64-770 夜食を食べてる佐々木さん

「夜食なんて太るぞ? 折角丁度良い抱き心地なのに……」
「……キョン? 僕の記憶違いでなければ、未だキミと同衾した覚えは無いのだが」
「ああいやそうだ抱き枕。抱き枕の話でな」

「ほう。意外な趣味だね。ところでその抱きまくらというのは頭に「さ」が付いたりはしないかい?」
「さてね。テンピュールでフローラルで低反発でラクラクラクッションな抱き枕だぞ」
「フローラルな香りとは奇遇だね。実は最近ね、僕の寝所も憶えのない、でもとても素敵な香りがするんだ。いや素敵と言っても万人受けかは判らない。
 ただ僕にはとても素敵な匂いでね。……どうしたんだいキョン、僕の目を見てくれないか」

「なるほどな。そいつは奇遇だ。何故か胸に変な感触を覚えるような奇遇だ」
「くくっ、今日はやけに韜晦するねキョン。でも、今から出す物を見てもまだ強気が持つかな?
 ちなみにキミが僕の次に信頼を置いているであろう長門さんから、予め改竄の痕跡は無いとの言葉を貰っているよ」
「…な、なんだそれは、見せて貰おうじゃないか」ゴクリ

 嫌な予感がする…しかも長門のお墨付き?
 いやに用意周到じゃないか佐々木、というより根回しといったほうがいいのか…?

「これが何かわかるよね?そう、デジカメのメモリーカードさ。最近起床時に妙な違和感があったから、昨日は僕が眠っている間の様子を録画してたんだ」
「ほ、ほほう」

「……よし、準備ができた。少し緊張するよ、実は僕も見るのは初めてなんだ。どうするキョン、再生してみるかい?」クックッ

※原文は個人によるものではなく、短レスのリレー形式で>>779のみ若干浮いていたので方向修正を加えています。
 悪しからず。

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最終更新:2012年03月10日 23:49
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