62-850「7月4日」

佐々木 「やぁ。こんな時間に町を歩いているなんて、学校はどうしたんだい?」
キョン 「いや、テスト期間中なんだよ。それで暇だったからちょっとぶらついてみようかと考えただけだ。というかお前こそなんでこんな時間にいるんだよ」
佐々木 「くつくつ、僕の方もテスト期間中というわけさ。ところで出来はどうだったんだい?」
キョン 「聞かなくていい。お前とは頭の出来が違うんだ。」
佐々木 「いやいや、馬鹿にする気はさらさらないさ。むしろ本来は賢いのに馬鹿を演じてるようにすら思えるよ。」
キョン 「過大評価しすぎだ。それが現実だったらどれだけ喜ばしいことだろうな。」
佐々木 「そんなことはないだろう。君は賢いさ。ところで今日は梨の日なんだってさ。」
キョン 「7(な)4(し)の日ってか。」
佐々木 「そうそう、なんとも分かりやすい語呂合わせだと思うよ。そこで今日はそれにちなんで梨をたくさん買ってきたんだけど、一人で食べるには少し多くてね。ということで、うちで一緒に食べないかい? 今暇なんだろう?」
キョン 「……あー、暇は暇なんだが腹一杯なんだわ。なんでも今日はホットドッグ早食い選手権の日だそうで、昼にハルヒがSOS団主催でやろうとか言い出してな。今はもうなにも食べ物を見たくないというか。すまんな、佐々木。」
佐々木 「僕の調査不足……だと……。」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2011年09月05日 17:53
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。