36-969「佐々木と長門の会話」

「お、佐々木も戻ってきたか。どうだった、初の不思議探索は」

「中々興味深かったよ。ちょっと余計に注意を払うだけでも、普段の街とはまた違った側面を見られるものだね」

「楽しんでいただけたようで何よりだ。これで団長様の顔も立つってもんだよ。
 ……っと、そういえば長門とペアなんだったか? ちょっと想像できんな」

「非常にユニークだったよ。実に有意義な議論を交わさせて貰った。
 会話はキャッチボールだ、とはよく使われる喩えだが、
 君との会話を息の合ったピッチングとするなら、彼女との会話はドッヂボールの接近戦かな」

「ちょっと待て。流石にその喩えはおかしくないか?
 長門にせよお前にせよ、常にクールに持論を展開しそうなもんだが」

「まあ、大概の話題についてはそうなんだけどね。
 ある話題に差し掛かると、途端に熱くなってしまって。
 ああ、もちろん僕も彼女も言葉を荒げたりはしなかったが」

「相変わらず遠回しだな、お前は……。
 で、その話題って何なんだ?」

「……寡言と多言、異性に好まれ易いのはどちらか? って話さ」

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最終更新:2008年09月28日 17:18
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