かに注目されている。ケイ素生物の存在は除外されたが、定素化合物を含む生物は超人や亜人が存在している。  また、特別珍しい元素でもないのが特徴で空気中や水中に存在するが、実際になんらかの影響を及ぼすことはない。 ・モルニウム  とある惑星の核外殻を成していた希少な金属元素。  非常に強度と柔軟性に富み、高い汎用性を誇る。また耐酸化性を持つ。  現在では火器の弾頭や、超硬合金に代わる汎用金属として用いられているが、その希少性から普及には至っていない。特に、この物質を利用した弾頭を使用する火器は超人のDH組織も貫徹する。 ・DH(demi human)化合物  超人、超獣の身体の筋肉、骨格、軟骨、皮膚、爪、眼球、体毛、神経etcを構成する主な化合物。  新元素の一つで最大の価電子数を持つとされる「定素」を基盤に、非常に強い超的結合により構成される。その為、これの重合体は、タンパク質と同じ働きが可能でありながら、有り得ない硬度や靭性や引張強度に展性、延性を持ち、恐ろしく破断し難く且つ柔軟性に長ける。  硬質のものは骨格としても遺憾無い強度を発揮する。  タンパク質並の高分子になったものを、DHタンパク質、結晶として骨細胞に紛れ込むもの、またはそのものをDH骨質という。  細胞レベルのものを通してDH細胞という。  人間や哺乳類と言った種のアミノ酸系やプロテオグリガンと親和性を持つ為、既存の化合物間の強力なつなぎとしても機能し、亜人の身体能力の高さに関係している。つまり、亜人にも少なからずこの化合物が少量存在し、複合体に含まれることで強度自体を合金の様に強め、それが身体強度に表れているということである。  それに比べ、超人はDH化合物を非常に高い割合で含んでおり、故に超筋力に加え、皮膚は手触り滑らかながら、並大抵の刃物では傷すら付かない防御性と、高熱や冷気にも強い耐性を誇る。  超人の固体が鍛錬を積むことで重合体の絶対数や純度、密度が高まり、中でも強い固体のものは超硬合金程度の刃物では傷一つ付かず、超高温でも酸化もせず、超低温でも難なく活動可能という壊れ性能を持つ。  唯一、モルニウム製の刃物や強力な爆発物ならば破損させることができる。  この恐るべき性能から強力な超人超獣の皮膚や筋肉は強力な生体部品として学会から重宝されている。  これを保有した上で代謝を行える生物は定素生物とも言えるし炭素生物とも言える。割合の問題である。} #openclose(show=武道、格闘技、拳法 ){ まだよ }
[[作品紹介ページ]]>>[[設定紹介ID:suLI7Lkw0]]>>[[HONOBONO2紹介]]>>[[ほのぼの世界ver2 設定]] #openclose(show=世界観){  地球及び太陽系が舞台となる。  亜人と呼ばれる人ならざる者達が人間以上に存在し、他惑星から来星した者も混在する世界。  それ以外は現代と大差ない。 ****ヒト  所謂人間。霊長類ヒト科。  かつては竜や鬼とも対峙し、自然環境をぶち壊してきたはた迷惑な存在だったが、亜人が介入したことで少しだけマシになった。  人口の割合的には亜人と五分で、亜人は彼等の生活基準に則りながらも、独自の価値観を崩すことなく日々を送っている。 ****亜人  人ならざるもの。  祖先はどれも竜や鬼、妖怪(超獣)と言った伝説と謳われた常軌を逸した生物達であったが、人間の自然破壊が顕著になった頃から環境的な問題で個体数が激減しはじめ、更には人間との衝突で更に数が漸減し、遂には絶滅の危機に追いやられた。  そこで、過半の種族との協和性を得るため、生活を共にすべくヒトに近い姿へ進化していったのが亜人である。通称「文明進化」と呼ばれる高等進化である。  彼等は進化すると同時に力も等しく失っていったものの、DH化合物を僅かに含んでおり、身体能力では人間の二倍程度のものを誇る。  嗜好以外は人間と変わりない社会生活を営んでいる。  文明進化を行わない、所謂生粋の亜人である「月人」や「玉兎」も存在し、彼等は謂わば宇宙人に該当するが、基本的に亜人の管轄に入る。  また、亜人は全性愛の性を持ち、両性具有の為同性同士で子孫を作る事が可能であり、実際同性夫婦は異性夫婦より絶対数が多い。無論、現実で言う同性愛のみや異性愛のみの嗜好を持つ者も存在し、そう言った性嗜好を持つ者を「偏性愛者」と呼ぶ。  基本的に男性女性の区別が非常に曖昧で、男は勿論女性も自分のキャリアを重視する傾向にあり、家庭を築くよりも資産を蓄えたり生甲斐を全うし続けることを至上とする人が多い。 ****超人  大凡、亜人の1000万人にひとりの確率で、身体の構成物質に下記のDH化合質を多く含んで誕生する突然変異個体。  何トン~何十トンという腕力に、それに耐えうる骨格、数百年を生きる驚異的な寿命、自在に祖先の力を表に出せる潜在能力を持つ。  政府には容認されているが、一般社会にその存在は全く知られておらず、超人の誰もがその力を秘密にしている。  密かに超人達だけで構成される「超人の会」なる組織があり、ユニティ連邦国中の超人に圧力を掛け、隠蔽している。  筋細胞の九割以上の代謝活動を意図的に低下させることで、最大筋力をヒトや亜人並に抑え留めることができ、これにより彼等はその強大な力を隠し通している。  動物でも存在し、その場合は「超獣」と呼ばれるが、非常に危険な為存在しても政府が即時駆除している。 ****生活水準  長期の星間移動を可能とする発達した月人の技術力が地球にも普及して以降、あらゆる方面で科学が著しい成長を見せているが、どこでもドアなど、魔法の様なものは存在しないややレトロフューチャー。  所謂“近未来系”の世界だが、緑溢れる田舎町もかなり残っているというかなり異観なところ。  また、舞台となる地球は比較的平和であるが、社会の有様は亜人の介入で現代のそれが安定した程度に過ぎず、資本主義が基本の社会となっている。  また、この世界の太陽系には、太陽に類する小さな恒星が無数に存在しており、木星や火星などのあらゆる惑星が地球と類似した生命の生活域にある。 ****人種差別  当然、地球という環境の整った惑星に移住してきた月人達は、ヒト、獣人、変種ヒト(魔法使い)と言った地球生来の種より豊富な知識と労働力を得てして地球を開拓し、外交的且つ太陽系中の惑星の中心として認識させるまでに至ったが、それまでの道のりは移民、差別問題により大荒れであった。  地球を他惑星と外交的にする考案に政府が合意してからというもの、亜人の優れた技術者、労働者が地球本来の種の仕事を奪い、左遷させたことで反感を買い、亜人と地球型亜人、ヒトとの間には今だ深い溝ができている。  最近はようやくその意識も薄れてきたが、そのレイシズムは今だ一部の主流となっている。性質の悪いことに対象が地球外のものである為、一部言えど当然規模は大きく、代々レイシズムを至上とする教育を施している家庭、地域もある。} #openclose(show=惑星){ ****月  現実の月と異なり、地球に非常に近く、太陽の恩恵を受けている。気温は低い。 ・月国   花宮耶が支配する国家。独裁政治国家である。  数千年前に地上との交流を行い始め、お互いに貴重な、または新しい物資を大量に売買し合えるという利害の一致で友好関係となる。  社会形態が大きく異なり、老人や浮浪者に対する処遇から福祉社会の色が濃い地上に比べて鬼畜としか言えない程経済困窮者や弱者は政府からの支援を期待できない。死ぬ者は死ぬべくして死ぬ社会だが、人口の八割を占める亜人が、月人と玉兎という性別において全く差の無い種族の為、政治からなにからなにまで国自体は非常安定している。ただ、最低限の処置として、動ける低取得者や孤児は正規軍に回収、養成され、最低限の教養と国家へ尽くす為の義務と力量を与えられる。無論その資金は税金から取られる。   地上に水が殆ど存在せず、地下水を吸い上げてダムを作ったり小さな川を作ったりしている。その為地上から見上げても灰色の大地にしか見えない。ただし、その分取れる水は非常に綺麗な純水の為、地上からも重宝されている。   地上の様な文化保護条約が存在しない為、ガンガン資源を作り、ガンガン近未来的な橋なり道路なりを建造している。ライフサイクルコストを気にする必要も無い。 } #openclose(show=ユニティ連邦国){  円状の巨大な大陸、月地大陸一帯を国土とする共和国。月の真下にある。 東西南北に分かれる。 ****中央地区   そのまま中央地区。東西南北に分かれる大陸の中では最も小さいが、人口密度は最高。 ・中央月地連盟本地  月との大規模な通信、物資売買、または入国(入星?)等が行える場所。各地の責任者が集まり会議を開く際にも使われる。町としての役割も果たしており、月人や玉兎の人口が特に多い場所である。 ****北部   寒冷地。北海道的な。 ****東部   中央地区と同様、四季の存在する。そこまで現代科学が行き届いていない感がある。 ・イーストモナーク州 オルゴン市   ジャック、マーシャ達が住む町。  緑が多く、比較的月の近代的文化を受け入れずにありのままの姿で存在している。所謂田舎である。しかし、テレビやネットには馴染みがある。  イギリスを彷彿させる貴族や大地主が仕切っていたクソッタレ時代もあったが、今現在ではやはり中央から仕切られている。  独特で味のある町として文化保護区域に指定されており、その田舎っぷりを堪能する為に来る人も多い。 ****西部  カオス。東南北と比べてかなり人口密度が高く、様々な種族が入り乱れている。 ****南部  暑い。でかい沖縄。 } -------------------------------------------------------------------------------- ***種族紹介  変種ヒト、獣人系以外は太陽系の他惑星で生まれる。基本的に全ての種族が人型である。 #openclose(show=地球産の種族){ ・ヒト  地球でそれなりに数のある生物。知能は普通。 平均寿命は100歳前後。  性別が定まっている数少ない種であり、彼等のモラルや精神衛生の問題を危惧して、公共施設は男女別に別けた造りが基本となっている。 ・獣人  所謂妖怪の類である“超獣”が文明進化したもの。  高い身体能力に人の知識を持つ種。 変種ヒトや他同胞と共に地上を開拓してきた。  姿は種にもよるが、牙爪や体毛が偶に確認される程度。  平均寿命150歳。 ・竜人  獣人種の一派。  外観は所謂“ドラゴニュート”であり、爬虫類系の獣人もこちらに含まれる。高い身体能力を持ち、若い期間が長い。  髪の色や性質が豊富だが、いずれも超人しか本来の力は使えない。  平均寿命150歳。 ・鳥人  獣人種の一つ。  稀に羽毛が確認されるが、その名称に反して飛行能力は持たない。この種の超人のみがその力を持つ。 ・ヒト(変種)  ヒトの変種。  外観はどこを取ってもヒトそのものであるが、体質的には亜人と同様の生体高分子持ち、長らくルーツが謎になっている種。一応ヒトから派生した変種ということで認識されている。  ヒトに比べて高い身体能力、雌雄同体、個体により異なる「魔力」と呼ばれるエネルギー体を体内に安定した状態で発生、保持させるなど、蓋を開けてみれば全く違う生き物。  彼等は携帯型魔力操作機器「マギア」により、血中などの体液から体内を循環する魔力を摘出して発することができる。しかし、本当にエネルギーを出す「だけ」なので、なにかしらの兵器的運用を望む場合、専用のガジェットが必要になってくる。  優れた知性も相まって化学や医学方面でも活躍を見せている。  長い時間を掛けて地上を開拓してきた種族で、月人との友好関係を結んだのも彼等である。  平均寿命100歳} #openclose(show=鬼){  地球産の亜人であり、昔は邪悪や暴虐の象徴として恐れられていたが、月人等の外交的理由から表社会に現れ、一人間としての人権を与えられている。  普段は人間となんら変わらない姿をしているが、若い期間が長く、比較的長寿。 ・羅刹  非常に大柄な鬼。  抜きん出た怪力を持つ種族。超人でなくても人間の二倍近い。  基本的に穏やかで争いを好まない種族なのでこちらから友好的に接すれば向こうも普通に接してくれる。個体数は非常に少ない。 ・修羅  比較的数の多い普通の鬼。  戦闘力は総じて高く、軍隊などからの採用率が高い。性格は好戦的な者が多い反面、気質は陽気である。 ・夜叉  羅刹に次いで個体数の少ない鬼。 羅刹と同等の深い歴史を持つ。  非常に身軽で、世間ではアスリートとしての活躍が目立つ。 } #openclose(show=月){  月に住む亜人達 ・月人  月に住まう人型の異星人。  最も知能が高く、宇宙船やあらゆる科学の開拓に精を出している。その知能もさることながら、鍛錬を積んだ個体は人間の二倍近いパワーを誇る。玉兎と共存している。 ・玉兎  月に多く住まうヒト型の亜人。 兎の様な尾と耳を持つ。  基本的に素直で穏やかな種族。ウサ耳であること以外はそこまで他の亜人と変わらない。 獣人とは全く違うルーツと進化を遂げている。  大きな肉厚のウサ耳は聴覚を補佐するのではなく、頭部皮質と呼ばれる大容量のメモリーデバイスとしての役割がある。これは月人がリードする社会での淘汰を逃れる為の進化である。} -------------------------------------------------------------------------------- #openclose(show=物質){ ・定素  炭素と似た新元素で、周期表では14族に位置し、結晶は同質量当りモルニウムと同等の靭性とモース硬度を持つ。  炭素、ケイ素と同じ価電子数、ニッケルを凌ぐ束縛エネルギーを持つ為、炭素並みに多様な分子の骨格として密かに注目されている。ケイ素生物の存在は除外されたが、定素化合物を含む生物は超人や亜人が存在している。  また、特別珍しい元素でもないのが特徴で空気中や水中に存在するが、定素を持たないヒトや動物になんらかの影響を及ぼすことはない。 ・モルニウム  とある惑星の核外殻を成していた希少な金属元素。  非常に強度と柔軟性に富み、高い汎用性を誇る。また耐酸化性を持つ。  現在では火器の弾頭や、超硬合金に代わる汎用金属として用いられているが、その希少性から普及には至っていない。特に、この物質を利用した弾頭を使用する火器は超人のDH組織も貫徹する。 ・DH(demi human)化合物  超人、超獣の身体の筋肉、骨格、軟骨、皮膚、爪、眼球、体毛、神経etcを構成する主な化合物。  新元素の一つで最大の価電子数を持つとされる「定素」を基盤に、非常に強い結合により構成される。その為、これの重合体は、タンパク質と同じ働きが可能でありながら、有り得ない硬度や靭性や引張強度に展性、延性を持ち、恐ろしく破断し難く且つ柔軟性に長ける。  硬質のものは骨格としても遺憾無い強度を発揮する。  タンパク質並の高分子になったものを、DHタンパク質、結晶として骨細胞に紛れ込むもの、またはそのものをDH骨質という。  細胞レベルのものを通してDH細胞という。  人間や哺乳類と言った種のアミノ酸系やプロテオグリガンと親和性を持つ為、既存の化合物間の強力なつなぎとしても機能し、亜人の身体能力の高さに関係している。つまり、亜人にも少なからずこの化合物が少量存在し、複合体に含まれることで強度自体を合金の様に強め、それが身体強度に表れているということである。  それに比べ、超人はDH化合物を非常に高い割合で含んでおり、故に超筋力に加え、皮膚は手触り滑らかながら、並大抵の刃物では傷すら付かない防御性と、高熱や冷気にも強い耐性を誇る。  超人の個体が鍛錬を積むことで重合体の絶対数や純度、密度が高まり、中でも強い個体のものは超硬合金程度の刃物では傷一つ付かず、高温でも酸化もせず、低温でも難なく活動可能という壊れ性能を持つ。  唯一、モルニウム製の刃物や強力な爆発物ならば破損させることができる。  この恐るべき性能から強力な超人超獣の皮膚や筋肉は強力な生体部品として学会から重宝されている。  これを保有した上で代謝を行える生物は定素生物とも言えるし炭素生物とも言える。割合の問題である。}

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