---ハルヒの奴、今なんつった?俺の事が好き?本気なのか?余りの事に皆声を失っている。この場合ハルヒの目から顔を逸らしてはならないのだろうが、
俺はプレッシャーに耐え切れず周りに目をやってしまった。皆一様に目と口を開けたままポカンとしている。
そんな中口火を切ったのが佐々木だった。佐々木は一度口を真一文字に結んだ後、俺に向き直りこう言った。
「キョン、どうにも誤魔化しはきかないようだ。キミは今まで涼宮さんの想いに対してはっきりとした返答をしてこなかった。だが今、応えるべき時が来たのだ」
そして再び口を一文字に結び、俺から目を背けるように俯いてしまった。
最終更新:2008年01月01日 21:23