28-39「今日はセンターなので早く寝なければと思いつつ、ssを書いてしまった。←寝なさい」

「いよいよセンター本番かぁ、緊張するな…」
「キョン、まさか忘れ物をしたりしていないだろうね?」
「ははは…、怖いこと言うなよ佐々木…。ただでさえ体がガチガチなのに…って、あああ!!!」
「!どうしたんだい?キョン。…まさか」
「…………受験票忘れた…………」
「本当かい?まったく…、君らしいといえば君らしいが…」
「あはは…あはは…駿台…河合塾…代アニ…」
「落ち着くんだキョン。一つ変なのが混ざっているぞ。って、そんなことはどうだっていい。受験票を何とかしなくてはね」
「…………もう無理だ………今から戻ったんじゃ……間に合わない………」
「喋り方が九曜さんみたいになっているよ、キョン。大丈夫だ。まだ手はある」
「どうすればいいんだ…?」
「分からないかい?じゃあヒントだ。普段は鬱陶しい事この上ないが、こんな時に限って役に立つものを考えてみてくれ」
「…駄目だ。分からん」
「そうか。ならば大ヒントだ。実は今日僕も時計を忘れてしまってね。それを今から取ってこようと思う」
「いや、そりゃ時間的に無理だろ」
「それが可能なんだ。いいかい、よく見ておくんだ。…………橘さん!いるんだろう!僕の時計を持ってきてくれ!」
「はい、ただいま」
「ほらね。ストーカーといえど、相手の持ち物一つ一つまで調べて忘れ物の有無まで確認してしまうレベルになると、こういう時だけは役に立つものだ」
「えへへ、褒めてもらって嬉しいのです」
「褒めてないよ、橘さん」
「はぅ…」
「しかし佐々木、俺にはそんな都合のいいストーカーなんて………はっ!まさか…………いるのか?長門」
「…………いる」
「うおぁ!!!今まで何処にいたんだ、お前!!!」
「そこの電信柱の後ろ」
「そうか…まあいい。長門、まさかお前、俺の受験票を持っているなんてことは…」
「持っている」
「マジかよ!」
「これ」
「ありがとう、長門!お前は神様だ!!俺の女神様だ!!!」
「いい」
「キョン、受験票が手に入ったのだから、さっさと試験場に行くよ」
「分かった、分かったって!耳を引っ張るな佐々木!痛い!痛い!」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2008年01月26日 10:45
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。