「・・・うぐっ‥えぐっ‥‥‥キョン」
「もう僕に‥」
優しくしないでくれ・・・
言葉にならなかった。
キョンが他の男子と違って見えた理由が分かった。
私は何でも知っているつもりだったし、どんな事でも彼に応えられると思いこんでいた。
でも違った。
キョンはいつももっと遠くを見ていた。
その目線の先が何を見つめていたのか私には判らない。
でも判る。キョンは私の事を見ている訳じゃないって事を。
家に帰って何もせずにベッドに崩れ落ちた。
悔しくて悲しくて泣いて泣いて、キョンの事だけを考えて眠った。
きっと明日もその先も、ずっとキョンの事が好きなんだって事を感じながら・・・。
最終更新:2007年09月29日 19:31