18-150「バイオレンス佐々木」

カオス作品『バイオレンス佐々木』

「佐々木です。今日からよろしくお願いします。」
「喜緑です。分からない事があれば遠慮なく質問して下さい。」
今日、新しいバイトの娘がやってきました。
涼宮さんと類似した力を持っている佐々木さんです。
それにしても、彼女がバイトなんて意外ですね。
「この喫茶店には彼もよく来るんですよね。」
彼――、キョン君のことですか。
ふふ……、それがバイトする理由ですか。
「ええ、お仲間との待ち合わせで来たりします。」
そう言うと、ニッコリとした表情で早速持ち場に歩いて行きました。

「コーヒー二つ……って、なんで佐々木が…?」
「くっくっ、今日からここで働く事になったんだ。」
「勉強の方は大丈夫なのか?」
「勉強では得られない物がこのバイトで得られるかもしれないからね。」
「……それにしてもウエイトレス姿似合ってるな」
おや、彼が早くもこの喫茶店に訪れるとは……。
佐々木さん、顔が少し赤いですよ?
「佐々木さん、お久しぶりです。」
あら、古泉くんも居たんですね。
……あらら、古泉くんが雰囲気読まないで出てきたせいで、
佐々木さんが暗黒闘気を纏ってますよ。
「ああ!ちょっとトイレ借りるぜ!」
キョン君、そんな分かりやすく逃げなくても……。
って!古泉くんも何で一緒にトイレに行こうと、
キョン君の真後ろにピッタリ付いてってるんですか!
「古泉さん、何でキョンと一緒に入ろうとしているんですか?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
「貴方は目の前にあるチャンスを無視しますか?」
……佐々木さんの暗黒闘気が膨れ上がるのが容易に分かります。
………古泉君のアソコが膨れ上がるのも容易に分かります。
「今日はSOS団の女狐達がいない絶好のチャンス!キョンたんのアナr…」
「私はガチホモの気持ちを理解したくないの。」ドグシャッー!!ドカッバキッ
そう言って、佐々木さんは花〇さんばりのパンチを
古泉君の顔に打ち込み始めました。
スペ〇クも耐えきれないぐらいの威力で打ち込まれた古泉君は、
「残念ですが、今はキョンたんを貴方に譲ります…。しかし、
敵は僕だけではないのを覚えておいて下さい……」ガシャーーンッ
と言って、喫茶店のガラスを破り、外に吹っ飛ばされてました。
余談ですが、その後古泉君は通りかかった口が悪い未来人を閉鎖空間に拉致して
「ようこそ…漢の世界へ………」
と言い、無理矢理自分を慰めてもらってました。
涼宮さんの閉鎖空間は漢の世界だったんですか、初めて知りました。

Fin

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最終更新:2007年08月20日 10:17
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