0.オデシー箱開け士のススメ
現時点で最新のコンテンツである「オデシー」には、シーフでソロ突入することにより、戦闘せず箱を開けるだけに徹する「箱開け士」プレイがある。
この「箱開け士」プレイによって得られる色褪せた鱗 / 皮 /羽を使うことで、各種ウォンテッド装備を強化できるのはもちろんとして、強化が終わっても競売で売ればギルになるので、金策としても使うことができる。
1日1回、最大30分なコンテンツだが、シェオルBでうまくやれば平均で皮を99枚+くらいは取れるので、よほど皮が値崩れしない限り金策としても悪くはない(現時点で90-100万/原価は後述するが最大30万程度)。
しかし、普通にやると敵に見つかったら戦闘になり、倒すまで拘束されるし、箱がミミックになると(普通にやる限り)そこで終了となってしまい効率が上がらない。
攻撃力がちゃんと確保されたシーフであれば、敵に絡まれたら殴って倒すのも手なのだが、そうするには装備もジョブポも必要だ。
ここでは、戦闘能力のないシーフで、シェオルBで効率よく「箱開け士」をやるためのノウハウを提供する。なお、このテクニック自体はシェオルA・Cでも使えるが、シェオルAの鱗はBの皮より安く、シェオルCの羽は箱が少ないので金策には向かない。
1.準備編:突入前に準備するもの
■だいじなもの:モグパケット
必須。ないと入れない。ない状態からもらうともらい忘れしやすいので、終わった後にすぐもらい直すルーティンにしておくのが望ましい。
■Lv99のシーフ/白
そもそもとして間違ってメインシ以外のジョブで突入しないよう注意(経験者談)。レベルが低いと箱開けの成功率が落ちるようなので、Lv99にしておく必要はある。
なおギフトは不要であるようだ。本攻略では、基本的に戦闘になったら死んで起きる前提なので、経験値はカンストさせておくことが望ましい。サポートジョブはパーティメンバーへの強化(バサンダラ)が必要な関係上白になる。強化スキルやMPの関係もあるので、白もlv49以上にしておくこと。
■リビングキー×6D(以上)
- フルに箱を開けられた場合で、さらに開きにくい箱がある場合も考えればこのくらいは持っておきたい。実際、1つの箱で14個の鍵を消費したこともあるし、後述するが箱がエスカレーションされて 3 段階目(3 箱目)まで行ったりすると1箇所で3D以上使うこともあるため、これでも絶対大丈夫というわけではないのだが、今までの筆者の経験上では、6D 持っていって残り 4個まで減ったところまでで足りているので、大抵は 6D あれば十分だと思われる。
- スケルトンキーよりもリビングキー、それよりシーフツールの方が開く確率が低い。開く率が低いとミミックになる率も上がるため、理想を言うなら全部スケルトンキーがいいのだが、大量に安定して確保するのは厳しいので、現実的にはリビングキーを使うことになる。
- コンクエ 3 位の国の雑貨屋で常時買えるので事前に買っておくこと。リビングキーは@6000Gなので6D買うと432,000Gくらい。結構高いと思われるかも知れないが、そもそも半分も使わないで終わることが多いこと、平均すれば1回あたり99個くらいは皮が取れること、数が取れなかった≒速攻終わった≒鍵消費も少ない、という流れも込みで考えれば皮 99個の原価は300,000G以上にはならない。余ってもどうせ次回以降に使えるが、足りないと突入が無駄になるので余らせるつもりで。
■呪符リレイズ・リレイザー・ハイリレイザー・プリズムパウダー
- リレイズを魔法でかけると MP が不足しがちなため、中でリレイズをかける場合にはアイテムでかけた方がよい。プリズムパウダーは魔法感知持ちがいる場合に使う。元々スニークは安全な場所以外では切らさないように動かなければならないので、サイレントオイルはほぼ必要ない。
■装備
- 箱開け装備:魔回避+>ダメージカット(>HP+)な装備
ミミックを引いたときの開幕デストラップから生き残るため、魔回避でスタン時間の期待値を短縮し、ダメージカット(とHP+)で耐えられる敵の攻撃数を増やすのが目的。理想を言うなら主要5部位は全部マリグナス。アクセ類も被ダメカット装備、どちらもなければHP+とか防御力+装備にして長く耐えられるようにする。もちろん魔回避装備→ダメカット装備と着替えるのが理想だが、着替えられるようになるまでも耐えなければならないので魔回避だけでは×。
オデシーは広いので移動速度+装備は欲しい。レリ足とかスカ足とかあたり。MP消費が大きいわりに戦闘はしないため、フェイスによる MP 回復はほぼ期待できない(モーグリ分のみ)ので、移動中はリフレシュ装備が欲しい。
なくてもいいが、案外魔法詠唱時間が長い魔法の掛け直しが多いので、FC 装備が揃っているとトータルでは結構な時間短縮になる。効果時間延長もあればなおよい。
■マイバッグの開き4枠
- アイテムの整頓が ON になっている前提で、リビングキーが減ってない状態で4 枠開いていれば(雑魚と戦わなければ)OK。
■フェイス
モーグリor盾3+盾1+盾2+白+白orモンブローという構成が良い。下記は推奨構成と選択理由。
本攻略では基本的に戦闘しないため、フェイスとして起動しなくても MP を回復できる(常時リフレシュスフィア)モーグリの存在は貴重。リフレ装備がある程度揃えられるなら3人目の盾にしても良い。
魔回避が高いため硬直時間が短いことを期待できる。硬直開けからのタゲ取り能力(瞬発力)が最強(基本的に挑発固定)。
硬直開けの行動が、フラッシュでタゲをとるかケアルしてくるかの2択であり、どちらでも助かる可能性が高い。ただ、タゲの取り返しに少し時間がかかることがある。アムチュチュよりHPが多く、戦闘解除後にも長く残るヘイトを稼いでくれるので時間稼ぎに強い。盾3構成ならタゲ取りの瞬発力が次点なオーグストだろうか。蝉盾は×。
この2体は魔回避が高いため、開幕デストラップでの硬直時間が短いことを期待できるのと、硬直明け後のケアル詠唱が高速(短い)なのが選択理由。白2構成なら理想はヨランユグナスだが、どちらも(モンブローも)いないなどするなら、HPの多いフェリアスコフィン等も選択肢に入ってくる。クピピなどのようにHPが少なくとも、開幕デストラップで即死することはほぼないのだが、タゲを取った時1撃で死んでしまうことがあり時間稼ぎを期待できない。
魔回避はそこまで高くないようだが、(状態)回復が即時かつ範囲であり、デストラップの毒をフェイスの分まで含めて消してもらえるのがとても重要。ミミックだけに絡まれたなら別のフェイスでもいいが、他のの敵にも絡まれた場合、モンブローがいないとフェイスの毒までは消してもらえずに時間が稼ぎきれないことがそれなりにある。
2.基礎知識
■シェオルBの基礎(ルート&敵)
- シェオルBにはエリアが6層存在し、出口は5層にある。
- 1層・3層・6層にワープポイントがあり、ワープポイント間は過去に一度でも触ったことがある箇所なら相互に移動可能なので、事前に開通させておくこと。
- 戦闘中(敵に追跡されている間)は別の層への移動はできない。これは黄色ネームかどうかではなく、完全に呆けてタゲが切れるまで移動できない。かくれる・デオード等でタゲを切ることができる敵もいるし、通常通り一定時間感知範囲外に居続けることでタゲを切ることができる敵もいる。なお、ミミックに出会うと、一度ログアウトするか死ぬかしない限り、どれだけ距離を稼いでもインスニデオードかくれるしても追跡解除されないためワープできなくなる。盾フェイスが全滅した時点でどれだけ距離を取れていても引き寄せられてしまう。
- 基本的にインスニ移動だが、タウルス等、見破りを持つ敵もいることに注意が必要。
- 魔法感知持ちの敵、生命反応持ちの敵もいるので注意。これらの存在で対応が変化する。具体的には魔法感知の敵のまわりでの箱開け・インビジかけ直しはアイテムで行い、生命反応持ちの敵のまわりの箱は断念したほうがよい(ミミックだった場合の逃げ切り勝算がかなり低くなるため)。
- シェオルBの場合、1・3・5・6 階層には、階層に一箇所、通常の敵の群れの中に「Agon Halo」があるエリアがあり、付近には見破り持ちのタゲれない半透明の獣人がいる。この半透明の獣人は、Agon Halo を壊さない限り殴ることもできない(一方的に殴られる)ので、Agon Halo がある群れの端に箱があるような場合も無理して開けに行かない方がよい。
■箱開けに関する情報
- 箱は「Chest」という名前。開けると基本的に3つのアイテムが出る(ごく希に2つしか出ないこともあるが、1回しか見たことがない)。出るアイテムは羽か箱(開けると羽が15個程度得られる)のランダムで、運が悪いと6層全部開けてもすべて羽(6×3×3=54枚)のこともある(というか、あった)。「Chest」を開けた時に同じ場所に「Coffer」が沸くことがあり、さらにそれを開けた場合に「Aurum Strongbox」が沸くことがある(本文書中ではこれだをまとめて箱と記述する)。これらの中身は(平均として)上位の箱ほど良くなっていく印象だが、必ず良くなるわけではない。おそらくはAurum Strongbox からのみ、箱より多くの羽が得られる「大箱」が出る可能性があるのだが、どの箱でも皮×3の可能性は普通にある。
- 上記3種の箱の箱開けに失敗した場合、Mimic(ミミック)というモンスターが同じ場所にPOPする場合がある。沸くと同時にデストラップ(範囲ダメージ+毒+スタン)を使用してくる他、ヘイトトップのPC・NPCが少しでも離れていると即時引き寄せを発動する。この引き寄せ発動距離は、トレードの限界距離より大分狭いため、箱に近づいて問題がないなら近づいて開けた方が良い。
- このミミックから逃げるには特殊な手順が必要となる(後述)。本攻略では倒すのは最初から諦めているが、倒せない敵というわけではない。
- 箱は1階層に3箱が配置されている(開けた時に同じ場所に沸く分は含まない)。なお、ミミックは「箱開けに失敗したときに POP することがある敵」なので、最悪 3 箱ともミミックになることもあるし、代わりに普通の箱が湧いたりすることもないし、事前にどれが箱かはわからない。
- 「/equipset 魔回避&ダメカット装備」「/item リビングキー <t>」からなる箱開けマクロを用意し、箱の側へ行ってインビジを手で切ってからこのマクロで開けると良い。
- 敵の群れの端寄りにある箱であれば、敵がうまいこと背を向けている時にトレードの有効射程ギリギリから解錠する方法で絡まれずに開けることもできるが、敵の配置と向きがいい状態になるのをそこそこ待つ必要があるので、2体以上が反応しそうな位置にいるなどリスクが高そうならさっさと諦めて、より多くの箱を見る方向へ切り替えることも大事。
- 群れの端などで、箱をギリギリの距離から開けたような場合に上位の箱が同位置に沸いた場合は、一度安全な位置へ距離を取った方が良い。これは、箱を開けた後、次に箱を開けるアクションを行えるようになるのが、戦利品に開けた箱の中身が入ったログが表示された後であり、それまで結構な時間(10秒以上かかることもある) を待たされることがあるからである。
- 敵の群れのど真ん中にある箱も、絶対回避を発動して突っ込んで開け、元々敵がいない位置まで逃げてきてから絶対回避の時間切れで死に、敵が戻り始めたら起きるという方法で開けることが可能。時間切れ間際にワープ等で戻ってきて絶対回避を発動して突っ込んで強引に開けることもできるし、そもそも「1 階層に 3 箱」の縛りを使って、3 つ見つけた後は探索せずにさっさと次の階層を目指すことで時間短縮をはかる必要もあるので、開けられない場合もどこにあるかも含めて覚えておくと良い。
■必要な強化
- 必要度的にはリレイズ>バサンダラ>ストンスキン。ストンスキンは切れてもよいが、リレイズ・バサンダラは切らさないこと。また、バサンダラは、フェイスにかかっていることがとても重要なので、ログアウトしたり死んだりしてフェイスを呼び出しなおした際には忘れずにかけなおしておくこと。範囲から漏れるフェイスが出ないように注意が必要。ブリンクはデストラップで必ず消されるのでミミックには意味がないが、生命反応持ちの敵に絡まれたとき等には効果がある(体力が減るのを遅らせることで逃げ切れる可能性が増える)ので好みで。
- リレイズは魔法でかけるとMPが足りなくなりがちなため、突入前を除いてできるだけアイテムを使ってかける。呪符リレイズ・リレイザー・ハイリレイザー。時間勝負なので、装備して数秒後に使うようなものを利用する場合は待ち時間を無駄にしないように強化との順番を調整すること。
- インビジ・スニークを含めた強化時には、まわりに魔法反応のある敵がいないかに注意すること。魔法反応持ちとの間合いは、魔法射程以上は距離が必要。
- スニーク・バサンダラ等の強化は、残り時間が 1m (1分)を切って秒数表示になったら安全な位置へ移動して、一通りかけなおすようにすると良い。
■箱を開けにいって敵に絡まれた場合の対処
- 敵を倒せば高確率で皮を 1枚ゲットできるが、本攻略では戦わないので略。注意として、蜂などの回復アビ持ちの敵は非常に戦闘が長引くことがあるため、戦闘能力があっても戦わないで(安全な場所で)死んだ方が良い。
- 生命感知持ちの敵の場合、感知されたとわかったら即座に大逃げすること。場合によっては絶対回避も必要になる。
- 反応された敵が1体なら、そのまま箱を開けられないか2-3回試すのも手。→このときにミミックが湧いたらミミック対応に移行するが、箱開けを粘るほど対応不能になる率が上がるため諦めも重要。
- 敵が複数来た場合には1体を殴ってフェイスを起動してもいいが、正直なところ判断・抜刀する時間が惜しいこともあり、さっさと死んでもいい場所へ移動した方が復帰成功率は高い。
- 敵が多かった&試した後は、速やかに敵の群れから離れる方向へ移動し、安全な場所(反応される前なら絡まれない場所)へ移動する。このとき、生命反応持ちの敵(骨とか犬とか)だった場合は大きく距離をとる必要がある点に注意。
- タゲがはずれれば起きられる場所であることを確認して死ぬ。マリグナス装備などで回避が高い装備状態となかなか死ねないので、回避+がない装備(MP+ とか)に着替えて死ぬ。1 回抜刀した等でタゲがフェイスに行ってしまっていた場合は、戦闘解除した上でフェイスをタゲって「戻す」を繰り返してやることで速やかに死ねる。
- 仮にとんずらなどを使って大きく距離を取れたとしても、オデシーの仕様上、タゲ切れしない限り別の階層へワープすることはできない。一応とんずらして距離を取って「かくれる」なりデオードなりをかけるなりすることでタゲが切れる場合もあるが、残りの箱探索も考慮すればすぐ死んだ方が良い。
- 復活後は、リレイズをアイテムでかけなおし→モーグリ召喚→→自分にケアルIV→アムチュチュ召喚→自分にケアルIV→残りのフェイス召喚→強化かけなおしまでしてから再開。リレアイテムがない&死ぬために裸になったりすると、ここでMPが足りなくなるので、少し待機が必要になる。衰弱の残り時間が秒数カウントになったら生命感知されない安全地帯へ移動してMP回復のためヒーリング(座る)しつつ待機し、回復したらHPの数字が白になるまで自己ケアルしてから続行する。
3.ミミックからの逃亡方法
- まず最初に知っておいてほしいこととして、万全の準備をしてかかっていても、開幕デストラップでのスタンで固まっている間に、かなり高確率で来るダブルアタック・クリティカル等によって、何もできないうちに殺される可能性はそれなりにある。ある程度以上は運次第なので、逃げに失敗してもそう落ち込むことはない。
■開ける前
ミミックが沸いたら逃亡する想定をするなら、開ける前にやっておくべき大事なことが3つある。
- 1つ目は、しっかり強化した状態で箱を開けることである。具体的には、ストンスキン・バサンダラである。特に重要なのが「バサンダラがフェイスにかかった状態であること」で、これはかなり勝率に関わってくる。
- 2つ目は、ミミックになった場合にどの方角に逃げるかをあらかじめ考えておくことである。ミミックから逃げれた場合、二度とそのミミック付近に近寄ることはできなくなる(魔法が詠唱できる間合いに入ると引き寄せを食らう)ため、迂闊にワープしてきた側に逃げ戻ると先に進めなくなったりする。その後の移動ルートへの影響が大きいので、箱を開けに行く前に、ミミックが湧いたらどっちに逃げるかはかならず検討し、箱が複数あるような場合には、探索不能エリアを極力作らないように開ける順番を考慮する必要がある。
- 3つ目は、周辺の状況が許す限り引き寄せされない密着状態で鍵を開けることだ。感覚的にだが、ギリギリ鍵開けができる距離の半分くらいの間合いにいないと、開幕で引き寄せをされてしまって、位置もだが向きをずらされてしまう。敵に見つかる位置にずらされてしまうことが多いのもそうだが、向きをずらされることで箱をタゲり直すのに苦労して死ぬこともあるので注意が必要だ。敵に絡まれるのも、1体ならいいが、複数来られると、開幕のスタンからフェイスが復帰してくる前にHPを0にされて死ぬ率が高くなるため、できるだけ敵には絡まれないようにしたい。時間不足で最後まで回れなくなる確率が高いので、無理目な箱はさっくり諦めて次へ進むことも大事である。
■開けた後の対応
- 上記を踏まえた上で箱を開けた結果、箱がミミックになった際に、まず最初にやるべきことは、箱をタゲって抜刀して殴り、フェイスを起動状態にすることである。
- タゲを盾フェイスにとってもらい、回復してもらうことで生き延びることが目的なので、1発殴ったら距離を取らずに背を向けて(距離をとると引き寄せが来るため離れてはならない)待つことになる。ミミックから逃げきれるかの8割はこの段階を生き延びれるかにかかっているが、結局の所生き残れるかは運である。死ぬときは死ぬ。よって祈るしかない。フェイスにバサンダラがかかっている状態なら体感でわかるくらい勝率が上がるので、フェイスのバサンダラは切らさないようにしたい。
- 事前にアクアベールもかけておいて、振り向いた後すぐに自己ケアルを試みる手もあるのだが、後で納刀した後に自分にタゲが来る順番が早くなることが増える問題があること、ダメカット装備から変えるわけにもいかないので回復量も微妙になること、フェイスがレジれていないなら、ケアルできたとしても焼け石に水にしかならないパターンが多い(2回目のケアル詠唱は失敗するため)ことから正直成功率への影響は微妙である。
- PCが死ぬ前にフェイスがスタンから回復してタゲ取り&回復してくれたなら、PCは抜刀したままミミックに背を向けて少し距離をとり、逃亡ルートを確認する。ここで焦っていきなり大きく距離を取ってはいけないし、考えずに逃げても×。むしろ、しっかりptが回復&強化されるのを待ち、自分よりも回復フェイスの方が高いヘイトを持つように仕向ける必要がある。
- 逃げる方向のあたりがついたら、自分にかかった毒の効果が回復されていることを確認してから、(抜刀したまま)他の敵に絡まれない方向にまっすぐ逃げる。
- 実際的にはミミックに魔法を詠唱できる間合いの外まで離れればOKだが、実践としては深く考えずにまっすぐ距離を取って自動的に納刀したところで立ち止まってログアウトするなり死ぬなりするのが間合いを間違えないし操作も楽(納刀操作しなくてよい)でわかりやすくて良い。なお、敵に絡まれていた場合は、装備を外すなりして速やかに死ぬ必要がある。
- 納刀すると、フェイスが不活性状態になり、タゲをとっていたフェイスから死んでいき、PCがヘイトトップになった瞬間、同階層のどこにいようが引き寄せをくらって殺されることになるので、この時点で必要以上に距離を取る意味はまったくないし、フェイスが死ぬまでにログアウトを完了する必要があるので、納刀したら即座にその場でログアウトを行う(30秒座る)のが最善である。
- 死んだ場合もログアウトした場合も、あまり即座に復帰すると、まだヘイトリストに残っている場合がある(呆けるまで数秒ほどは時間がかかる)ので、10秒以上は待った方が良い。
- 復帰したら、よりミミックから離れた、安全な位置へ移動してからフェイス呼び直しと強化を行う。箱方向に近づかないよう注意。ミミックは、一度ログアウトした後でも、PC が一定範囲内(魔法詠唱開始できる距離くらい)に近づいた瞬間引き寄せを発動し、戦闘を再開するからだ。逆に言えば、近づかなければ大丈夫なので、復帰後はミミックに近づかないように移動すればよい。
■応用編
- 敵も絡んだ場合には、距離をとったところで速やかに死ぬ必要があるので、回避+やダメージカットがない装備へ着替える必要がある。着替えマクロとして用意してもいいし、マリグナスが揃っているなら5部位の装備を手動で外しても良い。
- 敵が絡んだ場合、フェイスが回復で雑魚のタゲをとってしまうことがある。このような場合には、距離を取る際にわざと他の敵に絡まれてから死ぬのが手である。とんずらがあるならこれで駆け抜けるのが簡単である。
- 至近に複数の箱がある場合(片方でミミックを引くともう一方の箱が触れなくなる状況)に、1 つめの箱でミミックが湧いた場合の対処として、フェイスが起動して安定してあとは距離を取るだけの状況から、一度納刀して 2個めの箱の解錠を試みることが可能。ただし、ここで2箱目もミミックだと実質終了なので(ログアウトしようとするところまでは行けるが、フェイス盾が3体いてもログアウト完了までフェイスのHPが持たない)、残り時間がない状況でなければ試すべきでない。なお、2回ほど試して開かないなら最初の箱を殴り直し、フェイスのHPが戻って安定してから再度試すほうがいい。盾フェイスを落とされてしまうと、無事もう一箱を開けられても逃げることができなくなるからだ。
- 多数の雑魚敵が絡んだ場合、普通だとフェイスが復帰するより前に PC の HP が尽きて終わることになるが、これは絶対回避を発動することでより耐えることができる。この場合、絶対回避発動後は効果が切れるギリギリまで抜刀した状態でいないと、フェイス盾が先に死んでしまって引き寄せされるので、落ち着いて残り時間を見極めてから引き寄せ圏内から離脱し、離脱したらすぐに倒されるようにする。
- 群れのど真ん中に箱が複数ある場合も、絶対回避を発動してから開けて回ることができるが、この場合には両方がミミックだったとしても両方の箱に抜刀してフェイス盾にヘイトを稼がせることで逃げ切れる可能性が出てくる。しかしフェイスのヘイト管理は難しくリスクは高いので、残り時間がない時にのみやるべきである。
- なお、タゲを切ることなく2個目のミミックが湧いた後にフェイスが死ぬと、1秒おきくらいに交互に引き寄せされることになる。筆者はまだ3つのミミックをタゲを切らずに湧かしたことはない(タゲを切ってなら3箱ともミミックになったことはある)ため、ミミックが3体になった場合どうなるかは未知数である。
4.実践(シェオルB)
突入前
自己リレイズをかけてから入る。魔法でリレイズをかけてからヒーリングなりモグハウスに出入りするなり、アイテムでかけてアイテムを買い直してからラバオにワープしてくる等でMP満タンで突入が理想だが、リレイズ掛け直し用のアイテムを持っているなら魔法でリレイズをかけてすぐ突入でも大した問題にはならない。
■#1(開始直後)
突入したら、1歩進んでからフェイスを全部呼び出す。フェイスを呼び出し終わったらスタート地点目の前のワープから#6に飛ぶ。
筆者はこの最初のエリアに箱があったのを見たことがないが、仮にここに箱があったとしても、ミミックが湧いた時のことを考慮すると、上段の2エリアを諦めるしかなくなるので、いずれにせよ開けられない。考えずに飛んでOK。
その後は#5・#4・・と戻ってくる形で進行する。これは、#1-#3はスタート・ゴールがマップの端ではない関係で、箱がミミックだった場合の退避方向を考慮するとある程度無駄に動いてまわる必要があるため。#1-#3は後回しにした方が全体としての時間効率が良くなる。
■#6逆順
#6に飛んだら、すぐ数歩動いてフェイスが重なるのを回避してから、バサンダラ・ストンスキン・スニーク・インビジをかけつつ、そのエリアに箱がないか一応チェックする。ごくまれにこの広場に箱があることがある。
なお、#3のワープポイントのあるエリアには結構な確率で箱がある(3個とも#3のワープポイントのエリアにあったこともある。広いので2エリア分扱いなのだと思われる)が、全体を回る効率的には最初に#3には行かない方がいい。3のワープ近くでミミックが沸くと面倒なことになるからだ。
階段を降りたところで正面の箱を探す。大抵の場合噴水周りに1つはあるのでしっかりチェックすると良い。また、最初の階段を降りたところから左に行ったところの左側とか、エリアの外周端近くにあることもあるので見逃さないように。
ミミック回避については、基本#5の方へ向けて逃げる前提で箱開け順を組み立てると良い。
箱を3つ見つけ、開けられるものを開け終わったら速やかに次の#5へ移動する。これは他の層でも同様。
■#5逆順
#5についたら、まず最寄りの噴水あたりまで隠れずに移動できるので、そのエリアに箱がないかチェックし、その後インビジしてから噴水向こう側の敵エリアに箱がないかチェックする。
隠れずに移動できる側の箱はゴール側に逃げれば問題ないが、噴水向こう側の敵エリアに箱があった場合、そこでミミックが沸いたときにゴール側に逃げると詰むことがあるので後回しにするとよい。
最初のエリアの箱処理が終わったら一段上に行ってゴールそばエリアに箱がないか探し、(噴水脇にあったのでなければ)とんずら→インビジして階段を2回降りて箱探索を継続する。階段側の端からはタゲれないところに箱が沸くこともあるので、1段1段しっかりチェックしたほうが良い。この階層はかなり広いが、たいていは最下段に付く前に3箱見つかって後はスルーして良くなる。
■#4逆順
#4についたら、まず付近の敵がいないエリアに箱がないかチェックする(結構な確率で箱がある)。なかったらインビジして探索。ここのマップは4つのエリアが輪になるような形で接続されているため、どっちまわりでチェックしても良い。#3へのワープがあるエリアは、ワープの対角にあたるあたりに箱があると見落としやすいので注意。
■#3逆順
#3は、ワープしてすぐのところ→階段を上ったところのエリアまでで箱が3箱見つかるかでその後の対応が分岐する。
3箱あった場合には、そのまま#2へワープする(→■#2逆順へ)。
大抵の場合、そこまでで3箱はないので、さらに上の段を調べることになる。この時点でははワープの方(さらに上の段)へ逃げる想定で動く。そこで3箱開けるのに成功した場合は、さらに登ったところにある#3のワープから#1へワープする(→■#1正順へ)。
そこにもない場合、さらに上の#3のワープの近くに箱があることになる。3箱開けきれたなら#1へワープするのだが、#3近くの箱でミミックが出た場合、坂を下りて#2に向かうことになる。下の段にミミックが残っていて引き返せない状況の場合は、残り時間が3分を切っているとかでもなければ#3の近くの箱は諦めて#1に飛んだ方が良い。状況によっては後で戻ってくることも可能だからである。
■#2逆順(#3逆順より)
#2にきたら、まず左手の奥の突き当たりに向かい、そっちから#1のワープ方面へ進行する形で箱を探索&開けてor逃げて行くと良い。
■#1逆順(上の続き)
#1に来たら、まず左手の坂を降りて、そこに箱がないか見て、あれば開けてから登る。ラストなのであとは登りながら箱を開けていくだけだが、時間に余裕があるなら最上段に先に行ってから#1へ戻り、ワープして道中では開けられなかったところに絶対回避して突撃する等を考えても良い。
■#1正順(#3逆順より)
#1に戻ってきたら、とんずらを発動してインビジをかけ、階段を2つ登った突き当たりエリアまで一気に進み、一番上の段→一段下のエリア、の順で箱を開けて行く。ここまではミミックを引いたら下に逃げる。なおここまでで3箱あった場合は、そのまま#2へ向かえばOK。
#1のワープからひとつ下のところに箱があり、それが3箱目でない場合は、いったんスルーして下の段へ次の箱を探しに行く。
#2へのワープ近くの3箱目から、#2へのワープまでの距離が魔法射程外にならない場合、入り口方面に逃げてワープポイントから別階層へ行く必要があるので注意。
■#2正順(上の続き)
#2も、#3へのワープがある箇所より向こう側については奥の突き当たりから戻ってくる順で開けないとミミックだった場合に奥の箱を見に行けなくなる点に注意が必要。
■一通り回り終わった後
一度も敵やミミックに絡まれなかった等で、時間が残った場合には、敵の群れの中心にあった等で開けていない箱へワープなりを使って向かい、絶対回避等で無理矢理開ける等するとよい。
経験上、1回でもミミックが沸くと全部の箱を見るのも厳しい。
最終更新:2021年03月02日 00:24