【名前】 |
駆紋戒斗 |
【読み方】 |
くもんかいと |
【俳優】 |
小林豊 |
【登場作品】 |
仮面ライダー鎧武 |
【初登場話】 |
第1話「変身!空からオレンジ!?」 |
【分類】 |
人間、アーマードライダー→オーバーロードインベス |
【詳細】
ビートライダーズの1つ、
チームバロンのリーダーとして君臨する青年。
年齢は20歳。
両親に関しては描写はあるものの、『鎧武/ガイム外伝』の『仮面ライダーバロン』パートにおいて、幼少期に両親2人は亡くなったことが判明した。
強者を絶対とし、弱者を認めない弱肉強食主義者で、弱者は強者に服従するなどあるべき場所に収まって然るべきだと考えている。
そのため弱者が群れたりすることを良しとしないが、その一方で高みを目指し、強くなろうとする気概を見せる者に対しては寛容な精神を見せており、後にチーム鎧武に対してはその意味で見所があると称している。
木登りをして降りられなくなった子供に、助けを待ちつつそこでずっと泣き続けるか、
自分だけの力を頼りにそこから飛び降りるかと厳しく問いかけた結果、
勇気を出して飛び降りた子供を受け止め、温かく接してその行動を褒めたこともある(第2話)。
幼い頃に父親が経営していた駆紋工業所をユグラドシルに潰された過去がある。
ユグラドシルに対して強い敵愾心と嫌悪感を抱き、彼の上記の生き様を決定づけるきっかけとなっている。
第31話では「弱者は強者に踏みにじられる」と語り、ユグドラシルが潰した父親の工業所が強く印象に残っている模様。
後に
高司舞がそんな自分と似た境遇にあることを知り(第8話)、その後も気にかけるようになった。
クールな自信家で持ちかけられた勝負にも恐れず受けて立ち、自らの障害となり得る者には相手の戦意の有無を問わず自ら戦いを挑み、退けようとする好戦的な性格でもある。
強さに対するこだわりも強く、勝負事においてはルールに乗っ取った真当な手段で勝つことを信条としており、自分の仲間であろうと卑怯な手を使うことは許さない。
また、力は手に入れるだけではなく、使いこなさなければ意味が無いとして戦極ドライバーの性能を研究し、その機能を他のライダーよりもいち早く理解した。
しかし、勝利に対する姿勢や執念も当然強く、上記の信条も裏を返せばあらかじめ定められたルールに差し支えることさえなければ、勝つための手段を選ばない。
例として、インベスゲームにおいてはコントロール出来る技量を持つことで3体同時に召喚して数で圧倒したり、光実が提案した森に突入して多くのロックシードを手に入れるというクリスマスゲームにおいては開始直後にインベスが大量に襲ってくる不測の事態が起きるものの、
その時は「もうゲームの開始は宣言された」「インベスを倒すことはルールに関係ない」と言ってその場のインベスを捨て置いて抜け駆けし、いち早く森に突入した。
この姿勢から
凰蓮より、今後更に強くなるであろう素質を見込まれている(第7話)。
だが、彼そのものはあまり喧嘩に強くなく、生身でインベスやライダーの攻撃を凌ぐシーンが多い紘汰と比べてもあまり運動能力が高いとはいえず、アーマードライダーとなってからの戦歴は正直なところ芳しくない。
実力で負けてもなお、心が折れなければ負けたことにはならないとしてどんな強者にも挑み、噛み付き、食らいつく鉄の心ともいうべき強靭な精神力が彼の最大の武器である。
一人トランプに興じることもあり、山札を華麗にバラけさせ器用に様々なシャッフルを繰り返している。
トランプを手裏剣のように飛ばす行為も得意であり、作中ではカードを飛ばして突き立てたテレビの画面を割るなどその腕前はプロ級と言える。
戒斗本人はダンスにさほど興味はなく、トップに君臨するためにチームを率いていただけであり、ビートライダーズのランキングにおいてもダンスの実力というよりもインベスゲームの実力で高いランクに位置している。
インベスゲームでは複数のロックシードを同時に解錠し数で相手を圧倒する戦法を多用、アーマードライダーとなってからも苦手な防御面を補うため複数のインベスを同時に使役しカバーしている。
ビートライダーズのランキング下位の立ち位置に置かれながらも自分達に抗うチーム鎧武に止めを刺すべく、フリーパスを賭け相手チームの存続を商品とする勝負に挑むが、ランクAの錠前でシカインベスを呼び出した紘汰にインベスを蹴散らされ敗北。
さらに
ザックとペコの横槍によりインベスが暴走し、鎧武に変身した紘汰に助けられた上、勝負にも敗北してしまう。
その後は戦極ドライバーに興味を示し、その力を1人駆使する紘汰に対して使い方が成っていないと嫌悪感を表していた所、シドに話を持ちかけられ、戦極ドライバーとバナナロックシードを手に入れて仮面ライダーバロンに変身する。
鎧武とのロックビークルを用いた勝負中、ヘルヘイムの森に迷い込み、そこにある果実が戦極ドライバーの効力でロックシードに変化すると知ると、
積極的に森でインベスを倒しつつロックシードを集め、それを餌に他のチームを強引に傘下に組み込んだ。
しかし、彼の強引な性格ややり口に不満を持つ者も多く、傘下チームの
城乃内秀保と
初瀬亮二には彼らがアーマードライダーになった直後に反旗を翻された。
結局連合チームは少しの間保っただけで、戒斗が興味を失ったことも有り瓦解。
その後、ビートライダーズ同士が和解しようとする中、ダンスに興味のない自分はバロンに居場所がないと知り、リーダーの座を
ザックに明け渡した上で
チームバロンを脱退した。
本格的にユグドラシルとことを構えようとするも斬月・真に敗北し黒影トルーパーにより捕らえられてしまう。
そこで
戦極凌馬に出会い、ユグドラシルの計画を知った彼は、洸太の手引で無事脱走成功した後、ユグドラシルが本当の強者かどうか見極めるべく、鎧武ととともに再び本社ビルへ突入を試みる。
鎧武から事前に渡されていたスイカロックシードによりシグルドを圧倒し潜入に成功するも、追いかけてきたシグルドの攻撃により負傷。
直後凌馬が現れ、彼の口からヘルヘイムの真実を知るが、それを「真の強者だけが生き残るために都合がいい」と判断。
その考えを凌馬に気に入られ、オーバーロードの存在を教えられた後は日本語の辞書を森の各地にばら撒くという方法でオーバーロードの一人、デェムシュと接触を持った。
その圧倒的な力に成すすべなく追い詰められるもマリカの応援で離脱に成功。
人間をとるに足らない弱者と見下しているオーバーロードに対し、人間として彼らを圧倒し組み伏せた上で要求を突きつけようとしているものの、その要求が現時点で何であるのかは不明。
紘汰とは考え方の違いから幾度も激突を繰り広げているが、そこまで憎く思っているわけではなく、デュークに圧倒される鎧武を助けに飛び込んだこともある。
また、共通の敵と戦う際には息のあったコンビネーションを見せ、自身のロックシードを渡したりするなどしていた。
仲間と認めたものに対しては普段の彼とは思えないほどやさしい一面を見せ、負傷したペコを自身のプライドより彼の治療を優先しブラーボを目の前にしながらも撤退したこともある。
26話にて湊燿子から
戦極凌馬から受け取った「切り札」、ゲネシスドライバーとレモンエナジーロックシードを受け取り、再度デェムシュと対戦。
新世代ライダーの中でもトップクラスの戦闘力を誇るデュークと同じ組み合わせなだけはあり、以前は全く歯が立たなかったデェムシュに対し互角の戦闘を繰り広げ、ソニックボレーにて手傷を負わせることに成功。
この戦い以後、デェムシュからは「赤いの」として強い敵意を向けられることになる。
その戦いは鎧武が割って入り、デェムシュがレデュエの仲裁で撤退したこともあり引き分けに終わるも、考え方の違いから対立する紘汰と決着つけようと違いの最大戦力でぶつかろうとする。
だが、鎧武がカチドキアームズになるためアームズをパージした瞬間、背後からの不意打ちで龍玄が発泡してきた瞬間を目撃。
変身解除し気絶した紘汰にトドメをさそうとする龍玄を阻止し、その姿勢にこれまで見ないほどに激高して退ける。
そして光実を「敵」とみなしつつも、これまで彼を頼りになる後輩として頼っていた紘汰を見てきたためか直接的に教えることはないものの、
それとなく紘汰の近くにいて光実が罠を仕掛け紘汰を呼び出した際は即座に先回りして助けに入るなど、人を信じ過ぎる紘汰を守ろうとしている。
29話では森の探索に入ると「こいつはどうせ手分けしてシドを探そうと言い出すに決まってる」とある意味直接的な忠告をするも、言葉の意味を深くは考えない紘汰には通じなかった。
森のなかでシグルドと戦い、その後再度デェムシュと戦うが、突如生じたクラックからデェムシュが沢芽市へと逃走したため、鎧武と共にクラックを通って沢芽市へと帰還。
警官隊を蹴散らすデェムシュに挑むも強烈な攻撃を受けて変身を解除。同じく重症を負って変身を解除した紘汰をチーム鎧武の本拠地まで連れて行き、そこで自らの強者理論を語ったあと、
ザックと共に再びデェムシュの元へと向かい交戦に入る。
36話でレデュエにより腕に手傷を負わされ、ヘルヘイムの植物が侵食し始める。
後の43話で仮面ライダーデュークの策略により、窮地に立たされたおりにヘルヘイムの果実を喰らい、長い期間の抗いによって耐性がついていたことでフェムシンムのオーバーロードインベスと同等の存在「ロード・バロン」へと変貌する。
最終決戦では相対する鎧武極アームズに敗北し、命を落とした。
デェムシュと接触する前辺りの時間の話『鎧武外伝 仮面ライダーバロン』ではそっくりのシャプールという人物と出会って入れ替わり、シャプール暗殺事件に巻き込まれていく。
『MOVIE大戦フルスロットル』では機械生命体メガヘクスの力で、メカ人間として復活。
メガへクスが完全に再現したことが仇となって、バロンに変身し、個に執着するメガヘクスに反旗を翻す。
かつての仲間達と共にメガヘクスと戦う。
メガヘクスの消滅に伴い、バロンの姿のまま機能が停止した。
【仮面戦隊ゴライダー】
湊燿子と共に謎の世界に迷い込む。
本来は上記のように命を落としており、データとして蘇生した存在の1人。
バロンに変身し、怪人軍団と戦った。
最終更新:2023年10月01日 23:46