仮面ライダーグレア

「GLARE, LOG IN. INSTALL. DOMINATE A SYSTEM GLARE」

【ライダー名】 仮面ライダーグレア
【読み方】 かめんらいだーぐれあ
【変身者】 ギロリ
【スペック】 パンチ力:32.2t
キック力:64.4t
ジャンプ力:ひと跳び83.5m
走力:100mを2.3秒
【声/俳優】 忍成修吾
【スーツ】 小森拓真
【登場作品】 仮面ライダーギーツ(2022年)
【初登場話】 14話「謀略V:怒りのグレア」

【詳細】

ギロリがヴィジョンドライバー(ゲームマスター用)にプロビデンスカードを読み込むことで変身した仮面ライダー。

デザイアドライバーを使うDGPライダーとは全く異なるシステムで構築された存在であり、
圧倒的な身体能力とヴィジョンドライバーによるゲームへの干渉能力、そして全身各部に備えたヒュプノレイを使った制御乗っ取り等様々な能力を持つ。

デザイアグランプリのゲームを根底から覆しかねない性能を持つが、弱点としてはヴィジョンドライバーはゲームマスター用であり、高い権限を持つものの更に上のゲームプロデューサーの権限を使えば変身能力が剥奪されてしまうこと。
また、高い戦闘力を持ち、ヒュプノレイを利用して洗脳したライダーをレイズバックルで強制武装させることも可能で数の暴力を用いることも可能だが、
自分自身を強化できるわけではないため変身者本人のスペックを超える相手、要は自分自身が高いスペックの相手を複数相手取るにも限界がある…自分自身が数の暴力に晒された場合、相手取るのは変身者の技量に依存するのも欠点といえば欠点。

ゲームマスターにのみ許された力であり、デザイアグランプリに参加しようものなら、チートもいいとこで他の参加者等相手にもならないだろう。
しかし、後にヴィジョンドライバーは「創世の女神」と呼ばれる世界再編を成し遂げるDGPの根幹へのアクセス権限を有し、万が一にでも他者に奪われてしまった場合、世界はもとよりDGPそのものをいいように利用されてしまうことになる。

そのためかギロリは劇中常に警戒しているジャマトが登場していない場所や、ジャマトを排除したライダーバトル限定のゲームエリアでのみ変身していた。

後にヴィジョンドライバーを使ったライダーが2人登場しているが、ログイン名がそれぞれ異なるためこのグレアは実質的にギロリ専用のシステムとして構築されていると思われる。
登場回数は映画を含めて3回しかない。

【各部機能】

各種レイズバックルをつけ外し、リボルブオンでの装備上下入れ替え等の拡張性に特化したデザイアドライバーを使うライダーたちと異なり、拡張性を廃して単体での圧倒的性能を有する。

グレアの頭部はグレアマスクと呼ばれ、巨大な単眼を装甲で囲んだような見た目。
マスクの大部分を占めるグレアヴィジョンは、全身各部のカメラから情報をリアルタイムで処理した高次元映像を内部の半球状モニターに表示し、現実世界と仮想世界をシームレスに一望する。
額の部分から伸びるグレアアンテナは半径30kmに及ぶ範囲を観測する次元観測器であり、周辺環境や対象の詳細情報を取得してグレアヴィジョンに送る役割を持ち、視覚情報に正確な情報を上乗せし状況把握を補強する。
グレアアンテナの間に収まるディメンションシグナルは時空間の状態を常時モニタリングし、時空のゆらぎなど仮面ライダーの安定的な運用に支障をきたす事象を検知して警告を発する。
ダメージなどで変身解除を実行する場合もある。
側頭部にあるヘッドペデスタルは頭部機能を拡張子、メタマテリアルと呼ばれる未知の装甲材を採用し、ダイヤモンドを超える高い硬度を持ちながら優れた靭性(強度、あるいは粘り強さ)も兼ね備え、あらゆる衝撃を退ける。
口腔部を保護するグレアクラッシュは有毒物質等の侵入を防いで変身者の呼吸を維持し、水中での酸素の取り出しや無酸素環境での短時間の呼吸を可能とする。

仮面ライダーグレアの装甲はメタマテリアルで作られたディヴィジョンアーマー
両肩、胸部、両膝に1つずつ備わるヒュプノレイはディヴィジョンアーマーの一部が分離したもので、対象者の頭部に強制的に装着することで制御下に置く能力を持つ。
ヒュプノレイがライダーに被さる際、そのライダーのクレストギアを弾き飛ばして装着される。
各ライダーのライダーズクレストを象り視認性を高める役割を持つ部分をヒュプノレイに置き換えるため、制御下にあるライダーは元がどのライダーだったのか判別が難しくなる。
デザイアドライバーに装着されたIDコアを見れば判別は出来るだろうが、操られるライダーの攻撃を掻い潜りながら相手を見極めるのは厳しいだろう。
洗脳したライダーの名称は不明のまま(書籍などではGMライダーと便宜上呼称されている)。

変身と同時にスーツ型戦闘力強化デバイスであるデフレクトスーツが展開。
ヴィジョンドライバーからエネルギー供給を受けることで身体能力を飛躍的に向上させて出力する。
全身各部にデフレクトピットと呼ばれる円形のパーツを持ち、電磁偏向シールドであるサークルデフレクターを展開し相手の攻撃を防ぐ鉄壁の防御力を誇る。
14話でのパンクジャックとの戦闘時に展開していたバリアがこのサークルデフレクターと思われる。

両腕のグレアアームはヴィジョンドライバーからエネルギー供給を受け、まったく重さを感じること無く対象を持ち上げることが可能。
グローブ部分であるオプティマニピュレーターはパンチ力や握力を強化してデザイアグランプリのプレイヤーを圧倒する。
打撃の瞬間にデバフプログラムを対象に流し込み、相対的なパワーバランスを調整するというゲームマスターならではの能力も備える。

大腿部のグレアレッグはヴィジョンドライバーから供給されるエネルギーを足先に収束し必殺技を発動する。
ブーツ部分のオプティマスレガースはキック力やジャンプ力を強化してデザイアグランプリのプレイヤーを圧倒する力を発揮する。
サークルデフレクターを足裏に展開し、空中に足場を作り優位な立ち位置を確保する。

ヴィジョンドライバーにプロビデンスカードを読み込ませ、その回数に応じた必殺技を発動するが名称不明。
公式サイトの個別ページでも各部説明で「必殺技」とされるだけで名称が書かれていない。

これは恐らくグレアが運営側のライダーであり、オーディエンスと呼ばれるDGPの観客達にとっては応援対象外、撮影舞台の裏側でこそ活動すべきライダーであるためと思われる。

【活躍】

14話にてゲームマスターとしての正体を英寿に明かしたギロリが変身。

失望したと言い放ち切り捨てたパンクジャックモンスターフォームと戦うがスペック差から次元の違う圧倒的な力を見せつけプロビデンスカードを一回読み込んだ必殺技で撃破。
それと同時にヒュプノレイを被せることで制御下に置き、英寿をミッション不達成によるゲームオーバーでリタイアに追い込んだ。

その際のDGPルールは「ゲームマスターは、ゲームの勝敗を操作してはならない。」という皮肉の聞いたもの。

しかし、15話では英寿はそれを想定した復活策を講じており、それによって記憶を取り戻し、更には過去デザ神となって実現した願いによって参加権まで得て復帰してしまう。

それでもなお英寿の完全排除を画策し、16話でタイクーンとナーゴを焚き付けその影からギーツに攻撃して排除を狙うも、ゲームマスターによるヤラセ行為を祢音がスポンサーである自身の父を通してゲームプロデューサーに報告したことで立場が危うくなり、ギーツ、タイクーン、ナーゴの3人の同時必殺技を受けきれずダメージを受け、ニラムから変身権限の剥奪と共にゲームマスターを解雇されてしまいギロリは消滅してしまった。

その後、着任した新たなGM、チラミは仮面ライダーグレア2へと変身しているが、公開されているスペックは軒並みでグレアの下位互換であり、ギロリ自身の戦闘力の高さが伺いしれる。
なお、『MOVIEバトルロワイヤル』にも登場。

「慕情編」ぐらいに配信された『仮面ライダーパンクジャック』でも登場。

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最終更新:2023年11月28日 22:37