「パッカーン! ムテキ! 輝け!流星のごとく! 黄金の最強ゲーマー! ハイパームテキ、エグゼイド!」
【詳細】
マキシマムゲーマーの状態でハイパームテキガシャットをゲーマドライバー上部に接続、ハイパームテキスイッチを押すことで変身するエグゼイドの最強形態。
レベル99を超え、レベルという概念を超越したまさしく最強のエグゼイド。
変身時は「ハイパー大変身」とコールする。
初回は宝生永夢単独では変身できず、バグスターのパラドと融合し、完全な抗体保持者の状態を維持しなければならない。
その後はパラドと融合せずとも変身できていたため、パラドにリプログラミングを行った際にゲーム病の症状に変化が起きていたため変身が出来なかった可能性もある。
そのボディは金色に輝き、単純な身体スペックも仮面ライダークロノスを上回る上に、後述するが防御面でも完璧な能力を有する。
そのスペックは平成仮面ライダーシリーズ始まって以来の数値である。しかも本気を出すと更に倍になる。
変身シーンはハイパームテキスイッチを押した後、マキシマムゲーマーからエグゼイドが射出され、ムテキガシャットの内部で実体化した黄金の強化アーマーがエグゼイドと融合、
全身が光り輝くムテキの力を発揮する。
初回以後はほとんど直接変身していた。
【各部機能】
ハイパームテキ状態のマイティを意識した頭部EXヘッド-MTKには様々な機能が集約されており、
その瞳の部分ホログラムアイライトと呼ばれハイスピードカメラ並みの撮影機能と夜間戦闘用の発光装置を搭載し、ゲームエリア内の全バグスターウイルスを瞬時に解析することが可能。
額にはリアクトクリスタルと呼ばれる索敵装置を備え、ゲームエリア内の全ての動体反応を補足、識別し、自動的に追跡マーカーをセットする。
更に内部モニターのレーダーマップは補足した敵や味方の残存体力、要救助者の位置などが表示される。
頭部の中央にそびえるハイパーライドブレードは敵の戦闘システムに干渉し、攻撃力や防御力に影響を及ぼす全ての機能を停止させる。
髪のように見えるハイパーライドヘアーは伸縮自在の刃であり、頭部を激しく振り回すことで周囲を切り裂く黄金の竜巻を発生させる。
この部分にはスパーキングリッターという発光強化粒子を貯蔵することができ、これを全身に噴射することで一定時間戦闘力を倍加することが出来る。
全身発光状態は変身直後にも現れており、その状態ではパンチ力やキック力などが2倍に強化。
ただでさえ他のライダーの上を行くムテキゲーマーの打撃力は256tにも及ぶことになる。
なお、スパーキングリッターは脚部や腕部を保護するアルティメックガードにより流れが管理されており、
余剰分をハイパーライドヘアーに貯蔵することでオーバーフローを防いでいる。
全身を覆うムテキギアスーツは変身者の動作を補助、強化することで常人離れした身体能力を発揮する。
過去の戦闘データを踏まえた調整が施されており、装着者の技量に合わせて反応速度が引きあげられている。
更に胸部には全身を保護する黄金のアーマーEXムテキアーマーを装着。これには全身機能を管理する装置が組み込まれており、
必殺技発動時の完全無敵状態を再現、維持する役割を持つ。
この効果により敵の持つあらゆる能力、そして攻撃が全て無効化されるため、ダメージを受けることはない。
攻撃力が極限まで高められたEXコンプリートアーム、EXコンプリートレッグは凄まじい威力を生み出し、視認不可能な打撃を高速で相手に叩き込む。
その威力、スピードはエナジーアイテムを最大限に使用したものに匹敵。
その高い威力をヴィクトリーファイトグローブ、ヴィクトリーファイトシューズの攻撃範囲を自動調整する機能で多段ヒットさせることが可能。
ヴィクトリーファイトグローブはグローブ表面を通してガシャコンウェポンとデータの連動を行いその威力を10倍に強化、
ヴィクトリーファイトシューズはエア噴射により長い滞空や無限ジャンプを可能にする。
劇場版にてその能力が披露されたが、ほとんど飛行している状態であった。
両肩にはスパーキングショルダーを備え、自分とゲームエリアを遮断する特殊なフィールドを形成。
これによりゲームエリアの時間を停止させるクロノスのポーズ能力などの敵の特殊能力を無効化することが可能であり、ムテキゲーマーはクロノスのポーズが発動した時間停止空間の中でも動くことが出来る。
更に、ゲームエリア内に時空の歪みを発生させて任意の場所に瞬間移動することも可能
必殺技は強撃破砕システムを起動することで発動する「ハイパークリティカルスパーキング」。
ガシャコンウェポンでの必殺技の名称も「ハイパークリティカルスパーキング」である。
両方ともに最初は大したダメージはないが、時間差で蓄積したダメージがやってくるという鬼仕様の技だったりする。
【活躍】
第36話で初登場。
大体32話あたりで登場することが多い平成ライダーの最強フォームだが、エグゼイドではやや遅い登場となった。
最初に変身しようとした時は変身できず、パラドと永夢が融合することでようやく変身が可能に。
クロノスのポーズ機能を無力化し、そのスペックで正面からクロノスを圧倒。
ハイパークリティカルスパーキングでクロノスを撃破した。
第37話では融合なしに変身、クロノスやカイデンバグスター(レベル60)と戦っている。
第38話では仲間に戻ったブレイブレガシーゲーマーと共にクロノスを変身解除まで追い込んでいる。
第40話ではパラドクスと一緒にクロノスを倒すが、檀正宗のゲーム病の真の力が発現し、クロノスの力「リセット」が発動すると共に「ハイパームテキガシャット」が消える事態となったが、
第41話ではゲンムが苦労して開発した「新たなハイパームテキガシャット」と新アイテム「セーブのエナジーアイテム」が発動、クロノスのカ「リセット」は無効化された。
仮面ライダーの最強形態は後半に登場するため、敵も強い個体が登場する場合が多く、最強形態と言えど苦戦は免れないこともある。
しかし、ムテキゲーマーは文字通り終始無敵であり、上述の通りクロノスを正面から打倒する戦闘力は変化せず、
レベル60のバグスターを瞬殺、強化されたゲムデウスクロノスの攻撃を受けても膝をつくだけで、変身解除せず、単独で互角に戦ってみせるなど、
エグゼイド最強形態の肩書に恥じない圧倒的な強さを終始発揮していた。
本編最終話から1年後における劇場版においても変わらずの力を見せ、ゲムデウスマキナの力を物ともせず、互角以上に戦い撃破に成功。
『平成ジェネレーションズFINAL』ではバイカイザーに対抗し終盤で変身している。
『ビヨンド・ジェネレーションズ』ではクローンライダーの第1陣として登場、ユーリが精神体として融合した。
【余談】
スペックは全て128という数字で統一されており、平成仮面ライダーシリーズでは最高数値の最強形態といえる。
それでいて一時的にその威力を2倍に引き上げることができるため、単純なスペックでは並ぶもののない凄まじい能力を有する。
「ある特定の条件を満たした状態を常に再現し続ける」という能力はハイパームテキガシャットの開発者である新檀黎斗が檀黎斗だった時代に作った、
デンジャラスゾンビガシャットのライフジェルアーマーの能力に酷似したものである。同じ作者故に無敵状態の再現となると発想が似たものになるようだ。
「中間強化形態に当たるフォームの変身アイテム+外付けの最強変身アイテム」というギミックはカチドキロックシード+極ロックシードで変身する
仮面ライダー鎧武 極アームズに酷似している。
この状態のエグゼイドは簡単に言い表すと「状態異常などのデバフ無効、相手のバフを強制停止、特殊能力の無効、自分だけスペック2倍のバフ任意で発動」とチートにも程がある存在である。
性能的に弱点は見当たらないほどだが、変身する条件として永夢がパラドに感染した状態を保つ必要があり、
パラドが消滅してしまうと永夢のゲーム病が治ってしまうためムテキゲーマーどころか、エグゼイドへの変身が不可能になるという重大な欠点が存在する。
ムテキゲーマーを力づくで倒し切ることが難しいと判断したクロノスは狙いをパラドに集中させており、ラスボスすら警戒した上で対処しなければならないという、この力がどれほど規格外かわかるだろう。
なお直接変身では、
「ハイパームテキガシャットとマキシマムマイティXガシャットを同時に起動」
↓
「ゲーマドライバーにマキシマムガシャットをセットし、レバーを展開する」
↓
「ムテキガシャットをマキシマムマイティに接続」
↓
「アーマライドスイッチとハイパームテキスイッチを同時に押す」
という一連の動作を取るが、実際の玩具版においても同様の操作で、待機音声は仕方ないがほぼそのままムテキゲーマーへの変身再現が可能である。
放送終了して2年ほど後に「光るそば」のCMにてイメージキャラとして登場している。
最終更新:2024年12月11日 14:15