18-640「~夏祭りにて~ 」

~夏祭りにて~
佐々木「どうだねキョン、たまの息抜きというのも悪くはないだろう」
キョン「そうだな。しかしこのソフトクリーム、やたらに上手いな。高いだけのことはある。
    向こうで待ってる妹にも早く渡してやらんと」
佐々木「そうだね。産地直送の牛乳で作ったソフトクリームというのは確かにおいしい。
     でも、そこにはこちらの先入観も影響していると思うんだ。
     いわゆるプラシーボ効果という奴だよ、キョン。これはね……」
キョン(とかいいながら、佐々木の奴、ほっぺたにクリームがくっついてるな。
    がっついて食べたのか。案外子供っぽい奴め。
    む、いかん。クリームが溶けて落ちそうだ。佐々木の奴気づかないのか。
    このままでは浴衣に染みがつくぞ。しかし今の俺の両手は、自分用と妹用の
    ソフトクリームでふさがっている。いかん、もう落ちる! こうなれば)
キョン「佐々木、すまん!」
佐々木「つまりこれは診療内科の分野や、いわゆる催眠療法などにも通じ……ひゃん!」
ぺろり
キョン「ソフトクリームが落ちそうになってたぞ。危ないところだったな佐々木」
佐々木「キョキョキョキョキョン、今、ほっぺたにぺろんて、ぺろんて!」
キョン「せっかくの浴衣汚したら親御さんに怒られるだろ」

妹「あー、キョンくん佐々木ちゃんにチューしたー。ひゅーひゅー」
佐々木「はわわわわわ」

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最終更新:2007年08月25日 15:54
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