42-847「キョン、すきだ」

佐々木「キョン、すきだ」
キョン「ああ。俺もだ。しかし、こういう作業は実に無駄だと思わないか?」
佐々木「何を言うのだ。
     確かにこれ自体は決まりきった単調な行為かもしれない。
     しかし、この行為があってこそ最終的な結果が導き出されるのも事実だ。だから、今は黙って粛々と進めてほしい」
キョン「それにしても佐々木、すきだぞ」
佐々木「……君はもう少し迂遠な言い方を覚えた方が良いのではないかと思うことが時折あるよ」
キョン「これでもハルヒにはくどいと言われてるんだがね」
佐々木「……今は、涼宮さんの話はいいよ。僕のほうだけ見てくれ」
キョン「ああ、わかってるさ」

キョン「……っ」
佐々木「はぁ、はあ、はぁ……凄いね君は。全く、身体を鍛えていないというのに、や、やはり、体力では、勝てないな、僕は」
キョン「そうでもないぜ。さて、もう一度行くか」
佐々木「!!……わ、わかった。腰が立たないとか言っている場合ではないようだ、ね…」
キョン「ああ。ほら、いくぞ」
佐々木「いたっ!……も、もう少し優しく扱ってくれないか…どこか壊れてしまいそうだよ」
キョン「……すまん」


佐々木「そ、それにしても……機材の数が足りないからと言って、
     き、君だけ鋤で田起こしとは、いささか、ひどい、話だね。いつも、こうなのだとしたら、同情、するよ」
キョン「……俺はそれに付き合ってる物好きの体力の方が心配だけどな」


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最終更新:2009年10月17日 17:39
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