頭をフラフラさせて、夜明けに家に帰る。
白み行く空を見上げたり、街に差し込む光を眺めたり。
道路を走る車はまだヘッドライトを点けていた。
僕の一日は今終わる。
多分、今頃君はベッドから抜け出す頃なのだろう。
君の一日は今から始まる。
やっぱり君と僕との時間はすれ違っている。
あの頃のほんの小さな幸せぐらいしか、君との思い出は僕には残っていない。
自分が君の前ではどんな女だったのかも忘れてしまった。
少しくらいは自分のことを何とかしようと思っても、日々の暮らしに忙殺されてしまう。
眠れない朝に、あの日々の頃と同じような匂いに出会った気がした。
あの頃の空を見たような気がした。
どうしようもく涙が出て止まらなかった。
最終更新:2007年09月28日 11:09