【詳細】
モルゲンレーテ社がイージスとの戦闘で中破したストライクを修復した際に、予備パーツを組み上げて完成させたデッドコピー。
基本構造自体ははノーマルのストライクと変わらないが、新開発された大容量バッテリーパック・「パワーエクステンダー」を搭載したことで活動時間が大幅に延長されている。
新型のバッテリーパックによるエネルギー変換効率の向上に伴いPS装甲への供給電力も増加し、副次効果として装甲起動色も赤主体に変化(フランス語で赤を意味するルージュの名の由来となった)し装甲強度も向上。
また、操縦に不慣れなカガリをサポートするため、ヘリオポリスで開発されていたナチュラル用OSの技術を試験的に導入し、制御系などにオーブが独自開発した操縦支援AIシステムを搭載し、機体の追従反射性能の向上と操縦の補正機能を獲得している。
機体建造はオーブ本国において個々のパーツが完成していたのだが、地球連合軍がオーブ侵攻作戦を行ったことでクサナギにより宇宙に運び出され、約1ヶ月をかけて最終組み立てと調整を艦内で実行。
戦場での兵士の士気高揚も考慮し、オーブ五大氏族アスハ家の息女であるカガリの搭乗を前提とし、パーソナルマークや型式番号を配置している。
当初、装着ストライカーは「強そうだから」というパイロットの希望により複合兵装であるI.W.S.P.が選ばれたが、もともとエースパイロットでも制御が困難なほどに複雑化した火器管制システムを初心者パイロットであるカガリが扱いきれるものではなく、結果的にエールストライカーを装備するにとどまった。
外見上はストライクと大差ないものの、ザフトが開発したセカンドステージシリーズのMSに採用されるVPS装甲や、パワーエクステンダーの技術は流出し、ストライクEなどに搭載されるなど術体系の観点でいえば後期のMSに与えた影響はとても大きい。
最終更新:2024年12月02日 17:35