キャンプサイト

会場のGorge Amphitheatreは、人里から離れています。
毎日ホテルに帰って複数日程参加、というのは現実的ではありません。
ほとんどのひとはテント泊です。

キャンプサイトのチケット

フェスティバルのチケット(2012年は4日通し券のみでした)は、単なるフェスティバルのチケットではなく、
キャンプサイトおよび駐車料金を含んでいます。


キャンプサイト(campground)概要

駐車場とキャンプサイトに区別はありません。車を停めたら、そのまま、その付近にテントを設営します。

こんな感じ。

「土地は腐るほどある(腐ってないけど)」という状況で、お客ごとに区画分けみたいなことはされていないのが嬉しい。

これが私の四日間の寝城。となりのテントまで5〜10m近く離れているよ!
地面は草むらですが、安いペグで強度は問題なかったです。
ただし、時間によっては多少風が吹いているので、崩壊しそうになっていたテントもちらほら。ま、ちゃんとピンと張れば問題ないです。

一人テントなんて人、自分以外にあまりいません。ましてアジア人は少ない。日本人らしき人は、ゼロ。

テントは適当なところに、適当に立ててオッケーなんで、どんなにクソでかいテントとか持っていっても全然大丈夫なんですが
アメリカ人の場合、RV車(キャンピングカー)をレンタカーで借りてくる感じです。
やっぱスケールがデカいよな。。。

2010年にコーチェラにも行ったんですが、こちらはキャンプサイトに(日本よりは広いとは言え)区画分けされていたし
面積が必要なRV車は別料金で別エリアでした。


環境

虫とかはほとんどいません。虫除け無しでも大丈夫。
緯度的には北海道よりも北ですんで、もともとあまり昆虫類は多くないのです。

ただし、それこそ緯度的には北海道より北なので、夜はそれなりに寒いです。
昼間は26℃とかで、半袖でも過ごせます(水着の女性もチラホラ)が、最低気温は10℃を下回ります。日が沈んでからは半袖では厳しかった。
アメリカ人は雪が降っている中でも半袖半ズボンで散歩する奴ら(生物としての種が違う)ですので、その雰囲気に引っ張られないようにお気をつけ下さい。
フェス会場とキャンプサイトは歩いて10分程度ですから、わりと気軽に往復できます。
昼間は軽装で行って、日が沈む前後にテントに戻ってきて、少し厚着をして夜に備える、というのがオススメかも。

夜は、そこそこ寒いですので、寝袋は、それなりにしっかりしたもののほうが良いかも知れません。
私の場合は、寝袋は安いものでしたが、その代わりにスリーピングパッドをそこそこ良いモノ買ったので、快適に過ごせました。
日本の夏フェスでありがりな「日が昇ったら熱くて寝てられない」なんてことはありません。

「シアトルは雨が多い」というのはわりと有名な話ですが、会場はシアトルから車で三時間。
山岳地帯を超えて、もはや砂漠一歩手前みたいな雰囲気の場所ですので、雨はあまり心配ないです。
2012年も、四日間のうち前半二日間は曇天ですが、雨は降らず。後半二日間は快晴でした。
ただ、2006年には一部のアクトが中止になるほどの嵐が来た、という話もありますので油断大敵。

キャンピングサイト内に常設のシャワー小屋があります。

なんと、たったの3ドル。一人何分まで、とかいう時間制限もない。銭湯より安いっすよ。
たしか、朝7時から、夜23時まで営業、だったかな。予約とか不要。
汗をかくような環境ではないので、男だったら毎日利用しなくても大丈夫です。
筆者の場合、二回ほど利用しました。二日目の朝、7:30くらいに並びましたが、男の場合、10分そこらも並べば利用できました。
最終日から一夜明けた、撤収する朝だと、一人も並んでいなかった。
これなら、毎日利用しても全然苦にならないですね。

たまにお湯が出ないことがあるみたいだけど、幸い、私は外れくじはひきませんでした。
シャンプー類とかは一切ないので、事前に購入しておきましょう。

そのシャワー小屋のすぐ近くには売店もありました。

シャンプー類は置いていたかどうか覚えていません、、、、
売店には(会場内にも)ATMがありましたので、(アメリカの銀行口座あれば)お金はいつでもおろせます。

軽食類(朝メシとかツマミのレベル)、ビール類(1本売りはしていません。最低でも4本からかな)、暖かいコーヒー。
カップラーメン(アメリカ味なのでまずいですが)用に熱湯あり、電子レンジもあります。
Gorge AmphitheaterのTシャツとかトレーナー。
寝袋とか、アウトドア用のガスとかの簡単なキャンプ用品もあり。

氷(やまほど入って5ドル)、発砲スチロールが売っていたのが嬉しい。
売店で売っているビールは、スーパーで買うよりは高いけど、フェス会場内がバカみたいに高いので、テント内で飲む用にありがたかったです。


この状態で、丸一日は冷たい状態が保ててました。氷が溶けたら売店で買い足せば良いだけ。
映っているもののうち、ビール(Pabst Blue Ribbon)はシャトル道中のスーパーで購入。
水、レモネード(MInutes Made)はもともとおうちから持ってきていたもの。
バカルディのカクテルは売店で購入。4本で$12くらいだったかな。
あと、たしか、これ以外に朝食用のジャムとかも入れてたか。

氷があったおかげで、、、
おうちから持参していたミニボトルのウィスキーもおいしくロックでいただくことができました。
8本も持ち込んでたんだよね!

バーベキューする人、なんてのは見かけませんでした。禁止はされていないと思うけど。
いても、湯を湧かしてコーヒー呑むとか、その程度。
でも、売店の近くに、朝だけ営業しているカフェもあるから、それすらも必要ないと思う。

そういえば、(少なくともシャトル組には)荷物検査なんかはなかったなあ。
コーチェラは、けっこう厳しかったけどなあ。

携帯電話の電波、AT&Tは人が多くなると厳しかった。
ただし、私の場合、がちゃがちゃ設定いじっている間に3G通信をOFFにしてしまったので、参考になりにくいかも。
Virgin MobileのMiFiはテント内では調子良かったです。

充電環境はキャンプサイト内にはありません。
ただし、フェス会場内にはいくつか充電スポットありますので、別記事でご紹介します。

トイレは並ぶようなことはなく、快適です。
アメリカのこういうイベントで利用されるトイレは「Honey Bucket」つうタイプのヤツです。
水洗ではありません。ポットンの部分に、大量の薬の水溶液がヒタヒタに満たされていて、毒をもって毒を制す発想です。
なので「詰まる」ということはありません。一日二回、回収していたようです。
日本のフェスでも、これ採用すればいいのに、というのはいつも思います。臭いもしないしねー。

ここで知ることができるのは、アメリカ人のうんこの大きさです。びっくりしまっせ。
トイレットペーパーが切れていることも一回もありませんでした。
ただし、水道の水はちょいちょい切れていたので、手を洗うようにウエットティッシュは持参したほうが良いかも。

筆者が利用したのは一般のキャンプサイトですが、別料金で「テラス」「プレミアキャンプサイト」があるらしい。

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金のある諸君は利用してくれたまえ。
あえて利用しなくても、一般のキャンプサイトでも、売店とシャワー小屋のおかげで、おおむね快適です。フェス会場も、歩いて10分だし。

ただし、毎日のヘッドライナーが終わって、みんながテントに戻ってくると、あちこちからデカいスピーカーで音楽鳴らしてて、けっこううるさい。
2時くらいまでは騒いでいる感じ。
一番ひどい日は、なんか、どうやらヒップホップのゲリラライブが0時過ぎにはじまって、「メイクサムノーイズ!」って、夜のキャンプサイトで言うことちゃうやろ、とは思いました。
耳栓を持参してて助かりました。

この辺りがイヤなら「テラス」に行け、ってことなんでしょうな〜
最終更新:2012年06月11日 03:48