ここはアレフガルド
1年前に大魔王ゾーマがいなくなり平和が戻った世界
そこでも今日はラルス1世が怒鳴っていた。
「まだ、勇者ロトは見つからんのか!!」兵士は、「はい。勇者ロトはこの城を出て半年いまだ手がかりさえ場所がつかめておりません。」
平和が戻ったのがアレルのおかげというのもあって、やはり勇者には城にいてもらわなくてはならないのだ。
「まったく消えた仲間を探しにいくとはいえ一言くらい残していけばいいものを。まだクリス達もいるというのに」
クリス達も当然怒っていた。クリス、モハレ、カンダタ、カール。ゾーマを倒したこの人たちもアレルとともに戦った戦士たちなのだ。
「クリス、やっぱりアレルを探しに行こうだよ~」と、モハレは言う。だがクリスは「私たちが1ヶ月探しても見つからなかったんだよ。」「それにこの手紙(リザを探しに行くついてこないで)と書かれてるんだからきっとみつかるさ」
そういってクリス達は城で待っていた
第二章 メルキドで
ここは城から南にある町メルキドそこでアレルはリザの情報を集めていた。
「リザはどこにいるのだろう」と酒場などに行って、もいつも考えていた。
メルキドはかなり頑丈な城壁に守られている町である。闇ルートのうわさを聞いてメルキドにいるがここも外れだったようだ。ロトの武器はすべて城にあるから今は普通の装備をしている。
そしてメルキドを跡にしようとしたそのときだった。急に声が聞こえてきた。 「ロトの勇者よここから南東に向かえ」 アレルはそう聞こえた。「お前は誰だ」
だがそのときにはもう声はなかった。 その次の日、アレルは南東の場所の情報を手に入れた。「ここから南東に行くと変な螺旋の塔があるんだよついこの間はなかったのにな」 そしてアレルはその場所へと向かった。
第三章 螺旋の塔
さっそく南東の塔へと行こうとしたアレルはメルキドを後にした。 だがまたあの声が聞こえてきた 「お主は螺旋の塔へ行けば死んでしまうだろう。」 「なぜだ」とアレルは聞き返す。すると 「お主は毒の耐性を持っておらぬ。螺旋の塔の周りは毒の沼だらけだ。すぐに浸かって死んでしまうだろう」だがアレルは 「僕はどうしても行かなくてはならないからな。どうしても行くよ」と言った。 「それほど行きたいともうすならば、トラヌマの呪文を覚えればよい。そなたに差し上げよう」
.....................................................(好きな言葉を入れましょう)
すると、アレルの体がひかった。 「これでソチはトラヌマを覚えた」「さあ行け!勇者よ」
そうして声は消えていった。
螺旋の塔が見えてくると確かに毒の沼が広がっていた。アレルは半信半疑でトラヌマを唱え毒の沼へ入っていった本当に何もなく進めた。 そうして塔を見上げると本当に高かった。中に入ると階段があった。というより、階段しかなかった。
少し上ると気配がした。かなり強い気配だ。
1・2・3と飛び出すとなんとクリス達であった。
「どうしてここにクリス達がいるんだい」「毒の沼もあったのに」
「どうしてって、ここに変な塔があるから探索にいってきてくれってラルス一世にたのまれたんだよ」
「だからみんなもいるのか」
「でもあんたはなんでここにいるんだい」「リザを探してるんじゃなかったのかい」
実はそうしてアレルはメルキドで聞いた話をした。「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ということなんだ。」
「それならここに塔が現れたのもリザが作ったってことだからかい」
「そういうこと」「それなら一緒に言ってみますか」全員が賛成した。
第四章 リザ再会
何階もある螺旋階段を上って行って30分いまだに頂上に着かないモンスターがいるからだろうか結構強かった。
「誰が来たんだろう。どうせ最後は上れないけどね」と頂上の人物が言った。
そのころアレルたちはモンスターを倒しようやくあと少しまで来たとき「すごい殺気だね。」「うん。いままでのよりすごいだなー」「一気に呪文であんたが片付けて私たちが止めを刺すよ」
現れたのは見たことのないモンスターだった。「ウオォォォォォォォー----」
いきなりこぶしを振り下ろしたそのモンスターは後にドラゴンに変身する。
「なんてパワーでスピードだよ」「あんなの食らったらひとたまりもない」するとモハレが「バギクロス」
バギクロスはモンスターの顔に当たり倒れた。「これでとどめだ」「ザシュ」
首がとれやっと倒した。モハレが「ベホマズン」をして疲れが一気に回復した。
「後は頂上だね」「ああ」「あと少しで着く」
アレル達は後ろからついてきた人物に気がつかなかった。
そうして最後の階段を上ると、「なんだこれは」とカールが言った。クリスが「なんだい」と聞く。カンダタが「いや、この壁どうしてもぷにぷにして通れないんだよ。」
「どいて」アレルが言うと、いきなり壁がひかり、通れるようになった。「なんだったのいまのは」とクリスが聞くと、アレルは「すぐにわかるよ」と言った。
そして着いて見るとそこにはもう落ちそうな場所に立って泣いていたリザがいた。
リザは驚いて「だれ」と振り向くとアレル達がいて驚いた。「どうしてここにくるの」するとアレルは「君は僕が、いや僕だけが通れるようにあの壁に魔法をかけていたんだろ。」「だから君を連れ戻しにくるのは当然だよ。」
するとクリスは「だからあのときアレルがすると通れたんだ」と言った。「そのとおり」急に後ろから声がした。
その声を聞いたアレルははっとなった。この爺さんが声の主だったのか。思った。
「どうしてあんたがここにいるんだ」と聞くと、その爺さんは「わしは4000年生きておる賢者じゃよ。」「だからおぬしの手伝いに来ただけじゃ。」
そうだったのか。「ありがとう」
「アレル、ごめんなさい。私の姉のせいであなたの父オルテガ様を殺してしまいました。だからあなたを愛しているのに逃げ出したのです。もうしわけございません。」
そういうとリザはこの螺旋の塔から飛び降りた。「リザーーーー」そういってアレルも飛び降り空中で抱きしめた。
「リザ、僕も君を愛していたんだはじめてあったときから。だから気にしないで一緒に戻って暮らそう。だからもう泣かないで。」
そういってアレルは着地した。
リザは「うぇっ、ありがとうアレル。私もアレルと一緒になりたい。」そういって二人は抱きしめあいながら唇を重ねあった。それを影から見守り見ていたクリス達と一緒に城へ戻った。
最終章 いっしょに
それからまた2年がたった。らルス一世は他界してしまいラルス二世が国を治めている。
「もう勇者ロトはこの城に戻ってこないでしょう」とクリス達が言った。するとラルス二世は
「そうか」「しかたがないな」といってぶつくさと言っていた。
クリス達はまた城のごやっかいになることになった。でも、アレルとリザはいまはドムドーラの町で静かに幸せに暮らしている。
そして伝説は始まった おわり