21-920「佐々木→キョン 」

頭をフラフラさせて、夜明けに家に帰る。
白み行く空を見上げたり、街に差し込む光を眺めたり。
道路を走る車はまだヘッドライトを点けていた。
僕の一日は今終わる。

多分、今頃君はベッドから抜け出す頃なのだろう。
君の一日は今から始まる。

やっぱり君と僕との時間はすれ違っている。


あの頃のほんの小さな幸せぐらいしか、君との思い出は僕には残っていない。
自分が君の前ではどんな女だったのかも忘れてしまった。
少しくらいは自分のことを何とかしようと思っても、日々の暮らしに忙殺されてしまう。


眠れない朝に、あの日々の頃と同じような匂いに出会った気がした。
あの頃の空を見たような気がした。


どうしようもく涙が出て止まらなかった。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年09月28日 11:09
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。