最新の重要情報(2011-03-22 23:40更新。情報を簡略化、一部更新)
国立情報学研究所(NII)等、全国的なサービスを展開している機関も、計画停電の影響を受けています。この結果、図書館サービスへの影響が、全国に及んでいます。ご注意ください。
計画停電
計画停電とは?
電力の供給不足に対応するため、地域をいくつかのグループに分け、順番に一定時間ごとに停電するというものです。輪番停電、とも呼ばれます。
今回の東北地方太平洋沖地震により、八戸市周辺を除く
青森県、
秋田県、
山形県、
新潟県、関東の1都6県と山梨県、
静岡県東部で実施されることになりました。
どの地域が対象?
2011年3月17日現在、東京電力の供給管内(
群馬県、
栃木県、
茨城県、埼玉県、
東京都、千葉県、
神奈川県、山梨県、富士川以東の静岡県(富士市の旧富士川町域を除く))です。ただし、都心については首都機能維持を理由として対象外となるほか、避難所が設置されている地域も対象外となるようです。
なお2011年3月16日からは、被災地を除く東北電力の供給管内(八戸市周辺を除く青森県、秋田県、山形県、新潟県)でも実施されることになっています。ただし、3月16、17日は実施が見送られました。
3月19日~21日の3日(土・日・祝)は、計画停電の実施が見送られました。
その後も東京電力の努力により、停電しないエリアが増えています。
いつ停電する?
東京電力の場合、供給管内が5つのグループに分けられています。
東北電力の場合、供給管内が8つのグループに分けられています。
グループの単位で、停電時間帯が決まっています。この時間帯の中で最大3時間程度、とされています。
グループと停電時間帯との対応は日によって異なっています。
ただし、以下が注意事項として付記されています。
- グループ毎の時間帯は、開始・終了時間が多少前後することがある
- 当日の需給状況によっては、予定した時間以外にも停電する場合がある
- 当日の設備状況によっては、予定したグループと違う時間帯に停電する場合がある
3/17以降、関東圏の一部地域では停電対象から外れたところもあります。大まかなエリアは東京電力のサイトで、地域ごとの詳細情報は自治体(市)のウェブサイトで確認することをお勧めします。
いつまで続く?
計画停電の実施時期は4月末までとされています。
何をすればよい?(計画停電対象地域)
図書館の場合、加えて、業務システムやOPACシステムの停止・再起動等、さらなる対処が必要になると考えられます。
ウェブサイトを自館外のデータセンター等に設置したサーバで運営している場合、データセンターのある地域の計画停電スケジュールも考慮に入れる必要があります。
また職員の中に、出勤/帰宅困難者が出ることも考えられます。
(※このあたり、状況を見て要追記)
何をすればよい?(全国)
全国的なサービスを展開している機関も、計画停電の影響を受けています。この結果、図書館サービスへの影響が、全国に及んでいます。具体的には、以下に対する対処が必要となっています。(2011-03-14 22:41現在)
- 2011年3月16~18日、国立情報学研究所(NII)の各種コンテンツサービスは一部時間帯のみ提供されます。(システムメンテナンス情報 - 国立情報学研究所)
- 2011年3月14日、国立公文書館はデジタルアーカイブのサービスを当面停止すると発表しています。(あわせて暫くの間、臨時休館することも発表しています。)(国立公文書館)
(※このあたり、状況を見て要追記)
節電
何をすればよい?
暖房の停止、消灯等を行っている図書館があります。
なお、ウェブ上では多数の「節電ポスター」がパブリックドメインで公開されています。これを使うのも一案かもしれません。
節電ポスター
復興支援ポスター
最終更新:2011年03月24日 17:48