23-46「未来人の戦闘力をかたる佐々木さん」

「地球も太陽系も銀河系すらも自転と公転している宇宙空間において、原点を設定するのは現実的に不可能だ。
だから未来人は座標ではなく、我々が地図で目的地を探す感覚で『上』から観察してある程度目星を付けて転位していると僕は考える。
そして見る範囲と解像度は反比例の関係にある。これは自明だね。高い所から見ると大まかな地形くらいしか分からないが、
普通に立った目線からなら走ってくる車から路傍の石ころまで確認できる。
それと同じ理屈で『視野』を現在のプラスマイナス数秒に限定すれば、
その数秒間では何をどうすれば何が起きるという、因果の流れ、所謂因果律が手に取るように分かるはずさ。
だから総合力では圧倒的に優るはずの統合思念体も、正面切っては争わないんだと思う。局所戦では TFEIといえど分が悪いから」

「…というのが僕の仮説だったんだが、残念ながら外れてしまったようだね」
佐々木よ、それは相手が悪すぎただけだ。お前が言ってるのはこないだポンジーが泣き付いて来た件だろう?
胸の大きさの話したら三重の情報制御空間(誰の、とは言わん。つーか言えん)内で九曜の髪で縛り上げられたって。
せいぜい俺も気を付けることにしよう。


ところで結局奴はどうなったかって?俺の口から言うのも憚られるが、鬼み…じゃなかった喜緑さん曰く
「小指サイズにして差し上げました」とのこと。
ついでに長門が「それも、足の」と言っていた事も付け加えておく。




以上

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最終更新:2007年10月20日 13:34
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