「SINGULAR BLADES 企業・教育機関等」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
SINGULAR BLADES 企業・教育機関等」を以下のとおり復元します。
*企業・NPO・教育機関など

**【ドレクスラー・コーポレーション】
 ナノマシナリーテクノロジーの最大手にして、三種の神器のひとつ“アゾット”の
特許権を持つメーカー。連邦議会への影響力もトップクラスに強く、銀河系の
実質的な支配組織の一角であると言える。
 企業でありながら惑星どころか星系レベルの統治領を保有しており、傘下の
グループ企業は工業・化学・製薬など多業種にわたる。取引相手ともなると
あらゆる業界がドレクスラーの技術に何らかの形で依存していると言ってもよく、
連邦経済の要石たる彼らに逆らえる権力主体は非常に限られていた。しかし
革命軍“ザナドゥ”に技術をコピーされ、屋台骨が揺らぎ始めている。
 ドレクスラーに限らず、大企業の技術独占を保障していたのは連邦の法律と
それを強要するための軍事力である。武力で連邦軍に対抗できる勢力が出現して
しまえば、秘伝の特許技術が拡散するのを止める術はない。それでも権力の味に
慣れてしまった彼らは、正々堂々と市場原理の下で競争に臨むよりも、連邦の
支配体制を崩壊させまいと全力で反動弾圧に加担する。

**【マイクロフト・インダストリー】

**【ギブスン&スターリング】

**【ティルトクラフト・エンタープライズ】

**【限ヶ島ユニバーサルテクノロジー】

**【ヴィンチェスター・クリークス・マティーリエ】
 地球時代からの伝統を持つ兵器メーカー。ヴィンチェスター財閥が抱える
数多のグループ企業を束ねる持株会社であり、業界でも一、二を争う大手。
 MAUS兵器や自律攻撃衛星の技術において右に出る同業他社はなく、手持ちの
武器も信頼性の高さから現場の兵士に好まれる。これは歴代社長が軍役経験者で、
実戦志向の武器作りを社是としているためである。
 シングラルの設計に関してはノウハウが少なく、連邦の募集で次期主力機の
コンペが始まってから本格的に着手したため、現状では実験機をいくつも製作して
データ収集にあたっている段階。いずれも自社の強みであるMAUS兵器を標準装備し、
単機で空間を制圧できる機体、というコンセプトのもと設計されている。

**【ブラックスミス・システムアームズ】
 新興の兵器メーカー。新型のリパルサーアクセラレーションキャノンを開発した
ことで一躍有名になった。野心を持った若手の技術者が集まっており、設計する兵器は
独特の思想・技術に基づいているものが多い。一部では「変態企業」と陰口を叩かれている。
 連邦の次期主力機コンペにも参加している。提出した機体プランはそれぞれ砲撃戦や
白兵戦に特化したもので、前衛と後衛を分けての運用が前提となる。汎用性を捨てた分
得意レンジでの戦闘能力は絶大だが、乗り手や指揮官に掛ける負担は増大するため、
性能をマイルドに調節し直した量産仕様のプランも上がっている。

**【アンダーワールド・オークション】
 異星文明の遺跡発掘事業を展開している会社。創業者の子孫が世襲で代表取締役を
継いでおり、現トップは7代目のルードヴィッヒ・ミットラード。
 業界最大手だが、内実は悪徳の権化。出土品をブラックマーケットに流すのは当たり前、
それどころか闇ブローカーとのコネクションを無数に持ち、盗品の買い取りや転売をも
請け負う、暗黒の古物流通業者である。
 遺跡からオーバーテクノロジーの産物が発見された場合などは、特に高い値を付けて
企業や国家、テロリストに売り捌いているともされ、禁制技術の流出源として
連邦警察にマークされている。しかし尻尾を掴ませないよう巧妙に立ち回っており、
これまで決定的な取り締まりの対象にはなってこなかった。

**【ジャッジメント・インターセクション】
 情報評価会社の最大手。「銀河の情報中枢」を社是に掲げる。
 No.1だけあり情報の取扱量・評価の信頼性ともに高い。連邦に都合の悪い情報も
公正に評価するという点で、巨大企業には珍しい中立性があるように見えるが
それは本当に「ヤバい」情報は取り扱わないなどのしたたかさも備えた経営ゆえ。
 市民の求める情報だけを届けるという点では割り切ってビジネスをやっている。
エンターテインメント関連の批評は特に容赦がなく、そこが却って連邦市民に人気。
大量の情報を選別するため、金と時間のどちらかを犠牲にしなければならない時代に
あっては、市民が娯楽に向ける質的関心も高い。JIの評定の厳しさは、消費すべき
コンテンツを絞り込むための優良な指標のひとつと看做されている。

**【ウェストリバーエンド遺跡調査財団】

**【オーゲンブリック・ロジスティクス】

**【ペンドラゴン・トランスポート】
 運輸業界最大手。輸送のみならず貨物の護衛も引き受ける点でPMCに近い。

**【ブルーゲイル運送】

**【サンハイドライン・エレクトロニクス】

**【エピメテウス】
 文化の保護・保存を目的としたNPO。博物艦パンドラ号を本部とする。
 地球失陥の後に発足した団体が源流であり、有形無形を問わず数多くの貴重な
文化遺産を現代に伝えている。しかし多様性を認めるよりも中央の価値観で
銀河系を塗りつぶしたい、巨大企業群や連邦政府からは嫌われていた。そのため
革命義勇軍“ザナドゥ”が旗幟を掲げるといち早くその保護下に入り、各星系で
築き上げた草の根的情報ネットワークを連邦との戦いに役立てている。
 なお「エピメテウス」はプロメテウスの弟で、名の由来は「回顧、後ろ向き」を
意味するギリシャ語から。彼の妻として神々が作った女がパンドラである。

**【ナムリス製薬】
 人類初の実用的な延命措置技術を完成させた老舗製薬会社。現在は後進勢力に
延命技術分野でのシェアを奪われているが、製薬業としては未だ大手。EAMの製造も
手がけており、“フェアリースケイル”や“ドラゴンブラッド”など、一時的に
筋肉のリミッターを外したり痛覚を麻痺させたりする「スーパーマンドラッグ」が人気。
 スーパーマンドラッグの応用で、前線の兵士用に調整された戦意高揚剤なども
製造している。副作用はないという謳い文句だが、過剰摂取は血圧の異常上昇を招く。

**【エレボール】
 先天性寿命延長処理技術の特許権を持つ巨大企業。元はベンチャーからの成り上がりで、
社名は後に変更されたもの。旧社名は「ナインライヴズ・ジェネティクス」。現社名の
「エレボール」は、J・R・R・トールキンの小説に登場するドワーフの王国に由来。
同社の技術で幼形成熟化した人種を「矮星族<ドワーフ>」と呼ぶ文化に応じて改名した。
 遺伝子工学を中心としたバイオテクノロジーの研究と、それを応用した商品開発・製造・
流通・販売までを一手に請け負う。彼らの持つ技術が人間に与えられた時間を延ばし、
また支配階級の権力を盤石のものとした。間違いなく世界を変えた企業のひとつ。
 本社は主星系第六惑星に存在する。あえて恒星から遠い重力井戸の底に本社を据えたのは、
地代の安さとリスクヘッジの観点から(事故が起きても拡散しにくくリカバリーが効く)。

**【エルフェンバイン研究所】

**【ズィーテック】
 惑星ツェティを拠点とする総合メーカー。主力製品は同星固有の金属生命体を改造した
生体兵器「ジースト」。出力の問題でシングラルには及ばないが、強力な機動兵器となり得る。
ジェネレーターを増設した機体ともなるとシングラルに匹敵さえする。しかし乗り手と機体の
相性によって操縦性が大きく変わるため、兵器としての安定性を欠くのが難点。基本的に
シングラルより安価なため、辺境星域の自警団や中小の民間軍事会社が使っていることがある。
 ズィーテックは同惑星の希少な鉱物資源も輸出しており、精神感応金属ディオハルコンや
違法薬物の原料となるジオマグナイトはこの星が産地である。

**【モダンインフォメーションズ】
 情報評価会社であると同時に新聞社。入ってくる情報の鑑定も、自社で配信する
ニュースの内容も、極端な右翼主義が露骨に見えるため常識ある市民は信用しない。
しかしスポークスマンが代々優秀なことや、ポルノ系コンテンツの異常な充実具合から
熱狂的な支持者が常に一定数いる。多くは中高年の男性。
 読者数が少なく、記事傾向から連邦警察のマークも甘いことを利用して、
革命軍“ザナドゥ”が秘密の暗号を伝える媒体に使うことがある。もちろん
MI社の方ではそんな事実は全く知らず、一方的に利用されているだけである。

**【ノーヴァエ・テクニカ】

**【クロニアム・サイエンス】
 地球時代の時計工房まで源流を遡れるという、職人気質の超老舗電子機器メーカー。
日用家電から機動兵器まで、精密機械の内装部品を取り扱う。人気商品は「対歪時計」で、
重力や速度による時空の歪みを感知して外部との時差を記録する時計。携帯端末や
宇宙船の時刻表示に使われるほか、兵器類の情報補助システムにも組み込まれている。
 この時代における業界シェア一位の企業としては珍しく、健全そのものの経営をしており
企業腐敗に詳しい有識者の間では「すべての経営者が範とすべき」と評されている。
 本社ステーションのフロントに置かれた四次元砂時計のオブジェ“クロニアム”は
1000年以上前に作られたものとされ、現在の社章デザインの元にもなっている。
由来は小松左京のSF小説『果てしなき流れの果に』に登場する同名の祭器から。

**【ラグランジュ・コンピュータ・エンターテインメント】

**【ヒノシタ重工】

**【ヴェスプチア・プランシパルティー】
 かつて地球圏最大の航空機メーカーだった会社。
 欧州の小国・ヴェスプチア公国を代表する企業として重力下の空を支配したが、
“大喪失”の折に母国そのものが地球とともに消失。社の保有するスペースコロニーを
改造し、遥か銀河の中心へと旅立つ船団に参加した。
 現在はエアカーの製造・販売、及びTCS(交通管制システム)運営が主幹事業。旧公国系の
ラインを残した優美な車体デザインが人気で、TCSの処理精度も事故率がきわめて低く優秀。
 社屋は船団連邦時代からのコロニーシップをそのまま増改築しており、従業員はいまなお
旧公国民の子孫が半数を超える。「亡国の飛び地」と揶揄されることも。

**【エピキュリアン・メディコープ】
 製薬業界最大手。社章のイメージは黄金の林檎を捧げ持つ女性の手。
 EAM(Emotion Adjustment Medicine/感情調整薬剤、イーム)と呼ばれる連邦公認
ドラッグのうち、最もポピュラーな“太陽の黄金の林檎”の製造元である。
この薬は単に“林檎<アップル>”と呼ばれることもあるが、知的階級の若者の間では
“神丸<アムブロシア>”などと気取った隠語を使うのがトレンドらしい。
 反EAM団体からは目の敵にされ、人類総白痴化を目論む悪の企業帝国と看做されている。
社の警備部門が一星系軍に匹敵する戦力を有していることも疑惑の一因。

**【星華銀行】

**【雷禅寺星間葬祭】

**【魄電有限公司】

**【ハーディマン・インタープラネタル・ロボティクス】
 軍事用ロボット開発の最大手。人型全領域戦闘機シングラルを最初に実用化した会社
であり、現在まで最も多く戦場に出回っている名機“グラディウス”の開発元でもある。
 後継機として開発した“シミター”や“シャムシール”はさほど普及しなかったが、
グラディウスのライセンス料だけでも莫大な利益となるため、経営は傾いていない。
 社是は「優秀な兵器は、シンプルかつ安くなければならない」というもの。製品も
これを体現しており、単純構造ゆえの頑丈さが現場の兵士に好まれている。
 シングラル開発のほか、対人オートマトンの設計に関しても優秀な技術者を
数多く抱えており、多脚歩行戦車“スタンドクラウン”は重力下の対テロ制圧作戦などに
大量投入され戦果を上げてきた。同社のオートマトンはナノ合成不可能な希少物質を
可能な限り使用しないことにより、極限までコストダウンと整備性の向上が図られている。
 現CEOはダグラス・ハーディマン。矮星族であり、“劫院”の一員。

**【菱田工業】

**【フィロストラトス】
 民間軍事会社。軍との癒着があり、完全に連邦サイドの御用PMC。腐敗した正規軍でさえ
公には実行できないような汚れ仕事を任される、闇の外部武力機関のひとつである。
 所属する社員は人格破綻者か、高給に釣られた腕利きか、あるいは反連邦勢力に何らかの
個人的憎悪を抱く人間が大半。非人道的作戦をも決断的に遂行する冷徹さの持ち主ばかりで、
練度と戦意の質は連邦正規軍を大きく上回る水準にある。また危険を顧みない蛮勇も
ここの戦闘員の特徴で、正規兵が尻込みするような激戦区・死線への出撃さえ請け負う。
これは「そういう戦場の方が敵を多く殺せるから」であり、彼らの狂気が支えた戦線は数知れない。
 反面、人格的には問題のある兵士ばかり抱えてしまっているため、市民へのプレゼンスを
意識した軍事行動には投入しにくい。統制の取れた連携が重視されるような作戦も不向き。

復元してよろしいですか?

記事メニュー
目安箱バナー