9-146「佐々木の告白」

キョン、急に呼び出してすまないね。まあ、とりあえずジュースでも飲んで人心地ついてくれたまえ。
ああ、そうだね、要件だね。うん。
いや、何分僕もこんなことは初めてでね、ぜひキミに相談に乗ってもらいたいのだよ。ああ、こんなことと言ってもネガテイィブな意味で取らないで欲しい。
むしろ僕個人としては今まさに狂喜乱舞したいほどの気持ちなんだ。キミが訪れるまで嬉しさのあまりどうかなってしまいそうだったよ。ちょうど両親が旅行中じゃなければ黄色い救急車が呼ばれてしまったかもしれないね。これは冗談だよ。あはは。
だって待ち望んでいた者がついに訪れたのだから。まあ、代わりに訪れなくなってしまった物もあるのだがね。くっくっ。
ああ、そうだね。言葉遊びをするためにキミにご足労願ったわけじゃないんだから。
ふふ、ごめんごめん。それにキミはこういうことに鈍いから、こんな言い回しじゃ察してもらえそうにないしね。まあ、そういうところも大好きなんだけど。
ああ、すまないね。ついキミに会うとじゃれ合いたくなる。
じゃあ単刀直入に言わせてもらうよ。



出来ちゃったんだ。



……キョン、いくら驚いたからといってジュースを噴出すのは止めて欲しい。おかげで僕の顔はキミの唾液とジュースをミックスした液体まみれだ。もったいないじゃないか。それに僕の顔はキミの体液をかけられることにまだ慣れていないんだよ?
これじゃあさすがに締まらないからね。僕にとってはロマネ・コンティ以上の液体で非常にもったいないのだが、仕方ないから顔を洗ってくるよ。

………
……


ふむ。待たせたね。おや、正座などしてどうしたんだい?
ああ、そうだね。じゃあ、僕も真面目ぶって正座をして話を続けよう。
さて、話の続きだったね。うん、出来たんだよ。間違いないね。絶対だよ。



キミと僕の赤ちゃんだ。



そんなにびっくりしないで。私はキミに操を立てているから性的関係はもちろんキミだけだよ、今までもこれからも。当然赤ちゃんの父親はキミしかいないでしょ。それにね、わかるの、キョンの赤ちゃんがお腹にいるって。うふふ、ママでちゅよー。
ゴム? ああ、あれね。
穴。穴、開いてたら避妊具としての役割果たせないよね。ふふ。
私ね、よーく考えたんだ。どうしたらキョンの一番になれるか。
涼宮さん、長門さん、朝比奈さん、あと妹さんとそのお友達もだね。私が知るだけでこんなにもキミの周りには雌がいるんだよ。皆キミの一番になりたがっている。
だからね、私一生懸命考えたんだよ。そしたらね、このこと思いついたんだ。
あはは、私はキョンの初めてを貰って、私の初めてを捧げて、そして母親にされたんだ。これ以上嬉しいことはないよ!



ねえ、キョン、一生幸せにしてね。
大好きだよ、キョン……



でもね、他の女見てたらアナタを■して私も■ぬから……







脳内掲示板@佐々木 FKKに負けないフラグの立て方を哲学するスレ26から引用

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最終更新:2008年01月27日 08:13
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