「レベルアップ! タドルレキシ メザメルキシ タドルレガシー!」
【詳細】
鏡飛彩がゲーマドライバーにタドルレガシーガシャットをセット、アクチュエーションレバーを展開することで変身したブレイブの最強形態。
変身時は「術式レベル100(ハンドレッド)」とコールする。
玩具版での音声は「辿る歴史 目覚める騎士 タドルレガシー」と表記されている。
仮面ライダートゥルーブレイブが使っていたものと同じ見た目、音声のガシャットを用いており、装備しているアーマーはカットされた大理石を思わせるものであるのも変わらない。
しかし頭部デザインや、腰のマントが無いなどの差異がある。
魔王の力を操るファンタジーゲーマーから一転し、白いアーマーを身に纏う勇者の如き神々しい見た目が特徴。
魔王と勇者の力を併せ持つ主人公を操作する「タドルレガシー」というゲーム同様に、両者の相反する力を一つにまとめあげた騎士系のライダーとして最高峰の力を有する。
単純なスペックはマキシマムゲーマを装着したエグゼイドレベル99、2つのゲームを合わせたパラドクスレベル99に匹敵するが、
わずか1とは言えレベル差がそのまま両者の戦闘力の差になるエグゼイドの仮面ライダーの特性を有するため、
パラドクスレベル99、グレングラファイトバグスター(レベル99)を両者相手取ってもなおも圧倒するだけの凄まじい戦闘力を持つ。
勇者が魔王を倒すオーソドックスなロールプレイングゲーム、「タドルクエスト」。
魔王が勇者を倒すあまり類を見ないタイプのロールプレイングゲーム、「タドルファンタジー」のデータを元にし、
勇者が魔王の力を得て更に強化し捕らわれの姫を救うRPGゲーム、「タドルレガシー」がソース元。
勇者と魔王の融合型のレガシーゲーマをレベル2が装着、各部パーツが展開し変身が完了する。
レベル2への一旦の変身も従来の変身エフェクトとは一線を画する演出となっている。
【各部機能】
タドルレガシーの主人公キャラである魔王と勇者の融合した力を得た老勇者をイメージした頭部、BRヘッド-LGC100は耐爆メタルコーティング剤が塗布されたガードライドヘルムによって守られており、
額に備わる巨大な球体はシグナオーブと呼ばれる索敵装置で周囲の動体反応を識別、反応し自動で追跡マーカーをセットする。
その顔面はブレイブレベル2のマスクにレガシーフェイスバイザーがかぶさる形で保護しており、戦闘ダメージから頭部を保護する役目を持ち、センサーの強化も担っている。
ファンタジーゲーマーでは魔王の角であった部分は羽のような装飾のレゾリューションウイングと呼ばれる強化装置になっており、
味方が攻撃を受ける度に自分の攻撃力を2%ずつ上昇させ、さらに味方が戦闘不能になるとその直後に放つ必殺技の威力が一度だけ2倍に増幅される。
胸部のライダーゲージはグランレガシーキュイラスに保護されているため見ることはできない。
この部位は魔王の力を最大限に引き出すことで戦闘に関わる全機能のリミッターを強制解除し強大な力を発揮できる。
その代わり装着者に掛かる負担は無視されているが、勇者の力を持つサンクチュアリマントは時間経過に伴う体力回復機能があり、
これによってリミッター解除による負担を回復で打ち消すことが可能。
このマントは連続使用こそできないが、腕部を通して治療魔法を放ち、仲間のライダーゲージを回復させることさえ出来る。
ゲージ回復能力は他のライダーが持っていない珍しい能力で、パラドクスがエナジーアイテムを使って体力を回復しているシーンはあったが、
回復アイテムを使うことでゲージが回復するというシーンがないため恐らく唯一無二の力(余談にてさらに詳細を記述)。
レベル100としての能力を反映したゲインライザーにより、クロースファイトグローブ、クロースファイトシューズによる打撃力はさらに向上し、
両肩を覆うマスターブレイブショルダーにより装備中のガシャコンソードによる斬撃は10倍に跳ね上がる。
他、このショルダーアーマーは全身を堅牢な防護障壁をすることで某RPGに出てくる鋼鉄化呪文のように一定時間あらゆる攻撃を無効化出来る。
しかし、あくまで攻撃を無力化するだけなので、ゲームエリアの時間を停止させるポーズは防げない。
必殺技はガシャコンソードにタドルレガシーガシャットを装填して発動する「タドルクリティカルフィニッシュ」。
また、キメワザスロットホルダーにタドルレガシーガシャットをセットし強襲撃砕システムを起動して発動する「タドルクリティカルストライク」。
レベル2などの技と同様の名称となる。
【活躍】
第37話にて登場。
第36話で変身しようとするも、ガシャットの起動に伴う「強い覚悟」が足りなかったため変身はできなかった。
そしてムテキゲーマーに敗れ、なりふり構わなくなった檀正宗から、エグゼイドのゲーム病を治療し変身できなくするため、パラドの抹殺を強要される。
愛した女性の百瀬小姫のデータを人質に取られている飛彩は、自分の手で彼女を取り戻すという悲壮な決意の元、ついに変身。
パラドクスレベル99を圧倒し、必殺技の競り合いにも打ち勝ちゲージ消滅一歩手前まで追い込んだ。
しかし、仮面ライダークロニクルクリアのためパラドクスを自分の手で倒そうとするニコの乱入により「白けた」としたパラドクスは撤退し、取り逃がしてしまう。
結局その場はグラファイトを倒すことは出来ず、花家大我の命と咲姫の命を天秤にかけられつつも、
「世界一のドクターになって」という彼女の言葉通りに生きると決めた飛彩は正宗から離反し「CR」に復帰した。
その後もブレイブの最強形態としてクロノスと激しい戦いを繰り広げている。
劇場版エグゼイドにおいても登場。
本編では披露されなかった他のライダーのゲージ回復能力が描写され、力を抑え込まれたゲムデウスマキナと正面から互角に戦うも、マキナが力を取り戻すと圧倒され、変身を解除してしまった。
【余談】
おそらくスーツは春映画に登場したトゥルーブレイブの改造。
大理石のような文様は塗装再現とのこと。
上述した回復能力だが、一度減ったゲージは変身を解除しないともとに戻らない。
しかし、ゾンビゲーマーのように変身解除やエリア離脱を妨害してくるシステムを持つ者もおり、場合によってはエナジーアイテムによる回復が必要になる場合もある。
胸部にライダーゲージが表示された全てのライダーの各部機能の説明には体力が減った場合、回復アイテムを使って回復させられるという旨の記述があるが、
回復アイテムを使ったのはパラドクスとスナイプレベル50。
両者ともに「胸部アーマーでゲージが見えない」タイプのライダーであり、使ったアイテムでゲージまで回復しているかどうか窺い知ることはできなかった。
だが、このレガシーゲーマーは明確にライダーゲージを回復できると明言された存在であり、レベル100という大台に乗ったライダーとして相応しい能力と言える。
というか、昭和も含めて仮面ライダーで防御が硬いとか、回避能力が凄いというライダーは数多くあれど、仲間を回復できるという能力を持ったライダーはこのブレイブくらいしかいない。
最終更新:2024年09月24日 20:36