その日(火曜日だったか水曜日だったか忘れた)は塾が無く、俺の家で佐々木と勉強することになった。
言っておくが、妹も一緒なのでいかがわしいこと無いぞ。
「佐々木、飲み物何が欲しい?」
「ミルクを頼む」
「牛乳好きだな。そればっか飲んでるぞ」
「まあね」
もしかして貧乳を気にしているとか・・聞いちゃだめだよな。そんな事
「ミルクはカルシウムが多いから骨が丈夫になるんだよ。君も毎日飲むと良い。きっと背が高くなるよ」
「あたしコーラー」
「炭酸は良くないから牛乳にしなさい」俺は妹の発育程度が心配だ
「いや―、コーラー」
「はいはい、わかりました。俺も佐々木と同じで牛乳にするか」
「ムッ。キョンくーん、やっぱりあたしも牛乳―」
おいおい、途中で変更するなよ。
「キョンくーん。早くしてー」
はいはいただいま
少し焦った俺は転んでしまい・・・牛乳のほとんどが佐々木にかかってしまった。
「キョン、僕に何か恨みがあるのかね?下着の中までビショビショじゃないか」
すいません。わざとじゃないです
その後、後始末は大変だった。
割れたコップを片付けたり、こぼれた牛乳を拭き取ったり。
急いで風呂をわかして佐々木に入ってもらい、佐々木の汚れた服を手揉みで洗う。
なお、佐々木の汚れた制服の代わりに俺の服を着てもらった。
次の日
「佐々木さん。今日夏服なのは何で?」
「誰かさんが僕にミルクをぶっかけるから、制服が汚れちゃったんだよ。
シミが残ったらどう責任取ってくれるかね。キョン」
「すまん。悪かった。しかしあせるとロクなことないな」
何だお前らニヤニヤして。不気味だぞ
「ミルクを制服にね」
「あせるのは良くないぞ。キョン」
「ま、次頑張るんだな」
「白い液体取れにくいからなー」
何か面白いことでもあるのか?ところで佐々木、顔が真っ赤だぞ。「そんなんじゃない」って何を必死に否定してるんだ?
最終更新:2008年01月26日 10:45